専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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7月15日(金)
今日も引き続いて、石泉文庫虫干し法座。
朝席では、私たちは相対の世界に生きているというお話。
何でもかんでも、私たちは比べながら生きている。
隣の芝生は青いなんて言われるけれど、何でも見比べて。。。
朝席が終わると、今日も虫干し。
紙魚(シミ)を追い払う虫干しだけど、いろんな虫が顔を出す。
殿様飛蝗(トノサマバッタ)に、
竹虎天牛(タケトラカミキリ)。
まぁ、どれも漢字で書くとすごい名前だな。
話変わって、本日長浜にローソンがオープン。
10持30分からオープニングセレモニーが行われ、何とテレビの取材!?
それもそのはず、広島県で初めての「ケアローソン」。
介護相談窓口や、地域のコミュニティサロンが併設され、シニア向けの商品が豊富なのだとか。
午後3時から本を片付け、今年の虫干しは終了。
夜席の前に、お隣の住蓮寺へ。
今夜は7時から呉東組仏教壮年会の総会と前期研修会が。
研修会では、『僧侶として漫画家としての今』と題して、黒瀬組徳正寺の有谿賢友師を御講師に。
こちらの夜席と重なったので、おつとめだけで失礼を。
夜席では、私の姿に気づかないと、すべてまわり、人のせいにしてしまうとの話。
経教はこれを喩うるに鏡のごとし。
と、善導大師のお言葉。
私の姿をありのままに照らし出す鏡。
そのありのままを「そのまんま」と仏さま。
明日の朝席で御満座。
明日の法座が終わったら、本を石泉文庫へお返しに。
ようこそのお参りでした。
7月14日(木)
昨日に引き続き、石泉文庫虫干し法座。
朝席は、昨日に続いて、
「浄土宗のひとは、愚者になりて往生す」
と、故法然聖人は仰られたと、親鸞聖人がお手紙の中で記されている話より。
愚かな私、悪人である私に気づかされることの大切さを聞かせていただく。
朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。
今年も広南小学校6年生のみなさんがお手伝い。
本を運び、今度は本堂で、干し方を教えていただきながら、ロープに干していく。
毎年、この時期だけの風景。
干し終わったら、6年生に石泉文庫の話を。
例年だと石泉文庫の話と宇都宮黙霖の話をするのだが、今年は先月宇都宮黙霖の話をしたので、お経の成り立ち、本の大切さを中心に。
午後3時、朝ほど人手はないけれど、後片付けをみなさんと。
そして、夜席。
『初夜礼讃』のおつとめ中、ツクツクボウシの鳴き声も。
こころ ころころ ころころで
六字のなかでこころ ころころ
これでたのしみ なむあみだぶつ (浅原才市)
私の心がころころどこに転がろうが、阿弥陀さまの御慈悲のなか。
ようこそのお参りでした。
7月13日(水)
昨夜発表された大雨洪水警報。
朝になっても解除されることなく、広南小学校は休校。
広南中学校は自宅待機。
11時になっても解除されなかったので、こちらも休校。
午後1時から、総代、仏教壮年会の有志により、虫干しのためのロープ張り。
そして、雨も上がって、夜席から石泉文庫虫干し法座。
おつとめの間、外から聞こえてきていたセミの声も、ご法話の頃には聞こえなくなり、今度はカエルと虫の声。
このたびの御講師は、東広島市安芸津町妙専寺 田阪法雄師。
昨年7月3日、広島市平和記念公園の原爆供養塔の前でのご門主さまの『戦後70年によせる平和への願い』のお言葉の中、
よりより未来を創造するためには、仏智に教え導かれ、争いの現実に向き合うことが基本でありましょう。
と、おっしゃられた。
「仏智」、仏さまの智慧に教え導かれる。
私たちの目は、確かなようで不確かな目。
上の図のAとB、実は同じ色なのだそう。
重ねてみると確かにそうなのだけれど、頭の中は???
夜席が終わると、黒田投手の日米通算200勝のかかった試合は、6-0で負けてしまっていた。
今日のスタジアムは、30,000人のため息が聞かれたことだろうなぁ。昨夜は30,000人の歓喜の声だったのに。。。
と思っているのは、カープファン。
偏った見方をしてしまっていると、そんな私に気づかされるご縁。
ようこそのお参りでした。
明日朝はどうやら晴れそう。
朝席が終わると、広南小学校6年生が虫干しのお手伝いに。
こちらもよいご縁となれば。
7月12日(火)
今日は、午後から校区内の各自治会長、民生委員、保護司、そしてPTAの役員が集まって、広南学園第1回校区内補導及び防犯連絡協議会 兼 長浜駐在所連絡協議会。
小学校1年生から6年生までの授業を一通り参観。
特に1年生の音楽の時間。
蒸し暑い中を元気いっぱいに歌ってたのが印象的。
中学校は、消防士の方が来られて、防災の研修。
煙中体験、消火器の使用法、そして蘇生法を。
参観後に、夏休みに向けて、地域の子どもたちの様子をそれぞれに聞かせていただく。
地域ぐるみで子どもたちを守り、そして、中学生になると、今度は次第に地域を守る立場へと変わっていくんだな。
それが終わると、急いで子どもたちを連れてマツダスタジアムに。
今日は、毎年恒例となっている呉東組納涼会のカープ観戦、巨人戦。
到着したら、1回裏。
すでに、1-0で巨人が先制。。。
ところが、今年はちょっと違う。
あっという間に同点。逆転、そしてだめ押し。
これまでの納涼会では、ため息の方が多かったような気も。。。
7回裏の風船を飛ばす頃にはすでに9時前。
今日は呉東組から25名の参加。
座った席は、25列目。
そして、大活躍の25番、新井さん。
次の日、息子たちの学校もあるので、楽しいところで帰宅の途。
今日は天気予報が雨の予報だったのが気がかりだったけど、傘もいらず。
でも、帰ってみたら、呉地方に大雨警報。
明日の夜席から石泉文庫の虫干し法座。
夜席には止んでるかな。
お誘いあわせてお参りを。
7月11日(月)
今日は午後から善通寺にて呉東組聞名講の7月例会。
今日も御示談に向けて、講の役員の方がアンケート用紙を用意してくださった。
教章には、「宗名」の項に「浄土真宗」、「宗派」の項に「浄土真宗本願寺派」と示されています。「宗名」の「浄土真宗」という言葉の意味とは何でしょう?
と。
聞かせていただくことの大切さをいろいろと。
足もとの悪いなかをようこそのお参りでした。
帰宅して、永六輔氏がお亡くなりになられたとのニュース。
『くれえばん』主催の以前講演会で専徳寺にもお越しになり、その時の話が『親と子』(岩波新書)に収録された。
懐かしく思って、その後届いたお礼のハガキを引っぱり出した。
あっ!『上を向いて歩こう』の切手だった。。。
8月9日、ちょうど原子爆弾の話をされていたときに、消防署からの町内放送で、「長崎に原爆が落ちた11時2分、サイレンが鳴るので黙祷をしましょう」とのアナウンスが流れ、サイレントとともに講演を途中で止めて、みんなで黙祷を。
そんなことがあったなぁと思い出す。
ありがとうございました 合掌