専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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9月3日(土)
大型の台風12号。
各地で大きな被害が出ているようだが、このあたりはもう峠を越えているようだ。
昨夜は風と雨の音が凄かったが、朝になると風も雨もほぼ治まって、夕方には夕焼けも。
大きな議題はそれほどなく、組長会の報告が中心。
呉東組団体参拝の第3班が、9月8日に出発。
呉東組の団体参拝としてはこれが最後。
「願」のバッジをつけて、どうぞ良いご縁に。
それから東京国立博物館で開かれる『法然と親鸞 ゆかりの名宝』展のポスターなどを頂いて帰った。
京都では春に『親鸞展』(京都市美術館)と『法然展』(京都国立博物館)が別々に開かれたが、東京では史上初の合同展なのだそう。
機会があれば是非どうぞ。
8月31日(水)
今日で夏休みも終わり。
明日から新学期。
長浜小学校2年生の長男も夏休みの宿題を昨日までに完成。

今年は蓮の絵を描き、自由研究も『はすのかんさつ』。
蓮づくしの夏休みであった。
今夜は呉東組の若手僧侶の会『我聞会』の納涼会。
今回は私が幹事を。
いろいろと諸事情によりキャンセルもあり、6名での納涼会。
無事終わってホッと一息。
今日、龍谷大学教授海谷則之先生が書かれた『宗教教育学研究』という本を贈っていただいた。
第4章 「いのち」の教育 -法蔵と僧叡における三種の「いのち」-
のなかに石泉僧叡師のことが登場する。
この本を書かれるにあたり、石泉社の寮則をご覧になりたいと訪ねて来られ、お話を伺った。
またゆっくり読ませていただこうと思います。
8月28日(日)
お盆も一段落し、再び暑さがぶり返してきた。
暑さは戻ったが、セミの声は少しだけ。
それでも、ミンミンゼミの声が聞こえてくる。
長浜には、昔からアブラゼミ・クマゼミ・ツクツクボウシ・ニイニイゼミが見られるが、ミンミンゼミは聞くことがなかったのに・・・。
池によく飛んできていたシオカラトンボも見かけなくなってきたが、今朝はカワトンボの仲間、ハグロトンボが飛んできて、長い間とまっていた。
トンボ。
トンボを漢字で表すと「蜻蛉」。
『蜻蛉日記(かげろうにっき)』で知られるように、「カゲロウ」も「蜻蛉」と表記される。
日本語のトンボの語源は定かではないが、稲穂が飛んでいるように見えるから、「飛ぶ穂(とぶほ)」が訛ってトンボとなったともいわれている。
日本では古来トンボを「秋津(あきつ)」とも呼んでいたそうで、日本のことを「秋津洲(あきつしま)」と表すこともあったとか。
これは、神武天皇が大和国(現在の奈良県)の丘に登り、その国土を一望して、
あきつのとなめのごときにあるかな (『日本書紀』)
といわれたことに由来するそう。
「あきつ」とはトンボ。「となめ(臀呫)」とはトンボが交尾をしているときに見せる、お互いのしっぽをくわえて飛んでいる姿を現しているのだと。
狭い国だがすばらしい国。まるで、トンボ(秋津)がとなめ(臀呫)しているようだと褒め称えたから「秋津洲(あきつしま)」と呼ばれるようになったとか。
それくらいトンボは昔から馴染みのある虫であったようだ。
西洋でトンボは不吉な虫と見られていたようだが、日本では勝ち虫と呼ばれ、武士の間で喜ばれたそう。
それは、トンボは前にしか飛ばず、後ろには進まない。それが「不退転(ふたいてん)」を表すからだと。
「不退転」
これはもともと仏教用語。
浄土真宗では、信心を得たものは不退転の位に住すといわれる。
真実信心うるひとは
すなわち定聚のかずにいる
不退のくらゐにいりぬれば
かならず滅度にいたらしむ (浄土和讃)
それがいつの頃からか「不退転の決意で取り組んでいく」とか、いろんな使われ方をされるようになってしまった。
「他力本願」もそうだが、誤った用い方はいろんなところでされてしまっている。そのことばがそのように使われるようになった意味を問うてみることも大切かと。
8月22日(月)
昨日の午前中、呉市に大雨洪水警報。
本堂の廊下がびしょ濡れになるほど。
今日は雨も上がり、午後から広島市中区 福屋八丁堀店で開催中の『親鸞展』に。
8月18日(木)から開催されているが、3日で入場者が1万人に達したそう。
親鸞聖人の90年の生涯を、これまであった展示方法と違った見せ方をしていたのが印象的だった。
これまで見てきたのは本願寺をはじめ、寺が中心となって企画展示したもの。
このたびは、五木寛之さんが『中国新聞』をはじめ、44の地方新聞に連載している小説『親鸞』を記念しての新聞社主催の特別企画展となっている。
故 手塚治虫さんがイタリアの国営放送からの依頼で『聖書物語』を製作したことがある。
その依頼が来た時、クリスチャンではない手塚さんは戸惑ったそう。どうして私が?と。
そのわけを尋ねたら、クリスチャンが作ると、どうしても美化して作ってしまう。そんなこともあって手塚さんに白羽の矢が立ったのだそう。
信仰のなかから見ると、どうしても「聖人」、「御開山」と仰いで見てしまう。
同じ目線に立つことがなかなかできない。
でも、この企画は人間親鸞。
弟子を一人も持たず、すべては御同行・御同朋と同じ目線に立たれ、寄り添われた90年の生涯。
出口を出ると、たくさんのグッズや書籍が売られていた。

中でも目をひくのが海洋堂というフィギュアの最大手が手がけた公式フィギュア。
展示してあった平成の親鸞像をモデルとして造られたもの。
一昨年開かれた阿修羅展では、この海洋堂の「阿修羅像」フィギュアが好評ですぐに売り切れたとか。
このたびは、長期間いろんなところで開催されるので、売り切れることはなさそうだが、このフィギュアがどのくらい売れるものだろう。
ちなみに価格は3,150円。
「親鸞展」は8月30日(火)まで開催中。
8月20日(土)
曇り空でセミの声が聞こえてこない静かな朝。
朝席で盂蘭盆会、御満座。
人生は苦である。
だからといって、何も悲観的に生きることはない。
生死の苦海ほとりなし
ひさしくしづめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ
のせてかならずわたしける
(『高僧和讃』龍樹讃)
苦海のなかに沈む私を、必ず救ってくださる方がいる。
願いをかけ続けてくださる方がいる。
それに気づかされた時、人のこころは少し変わるのではないだろうか。
今席の最後に紹介された「僕を支えた母の言葉」。
これは野口嘉則氏が知人の話に少しストーリーを加えて編集したもので、著書『心眼力 ~柔らかく燃えて生きる30の知恵~』の発売を記念して製作されたものがYouTubeで話題となり、今では単行本にもなっているそう。
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ようこそのお参りでした。