5月8日(火)
今朝は雨が止んで、9時から仏教壮年会の境内清掃。
雨のせいでか、草が生い茂り、キノコが境内に。
1時間ほどで無事終了。
そして、今夜は7時30分より例会。
昨日のニュースで知ったかこさとしさんが92歳で亡くなられた話より。
かこさとしさんは、『からすのパンやさん』『だるまちゃんとてんぐちゃん』などで知られる絵本作家。
戦時教育で育ち、飛行機乗りに憧れ、航空士官を志したけれど、近視が進んで断念。
ともに目指した友人たちは特攻隊で戦死。
19歳で終戦を迎えると、手のひらを返したような大人たちの言動に嫌気がさし、東京大学工学部卒業後、仕事の傍ら、焼け野原にバラックが並ぶ川崎市でセツルメント活動に参加。
そこで、子ども会活動に力を注いだ。
その時に、自ら紙芝居を作って子どもたちに見せたことが、絵本作家の原点だそう。
そんなことを知って、絵本を昨日読み返すと。。。
という話から、戦後、専徳寺の梵鐘を迎えた時の話を。
専徳寺の梵鐘は、国家総動員法に基づく金属類回収令により供出された。
戦争が終わり、昭和28年4月26日に新しい梵鐘を迎える。
広駅から牛車に梵鐘をひかせ、たくさんのお稚児さんと一緒に専徳寺まで運ばれる。
この梵鐘には、たくさんの方の願いが。
「正覚大音 響流十方」 雨の降るなか、ようこそのお参りでした。