真徳会館 御正忌報恩講(2)

1月25日(木)

今日も寒っ!!

昨日に引き続いて、朝席・昼席、真徳会館の御正忌報恩講に。

朝席、講師部屋で御同行の本堂からの正信偈の声を聞いていると、突然ブレーカーが落ち___。

復旧してしばらくするとまた___。

講師部屋のエアコンを切り、湯沸かしポットの線を抜いて、じっと待つ。

 

このたび、こちらのご縁でも浄土和讃より。

光沢かぶらぬものぞなき  ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり

親鸞聖人は、「光雲無碍如虚空」の和讃の「光沢かぶらぬものぞなき」に「ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり」と御左訓。

「ちゑ」とは「智慧の光明はかりなし」の御左訓に。

また、曇鸞和尚は「真実の智慧は実相の智慧なり」とお示しに。

光に当たる故、ありのまんまが見えてくる。

みんなほんもの
トマトがねえ
トマトのままでいれば
ほんものなんだよ
トマトをメロンに
みせようとするから
にせものに
なるんだよ
みんなそれぞれに
ほんものなのに
骨を折って
にせものに
なりたがる

みつを

  午後からは陽が射して、気温は上がらないけれど、少しだけぬくもりを感じる。

半席を終えて控え室に戻ると、担当の班の方が作ってくださったおぜんざいが振る舞われ。

おぜんざいに入っているのは、何とおかき!!

なるほど、元はお餅だもの。
(後でお話を聞くと、時間が無かったからと。。。)

  何はともあれ、おいしくいただいて、さぁ次の。。。と思っていたら、何だか口の中に。

講師部屋の鏡で口を開けて見てみると、舌の上にあずき?? 違う!大きなあずき大の血豆のようなものが舌に。

初めての光景に驚いて、すぐ「舌 血豆」と検索したら、いっぱい出てきて、それを見てちょっと安心して御満座へ。

1月9日の小坪説教所に始まった御正忌。

やっと最後の席までたどり着いてホッとして気でも緩んだかな。。。

舌を噛まないよう気をつけながら、何とか御満座。

 

本当に、お寒い中をようこそのお参りでした。  

2018年1月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 御正忌報恩講(1)

1月24日(水)

晴れているけど、とっても寒い朝。

今日の呉市の最低気温は-2度。最高気温は1度!!

今朝から広白岳の真徳会館御正忌報恩講に。

昨年11月に報恩講をおつとめさせていただいた後、控え室で御正忌もお願い出来ますか?といただいたご縁。

今朝は8時からのおつとめに続いて、30分・30分。

あまりにも寒すぎたのか、話の途中でエアコンが効かなくなり、バタバタと。

 

昼席は13時からのおつとめに続いて、30分、30分。

先週のNHKの朝ドラ『わろてんか』「うどんとそば」での話。

病床にいる北村藤吉のもとに、落語会の風雲児、月ノ井団吾が現れて、ラジオに出て落語をやると宣言。

藤吉は、ラジオで落語をやると、舞台を観に来る客が減るからと反対。

それに対して、団吾は「落語と漫才、どっちが好きか?」と藤吉に尋ね、「それは、うどんとそば、どっちが好きかと尋ねているようなもの」と続ける。

藤吉は「うどん」、団吾は「そば」。

そして、最後に「お客さんが来なくなるのは、まずいそばを出してるからと違うか。うまいそばなら遠いそばでも食べに行くぞ。」と去っていく。

  そんな話を思い出しながら、こんな寒い中、足を運んでくださった皆さんに、ぬくもりのある仏さまのお話を届けられたらいいなと。

明日も朝席と昼席。

ようこそのお参りでした。  

2018年1月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

宮原 真光寺御正忌報恩講(2)

1月19日(金)

今日も昨日に続いて宮原へ。

昨日は初めて行く道中、今日は一度通ったお寺へと続く道中。

やっぱり一度通った道は、少し余裕が出て、いろんなものが見えてくる。

今日も控え室からは、呉湾を。

  朝8時に始まって11時前までのご縁。

30分×3、何とか息切れせず、最後までお取り次ぎ。

ようこそのお参りでした。

 

今日もお見送りを受けて門を出ると、御正忌のビラに目がとまる。

御住職作。
越後の山を背景に。

昨年の流行語大賞が「忖度」と「インスタ映え」。

今の時代、見映えも大事だね。

  今夜は呉東組総代会の新年会。  

2018年1月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

宮原真光寺 御正忌報恩講(1)

1月18日(木)

今日は早朝より宮原へ。

「布教使」という本願寺の資格を有していないので、他所のお寺へ出講することはしてないけれど、昨年末にピンチヒッターとして承ったご縁。

ナビをたよりに阿賀から海岸線を走って宮原へ。

今日のご縁は、宮原の真光寺御正忌報恩講。

細い道を車で上がり、海を見下ろすお寺へ到着。

講師部屋から海を眺めると、造船と自衛隊。

同じ呉の海でも、長浜の海とは眺めが違う。

でも、空は一緒。

 

こちらのお寺では、朝席のみの2日間。

8時からおつとめ、そのあと『御伝鈔』拝読に続いて、 8時50分から30分。

中休みを10分いただいて、また30分のお取り次ぎ。

それから、また中休みをいただいて、「お引きあげ」のおつとめに続いて30分のお取り次ぎ。

終わってみればもうお昼がそこに。

 

「お引きあげ」

他所のお寺の法座にお参りさせていただいて、初めてづくしのご縁。

自坊御正忌のご和讃を時間に合わせてアレンジしてのお取り次ぎ。

ようこそのお参りでした。

  昨年継職されたばかりの若い住職様、坊守様に見送られ、再び海岸線を通って帰宅の途。

途中、阿賀の穏やかな海面に浮かぶ一羽の鳥に目がとまる。

「アビ」

広島の県鳥にもかかわらず、お目にかかることのほとんどない鳥。

何だかうれしく。

 

今夜は今年初めての専徳寺総代会。  

御正忌報恩講 3日目

1月16日(火)

おだやかな朝。

今日は宗祖親鸞聖人の御命日。

おかげさまで、朝席にて御正忌報恩講も無事御満座。

今朝は「仏光照曜最第一」のご和讃のお味わい。

続いてようこそのお参りでした。

 

朝席が終わり、総代さん方にお手伝いいただいて、バタバタと片付けて、葬式・法事へ。

葬式の後の法事が黒瀬への法事。

いつものようにスマホをカーナビ代わりに、時間どおりに到着。

終わってその帰り。

これまでSiriという秘書代わりのアプリを使ったことがなかったけど、そうだ!と思って、「自宅へ帰る」とスマホに向かって喋った。

すると、しばらくして返った答えが、

あなたの自宅の住所がわかりません。というか、あなたのことをまだ何も知りません。

と。

もう何年も誰よりも一緒の時間を過ごしてきたこのスマホにこんなことを言われてしまった。。。

何とも心がない。。。

久々にちょっと凹みながら帰宅し、ホッとお昼に一段落して、長浜郵便局へ用があって立ち寄ったら、何だか見覚えのある。。。 (えっ!築地本願寺??)

局の方に「これ、まだあります?」と尋ねると、「よかったぁ、最後の1枚です」と。

  残っていた1枚とはこのチラシ。

切手シートと一緒にいただいて、ちょっとだけ元気に。

  何だかんだといろいろあった1月16日。  

2018年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 2日目

1月15日(月)

今日も引き続いて御正忌報恩講。

朝席は、「智慧の光明はかりなし」
昼席では、「解脱の光輪きわもなし」
そして、夜席は「光雲無碍如虚空」、

中休みにおぜんざいの接待、

そして『御伝鈔』拝読とそのあと「清浄光明ならびなし」のお味わいと、一年で一番長~い夜の法座。

光触かぶるものはみな ひかりをみにふるゝといふこゝろなり

阿弥陀さまの光に触れるものは、身も心も和らぐ。

セトモノと
セトモノと
ぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちか
やわらかければ
だいじょうぶ
やわらかいこころを
もちましょう
そういうわたしは
いつもセトモノ
みつを

和らぐといいんだけど、ついつい「セトモノ」の私に気づかされ、あさまし、あさまし。

今夜は親鸞聖人のご命日の前夜、おたんや(大逮夜)。

いろいろ探っていると、何と!「おたんやカレイ」というカレイ(鰈)がいるらしい。

ただ、「おたんやカレイ」という名前のカレイがいるのではなく、このおたんやの時期に釣れるカレイは、産卵後で身が薄く、猫もまたぐほど美味しくないのだそう。

安芸門徒の多いこの地方は、以前はどこの家庭も御正忌には精進料理をいただくため、「おたんやの市止まり」といって、魚市場はお休みだったが、需要と供給、今はそれも。。。

〈ちなみに、広島魚市場 吉文のブログによると、阪神淡路大震災の年まで1月13日、14日、15日と休みだったと。〉

今夜は中休みにおぜんざいの接待をいただいて、『御伝鈔』、後席と声もだんだんかすれ気味。

 

明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。    

2018年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 1日目

1月14日(日)

昨日まで3日間連続で張った手水鉢の氷も、今朝はなし。

今夜から御正忌報恩講。

例年どおり住職自勤で、16日の朝席まで。

今年は『浄土和讃』の「弥陀成仏のこのかたは」より六首のお味わい。

昨年の白石説教所、そして先日の小坪説教所でもしたけれど。。。

みなさんおなじみのご和讃なのでと、今回は配布資料を用意しなかったけど、御左訓を通して読んでいると、親鸞聖人は誰にでも分かるようにこうしてご用意くださっているのに、分かるだろうからいいかと思っていた我が身の姿を反省。
ちゃんと用意しておかなければと、急遽作成。

そこで、改めて聴聞の意味を探ろうと、インターネットで検索すると、「14の心で聴く」という言葉があちこちに。何だろうと思ってみたら、「聴」は耳偏に十+四+心。それで14の心で聴くのだと。

漢字の成り立ちから見ると、14は本来関係ないみたいだけど、それでも読んでみるとなるほどなぁと。

今夜は「弥陀成仏のこのかたは」のお味わい。

ようこそのお参りでした。    

2018年1月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月10日(水)

今朝はまた一段と寒くなった。

呉市にも風雪注意報が発令中。

昨年、専徳寺の御正忌報恩講、ちょうど中日の15日に雪が積もり、大変な一日だったなぁと思い出しながら、小坪説教所の御正忌報恩講も朝席で御満座。

光雲無碍如虚空 ヒカリクモノゴトクシテサハリナキコトコクノゴトシ

本来なら「光雲、無碍にして虚空のごとし」と読むのだろうけど、親鸞聖人は御左訓に、「光、雲のごとくして、さはりなきこと虚空のごとし」と付けてくださった。

そのおこころをいただきながら。

 

お寒いなかをようこそのお参りでした。    

2018年1月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(1)

1月9日(火)

昨日の雨も上がり、晴れてはきたけど、風が強く寒い一日。

今年も御正忌報恩講をお迎え。

14日からの専徳寺御正忌報恩講に先立って、今日の昼席より小坪説教所の御正忌報恩講。

このたびは、昨年末の白石説教所報恩講に続いて、「弥陀成仏のこのかたは」。

正信偈のおつとめでおなじみの浄土和讃より。

花さくや 弥陀成仏の 此のかたは
涼しやな 弥陀成仏の 此のかたは

小林一茶は、こんなふうに寝ても覚めても「弥陀成仏のこのかたは」をお味わい

「◯◯◯◯◯ 弥陀成仏の このかたは」

この◯×5に何を入れるかなぁ?

今宵は「あぁ寒い  弥陀成仏の  このかたは」かな。

いずれにしても、ここに入るのは有量の諸相である私のことば。

 

寒くなってきたので、お風邪などひきませぬよう。

ようこそのお参りでした。

2018年1月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

白石説教所報恩講 2日目

12月11日(月)

昨日に引き続いて、白石説教所報恩講。

朝席、『讃阿弥陀仏偈』には阿弥陀さまの37の徳号が。

そこに込められた意味と願いを。

朝から隣ではお斎の準備。

パックに詰めて100食分用意されるとか。

 

昼席の前にお斎を講師部屋でいただく。

昼席は、導師をつとめた後、一席。

「大応供を帰命せよ」 〔大応供〕とは、〈衆生の供養を受けるにふさわしいという意で仏のこと〉という意味だそうだが、「一サイシユジヤウノクヤウヲウケマシマスニコタエタマフニヨリテダイオウグトイフ(一切衆生の供養を受けましますに応えたまふによりて大応供といふ)」と親鸞聖人は御左訓に。 応えたまふ阿弥陀さまのお味わい。

 

ようこそのお参りでした。  

2017年12月11日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku