専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
8月27日(土)
夏休み最後の土日。
この1週間、いろいろと。 お盆が終わり、専徳寺のホームページをリニューアルさせようと取りかかるものの、別院での打ち合わせ、呉東組の役員会、子どもの宿題等等、時間の合間を使ってだとなかなか。
とりあえず、試作は出来たので、あと一息。
広南中学校では、2年生がキャリア・スタート・ウィーク。
いろいろな職場でいろんな職業体験を。
今日は広島市民球場跡地で開催された「ひろしまキッズシティ 2016」へ。
今日と明日の2日間開かれる子どもの職業体験イベント。
このたび、広島別院(安芸教区教務所)の子ども・若者ご縁づくり推進プロジェクトが出店したため、そのお手伝いに。
キッズシティとは、
こども店長がいて、キッズアルバイトがいて、お客さんもこども。
そのこどもたちが中心になって行うのを、大人はサポート。
広島別院のブースは、腕輪念珠づくりのお手伝い、お坊さん体験(写真撮影・衣体・衣装をたたむお手伝い)、タイル文字づけのお手伝い、おりがみ販売がこどもたちの仕事。

法事を3件終えて向かい、14時から17時までの3時間。
担当に回されたのは、
おりがみコーナー。
PEACEおりがみの販売をする傍ら、「おりづる」を無料で折っていただく。
そのお手伝いなのだが、「おりづる」を折れない人って結構いるようで。。。
たったの3時間お手伝いしただけだが、いろんな子どもの姿があって面白い。
アルバイトをしていた女の子は、「いま、何時になりました?はやく終わる時間にならないかなぁ」とつぶやく。。。
そんな子もいれば、ある男の子は、「おりづるをおってみませんか」と、ブースの前での呼び込み。
しばらくすると、3種類あるPEACEおりがみを1枚ずつ取りに来て、そのおりがみをひろげて見せながらの呼び込み。
そして、またしばらくすると、「やっぱり、折って見せないと!」と、そのおりがみでおりづるを折ることに。
でも、おりづるの折り方を知らないから、教える。
すると、3種類全部!
体験を通して、こちらが言わなくても、自分でどうやったら伝わるか。
そんなことを考えながらちゃんと動いてる!
最初は「お店屋さんごっこ」のようなものかなと思っていたけど、立派な職業体験。
明日はお手伝い出来ないけれど、いいご縁をいただいた。
こうした場でお念仏を伝えることはできなくても、近づき、親しみをもってもらうご縁となったかな。
8月19日(金)
リオ・オリンピック。
最後まであきらめず、大逆転して金メダルを獲得した選手もいれば、最後まであきらめなかったのに、銀メダルに涙する選手もいて、いろんな感動をもらう朝。
今朝の席で盂蘭盆会も御満座。
今朝の席では、亡くなったお父さんからの手紙が届いたお話から。
私だったら何を伝えるだろうと考えながら。。。
「うけつぐ伝灯 伝えるよろこび」
ちょっと気になって「伝」について調べてみると、 旧字で「傳」。
人偏(にんべん)に「專」と書く。
「專」とは、糸巻きと右手を表しているんだと。
《参考》OK辞典 「人から人へと事物をぐるぐると回す」ということが「傳」の漢字の成り立ち。
なるほど。。。
暑いなかを、ようこそのお参りでした。
お盆も一段落して、今日は子どもたちと一緒に呉市立美術館へ。
ようやく来れた、『「この世界の片隅に」展』。
子どもたちもじっと見ていた。
澤原家の三ツ蔵の絵の前で、
「ここ、どこか知ってる?」
「ここで黙霖さんが亡くなったんよ」。
広海軍工廠の絵の前で、
「ここが三角浜、ここがうち」。
「え~!、うちはだいじょうぶだったん?」
「うちはだいじょうぶだったみたいだけど、〇〇は・・・」と。
私も伝え聞いたことを伝えていく。
「人から人へと事物をぐるぐると回す」
少しは伝わっているのかなぁ。
秋に公開のアニメ。
とっても細かく町の様子などが描かれているようで、楽しみに。
8月17日(水)
盆、祭、盆踊り。。。
長浜の行事が一段落し、今夜は月に照らされ盂蘭盆会。
御講師は、阿賀の西光寺 藤瀬和亮師。
同じ呉東組の一番若い住職さん。
父である前住職様が亡くなったのが11年前。
お盆を迎えると、その時のことを思い出すとの話から。
私の住職継職法要の会奉行を前住職様にお願いしていたのが、お盆前に訪ねてこられて、病気が見つかったこと、会奉行の代わりをすでに立ててくださったこと、そして、お盆参りを終えないと病院には入れないこと。 大変なことにもかかわらず、まったくこちらに心配をかけさせないよう、先回りをして振る舞われていたことをこちらも思い出しながら。。。
本願力にあいぬれば むなしくすぐるひとぞなき 功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし
お念仏を称えるなかに、前住職様のお念仏も。
ようこそのお参りでした。