秋季彼岸会 1日目

9月26日(水)

今日は午前中、広南中学校 第2回学校関係者評価委員会に出席。

1年から3年まで、各学年を参観。
今年、広南中学校はタブレット学習の指定校になったそうで、3年生教室では1人1人がiPadを使って、平方根の学習。
先生よりも扱いに慣れているとか。

1年生は英語、2年生は国語。
どちらもICTを活用しての授業。

そのあと、いろいろとお話を。

 

そして、今夜から秋季彼岸会。

まさか、広島カープの優勝のかかった日に当たるとは。

先週末には決まってるものと思っていたのに。。。

 

夕方、お通夜が終わって帰宅すると、すでに1回を終わって0-5で勝ってる!!

もう優勝が今夜決まりそうなので、お参りがどうかなと心配しながらの秋季彼岸会。

このたびのご講師は、江田島市能美町光源寺の海谷真之師。

南無阿弥陀仏をとなふれば
 十方無量の諸仏は
 百重千重囲繞して
 よろこびまもりたまふなり
       (浄土和讃)

カンフーバットもトランペットの音もなく、庭から聞こえてくるコオロギやスズムシの声の中で静かにお聴聞。

素直にみ教えを聞きます!

が、なかなかできない私のお話より。

 

法座が終わり、庫裏へ戻ると0-10!

しかも、久里投手が投げてる!

笑顔で最後を迎える姿をゆっくりと。


今年はマツダスタジアムで初めての胴上げ。
百重千重囲繞して よろこびまもりたまふなり。

優勝、おめでとうございます!

 

ようこそのお参りでした。

2018年9月26日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

盂蘭盆会 3日目

8月22日(水)

心配された天気も、何とか雨が降らず、今朝盂蘭盆会が御満座。

台風19号が九州の西を北上していることが影響してか、どんよりとした空。

 

今朝の席は、盂蘭盆経のお話より。

親が子を想う心は、いつの時代も目連尊者のお母さんと一緒。

どこまでいっても、親は親、子は子。

ホントだな。
いつの間にか、長男の靴のサイズ、身長は追い抜かれてしまったけど、「子」が「親」を追い抜かすことはない。

子を想う心が時には執着となったり、本当の姿が見えなくなったりすることもあるけど、それに気づくか気づかないかは大きな問題かも。

 

「倶会一処」

お話の中で出て来たこの言葉に、先日いただいたお素麺の包み紙をふと思い出す。

 

最近こんなお素麺がお供え用に。

 

昨日は、長浜から農協のカープ観戦へ行かれた方が多かったらしい。
9回2死からまさかの同点、そして延長の末のまさかの5失点。
何で今日に限って?って、行かれた方は思うだろうなぁ。
でも、そんなことがあると、勝つのが当たり前でないことに気づき、次に勝つことの喜びを。

分かっているけど、その繰り返し。

 

そんな毎日を繰り返している私が足を止め、ふり返るご縁がお盆。

中島みゆきの『帰省』を思い出しながら。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

 

2018年8月22日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

盂蘭盆会 2日目

8月21日(火)

昨夜に引き続いて、盂蘭盆会。

朝席では、昨夜に続いてこのたびの災害より。

自らのこととして聞く。

これがなかなか難しい。あれが悪い、これが悪いと、まわりばかりに目がいって。。。

 

朝席の後、昨日から学校が始まった広南中学校の参観日に。

3年生は、県内にある高校のことを調べて、一人一人パワーポイントを使ってのプレゼン。

なかなかみんなしっかりと発表。

そのあと、広南寄席。

本来、今日の参観日と広南寄席は7月7日(土)に予定されていたが、災害で中止。

こんな時だからこその『笑い』を披露。

講師のジャンボ衣笠さん一門を招いて。

まずは、落語ミニ講座。

リニューアルしたもくりんさんも登壇。
ジャンボさんから蕎麦の食べ方を学ぶ。

そして、去年落語を学んだ2年生を代表し、広南亭K-TAが「饅頭怖い」を披露。

続いて一門の満腹亭おかわりさんが「つる」。

 

そこで昼席準備のために退席。

(このあと、桂笑福さんの「川柳は心の憂さの吹きだまり」(笑福亭仁智作)、ジャンボ衣笠さんの「親子酒」)

ご来場のみなさん、楽しまれたよう。

 

昼席は、盂蘭盆経のお話より。

目連尊者のお母さんは我が子可愛さの心が餓鬼道へ。

その母を何とかして!と、これまた母を思う目連尊者。

肝心なことでも忘れて過ごすことで、毎日が暮らせている。

でも、時には忘れていることに気づくのも。

 

夜席では、声かけの話より。

最近はなかなか声をかけあうことが難しくなっている。

でも、声をかけられると嬉しい。

そんな話を聞きながら、外から聞こえてくるコオロギ、ツクツクボウシの声をふと。

相手に届くようにと鳴き続け、届いた時にはさぞ嬉しかろう。

仏さまのお喚び声も、届いて応える声があると。

 

台風接近のせいか、蒸し暑い中をようこそのお参りでした。

明日の朝席で御満座。

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年8月21日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

盂蘭盆会 1日目

8月20日(月)

台風19号、20号接近中。

そのためか、どんよりとした1日。

今日は午前中、墓地管理委員会。

午後から法座の準備をして、夜席から久しぶりの法座、盂蘭盆会。

今日で長浜峠の防護壁工事が完了。

当初の予定では24日までだったのに、早い設置、ありがたいことです。

 

このたびのご講師は、安佐北区 妙法寺の水戸憲治師。

今日8月20日は、安佐南区・安佐北区で起こった土砂災害から丸4年を迎える日。

そして、先月の豪雨災害。

当たり前のように過ごしていることが有り難いことに気づく。

そして、本当のことをありのままに聞かせていただいているのがお聴聞。

 

まだまだ暑い日は続くけど、庭からは秋の虫の声。

お疲れのところをようこそのお参りでした。

 

 

2018年8月20日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 3日目

5月30日(水)

雨予報の永代経法要。

でも、雨が一滴も降らず、今朝で無事御満座を迎えた。

今日の朝席では、日本人にとって美しいと感じる日本語の話から。

「ありがとう」
「はい」
「おかげさま」

どれも、その意味を聞かせていただくと、もっと好きになり、もっと素敵な言葉だと感じる。

 

先日、1年ほど前に広でも撮影のあった映画『孤狼の血』を観に行った。

その内容はさておき、その主演をされた大上役の役所広司さんがインタビューの中で、

「台本になかったつなぎのシーンで口にした台詞です。『ありがとう』を『ありがと』と言うのですが、呉の街を歩いていても、よく耳に入ってくる言葉ですし、『元気におりんさいよ』といった日常のちょっとした会話と同じように、呉の人の温かさみたいなのが感じられるんですね。」

と、印象に残った呉弁の台詞が、「ありがと」だったというのをふと思い出した。

  「ありがとう」「はい」「おかげさま」
どれをとっても南無阿弥陀佛。
その言葉の持つ意味を聞かせていただくと、ますます有り難く。

  ようこそのお参りでした。

2018年5月30日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 2日目

5月29日(火)

雨の予報だったけれど、このあたりは一日降ることもなく、昨日に引き続いて永代経法要。

朝席 「待たせる」 約束の時間を過ぎて、どのくらい待つことが出来るかとのお話から。

なかなかいつまでも待ち続けるという人は。。。

私の場合は、法事の時間は時間ちょうど。

少しで早く行くと、「もう来られたよ!」との焦った声が奥から聞こえたりするし、お待たせすると今度はイライラ。

それで、きっちり行くようにすると、「JR並みですね」と。

阿弥陀さまは、十劫も昔からお待たせしてしまっているのに、それでも見捨てることなく。

そして、「倶会一処」またお浄土でまた会えると思っていたら、実は阿弥陀さまが。。。との話も。

  昼席

ぼんぶがほとけになることは ほとけがぼんぶになって ぼんぶをほとけにすること なむあみだぶつ

浅原才市同行よりお味わいより。 自覚のない私の重い症状について。

その診断をくださって、 夜席 その診断にもとづいて、六字丸の処方。

処方された南無阿弥陀仏を何の疑いもなくいただくことが、どうも今の時代は難しいらしい。

頷いて聞けるご縁を大切に。

 

夕方、ある方からお電話をいただいた。

「お説教」がありますか?との問いだった。

ちょうど今夜7時30分、明朝7時30らからありますと答えると、お説教には参ったことがないから、どんなことをされてるのですかと尋ねられ、簡単に流れをお話させていただいた。

そして、お参りしてもいいですかと尋ねられたので、どうぞと。

最近、電話での尋ねごとと言うと、お墓に関する話が多かったので、何とも新鮮。

ようこそのお参りでした。

2018年5月29日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 1日目

5月28日(月)

九州北部、四国地方が梅雨入り。

こちらも明日は雨の予報。

境内のアジサイも。

今夜から永代経法要。

御講師は、初めてお越しいただいた島根県温泉津、西楽寺の菅原昭生師。

温泉津(ゆのつ)と言えば、妙好人浅原才市同行。

わしわ せかいのひとの ほをとをにんであります ゆうもいわんもなく をやをしぬればよいとをもいました なしてわしがおやわ しなんであろうかとをもいました このあくごを だいざいにんが これまで こんにちまで だいちが さけんこにおりましたこと わしがちちをや 八十三さい を上しました を上どさまえ わしがははをや 八十四さい を上しました を上どさまえ わしもゆきます やがてのほどに をやこ三にんもろともに しゅ上さいどのみとわなる ごをんうれしや なむあみだぶつ

親鸞聖人も「主上臣下、法に背き義に違し、忿を成し怨を結ぶ」と大変厳しく激しい言葉を。

それでも、みんなみんなそれぞれにそれぞれの役割、立場を。

お浄土とは、人生劇場の舞台裏だそう。

  ようこそのお参りでした。      

2018年5月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月29日(木)

暑さ寒さも彼岸まで。

とはいうものの、日中20度を超える陽気に。

 

今朝の席で、春季彼岸会も御満座。

昨年のアメリカ空軍士官学校で起こった人種差別的落書きに対しての校長先生の話より。

「尊厳と敬意をもって他者と接することができない者は、出て行け。」

そんな事件を通して、本願「唯除」の御文に込められた仏さまの願いを。

     

ようこそのお参りでした。

2018年3月29日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月28日(水)

朝晩はまだまだ少し冷えるものの、昼は暖かくストーブいらず。

でも、他所に比べると、長浜の桜はちょっと遅咲き?

  今日も引き続いて、春季彼岸会。

朝席、昼席では、やさしい親鸞さまと厳しい親鸞さまのお話より。

夜席では、「あなたが大切」との仏さまの願いを。

『もっとおおきなたいほうを』(二見正直作)という絵本を読んでくださった。

以前読み聞かせで読んだことのある『えんまのはいしゃ』(くすのきしげのり 文)の絵を描いた方の作品。

人に聞かせていただくと、何とも深~い話だなぁ。

 
また、憲法の話も分かりやすく。

  明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

2018年3月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月27日(火)

日中は暖かく、桜の花もチラホラ。

ウグイスが鳴き、ツバメが飛び交い、夜席に向かう廊下ではもうカエルの声が。

 

今夜より春季彼岸会。

御講師は安浦町信楽寺 広幡康祐師。

ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』

I see trees of green, red roses too.
I see them bloom, for me and you.
And I think to myself, what a wonderful world.

I see skies of blue, And clouds of white.
The bright blessed day, The dark sacred night.
And I think to myself, What a wonderful world.

The colors of the rainbow, So pretty in the sky.
Are also on the faces, Of people going by,
I see friends shaking hands. Saying,“How do you do?”
They’re really saying, “I love you”.

I hear babies cry, I watch them grow,
They’ll learn much more, Than I’ll ever know.
And I think to myself, What a wonderful world.
Yes, I think to myself, What a wonderful world. Oh yeah.

緑の木々に赤いバラ、青い空に白い雲、当たり前のことが当たり前に存在する。

それが「何て素晴らしい世界なんだ」と。

とっても素敵なこの歌は、ベトナム戦争への嘆きから生まれ、差別に対する悲しみから歌われたのだそう。

 

『阿弥陀経』に説かれる「青色青光黄色黄光赤色赤光白色白光微妙香潔」。

お浄土は、何でもかんでも金ピカでなく、あるがままの姿が尊いことを示してくださる。

尊いからこそ光り輝いている姿を、金ピカで表現しているのだなぁ。

それぞれにそれぞれの色で輝いて。

 

ようこそのお参りでした。  

2018年3月27日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku