専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
7月11日(月)
今日は午後から
この写真のちょっと奥にある小坪説教所にて呉東組聞名講の7月例会。
そして、下の写真が7月8日に公開された映画『こちらあみ子』(https://kochira-amiko.com/)のワンシーン。
昨年の今頃、この場所で撮影。
まだ観ていないので何とも言えないけれど、気になる作品。
今日の小坪説教所はたくさんのお参り。
皆さんと正信偈をおつとめし、ご消息の拝読。
その後、御法話に引き続いて御示談を。
今日も講長さんのご用意してくださった質問用紙の回答より。
東本願寺の前の歩道に「人間として生まれた意味を考えよう」と立て札で問いかけられています。
あなたはこの問いにどのように答えますか?
更には、このことを身近な人に伝えようと思いますか?
と。
〈仏法を聞かせていただき、御本願に遇うため〉との答えがたくさん。
この言葉が気になって調べてみたら、大谷派の宗祖親鸞聖人850年立教開宗800年慶讃法要のテーマが、
ちなみに本願寺派のスローガンは「ご縁を慶び お念仏とともに」。
今日はお隣の大谷派のこの言葉よりいろいろとお味わい。
そして、今年の降誕会の合掌チラシ
この言葉をどのように味わったらよいのかとの質問。
善人と悪人、皆さんと一緒にお味わい。
暑い中、ようこそお参りくださいました。
7月11日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は3年生。
読んだ絵本は、
『きっと きこえるよ――被爆樹木の絵本――』
先日7月1日が呉空襲の日。
来月8月6日が広島に原爆が投下された日。
そして、今ロシア・ウクライナの問題等、少し「平和って何?」と考えてくれたらいいなと。
この絵本は、広島市内の小学校で読み聞かせボランティアをしているお母さん2人が被爆樹木のことを絵本にしたいと0から作った絵本。
読み終わった後、あとがきを紹介。
広島で育ち、 広島で子育てをする私達は、地元の小学校で読み聞かせのボランティアをさせて頂いています。
2017年の冬、 ANT – Hiroshima 代表 渡部朋子氏の講演会に参加した藤原から
「被爆樹木が主人公の絵本を一緒に作ろう。」
と村本に声がかかり、本当にゼロからの絵本作りがスタートしました。
それから完成までの1年8ヶ月の間、 この絵本は私達に多くの学ぶ機会を与えてくれました。その中で、多種多様な平和活動を知りました。 平和活動がどんな方法であろうと、目的はひとつ。 世界平和だと思います。
この絵本を通して被爆樹木の存在に気がつき、 被爆樹木を通して戦前・戦中・今日までの出来事を想像して欲しいと思います。 1クラス30人のうち、1人でもそうすることで、心の中に“平和って何だろう” “平和って、いいな” “どうしたら平和は続くのかな” と、今の自分に出来ることを考えるキッカケとなる 種を心の中に植えてくれたら、と思っています。
だって、私達自身が、 被爆樹木からその 種 を もらったんですから。
老若男女、国内外の多くの方に見ていただき、多くの種が蒔かれることを願います。
ご支援くださいました多くの皆様、本当にありがとうございました。
2019年5月吉日 藤原美香 村本美香
一昨年、広島別院の被爆樹木ソテツから、たまたま知ったこの絵本。
私もその〈種〉をもらったので、お裾分け。
ちょっと3年生には難しかったかも知れないけれど、1冊小学校にもお裾分けしたので、その種から芽が出て花が咲くといいな。
7月8日(金)
今朝、案頭春の2つ目のつぼみがソーッと。
今夜は仏教壮年会の7月例会。
5月・6月と瑞獣を通してお寺に親しんでいただこうと話をしたが、同じものを続けると飽きてくる。
違った話題を取り上げるのも大事かなと、今回はお念仏を大切にされた方の話より。
倉田百三の『念仏と生活』(青空文庫)を紹介。
私の信仰を言いますと、念仏を申さるるように生きるという一語に尽きる。
で始まる比較的短い文章。
倉田百三と言えば、以前仏教壮年会・仏教婦人会共催のビデオと講演の夕べで『出家とその弟子』をビデオ鑑賞(2017)。
あの時、庄原まで倉田百三文学館へ行ったことを思い出しながら。
「念仏申さるるように生きる」
自然法爾章、『歎異抄』の第一条を読みながら、「念仏申さるるように生きる」についてお味わい。
終わった後、質問で石泉のことについて聞かれ、石泉の「念仏と生活」を少しだけ。
終わると、久しぶりに聞くスマホのアラート!!
呉市に大雨警報(土砂災害)・洪水警報が発令。
今夜は安倍晋三元首相のこともあり、いろんなことを考えてしまうけど、
ただ念仏申さるるように生きる。
ようこそのお参りでした。
どうぞ、お気をつけて。
7月3日(日)
今夜は阿賀西光寺にて、呉東組法中会。
組内の活動も動きつつあるけれど、急がず慌てず少しずつ。
甲斐虎山の作品集が出版されていると知り、取り寄せてみた。
甲斐虎山さんは、甲斐和里子さんの夫。
甲斐和里子さんは、祖母の父 足利瑞義の妹で、祖母は亡くなる間際まで、和里子さんのことを口にした。
父も幼い頃、転地療法のため、京都の甲斐和里子邸にしばらく滞在。
そんなこともあり、甲斐和里子さんの話は聞いていたのだけれど、虎山さんのことはあまり。。。
虎山さんのことを知らないわけが、ようやく少し分かったような気がする。
甲斐虎山は現代人として珍しい存在である。詩や書、絵画に素晴らしい技を持ちながら、世間に知られることはなく、自らも世の中に知られようとしないで、常に詩・書・画ばかりの生活を楽しむほかには何にも興味をもたないようだ。 彼の風貌を見ると、とても茫洋としていて、かつて天上界から人間界に追放されたという仙人が目の前に現れたかのようである。(9頁)
専徳寺に遺る甲斐虎山さんの絵。
「乙卯蒲月」とあるので、1915(大正4)年5月かな。
甲斐虎山(1867~1961)、48才頃の作品。
この本では画風模索の時代。
「明浄精舎」とあるのは、府中の明浄寺かな。
「南画」と言うのもよく分からなかったけど、この本を読むとへ~っと。
知ると親しみを持ち、
親しみを持つともっと知りたくなる。
少しずつ少しずつ。
7月2日(土)
今朝の中国新聞朝刊 呉・東広島版に、
5月31日にぶろぐでも紹介した〈長浜里山を愛する会〉と広南小学校4年生の子どもたちのサツマイモ植えの記事。
2018年7月6日の西日本豪雨災害から4年。
今年は早々と梅雨明けし、逆に雨不足が心配される中、7月6日は台風4号直撃との予報。。。
どうなるのかな。。。
今日は広南中学校の参観日。
2年生の参観授業は、
『広南もくりんかるた』。
起業企画に取り組む2年生。
~地域〈広南〉をもっと身近に~
そう感じられるよう、先生が地域のこと、学校のことをカルタにして、ゲームの中で広南を学習。
これまで取り組んできた集大成のようカルタ。
長浜のこと、小坪のこと、いろんなことを楽しみながら学べるので、是非とも永久保存版として残して欲しいな。
その後、恒例のジャンボ衣笠一門を迎えて広南寄席。
今年も1年生は落語に挑戦。
ただ、今年も例年どおり法務と重なり、寄席は観れず。。。
この炎天下。
境内に女郎花が咲き始め。
これからの台風情報に気をつけて。