11月10日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
読んだ絵本は、
『ありがとう』 (いもとようこ)
この季節にピッタリかなと思いながら。
あとがきに
この『ありがとう』の絵本を描きながら、私は考えていました。
この私があるのも、両親が私を生んでくれたから存在しているのであって、決して自分の力で生まれたわけじゃない。
私の両親も、そのまた両親が生んでくれたから存在しているのであって・・・・・・
今あるもの、今存在するものは突然存在したものは皆無といってもいいでしょう。
今、私が描いている「りすの絵」も私個人が創り出した絵と思っているのは大間違いで、私がこれまでに出会った先人の絵や写真を無意識のうちにとりいれて私は描いているのだと思います。
だから何一つ自分一人で生みだしたものは、ないのではないでしょうか?
ただ、過去、現在、未来の流れの中で、一瞬である現在に関われることに感謝したい。 いもとようこ
そんな思いから生まれた絵本。
「読んだことある人!」と尋ねたら、半数くらいが手を挙げてくれた。
読み終わって、感想を聞くと、一番最後のシーン
はるになったら
こどもたちが うえた どんぐりの めが
げんきに でていることでしょう・・・・・・。
「植えたどんぐりがそのあとどうなったか知りたいと思いました」と。
「どうなったと思う?」と尋ねると、みんな「元気に育っていると思う」と。
過去、現在、未来の流れの中で、一瞬である現在に関われたことに「ありがとう」。
