呉東組聞名講

3月10日(木)

午後から仁方浄徳寺において、呉東組聞名講の例会が開かれた。

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この一年の間に亡くなられた講員のご遺族と一緒に追悼法要も営まれた。

広真光寺御住職による法話の後、御示談。

信心について、蓮如上人の「心にかけて」の質問、それから呉東組親鸞聖人鑽仰会の「鑽」と「讃」の違いについて質問が出た。

「鑽仰」とは辞書に、

『論語』子罕(しかん)の「これを仰げば弥(いよいよ)高く、これを鑽(き)れば弥(いよいよ)堅し」に由来し、聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶこと。

とある。

「讃」は言偏(ごんべん)であるから口でほめたたえる
それに対して「鑽」うがつの意味で、深く掘り下げる。深く極める「研鑽」の意味があるとご教示いただく。

その後、臨時役員会。
藤田講長が講長を辞され、次期講長には中野副講長が着くことに決まった。

2011年3月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組我聞会

3月6日(日)

今夜は、ここ専徳寺で呉東組の50歳までの僧侶の勉強会「我聞会」が、雨の降るなか開かれた。
現在、会員は8名。
組内の若院さんたちが京都からだんだんと帰ってきて、そこそこメンバーが増えてきた。
気がつけば、会のなかで最年長である。

住職同士は、いろいろな行事で顔を合わせることが多いが、若院の世代になると、組内での情報交換、交流の場が少ない。そんなこともあって、組内交流の場となる唯一の会である。

例会は輪読と法話。

【輪読】は、『蓮如上人御一代記聞書』を2条ずつ読み進んでいる。
今日は99条、100条。この『聞書』を読み始めて、50回目を迎える。

99条の

久遠劫より久しき仏は阿弥陀仏なり。

を現代語訳では、

阿弥陀仏は、はかり知れない昔からすでに仏である。

としているが、『浄土和讃』に親鸞聖人は、

弥陀成仏のこのかたは いまに十劫とときたれど
塵点久遠劫よりも ひさしき仏とみえたまふ

と説かれ、この「より」に注目すべき点があることに気づいた。
実はこれ、先月読んだ宮沢賢治の『ひかりの素足』に出てきた「にょらいじゅりょうぼん」。
そこから学んだことである。

【法話】は、若い方が中心なので、担当者が自らの法話の題材について話をし、そこから情報交換しようということで始まったものである。
今回その当番にあたり、近江商人の話を司馬遼太郎氏の『近江街道を行く』、五木寛之氏の『日本人のこころ』の一節をまじえながら話をさせていただいた。

この「させていただく」の話であった。

2011年3月6日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

新しい風

3月5日(土)

呉東組法幢寺に新しい後継者が入寺され、結婚披露宴が開かれた。

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現在、新郎は築地本願寺に在職中で、しばらくはそちらに。
こちらに帰ってこられるときは、新しい風を呉東組に吹き入れてくれることでしょう。

「新しい風」といえば、こちらも。

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これは、昨年行われた安芸教区広陵東組親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要の記念品「カープ坊主」グッズ。
広島カープのキャラクター「カープ坊や」が、袈裟衣姿のカープ坊主に。

安芸教区機関誌『見真』今月号に紹介されていたので、早速お願いしたところ、今日届いた。

これも新しい風。

いろんな新しい風を受け、こちらも風に乗っていきたいものだ。

呉東組聞名講委員会

3月1日(火)午前11時より、小雨の降るなか、呉東組聞名講委員会が広の教法寺にて開かれた。

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聞名講委員会は7名の役員と、82名の委員からなり、1名の委員が5名から多い方で45名のお世話をいただいている。

本日は委員の方が集まり、平成22年度の行事報告並びに収支決算。
平成23年度の行事予定、予算について審議された。また、役員改選も行われたが、こちらは進展せず、次回の臨時役員会に持ち越し。

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この1年間で52名の会員が亡くなられたそうだ。
3月10日(木)には仁方の浄徳寺の例会で、これらの方々の追悼法要が勤まる。
故人を偲び、そこから新たなご縁が生まれてくれたらと思う。

2011年3月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

2月27日(日)、夕方から雨。
夜、月に一度の法中会が郷原の浄光寺にて開かれた。

今日は組長会の報告も含め、それほど大きな議題はなかった。

御遠忌法要が近づいてきて、『引率者の手引』をいただく。

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呉東組団参第1弾の5月出発組の締め切りも迫ってきた。

専徳寺は第2弾の6月。
50年に一度の大きなご縁。参拝される方は、くれぐれも体調に気をつけて。

それから、今年の宗祖降誕会の初参式は、5月21日(土)に隣の住蓮寺にて開かれることに。
数年前から親鸞聖人の御誕生日(5月21日)に近い土曜日に開催されることになっていたが、今年はちょうど降誕会の日に開催されることになった。

これも何かのご縁。
受式希望の方は、住蓮寺か専徳寺へお問い合わせください。

2011年2月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組若婦人仏教連続研修会

小雨の降るなか、平成22年度3回目の研修会が住蓮寺で行われた。

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6月・10月・2月に開かれる年3回の連続研修会。
朝10時から3時まで、法話・仏事作法・グループディスカッションなど、毎回盛りだくさんの内容で、3回目を修了された方には修了証が授与される。その通し番号が今回で1200を超えたのだそう。

呉東組の50歳までの勉強会“我聞会”会員が、各担当に当たっており、私は今回の法話を担当した。

昨年話題になった「無縁社会」をテーマに話を進めたが、この無縁社会というのは、昨年NHKが放送した「無縁社会-無縁死3万2千人の衝撃」に始まる造語。

現代社会のなかで、血縁・地縁・社縁などが薄れ、孤独を生み出す。それを「無縁」という言葉で表しているようだが、仏教では私たちの存在を抜きでは語れない。
今の自分は、いろんな縁によって存在している。だからこそ「ご縁」と言い、そこから「おかげさま」という言葉が生まれてくる。
その「ご縁」「おかげさま」を感じることができなくなっている社会が、この「無縁社会」と呼ばれる社会なのだろうか。

この研修会に参加されたほとんどの方は、お寺や婦人会などから声をかけられて参加されているのだと思う。それも大切なご縁である。

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今回の研修会が、参加された皆さんの良いご縁となり、みのりのあるものであればと思うばかりである。

2011年2月17日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

僧侶研修会

三連休に法事が重なり、喉を痛めてしまった。
喉の乾燥には気をつけているが、毎年一度は痛めてしまう。

今日は午後3時30分よりクレイトンベイホテルで、同朋運動推進僧侶研修会が開かれた。
この研修会は毎年行われているが、今年は初めて隣の安芸南組と一緒に行われた。

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このたびの安芸教区のテーマは『差別の現実に向き合う』 「ご法義が大切」ということの意味。
なかなか難しいテーマであるが、この研修会は“気づき”と“学び”の場であると。

昨夜、予習を兼ねていろいろと調べてみた。
俳優の故 植木等さんの父、植木徹誠さんが「自分は部落民ではないと思うことが、すでに相手を差別していることだ」と言って、水平運動に参加されたと知った。

親鸞聖人が、

れうし・あき人、さまざまのものは、みな、いし・かはら・つぶてのごとくなるわれらなり。(『唯信鈔文意』)

と、決して「かれら」でなく、「われら」とおっしゃられていることに私たちは学んでいかなければならない。

2011年2月15日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

延寿荘訪問(名田仏教婦人会)

今日は名田仏教婦人会の会員7名の方と一緒に、横路にある特別養護老人ホーム『延寿荘』を訪問。

これは呉東組仏教婦人会連盟の活動の一環で、この延寿荘と広白岳にある成寿園を各仏教婦人会が順番に訪問している。

正信偈をみなさんと読誦し、そのあとで法話。

お昼から水の出が悪くなり、おかしい、おかしいとその原因追及。
蛇口をひねれば水が出る。当たり前のように思っていることがそうでなくなったとき、人間はアタフタしてしまう。
呉市水道局のホームページを見て、事故のために広・仁方方面の水圧低下・断水になっていると知り、自分の家が問題でないことを知るが、理由が分かっても、復旧する目処がたたないことには・・・。
そんなことから法話をはじめた。

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延寿荘から横路・広を望む。このあたりすべて断水。

2011年2月2日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

今日は夜7時30分より広の教法寺様で呉東組法中会(くれひがしそ・ほっちゅうかい)

法中会とは、呉東組16ヶ寺が会所(えしょ※会場)を持ち回りで毎月開いている定例会。
広島別院での組長会(そちょうかい)の報告、組内各行事の確認や報告等が行われます。

配布される資料と一緒に、3月17日から京都市美術館で始まる

 親鸞聖人七百五十回忌
 真宗教団連合四十周年記念

  親 鸞 展 生涯とゆかりの名宝

のチラシとポスターをいただきました。

いよいよ御遠忌法要が近づいてきました。
3月17日から5月29日まで開かれているので、京都に行かれる予定のある方は、お見逃しなく。                  
                  

2011年1月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講

今日は午後から白石説教所において、聞名講の例会が開かれました。

正信偈をおつとめし、引き続いて御消息の拝読。
法謙寺御住職の法話。
そのあと、御示談です。

御示談では、今年の真宗連合のカレンダー1月号にある法語「聞思して遅慮することなかれ」についての質問でした。

2011年1月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku