専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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10月5日(水)
今日は午前中、総代会開催のため、通り報恩講はお休み。
総代会といっても、今日はひたすら書類の袋詰め作業と仕分け作業。
お世話になりました。
そして、夜は広教法寺にて呉東組法中会。
その前にお通夜もあったので、夕方早めに水撒き。
秋明菊が次々咲き始め、その奥にはもうそろそろ女郎花が終わり頃。
そして、さらにその奥の糸薄が夕日が沈んだ頃、輝く穂が何とも。
先日、植えた藤袴もつぼみがだんだんつき始め、アサギマダラ、やって来るかなと楽しみにしながら夕涼み。
今夜の法中会は、いつものように報告と確認で終了。
帰宅すると、結構風が吹いて、少しヒンヤリ。
そろそろウィンドチャイムもお仕舞いしなければ。
今週末は呉東組仏教壮年会連盟の研修会、広南中学校の文化祭、週明けには呉東組聞名講と、久しぶりに行事が続く。
と同時に通り報恩講も。
季節の変わり目。
どうぞ、体調に気をつけて。
9月30日(金)
今朝、石泉文庫虫干し法座御満座。
二河白道の
「百歩」とは、
人寿百歳に譬ふるなり。
『二巻鈔(愚禿鈔)』の中で、親鸞聖人はこの白道の長さが百歩と言うのは人の寿命百歳に譬えられたものだとお示しくださった。
「人間五十年」とは織田信長。
親鸞聖人ご在世の鎌倉時代の平均寿命は?と調べてみたら、何と24歳だそう。
と言っても、この時代は幼くして亡くなる子どもが多かったこともあってのこと。
また、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を見ていると、毎週誰かが亡くなっていく。。。
初代鎌倉殿「源頼朝」は落馬が原因で51歳で亡くなり、義経・木曾義仲は30歳で。
でも、北条政子は68歳、その父で初代執権時政は77歳。義時は59歳。
法然聖人は80歳、そして親鸞聖人は90歳。
そう思うと、この白道、人によって短くもあり、長くもあるのかな。
また、親鸞聖人は〈みち〉を「道」と「路」とに区別された。
恐る恐る、不安を抱きながら、疑いを抱きながら歩むのが「路」。
お釈迦さまの「行け」(発遣)、阿弥陀さまの「来い」(招喚)の呼び声に身をまかせて一心に進むのが「道」。
同じ4,5寸でもそれによって狭くも感じ、広くも感じる「みち」のお味わい。
法座が終わり、石泉文庫へ蔵書をお返し。
初日のように人数が多くないので、何往復しなければならないかと心配したけれど、
初日には出番がほとんどなかったこれが今日は大活躍。
2往復するだけで、10往復分くらいの力。
ただ、上り坂は少々きつい。。。
わずか4,5寸の道ではないけれど、この細い道を人力によってすべてお返しできた。
後に残ったのは、
虫干しの際にヒラヒラと舞い落ちた銀杏の葉っぱのみ。
防虫用に先人達が挟んでいたもの。
みなさんのおかげで、今年も無事虫干しを終えられ、ホッと。
ようこそのお参りでした。
9月29日(木)
今日も曇り空。
モズの高鳴きが聞こえてきた。
今朝、石泉文庫虫干し法座2席目。
昨日に引き続いて二河白道の話より。
先日、彼岸会の時に『念佛日和』に二河白道を紹介し、読み直している時、幅4、5寸、長さ100歩と言うのがピンとこなかった。そこで本堂の外陣を畳の縁に沿って歩いてみた。
でも、畳の縁は4、5寸ではない。
そこで、幅15センチほどの白いテープがあるだろうか、とAmazonで調べてみたら、ちょうどいいのがあった。
養生用テープなら、畳の上に貼っても大丈夫。
そう思って注文すると、法座前日に届く予定。
よかったと思っていたのに、先日の台風の影響か、一日遅れて昨日の夕方到着。
早速昨日の夕方、本堂に。
端から端まで貼ることも考えたけど、とりあえず半分。
半分でちょうど20歩ほど。
100歩と言うのは、この白道の5倍。
虫干しの後、総代さん方が白道を歩く。
平均台と同じくらいだと言う話が出た。
でも、後で調べると平均台は10センチ。
体操選手なら火の河、水の河のこの白道を歩めるのかな?
ただ、行け、来いの喚び声があってこその白道。
ようこそのお参りでした。
午後から本を片付けて、ロープも片付け、いよいよ明日は朝席の後、石泉文庫へお返し。
9月28日(水)
今朝は曇り。
朝席より石泉文庫虫干し法座。
コロナ禍で、マスクをしたままの作業になるのと、これまで行ってきた7月はここ数年天気の心配が大きくなったことで、9月後半に虫干しをすることに。
このたびは住職自勤で、朝席3席のみのご縁。
正信偈のおつとめの後、法話は先日彼岸会でお配りした『念佛日和』の二河白道の話より。
法話をしている最中、石泉文庫では総代のみなさんをはじめ、仏教壮年会の有志の方が2階の書庫からバケツリレー方式で1階へと下ろし、8時30分をまわると木箱を運ぶ声が境内から。
声が聞こえてきたので、きりのいいところで法話を終え、広南小学校6年生のみなさん、呉市よりお声かけしていただいてお集まりくださったボランティアのみなさんにご挨拶して石泉文庫へ向かっていただく。
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石泉文庫と専徳寺の間を何往復もして本を運び、本堂での虫干し作業を。
そして、終わった後、いつものように石泉文庫のことをプロジェクターを使ってお話。
いつもより質問をたくさん。
終わった後、子どもたちは個々に持ってきていたタブレットで、思い思いの写真を。
終わった後、昼前まで呉市役所の方と総代さんを交えていろいろと。
そして、ちょっと休んで午後3時から干した本の後片付け。
木箱に入っていた書物を、番号をもとにチェック作業。
なかなか大変な作業ではあるけれど、大変だからこそ守り甲斐のあるご縁。
明日も朝席より法座と虫干し作業。
どうぞ、お気をつけてお参りを。
広南小学校のWebサイトにも今日の虫干しの模様。
広南小学校(http://www.kure-city.jp/~hirms/)
→教育活動の様子→9月28日をクリック
来週、吉田松陰の松下村塾など、山口へ修学旅行へ。
今日の虫干しがいい形でつながるといいな。
ようこそのお参りでした。