専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
8月30日(日)
8月最後の日曜日。
あんなに連日暑かったのに。
まだまだ、彼岸は先なのに。。。
今夜はいつもより30分早く呉東組法中会が住蓮寺にて。
来月17日・18日と東京へ1泊2日の組の団体参拝を控え、その最終説明。
メインは9月18日に行われる国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑での追悼法要参拝。
専徳寺からは7名が参加。
大きなご縁となりますよう。
団体参拝の話の後は、「宗門総合振興計画」についての話。
そして、第9回ご縁の会の募集開始。
先月の法中会で、ご縁の会から3組目の結婚が決まったことが報告されたが、そのカップルには組から念珠が記念品として贈られることに。
これまでに結婚された方へもお念珠が贈られているが、もうお子さんを連れて、所属寺に初参式に参られたとの話も先日聞かせていただいた。
このたびも、ご縁、出会いがありますよう。
8月27日(木)
今朝、「10年連れ添った犬が亡くなったのでお参りして欲しい」との依頼を受けてお参りに。
御家族みなさん、きちんと喪服姿。
「こどものように可愛がってましたから。。。」と。
「亡くなる」という表現は、人間の死に対して使う言葉だと聞く。
先日、BSプレミアム『世界ミステリー遺産に挑む』という、俳優の鈴木亮平さんの番組が放映された。
そこで、興味深い話があって、その言葉にひっかかった。
イタリアの隣、スロベニアの養蜂の村を訪れた時、そこの人は昔から蜂と共生していて、蜂が命を終えることを、人間と同じく「umre(ウムレ)」、それ以外の他の動物は「pogine(ポギーネ)」というのだそう。
番組では、ウムレは日本語で「亡くなる」、ポギーネは単に「死ぬ」と。
蜂がこの地方の人たちにとって、いかに大切な存在であるのかと紹介していた。
また、先の日曜日、小学校PTAの七校球技大会というのがあって、今年は広南小学校が担当校。でも、その日は1日法務で応援にも行けないので、前日の準備だけ参加させていただいた。
その会場となった広にある大学の校内で、ふと目に止まったのが、
「実験動物慰霊碑」
調べてみると、ここのように医学や薬学の学部のある日本の学校、研究施設には、「慰霊碑」があり、「慰霊祭」を行っているような紹介がしてあった。
そして、そこにふと変わった石碑の写真を見つけ、よく見てみると、何と国立呉病院にある石碑だということで行ってみた。
駐車場に車を駐め、あちこちと歩き回ったけど、それらしい石碑もなく、駐車場の係の方に尋ねてみると、「私もよく分からないけど、この駐車場のずっと奥にあるのかな。。。」と。
駐車場のずっと奥の建物の横を通っていくと、
ひっそりと、木に埋まるかのようにあった!
「底栗車之塔」
「底栗車」とは、「チリシャ」と発音するそうで、サンスクリット語のTiryagyoniの音写に由来し、「畜生」と訳される。
海軍病院時代に、実験動物を弔うため、昭和9年(1934年)に建てられた碑文だそう。
実験のためとはいえ、命を終えていった動物たちに、その命を敬うこころを現している姿かな。
「亡くなる」と「死ぬ」。
その線引きは、どこだろう。
結局、私との関わりなのかな。。。
私にとって敬う存在。
と、そうでない存在。
何はともあれ、御家族がそろってお念仏に出遇えた。
その「いのち」との大切な出会いに感謝。
今夜は久しぶりに寺の本堂でお通夜。
正信偈を唱えていると、御同行の声と一緒にコオロギや鈴虫の声。
8月26日(水)
昨日、台風15号が過ぎ去った。
今夜は呉東組納涼会。
毎年恒例の行事となったMazda Zoom-Zoom スタジアム広島でのカープ観戦納涼会。
この台風の影響で中止かな・・・と心配されたが、良いお天気に。
組内25名。
当山専徳寺から初めて家族揃っての参加。
昨年は急遽全員で参加できなくなり、今年やっと坊守と次男のデビュー戦。
席の位置のせいなのか、去った台風の影響なのか、ずっと扇風機を目の前において「中」の風を浴びているような感じで、いささか。。。
対戦相手、阪神の先発は能見。
広島はジョンソン。
今日は投手戦か。。。
静かな試合展開だと、初めて見るものにとってはなぁ。。。と思ってたら、何と何と!!
3-0で迎えた7回。
赤いジェット風船を放すと、
後のこともあるので、そこで退席。。。
帰宅したら、9回表、4-2で1アウト満塁だと。
ヒヤヒヤしながらもそのままゲームセット。
ちょっと寒かったけれど、次男は初めてのスタジアムに喜んで、明日絵日記の宿題にと。
子どもたちの夏休みもあとわずか。
今日の風は秋の風。
風邪を引きませぬよう。