ふるさとの戦争の記憶に学ぶ会

3月15日(木)

連日穏やかな日が続き、12日からウグイスの声が長浜に響いている。

昨日、小学校でご案内いただいた、広島県立図書館の「平成29年度新しい子ども向けの図書の紹介」というのに参加。

30冊の絵本・児童書を図書館職員の方が、1時間の間に次々とブックトークで紹介。

初めて参加させていただいて、初めてブックトークというのを見せて頂いた。

普段、読み聞かせをしていても、自分で読んでる姿は見たこともないし、他の方のも見る機会が無いので、とってもそれが新鮮で。

テレビの取材もあり、インタビューにも応えたけれど、放送はカットかな。。。

 

今日は広南中学校で、午後から「ふるさとの戦争の記憶に学ぶ会」。

ちょうどその時間に法事が入っていたので、ビデオ撮影を許可して頂いて前後のみ。

この1年間、広地区の戦跡について学習してきた中学生。

今日は長浜出身の吉本美子さんをお招きして、戦争の記憶を聞かせていただくことに。

当時小学2年生。

誕生日だった昭和20年5月5日。

学校で誕生日を祝ってもらったそのあと、空襲警報発令。

防空壕へと逃げる上を低空で飛ぶアメリカ機。

その時の記憶から。

そして、7月1日の呉空襲、8月6日広島への原爆投下、8月15日の終戦の話を。

 

近所で起きた生々しいお話。

私も戦争体験、いろんな形でこれまで聞かせていただくことはあったけど、長浜でのことを聞くことはあまりなかったかな。

戦地へ行かれ、捕虜となった方の話も個人的に聞かせていただいたこともあったけど、そこにいろんな配慮を感じ、なかなか公にこうした話をするのは難しいのだなと感じたことも。

でも、こうして話を聞かせていただけたのは何ともありがたい。

 

中学生たちは、未来に向けて、戦後復興するために、いろいろな形で携わった広南の先人たちのことをこれから学んでいくそうだ。

長浜出身の松本俊一氏、村尾時之助氏、濱本博登氏といった先人たち。

どんな風にこの方たちのことを学んでいくのか楽しみに。

 

終わった後、今日の講演をされた吉本さんとお茶会をするというのでお誘いいただき、しばしそこで長浜のいろんな昔話を聞かせていただく。

長浜のこと、宇都宮黙霖のこと、いろいろと。 まだまだ、話題には尽きなさそう。

広南中学校の作った「ひろ戦跡マップ」は、広南中学校のホームページに。

8月15日の終戦。

子どもながらに、嬉しい。これで朝までぐっすり寝れると思ったとの話を聞いて、ホントだなぁ。

「恩」の字の意味を心にいただきながら、おかげさまでと。

2018年3月15日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku