10月16日(土)
今日は2年ぶりの報恩講法要。
昨年はコロナのため中止。
今年はと思っても、非常事態宣言が解除されて2週間。
まだまだ注意をしながら。
と、言うことで、今年は昼席1席のみの御法座。
今年もつとめあいを中止し、住職導師で行うことに。
朝、花手水の準備。
昨日用意した花を入れてみたけれど、まだまだ足りない。。。
そこで、花屋さんで補充。
ダリアや菊、秋の花を中心に色鮮やかに仕上がった。
講台には新しく飛沫防止のパーテーションを設置。
超低反射パーテーション。
アクリル板だと照明や窓からの反射で、角度によっては見づらく感じたので。
ただ、風で時折ヒラヒラと動くので、そこは改善の余地ありかな。
みなさん検温と記帳をしていただいて、
おつとめは、色衣・七条袈裟の礼装第一種で正信念仏偈作法第二種。
まだまだ汗ばむ中、この秋初めて冬用衣体。
マスク着用のまま、最後の方でフッと意識が遠のいて。。。
御講師は、広浄円寺の桑原昭信師。
『そのときがくるくる (苦手な食べものに挑戦)』
ナスの嫌いなたくまくんにおじいちゃんが、
「いつかきっと、そのときがくるから、むりに 食べさせちゃいかん。」
「そのときって?」
「おいしく 食べられるときだよ。いまは きらいでも、おいしく おもえるときが くるものさ。」
「ぼくにも くるかなあ。」
そんな話より。
法座前の会話をふと思い出す。
このたび総代になられた方が初めて法座に参られ、「初めてお参りさせていただくので、知らないことばかりで」と。
それを聞いた総代長さんが、「私も最初はそうだったから」と。
「そのときがくるくる」
そして、
しかるに愚禿釈の鸞、建仁辛酉の暦、雑行を棄てて本願に帰す。
の「雑行を棄てて正行に帰す」ではなく、「雑行を棄てて本願に帰す」とされた御開山聖人のお味わいを。
まだまだイレギュラーなお聴聞ではあるけれど、そのときがくるくる。
ようこそのお参りでした。