専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
7月30日(土)
昨日は、専如ご門主の安芸教区ご巡回 並びに 本願寺広島別院ご巡拝。
暑いなかをたくさんのお参り。
本堂は満堂。
入りきれないので、共命ホールでおつとめ、伝灯奉告法要についての消息のご親読、森田浄円和上の記念布教をモニターで。
そのあと、記念行事として、本堂では、金子みすゞの世界を歌うシンガーソングライターのちひろさんのコンサート。
共命ホールでは子どもたちの折り鶴、けん玉、お好み焼きコーナー。
ボーッとホールに立っていたら、婦人会の方がお好み焼きをわざわざ持ってきてくださった。
食べ終わって、子どもたちの折り鶴を折る様子を見ていたら、途中で“たすけて”って目でこちらを見るので、ちょっとお手伝い。
そうこうしていると、ご門主さまが共命ホールへ入ってこられて、子どもたちと一緒に折り鶴を折ったり、けん玉をしたり、お好み焼きをひっくり返したり。
笑顔で次々とまわられて、お参りされたご門徒さんもみんな笑顔。
暑いなか、スタッフ、関係者の方々のご苦労もあって良いご縁と。
帰ってすぐに中学校PTA役員の納涼会へ。
さすがに昨夜は。。。
そして、今日も朝から広島別院。
ホテルでの法事へお参りに行くのに、今日から全国高等学校総合文化祭(総文)があり、秋篠宮さまが来られているとか、議員さんのパーティーがあるとか、いろんなことが重なって駐車場へ止められないと連絡いただいて、別院に駐車させていただくことに。
ホテルでの法事は幾度となくお参りさせていただいているけれど、今日は初めて高層階でのご縁。
声も何となくうわずって。。。
先日亡くなられた永六輔さんの著書『あの世心得。』より、最近のお墓事情を所ジョージさんと話していて、墓碑にどんな言葉がふさわしいかということになり、「また来てね」がいいと所さんがおっしゃったという話からのご法話を。
法事を終えて、ふたたび暑い別院に戻り、がらんとした境内で昨日植樹をされたアオギリを。
そして、前門さまの植樹された菩提樹を見つけた!
これは、昭和52年、原爆死者 戦死者 戦災死者33回忌合同追悼法要の記念植樹だそう。
戻って夕方法事、通夜とお参りし、今夜は家族で呉の海上花火大会へ。
夏休み 「やすみ」は どこへ行ったやら。。。
7月28日(木)
子どもたちの夏休みが始まって1週間。
毎朝6時30分からラジオ体操。
長浜は、東地区の子どもたちが小学校校庭、胡子・明神・沼田地区の子どもたちが入江神社で。
今日は久しぶりに本堂でお葬式。
クーラーはないけれど、海からの風が吹き抜け、蝉時雨の中での読経。
汗はかくけど、やっぱり本堂でのご縁はいいな。
昼から還骨までの間、広南小学校のプールへ子どもに付き添って。
ここのプール、見慣れてはいるけれど、瀬戸内海を眺めながらって、まるでリゾートホテル。。。
休憩で子どもたちが上がると、
今度はツバメ、コシアカツバメがやってきて、飛び交いながら水を飲んでいく。
ただ、プールサイドの温度計に目をやると、
この1週間、次男の興味は、昆虫採集。
巷ではポケモンGOの話題だらけ。
でも、ここはポケスポットやらに指定されてても、ポケモンは一匹も。
ポケモンはいなくても、いろんな虫たちがやってくる。
クマゼミにツクツクボウシ。アブラゼミ、ニイニイゼミ。そして、シオカラトンボにとってもきれいなカワトンボ。
捕まえては、いろんなことを調べてる。
最初にアブラゼミを捕ったときは、何とお供えの桃を切って籠に入れていた。
インターネットに桃を食べるなんて書いてあったらしいが、食べないのを見てもう一度調べてみたら、木の樹液を吸うだけでエサはあげられない、また寿命は1~2週間と知ると、「死んじゃうから逃がそう」と自主的に。
とりあえず、どの虫も写真だけ撮って元に戻すことに。
夏休み、「寿命」を知り、「いのち」を学んでる。
夜は、称名寺にて我聞会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(206)(207)
(206)は冥加の話、(207)は人に仏法の話をして、相手が喜んだときは、それ以上に喜んでいい。その仏の智慧のおはたらきをありがたく思いなさいと。
法話は、「いのちのふるさと」と題して聞かせていただく。
いずれもいずれも、自分の経験したことを通して。
ご縁がととのって、ふとありがたくなるんだなぁ。。。
それも仏さまの智慧のおはたらき。
7月23日(土)
今日は午前中、法事が1件だけだったので、坊守の代わりに次男と一緒に隣の住蓮寺、長浜日曜学校へ。
らいはいのうたをおつとめし、今日は住蓮寺坊守さまがお盆にまつわる紙芝居を。
そして、そのあと、PEACEおりがみで折り鶴を。
みんな、一生懸命。
そして、今話題のポケモンGO。
何がどうなってるのか分からなければ、批判も反対もしようがないので、とりあえず。
試しに、住蓮寺で見てみたら、ホントだ。ズバットとやらが。
帰って専徳寺では、何もいないみたいだと安心していたのに、
夜再び見てみたら、
「ポケストップへ近づいてください」との表示。。。
しかし、何で裏門?
歩きスマホは危険。また、迷惑行為は当然ダメ。
でも、お寺へやってきて、ポケモンゲットしたら、本堂に向かって手を合わせていただけたらな。
7月20日(水)
先日の海の日。
午後から子どもたちと一緒に映画館。
『ファインディング・ドリー』
『ファインディング・ニモ』から13年目の続編。
とっても楽しく良い映画。
ただ、決して子ども向けのアニメというだけじゃない。
前作のニモは、片ひれが小さく、泳ぐのが難しいカクレクマノミのニモと、そのニモのことを思う心配性の父マーリンの話。
今作は、前作に出てきたすぐに物忘れするナンヨウハギのドリーが主人公。
ドリーが物忘れするのは、生まれつきの記憶障害。。。
そのドリーのことを思う親の姿、友だちの姿が素敵に描かれて。
その日の夜、日本テレビのNEWS ZEROというニュース番組に、次男の使っているコミューンという難聴者支援のスピーカーの開発者、中石真一路氏のことが取りあげられると知って、ずっと最初から最後まで見ていたけれど、放送されず。。。
翌日、録画していた番組を再び見返しても、やっぱり。。。
でも、
以前広島テレビで放送された次男の姿が。
どうやら、地方局の地元のニュースと天気予報が流れる時間帯に東京では放送されていたよう。
今日は、広南小学校も中学校も1学期の終業式。
広南小学校では、終業式に各学年(学級)代表が、「今学期がんばったこと」を全校生徒の前で発表する。
次男は、難聴学級代表なので、毎回毎回発表が当たる。
全校児童の前で、大きな声で返事をし、大きな声で発表するって大変なことだけど、それをしっかりやりとげた姿を見てると、親としてとっても誇らしく。
魚の親も、人の親も、子を思う心は一緒かな。
明日から夏休み。
でも、先日の大雨による休校のため、明日はいきなり登校日。
7月16日(土)
今日の朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。
朝席では、
なによりも、去年・今年、老少男女おほくのひとびとの、死にあひて候ふらんことこそ、あはれに候へ。ただし、生死無常のことわり、くはしく如来の説きおかせおはしまして候ふうへは、おどろきおぼしめすべからず候ふ。まづ善信が身には、臨終の善悪をば申さず、信心決定のひとは、疑なければ正定聚に住することにて候ふなり。さればこそ愚痴無智の人も、をはりめでたく候へ。(親鸞聖人御消息18)
誰もが迎える命の終わり。
今年は地震に大雨、各地で災害が続いていることと合わせ、いろんなことを思いながら聞かせていただく。
朝席が終わり、みんなで石泉文庫へ本をお返しに。
細い道を男性が木の箱をかつぎ、
土曜日でお休みの子どもたちが本を運ぶ姿も。
1999年8月9日、呉市のお寺、専徳寺の本堂。
港を見下ろす高台にあるこのお寺で、ぼくは、「親と子」の話をした。お早うございます。
ようこそ、おいでくださいました。
専徳寺さんは呉の海が見わたせる山の中腹ですから、坂道を登ってきてくださったんですね。
若者ならともかく、お歳をめして、町から登ってくるのは大変ですよね。
きょうは大変な方ばっかり(笑)。
ご本堂を吹き抜ける気持ちのいい風は、汗ばんだ肌には極楽です。
ようこそ極楽へ(笑)。
さァ、ぼくの背中には阿弥陀如来がいらっしゃいます。
そして、ぼくは寺の子ですから、御仏の子としてお話しします。
これは、先日お亡くなりになった永六輔さんの『親と子』(岩波新書)第5章の冒頭。
今年も「極楽」の風が吹き抜ける本堂で、お聴聞のあと、汗をかきかき。
毎年大変な作業だけど、皆さん笑顔で運んでくださる。
「今年も運ばせていただいた」と。
ご協力、ありがとうございました。
また、ようこそのお参りでした。