永代経法要 2日目

5月29日(火)

雨の予報だったけれど、このあたりは一日降ることもなく、昨日に引き続いて永代経法要。

朝席 「待たせる」 約束の時間を過ぎて、どのくらい待つことが出来るかとのお話から。

なかなかいつまでも待ち続けるという人は。。。

私の場合は、法事の時間は時間ちょうど。

少しで早く行くと、「もう来られたよ!」との焦った声が奥から聞こえたりするし、お待たせすると今度はイライラ。

それで、きっちり行くようにすると、「JR並みですね」と。

阿弥陀さまは、十劫も昔からお待たせしてしまっているのに、それでも見捨てることなく。

そして、「倶会一処」またお浄土でまた会えると思っていたら、実は阿弥陀さまが。。。との話も。

  昼席

ぼんぶがほとけになることは ほとけがぼんぶになって ぼんぶをほとけにすること なむあみだぶつ

浅原才市同行よりお味わいより。 自覚のない私の重い症状について。

その診断をくださって、 夜席 その診断にもとづいて、六字丸の処方。

処方された南無阿弥陀仏を何の疑いもなくいただくことが、どうも今の時代は難しいらしい。

頷いて聞けるご縁を大切に。

 

夕方、ある方からお電話をいただいた。

「お説教」がありますか?との問いだった。

ちょうど今夜7時30分、明朝7時30らからありますと答えると、お説教には参ったことがないから、どんなことをされてるのですかと尋ねられ、簡単に流れをお話させていただいた。

そして、お参りしてもいいですかと尋ねられたので、どうぞと。

最近、電話での尋ねごとと言うと、お墓に関する話が多かったので、何とも新鮮。

ようこそのお参りでした。

2018年5月29日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 1日目

5月28日(月)

九州北部、四国地方が梅雨入り。

こちらも明日は雨の予報。

境内のアジサイも。

今夜から永代経法要。

御講師は、初めてお越しいただいた島根県温泉津、西楽寺の菅原昭生師。

温泉津(ゆのつ)と言えば、妙好人浅原才市同行。

わしわ せかいのひとの ほをとをにんであります ゆうもいわんもなく をやをしぬればよいとをもいました なしてわしがおやわ しなんであろうかとをもいました このあくごを だいざいにんが これまで こんにちまで だいちが さけんこにおりましたこと わしがちちをや 八十三さい を上しました を上どさまえ わしがははをや 八十四さい を上しました を上どさまえ わしもゆきます やがてのほどに をやこ三にんもろともに しゅ上さいどのみとわなる ごをんうれしや なむあみだぶつ

親鸞聖人も「主上臣下、法に背き義に違し、忿を成し怨を結ぶ」と大変厳しく激しい言葉を。

それでも、みんなみんなそれぞれにそれぞれの役割、立場を。

お浄土とは、人生劇場の舞台裏だそう。

  ようこそのお参りでした。      

2018年5月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月29日(木)

暑さ寒さも彼岸まで。

とはいうものの、日中20度を超える陽気に。

 

今朝の席で、春季彼岸会も御満座。

昨年のアメリカ空軍士官学校で起こった人種差別的落書きに対しての校長先生の話より。

「尊厳と敬意をもって他者と接することができない者は、出て行け。」

そんな事件を通して、本願「唯除」の御文に込められた仏さまの願いを。

     

ようこそのお参りでした。

2018年3月29日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月28日(水)

朝晩はまだまだ少し冷えるものの、昼は暖かくストーブいらず。

でも、他所に比べると、長浜の桜はちょっと遅咲き?

  今日も引き続いて、春季彼岸会。

朝席、昼席では、やさしい親鸞さまと厳しい親鸞さまのお話より。

夜席では、「あなたが大切」との仏さまの願いを。

『もっとおおきなたいほうを』(二見正直作)という絵本を読んでくださった。

以前読み聞かせで読んだことのある『えんまのはいしゃ』(くすのきしげのり 文)の絵を描いた方の作品。

人に聞かせていただくと、何とも深~い話だなぁ。

 
また、憲法の話も分かりやすく。

  明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

2018年3月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月27日(火)

日中は暖かく、桜の花もチラホラ。

ウグイスが鳴き、ツバメが飛び交い、夜席に向かう廊下ではもうカエルの声が。

 

今夜より春季彼岸会。

御講師は安浦町信楽寺 広幡康祐師。

ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』

I see trees of green, red roses too.
I see them bloom, for me and you.
And I think to myself, what a wonderful world.

I see skies of blue, And clouds of white.
The bright blessed day, The dark sacred night.
And I think to myself, What a wonderful world.

The colors of the rainbow, So pretty in the sky.
Are also on the faces, Of people going by,
I see friends shaking hands. Saying,“How do you do?”
They’re really saying, “I love you”.

I hear babies cry, I watch them grow,
They’ll learn much more, Than I’ll ever know.
And I think to myself, What a wonderful world.
Yes, I think to myself, What a wonderful world. Oh yeah.

緑の木々に赤いバラ、青い空に白い雲、当たり前のことが当たり前に存在する。

それが「何て素晴らしい世界なんだ」と。

とっても素敵なこの歌は、ベトナム戦争への嘆きから生まれ、差別に対する悲しみから歌われたのだそう。

 

『阿弥陀経』に説かれる「青色青光黄色黄光赤色赤光白色白光微妙香潔」。

お浄土は、何でもかんでも金ピカでなく、あるがままの姿が尊いことを示してくださる。

尊いからこそ光り輝いている姿を、金ピカで表現しているのだなぁ。

それぞれにそれぞれの色で輝いて。

 

ようこそのお参りでした。  

2018年3月27日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 御正忌報恩講(2)

1月25日(木)

今日も寒っ!!

昨日に引き続いて、朝席・昼席、真徳会館の御正忌報恩講に。

朝席、講師部屋で御同行の本堂からの正信偈の声を聞いていると、突然ブレーカーが落ち___。

復旧してしばらくするとまた___。

講師部屋のエアコンを切り、湯沸かしポットの線を抜いて、じっと待つ。

 

このたび、こちらのご縁でも浄土和讃より。

光沢かぶらぬものぞなき  ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり

親鸞聖人は、「光雲無碍如虚空」の和讃の「光沢かぶらぬものぞなき」に「ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり」と御左訓。

「ちゑ」とは「智慧の光明はかりなし」の御左訓に。

また、曇鸞和尚は「真実の智慧は実相の智慧なり」とお示しに。

光に当たる故、ありのまんまが見えてくる。

みんなほんもの
トマトがねえ
トマトのままでいれば
ほんものなんだよ
トマトをメロンに
みせようとするから
にせものに
なるんだよ
みんなそれぞれに
ほんものなのに
骨を折って
にせものに
なりたがる

みつを

  午後からは陽が射して、気温は上がらないけれど、少しだけぬくもりを感じる。

半席を終えて控え室に戻ると、担当の班の方が作ってくださったおぜんざいが振る舞われ。

おぜんざいに入っているのは、何とおかき!!

なるほど、元はお餅だもの。
(後でお話を聞くと、時間が無かったからと。。。)

  何はともあれ、おいしくいただいて、さぁ次の。。。と思っていたら、何だか口の中に。

講師部屋の鏡で口を開けて見てみると、舌の上にあずき?? 違う!大きなあずき大の血豆のようなものが舌に。

初めての光景に驚いて、すぐ「舌 血豆」と検索したら、いっぱい出てきて、それを見てちょっと安心して御満座へ。

1月9日の小坪説教所に始まった御正忌。

やっと最後の席までたどり着いてホッとして気でも緩んだかな。。。

舌を噛まないよう気をつけながら、何とか御満座。

 

本当に、お寒い中をようこそのお参りでした。  

2018年1月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 御正忌報恩講(1)

1月24日(水)

晴れているけど、とっても寒い朝。

今日の呉市の最低気温は-2度。最高気温は1度!!

今朝から広白岳の真徳会館御正忌報恩講に。

昨年11月に報恩講をおつとめさせていただいた後、控え室で御正忌もお願い出来ますか?といただいたご縁。

今朝は8時からのおつとめに続いて、30分・30分。

あまりにも寒すぎたのか、話の途中でエアコンが効かなくなり、バタバタと。

 

昼席は13時からのおつとめに続いて、30分、30分。

先週のNHKの朝ドラ『わろてんか』「うどんとそば」での話。

病床にいる北村藤吉のもとに、落語会の風雲児、月ノ井団吾が現れて、ラジオに出て落語をやると宣言。

藤吉は、ラジオで落語をやると、舞台を観に来る客が減るからと反対。

それに対して、団吾は「落語と漫才、どっちが好きか?」と藤吉に尋ね、「それは、うどんとそば、どっちが好きかと尋ねているようなもの」と続ける。

藤吉は「うどん」、団吾は「そば」。

そして、最後に「お客さんが来なくなるのは、まずいそばを出してるからと違うか。うまいそばなら遠いそばでも食べに行くぞ。」と去っていく。

  そんな話を思い出しながら、こんな寒い中、足を運んでくださった皆さんに、ぬくもりのある仏さまのお話を届けられたらいいなと。

明日も朝席と昼席。

ようこそのお参りでした。  

2018年1月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

宮原 真光寺御正忌報恩講(2)

1月19日(金)

今日も昨日に続いて宮原へ。

昨日は初めて行く道中、今日は一度通ったお寺へと続く道中。

やっぱり一度通った道は、少し余裕が出て、いろんなものが見えてくる。

今日も控え室からは、呉湾を。

  朝8時に始まって11時前までのご縁。

30分×3、何とか息切れせず、最後までお取り次ぎ。

ようこそのお参りでした。

 

今日もお見送りを受けて門を出ると、御正忌のビラに目がとまる。

御住職作。
越後の山を背景に。

昨年の流行語大賞が「忖度」と「インスタ映え」。

今の時代、見映えも大事だね。

  今夜は呉東組総代会の新年会。  

2018年1月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

宮原真光寺 御正忌報恩講(1)

1月18日(木)

今日は早朝より宮原へ。

「布教使」という本願寺の資格を有していないので、他所のお寺へ出講することはしてないけれど、昨年末にピンチヒッターとして承ったご縁。

ナビをたよりに阿賀から海岸線を走って宮原へ。

今日のご縁は、宮原の真光寺御正忌報恩講。

細い道を車で上がり、海を見下ろすお寺へ到着。

講師部屋から海を眺めると、造船と自衛隊。

同じ呉の海でも、長浜の海とは眺めが違う。

でも、空は一緒。

 

こちらのお寺では、朝席のみの2日間。

8時からおつとめ、そのあと『御伝鈔』拝読に続いて、 8時50分から30分。

中休みを10分いただいて、また30分のお取り次ぎ。

それから、また中休みをいただいて、「お引きあげ」のおつとめに続いて30分のお取り次ぎ。

終わってみればもうお昼がそこに。

 

「お引きあげ」

他所のお寺の法座にお参りさせていただいて、初めてづくしのご縁。

自坊御正忌のご和讃を時間に合わせてアレンジしてのお取り次ぎ。

ようこそのお参りでした。

  昨年継職されたばかりの若い住職様、坊守様に見送られ、再び海岸線を通って帰宅の途。

途中、阿賀の穏やかな海面に浮かぶ一羽の鳥に目がとまる。

「アビ」

広島の県鳥にもかかわらず、お目にかかることのほとんどない鳥。

何だかうれしく。

 

今夜は今年初めての専徳寺総代会。  

御正忌報恩講 3日目

1月16日(火)

おだやかな朝。

今日は宗祖親鸞聖人の御命日。

おかげさまで、朝席にて御正忌報恩講も無事御満座。

今朝は「仏光照曜最第一」のご和讃のお味わい。

続いてようこそのお参りでした。

 

朝席が終わり、総代さん方にお手伝いいただいて、バタバタと片付けて、葬式・法事へ。

葬式の後の法事が黒瀬への法事。

いつものようにスマホをカーナビ代わりに、時間どおりに到着。

終わってその帰り。

これまでSiriという秘書代わりのアプリを使ったことがなかったけど、そうだ!と思って、「自宅へ帰る」とスマホに向かって喋った。

すると、しばらくして返った答えが、

あなたの自宅の住所がわかりません。というか、あなたのことをまだ何も知りません。

と。

もう何年も誰よりも一緒の時間を過ごしてきたこのスマホにこんなことを言われてしまった。。。

何とも心がない。。。

久々にちょっと凹みながら帰宅し、ホッとお昼に一段落して、長浜郵便局へ用があって立ち寄ったら、何だか見覚えのある。。。 (えっ!築地本願寺??)

局の方に「これ、まだあります?」と尋ねると、「よかったぁ、最後の1枚です」と。

  残っていた1枚とはこのチラシ。

切手シートと一緒にいただいて、ちょっとだけ元気に。

  何だかんだといろいろあった1月16日。  

2018年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku