呉東組聞名講 7月例会

7月10日(水)

午後、青空のひろがるなか、緩やかな階段を昇って、阿賀の称名寺で呉東組聞名講の例会。

正信偈をおつとめし、称名寺御住職による御消息拝読と、住蓮寺御住職による法話。

 

その後、呉東組法中が出席しての御示談に。

今日は2つの質問が。

一つは往相回向と還相回向。
特に還相回向をどのように味わったらよいのか?

もう一つは、「本願名号正定業」とある、この正定業とは?

 

どちらも大切な浄土真宗の御法義であるが、限られた時間で、出来るだけやさしくと思うのだが、なかなか・・・。

 

そんなとき、以前読んだ足利義山和上と前田慧雲和上の会話を思い出す。

学問も議論も結局何のやくにもたちませんのうや。往生の一大事に至っては、あんたもわしもいろはも知らぬただのじいにならねばいけません。

弥陀の願いをそのまんま。

そこに往相も還相も正定業も、何でもかんでもそのなかに包まれて。

 

帰ってみると、荷物が届いていた。

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あまりにも暑くなってきたので、玄関先にビオトープのセット。

益子焼の鉢に、シラサギカヤツリ、ホテイアオイ、そして姫スイレン。

 

水と緑、私にとっては理屈抜きできれいだな。

どこが、どうしてって、いらない。

そのまんまをいただくだけ。

 

今日の御示談をふと思い出しながら。


2013年7月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

6月30日(日)

朝、境内のニューフェイス、“姫白蓮”が咲いた。

小ぶりな白い蓮。

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大賀ハスの蕾もかなり大きく膨らんできた。
明日あたり、開花かな。

 

今日、お参り先で・・・

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パピリオソースをいただいた。

先日の『元就。』放送以来、いろんなところで聞かれる。

長浜で生まれたこのソース。
今はその流れを汲む千葉の高島醸造が製造販売。

長浜で製造されてた頃は、ずっと愛用。
学生時代、京都にもこのソースを持ち込んで。

 

今日は、その『元就。』にいつもの姿で映っておられた方の葬式が自宅にて。

会館葬がほとんどの昨今。

会館葬と自宅葬。どちらが良いとは一概に言えないところもあるが、大変とか面倒とか、家の前の海に放り込んでしまったような、良いご縁であった。

 

そして、今夜は阿賀の西光寺で呉東組法中会。

法中会のなかで、6月初旬に安芸教区の教区会議員が福島の被災寺院を訪れたそうで、その話を聞かせていただく。

岩手や宮城とは違った状況は、何ともことばにならない・・・。

 

法中会の後、ご縁の会のミーティング。

お疲れさまでした。

2013年6月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 6月例会

6月23日(日)

今夜はスーパームーン。

1年で一番月が大きく見える夜だそうだが、曇って見ることは叶わない・・・。

 

今夜は広の浄円寺にて、我聞会6月例会。

『蓮如上人御一代記聞書』輪読は(146)(147)。

 

蓮如上人が子どものオムツを自分で洗ったという苦労話。

今のように紙オムツでなく、しかも蓮如上人は子だくさん。

たくさんのオムツが干されてたのであろう・・・。

 

また、本願寺が当時青蓮院の末寺であったと話が出て、「末寺」とはどのような形の末寺だったのだろうと、いろいろ話が。

 

法話では、「懺悔」ということばについて。

浄土真宗では、あまり使われることのないことばであっても、その正しい意味を知り、どうして使われないかを知っておかなければという話を聞かせていただいた。

 

「懺悔」は、「ざんげ」と一般的に読まれているが、仏教では「さんげ」。
キリスト教は、「ざんげ」。

自らの罪を告白し、悔い改める。また、許しを請うとの意味で使われる。

 

これと合わせて使われることばに、「慚愧(ざんぎ/ざんき)」。

「慚愧懺悔(ざんぎさんげ)」と合わせて使われることが多かったため、江戸時代に「ざんげ」と濁音で呼ばれるようになったともいわれるのだとか。

 

「慚愧(ざんぎ)」は、「慚」と「愧」と分けて解釈されるようだが、一般的には罪を恥じることを意味したことば。

親鸞聖人は、『正像末和讃』悲嘆述懐讃で、

無慚無愧のこの身にて
 まことのこころはなけれども
 弥陀の回向の御名なれば
 功徳は十方にみちたまふ

蛇蝎奸詐のこころにて
 自力修善はかなふまじ
 如来の回向をたのまでは
 無慚無愧にてはてぞせん

と、罪を恥じることも出来ない私であることを嘆き、そんな私だからこそ弥陀如来の願いをいただいていることを讃えている。

 

浄土真宗は懺悔しなくてもよい教えではなく、恥じることも悔い改めることも出来ない私を知らされ、その私に願いが届いてるって知らされる教え。

そんなふうにいただくのかな。

 

明日は読み聞かせ。

2013年6月23日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組若婦人連続研修会 1回目

6月20日(木)

昨日の午後から降り始めた雨。

呉市にも大雨警報が出たため、広南小学校は早々に休校の連絡。

 

6月、10月、2月の年3回開かれる呉東組若婦人連続研修会の今年度第1回目が、午前10時より名田説教所において行われた。

組内の仏教婦人会20単位から、基本的に若手の方3名が参加。

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専徳寺からも3名が参加のため、名田説教所まで送りがてら、開会式に出席。

名田仏教婦人会の方が、雨の中、傘をさして駐車場の案内をされていた。
ご苦労さまです。

学校が休校になったことで、出席できなくなった方もチラホラ。

 

午前中が法話、午後から仏事作法と仏教讃歌の講習。
講師は我聞会のメンバーがそれぞれ担当。

 

3回の連続研修を受講して修了証をいただいた方が、1,100名を超えている。

私の担当は次回10月の法話。

参加された方にとって良いご縁となりますよう。

2013年6月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組念仏奉仕団 三日目

6月14日(金)

今日も快晴。

白浜のホテルを出発し、まずは南紀とれとれ市場にてお買い物。

そして、鷺森別院を参拝。

 

現在の大阪城の場所にあった石山本願寺。

そこで、織田信長と顕如上人の間で石山合戦が繰り広げられた。
顕如上人が石山本願寺を退去した後、一時期本願寺だったところがここ。

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副輪番さまより、別院の沿革等、聞かせていただく。

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別院本堂入り口に貼ってあった貼り紙に目がとまる。

「つれもていこら 御同朋」

 

その後、昼食を済ませ、休憩を何度かとりながら、一路広島へ。

帰ってきたら7時30分をまわったところ。

 

台風を心配して迎えた団体参拝も、青空がひろがり35度を超える猛暑に。

それでも、みなさん笑顔で帰宅されたことに、ホッと。

 

参加された皆さまには、ようこそのご参加でした。

2013年6月14日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組念仏奉仕団 二日目

6月13日(木)

朝6時からお晨朝(じんじょう・朝のおつとめ)がはじまるので、10分前に本願寺に向かうと、すでにみなさんお参りに。

阿弥陀堂で讃仏偈をおつとめし、御影堂に場所を移して正信偈。
本日は「本師源空」、法然聖人を讃えた御和讃。

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たくさんの方で迎えるおつとめは何とも言えない。

そのあと、帰敬式(おかみそり)。
このたび、専徳寺から5名の方が帰敬式を受けて法名をいただいた。

ホテルに戻って朝食を済ませ、9時からオリエンテーションを済ませて清掃。

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昨日は御影堂。今日は阿弥陀堂の畳拭き。

そのあと、境内白州の清掃。

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抹茶を国宝鴻之間でいただき、書院・飛雲閣を拝観。

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閉会式では、長年念仏奉仕団に参加されてきた団体・個人の表彰。

何と、一緒に参加した安芸教区志和組は70会目の参加表彰。

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京都市内で昼食をとり、一路南紀白浜へ。

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暑い暑い一日ではあったが、当初台風が心配されたのに、快晴。

体調を崩される方もおらず、何より。

明日は鷺森別院を参拝して、帰宅。

2013年6月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組念仏奉仕団 一日目

6月12日(水)

朝6時前に小坪から長浜、広と順番に参加者を乗せて、一路バスで京都へ。
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2年に一度の組の団体参拝。
このたびは本願寺の念仏奉仕団に参加。

今年は念仏奉仕団が始まって60周年という記念すべき年。
また、来年6月に本願寺の門主を退任されるご門主さまと、ご門主さまとしてお会いできる最後のご縁。

その奉仕団に呉東組90名、バス3台で上山。
そのうち専徳寺から12名。

台風3号の影響が心配されたが、青空が広がり、暑い一日に。

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最初の訪問先、大谷本廟では到着時刻が遅れたため、専徳寺の納骨壇にご門徒のみなさんとお参りするのみ。

慌ただしく本願寺へ。

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御影堂の畳と廊下を拭き掃除。

さすがに大勢の拭き掃除は迫力満点。

その後、龍谷ミュージアムで『平山郁夫 悠久のシルクロード』展を観てホテルへ。

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朝早くから本当にご苦労さまでした。

明日も6時にお晨朝。

2013年6月12日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟 総会

6月4日(火)

午前10時より、仁方の浄徳寺にて、呉東組仏教婦人会連盟の総会。

Img050呉東組20単位の仏教婦人会より3名ずつ出席。

総会で、前年度の事業報告・決算報告、今年度の事業計画・予算を審議。

 

その後、役員の皆さんによる朗読劇『どうぞのいす』。

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これは、毎年12月に児童福祉施設『仁風園』を呉東組仏教婦人会連盟が訪問しているが、昨年役員のみなさんが子どもたちの前で披露した朗読劇の再演。

「どうぞ」は、相手を思う気持ちから。

 

昼食をはさんで、午後から法話。

御講師は、深川組明光寺若坊守 牛尾かおり師。

6歳の娘を小児癌で亡くし、それをきっかけに『いのちの授業』を始められた鈴木中人氏の話から、手を合わすことの大切さをお聞かせいただく。

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また、お聴聞された方には、「ありがとう」の反対語という話が心に残っていたよう。

「ありがとう」の反対語・・・。

それは、「あたりまえ」。

 

あたりまえ~ あたりまえ~
あたりまえ体操

右足を出して左足出すと 歩ける!
あたりまえ体操

幼稚園に通う次男も、幼稚園でこの『あたりまえ体操』を耳にするようで、時々口ずさんでるが、この「あたりまえ」と思っていたことが、実はそうではなかったと気づかされたとき、「ありがとう(有難う)」という気持ちが生まれる。

 

手を合わす姿を家庭の中から。

2013年6月4日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

起き上がりムンク と 呉東組総代会総会

6月1日(土)

今日から6月。衣替え。

4月19日、ニュースなどで“起き上がりムンク”なるものがあって、野沢民芸品制作企業組合のホームページで、ちょうどその日に販売されたことを知り、早速注文。

大小4色の“起き上がりムンク”。

どの色にしよう、どの大きさにしようと考えたが、せっかくだから全部買ってしまおうと・・・。

 

あれから1ヶ月が過ぎ、どうしたものかと思っていたら、何と手作りのため2ヶ月待ちだと。
その商品がようやく届いた。

福島県会津より。

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ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンク。

そのムンク生誕150周年を記念して、スカンジナビア政府観光局が、東日本大震災の被災地支援として野沢民芸品製作組合に制作を依頼したことから生まれたものだそう。

何度盗難に遭っても戻ってくる“叫び”を、何度倒しても起き上がる「起き上がり小法師」に見たてて。

 

「愛」と「死」、それがもたらす「不安」をテーマとした作品、ムンクの『叫び』。

 

この売り上げの一部が、東日本大震災ふくしまこども基金に寄付されるのだそう。

大きな足しにはならないかも知れないが、少しくらい足しになればと。

 

今夜は、広ステーションホテルにて、呉東組総代会の総会。

専徳寺から住職と総代長が出席。

途中、お通夜で抜けたりと、バタバタしてしまったが、いろいろと良いご縁をいただいた。

2013年6月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

5月30日(木)

境内のアジサイがきれいに咲き始める。

 

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今夜は阿賀の法幢寺にて法中会。

議題の中心は、来月に迫った呉東組団体参拝について。

呉東組16ヶ寺から92名の参加。

専徳寺からは13名。

小坪を朝5時55分に出発、広南小学校前、長浜桟橋と乗り込んで、広の各寺院と合流し、本願寺へ向かうことに。

 

お天気が心配なところだが、雨なら雨の良さもあるかな。

2013年5月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku