報恩講法要 2日目

10月15日(火)

秋晴れ。

昨日に引き続いて報恩講法要。

昨夜の席が終わり、御講師部屋で、御法話の中に「蓮台」の話が出て来たことに関連して、通り報恩講で疑問に思ったことをお尋ねした。

通り報恩講にお参りに行くと、そのお宅の方のお顔より、おつとめ中に御本尊を見ている時間の方がうんと長い。

正信偈をおつとめしながら、次々とさまざまな阿弥陀さまのお姿を見てると、ふといろんなことを。

その一つが、なぜ阿弥陀さまの蓮台は緑色なの?
と、まるで『チコちゃんに叱られる』のように。

蓮の花びらが緑色。

『阿弥陀経』には

「池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 微妙香潔」

青・黄・赤・白と出てくる。
この「青」を勝手にブルーとイメージしていたけれど、「青信号」「青田刈り」「隣の芝は青い」などなど、古来より〈緑〉を〈青〉と表現することがある。
すると、この青はグリーン?。

そんな疑問を質問させていただいたら、そのあとFacebookでお尋ねして調べてくださった。

すると、『十二礼』に「両目の浄きこと、青蓮華のごとし」(らいはいのうたでは「やさしきまなこ 澄みとおる」)とあるとか、樒は青蓮華の代わりとなるものとの話も。

中央仏教学院のホームページ、「華瓶考」参考)←クリック

そんなことを聞きながら、20数年前、タイに行った時に確か写真を撮ったような。。。

 

あった!

タイのピッサヌロークのワットナーンパヤーの境内で、参拝者が薄い緑色の蓮のつぼみを手に合掌している姿。

そして、

バンコクのワットプラケオのお供物。

まだ正解は分からないけれど、何だかひょんなことから良いご縁に。

 

今日の朝席は、昨夜のご和讃に続いて。

弥陀の名號となえつつ
信心まことにうるひとは
憶念の心つねにして
仏恩報ずるおもひあり

“憶念の心つねにして”のお味わい。

御法話の中に出て来たコマーシャル。

 「親子に同じ質問をしてみたら」(トヨタ自動車㈱Facebook)←クリック

親心は“つね”。でも、子の心は。。。
そのこころを知った時、ただただ感謝の思いばかり。

南无阿弥陀佛

 

昼席は、“仏恩報ずるおもひあり”のお味わい。

御法話の中で「恩」という漢字は、小学5年生で習うのだと聞き、学校から帰ってきた小学5年の次男に「この字、習った?」と聞くと、「恩返しの恩でしょ。まだ習ってない」と。

ラグビー日本代表のリーチマイケル主将は、「日本に恩返しをしたい」と語った。

「恩」も「仏」も5年生で習う漢字。
恩知らずにならないように、もっと早く。。。

 

夜席は、逮夜ということで、中休みに『御伝鈔』を。

御法話は、「弥陀成仏のこのかたは」のお味わい。

ずーっと待ってくださっている阿弥陀さま。
「あなたなら、どのくらいまでなら待つことが出来ますか?」
と問われると。。。

 

夜になるとひんやりと。
ようこそのお参りでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku