ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

ブログ一覧

長浜 秋祭

11月3日(木)

今日は長浜入江神社の秋祭。

 
この祭は、江戸時代に仰誓(ごうぜい)という学僧が全国の念仏者の逸話を集めた『妙好人伝』の第二編に登場する。

「九右衛門男」

九右衛門の息子、想四郎と想吉兄弟が海で遭難したときの話である。

【参考】『妙好人伝全集 古昔の巻 第2編』 (近代デジタルライブラリー)

その話に由来するお供舟(呉市有形文化財)が、以前は曳き船として伝わっていたが、

Dsc03506

交通事情も変わり、県道を使用することが難しくなったため、お供舟は神社でその姿を見せるのみ。

それでも、太鼓と御輿が子どもたちの旗を先導に長浜を練り歩く。

 

若手有志による長浜祭り愛好会も出来、太鼓をかついで回す姿は勇ましい。

Dsc_0362_2

妙好人を伝える全国でも珍しい祭である。

2011年11月3日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

長浜 よごろ

11月2日(水)

今日は広商店街のお宅を報恩講で。

今年は異常なほど暖かい。
例年であれば、11月になると肌寒く感じるのに、お参りしていると汗をかく。

タイでは深刻な洪水、ニューヨークでは大雪と聞く。
  

白石地区も昨日終わり、広古新開と名田をあと1週間で終える。
それが終わると、いよいよ長浜の報恩講に。

 

今日もお参り先で、犬が一緒に報恩講。
犬やネコと一緒にご縁にあわれる方も多くなってきた。
そんななかからいろんなご縁が生まれる。

あるとき、玄関先で犬に吠えられた。
家に入ると、ずっと外からこちらをうかがっている。

そして帰り際、玄関を出ようとすると、態度が豹変し、今度はしっぽを丸めて怯えている。

どうも、『御文章』を拝読するとき、主(飼い主)が頭を下げて聴聞している姿を見て、恐れをなしてしまったよう。

頭を下げる

何気なく頭を下げているが、頭を下げる行為というのは大変なことなのだと気づかされる。

 

11月1日号の本願寺新報に、『親鸞なう』(福井新聞社刊)という書籍が紹介されていた。
そして、同時に電子書籍版も販売されたと。

20111102214748115

このあたりでは中国新聞社が毎週「洗心」を連載。
福井新聞社では、親鸞聖人750回御遠忌を機縁に、「親鸞なう」を9ヶ月連載し、それをこのたび単行本化。

せっかくであるから、電子書籍版を購入してみた。
パソコンでもスマートフォンでも見れるので、ちょっとずつ読み始めることに。

 

今夜は長浜入江神社のよごろ。

「よごろ」とは、何と方言だそう。
一般的には「宵宮祭」といい、祭の前夜祭。

明日が祭礼。

妙好人にまつわる祭である。

2011年11月2日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

住蓮寺報恩講

10月27日(木)

昨日と今日の午前中、広古新開(南)地区の報恩講。

それから、午後1時より隣寺の住蓮寺報恩講の御満座に。

Dsc_0359
本来なら浄念寺住職が導師をつとめるが、不在のため、私が代わりをつとめさせていただく。

Dsc_0356

Dsc_0358

今、専徳寺の境内に菊の鉢が並んでいる。
その菊が一斉に咲きだした。

『菊花を詠ず』、住蓮寺で誕生した宇都宮黙霖が20歳で作った漢詩。
ただ、ここでいう菊花は菊の御紋を意味するようだが。

 

その宇都宮黙霖の影響を受けた吉田松陰の話を、一昨日の親鸞聖人鑽仰会で聞かせていただいた。

今では松陰神社として祀られているが、吉田松陰のお母さんは妙好人(熱心な念仏者)

杉滝子。

調べてみると、国立国会図書館のデジタルライブラリーで『婦人の鏡 杉滝子伝』というのがあった。

 

秋の夜長。これからじっくりと読ませていただくことに。

 

2011年10月27日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

呉東組親鸞聖人鑽仰会 総会・仏教講演会

10月25日(火)

今日は2時から専徳寺で、呉東組親鸞聖人鑽仰会の仏教講演会。

呉東組親鸞聖人鑽仰会の主な活動は、親鸞聖人の誕生日(5月21日)に、朝刊の折り込みチラシと一緒に合掌チラシ(法語)を各家庭に届けていただくことと、今日行われた仏教講演会。

その講演会に先立って、今年は総会も開かれた。

 

仏教講演会の御講師は、今年の1月に本願寺派司教となられた武田晋和上。

武田氏は大学院時代の先輩で、京都にいた頃はいろいろと親しくお付き合いさせていただき、ホームページもリンクさせていただいている。
そんなこともあり、このたびの講演会で講師に来られると聞いて、会場の立候補。

Dsc03965

講題は『如来より賜る信心』。

たくさんの方が聴聞された。

 

いろんな話を聞いたなかで、印象に残ったのは、日本人の国語力が落ちてきているという話。

その原因はコミュニケーション不足だそう。

相手の思いを知ろうとすれば、相手のことばを聞かなければいけない。
また、相手に思いを伝えようとするには、ことばで伝えなければならない。

それが、日本人には欠けてきているのだそう。

 

講演終了後、御講師を囲んで親睦会。

短い時間だったが、久しぶりの再会を楽しませていただいた。

2011年10月25日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

タカを保護

10月24日(月)

昨日の夕方、庭で1羽の鳥がひっくり返っているのを、前坊守(母)が見つけた。

呼ばれて駆けつけてみると、どう見てもタカ。

何か獲物を追って、窓ガラスに激突でもしたのだろうか。

Dsc_0340_2
 

このあたりでよく見られるタカの仲間は、トビ。

ここ数年よく見かけるようになったミサゴ。

この時期だと、南へ渡っていくサシバなどが思い浮かぶが、どうも違う。

 

ハヤブサだと大きな黒目が特徴。
数年前、広島市内の川沿いを車で通っていると、前を1羽のハヤブサが横切った。
まるで、スローモーションでも見ているかのように、はっきりと目まで見えた。
そのときに見たハヤブサの目とも違う。

 

それで調べてみると、見た目はどうもオオタカに似ている。

環境省のレッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)によると、準絶滅危惧種。

 

ネコがこの鳥を襲おうと近づいていたので、とりあえずダンボール箱に入れて保護することに。

箱を持って近づくと、

Dsc_0339

羽を広げ、タカ特有の鳴き声で威嚇。

軍手をはめて、そっと捕まえて箱のなかへ。
その時はじっとしていたが、その後、うつぶせにしようとすると、嫌がって指を捕まれた。
鋭い爪が軍手に引っかかる。
それで、ずっと仰向けのまま。

どうも、羽を痛めているようだったが、意識はしっかりと。

 

日曜日の夕方とあって、どこにも連絡の取りようがないため、一晩様子を見てみることに。

 

一夜明け、タカの意識がはっきりとしていたので、長浜小学校へ箱に入れたまま持っていく。

市や県に連絡をとって保護してもらうことも考えたが、せっかくの機会である。

ご迷惑かなとも思ったが、こんなことはめったにない。

 

校長室へ持っていくと、こころよく引き受けてくださった。

 

夕方、校長先生から電話をいただいた。

 

このタカを全校生徒に見せたこと。
そして市を通し、県に引き渡したということ。

そして、このタカはオオタカではなく、ハイタカではないかということ。

そんなことを報告していただいた。

 

このハイタカもオオタカと同様、準絶滅危惧種である。

 

タカにとっては住みにくい地球になっているから、こんなことになってしまったのだろう。

このタカを通して、自然・環境、そしていのち。
そんなことを考えるきっかけになってくれればと思う。