3月20日(金)
今年の春季彼岸会
法座は中止にしたけれど、彼岸の中日に当たる今日、朝10時からおつとめだけさせていただいた。
予想以上のお参り。
お孫さんを連れてお参りくださった方の姿もあり、せっかくなのでごあいさつがてらお彼岸の話を少しだけして終了。
今日は青空がひろがり、春の花が咲き、境内にはシジュウカラやメジロ、コゲラなど次々と飛んでくる。
時には窓を開けて深呼吸。
ようこそのお参りでした。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
1月16日(木)
今日が御正忌御正当。
親鸞聖人のご命日(旧暦11月28日)。
今日の朝席で御正忌報恩講も御満座。
最後は四幅目のお話より。
この冬はおだやかな天気が続いていたけど、御正忌は御正忌らしく冷え込んだ。
「お番」の番は雪のころ
雪はなくても暗のころ
金子みすゞさんの「報恩講」の冒頭のように。
続いてようこそのお参りでした。
このたびの資料の表紙に使用した絵は、専徳寺の御絵伝の写真をアプリで加工したもの。
「Prisma 写真編集者」という無料iアプリを使って、〈モザイク〉という加工をするだけで、まるでステンドグラスのように。
1月15日(水)
昨日の雨で濡れた車のフロントガラスが凍ってしまうほど、今朝は冷え込んだ。
昨日に続いて、御正忌報恩講。
朝席は吉水入室と六角夢想より。
朝席が終わると、夜席にお参りに来られた方へのおみやげ作り。
昨年同様、丸西宗教織物 京乃六條おやきもちにオリジナルシールを貼って。
昼席は、法然聖人のもとでのお話より。
昼席が終わると、資料が足らなくなりそうと、ナカトジータで再び。
夜席は、第三幅。
越後への流罪、そして関東へ。
夜席は中休みをいただいて、生姜湯の接待。
そして、おみやげのおやきもち。
『御伝鈔』拝読。
後席で、板敷山のお話。
山も山 道も昔に変わらねど
変わり果てたる 我が心かな
山伏弁円は、親鸞聖人との出遇いで見る世界が変わった。
今日は朝からあれやこれやとすることなすこと、御開山聖人の御遺徳を偲ばせていただきながら。
明日の朝席で御満座。
暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。
1月9日(木)
今日は穏やか。
本願寺では今日から御正忌報恩講(1/9~16)。
こちらは、今日の昼席から明日の朝席まで小坪説教所の御正忌報恩講。
14日夜席から16日朝席まで当山専徳寺御正忌報恩講。
先月の報恩講に引き続いて、御絵伝の第三幅より。
いつもは御同行の導師で正信偈のおつとめ。
今日はいつも導師をされてた方がおられないということで、導師をつとめてからのお取り次ぎ。
正信偈
きみょうむりょうじゅにょらい
なむふかしぎこう
毎朝毎夕拝読しながら
しんらんさまのおこえが
すどおりします
ごめんなさい
宇野正一『樹にきく 花にきく』(柏樹社)より
素通りしてるのにも気づかないでいる私という話より、今一度立ち止まって御正忌報恩講を。
明日の朝席はいよいよ御往生の場面。
ようこそのお参りでした。
12月12日(木)
今日は朝からトビが飛び立ち、何だか心も晴れやか。
午後から小坪説教所の報恩講。
年明けの当山専徳寺の御正忌報恩講は、令和最初の御正忌ということで、初心に帰ろうと、『御絵伝』『御伝鈔』より親鸞聖人の御生涯を偲ばせていただこうと。
ただ、その直前の小坪説教所の御正忌は、3席と限られているので、ちょっと無理かなということで、このたびの報恩講と次の御正忌の2回に分けてのご縁をつとめることに。
まずは、そのための資料作り。
専徳寺の御絵伝の写真を使って作った資料を、フルカラーコピーで印刷。
ネットでたまたま見つけた「ナカトジータ」。
ナカトジータに紙を重ねてセットして、上下に設置した中閉じ用のホッチキスでガチャッと。
あとはそのまま半分に折るだけ。
あっという間に中閉じの資料が出来、見映えもよく、なかなかこれは使えそう。
お昼の席では、資料を見ながら、親鸞聖人の出家得度の場面。
明日ありと思ふ心のあざ桜
夜半に嵐の吹かぬものかは
と得度を願い、九歳の松若丸(親鸞聖人)はお詠みになった。
そのお相手は慈円慈鎮和尚。
おほけなく 浮き世の民に おほふかな
我が立つ杣に 墨染めの袖
苦しんでいる人びとをただ救ってあげたいとの思いを詠ったお方。
聖人もまたそのように思いながらの御出家だったのかなと味わいながら。
夜席。
今日、今年の漢字一文字が「令」に選ばれたとニュースで。
学校から帰って来た小学5年の次男がそれを見て一言。
〈「令」? 「和」はどこに行ったんだ〉とつぶやく。
ホントだ。そんな一年だったのかも。
と、そんな話から、引き続いて御絵伝の六角夢想を中心に。
今日は満月。
みんなを照らし、みんなに届いてる。
私を照らし、私に届いてる。
ようこそのお参りでした。
12月5日(木)
今朝の席で今年最後の御法座も御満座。
今朝の席では、昨夜の「出遇い」と「出会い」の話から、
「真実」に「出遇う」と「正受」することができると。
話の中で、「元服」という中学生の作文を読んで聞かせてくださった。
その話を聞きながら、ふと広島カープの鈴木誠也選手のことを思い出した。
一昨年のシーズン終盤、横浜スタジアムでフェンスに激突して骨折してしまった。
そのあと、そのまま怪我する事なく順調に来ていたら「人として終わっていた。恐ろしい方向に向かっていたと思う」と語ったことを。
如来はすなはちこれ真実なり
続いてようこそのお参りでした。
明朝は仏教壮年会の境内清掃。
続いてお世話になります。
12月4日(水)
昨日に引き続いて、仏教壮年会・仏教婦人会法座。
この時季のお朝事、ちょうど正信偈をおつとめしている最中に、本堂正面から朝陽が射し込んで、お内陣の中まで光がスーッと入ってくる。
すると、お参りされてる方に後光が射して、とっても美しい。
「冬はつとめて」だなぁと。
朝席では、昨夜の「真実明に帰命せよ」より、「名実ともに」のお話。
昼席では、
大悲の願船に乗じて光明の広海に浮びぬれば、至徳の風静かに衆禍の波転ず。(行文類)
昨年の住職継職の時に聞かせていただいた「間にあった」のお話を。
夜席では、「出遇う」と「出会う」のお話を念仏詩人 竹部勝之進さんの詩を通してお味わい。
明日の朝席で御満座。
お誘いあわせてお参りを。
ようこそのお参りでした。