12月4日(木)
今日の昼席から白石説教所の報恩講。
3年に一度まわってくるお取り次ぎ。
1年前からこの日を空けておいたのに、次から次へと予定が・・・。
朝、雨の降るなか、通り報恩講。
今日は久しぶりに寺での葬式。
それが終わると、次は郷原でお葬式。
何とか白石説教所に時間に到着して、控え室で持参のおにぎりを。
話している間に次第に窓の外に日が差し込む。
夜はPTA役員会に顔を出して、再び白石説教所。
終わってみれば、滅多にないバタバタした一日に。
寒いなか、ようこそのお参りでした。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月20日(木)
朝席で今年最後の法座、仏教壮年会法座も御満座。
正信偈の「不断煩悩得涅槃」よりお味わい。
朝席が終わると、報恩講つとめあい3ヶ寺目、呉中通の専徳寺報恩講に出勤。
昨日よりは声が出るようになったものの、まだまだかすれ声。
それでも、大きな声で一緒におつとめしてくださる御同行につられて、何とか導師を最後まで。
そして、午後から広島県庁へ。
長男の夏休みの宿題が、広島県統計グラフコンクールに入賞。
県庁で開かれた広島県統計功労者表彰式で表彰されるというので。
しかも、5・6年生部門の入賞3名は、広南小学校が独占!
また、最多出品校ということで、特別賞も受賞。
入賞作品は「うちのゴミの量は?」。
夏休み、毎日出るゴミの量の統計グラフ。
いるもの、いらないもの。
いらないものがつまりゴミ。
そのゴミの中から、さらに燃えるゴミ、燃えないゴミ、リサイクルできるゴミ、できないゴミ・・・と、細かく分別。
朝席で、「不断煩悩得涅槃」の「涅槃」とは、無分別智。
分け隔てのないことだと聞かせていただいた。
それに対して、私たちの住む世界は、何でもかんでも分けてばかり。
そんなことをふと思い返しながら・・・。
何はともあれ、ようこそのお参りでした。
11月19日(水)
穏やかな一日。
今日も昨夜に引き続き、仏教壮年会法座。
正信偈の「帰命無量寿如来 南無不可思議光」より、名前の話。
「こんにちは あかちゃん わたしがママよ」という歌があった。
「私がママよ」の名告りがあるから、子どもが「ママ」と呼ぶようになる。
「おかあさん な~に おかあさんっていいにおい」。
先に「私がおかあさんよ」の名告りがあったから、子どもが「おかあさん」と呼ぶんだね。
名告りがあって、よぶ声が。
み仏を よぶわが声は み仏の われをよびます み声なりけり (甲斐和里子)
その声が朝から嗄れている。
昨日の夜席の後、声がだんだん低くなってきて、いよいよ?と思っていたら案の定。
朝起きたらひどい声に。
昼席の阿弥陀経の導師はお休みさせていただいて、半日声を休めたら、夜席には少しだけ回復。
それでも、『初夜礼讃』の導師は・・・。
明日の朝で御満座。
ようこそのお参りでした。
11月18日(火)
今夜から仏教壮年会法座。
先日の壮年会例会の後、今日に備えて会員の皆さんがストーブを用意。
御講師は、呉の明円寺 竹田嘉円 師。
こちらの思い込みで何でも見てしまうという話より。
「何で、○○!?」。
「何で、こんな面白いのに見てないの?」とか、「何で、分からないの?・・・」とか。
ついつい、こちらの思いが先に出る。
そんな私に気づかされるのも、お念仏のご縁。
そのお念仏をよろこび、身に染みついている方を「染香人(ぜんこうにん)」という。
ようこそのお参りでした。
明日も暖かくしてお参りを。
10月15日(水)
青空のもと、報恩講2日目。
今朝は冷え込んだ。
朝席が終わると、明日のお斎(とき)の準備。
例年どおり、お斎は大きなおむすびと煮染め。
今日はその煮染めが800食ほど作られる。

今朝は「生死勤苦の本を抜く」というお話、昼席は思い込みの眼で見てしまっているお話を。

そして、夜席では手話を使って『恩徳讃』の「如来大悲の恩徳は」の一節を教えていただく。
お聖教を英語に翻訳する時に大変苦労されるという話を以前聞かせていただいたが、手話もなかなか。
本願寺の社会部が担当されているようで、ホームページに手話表現のパンフレットや恩徳讃のビデオが。
ご縁がなければ見ることも、知ることもない。
でも、ご縁があったから知ることが出来た。
明日の朝席は今日よりも冷え込むそう。
暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。
10月14日(火)
台風が過ぎ去り、青空がひろがる。
今夜から専徳寺の報恩講法要。

先日のおみがきにはじまり、今日は打敷を掛け、御絵伝を掛けて、大切にお迎え。
この日に合わせて、外陣正面の焼香台に台を作っていただいた。

これまでは正座して焼香するスタイルだったが、最近は正座をすることが難しくなってきているので、これから焼香は立ったまま出来るようにと。
このたびの報恩講法要、御講師は三原市大和町明圓寺 内藤良誠師。
「ようこそお参りくださいました」のことばに込められたお味わいより。
当たり前のことのように今日の予定が立てられ、この日を迎えている。
本当はそうではないと思いながらも、当たり前のように過ごすことしか出来ない自分・・・。
分かっちゃいるけど やめられない
そんな私だから阿弥陀さまが一緒。
明日の朝は冷え込むそう。
暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。
9月19日(金)
今日の朝席で秋季彼岸会も御満座。
「暑さ寒さも彼岸まで」というものの、ここ数年残暑の厳しい年が続いていたが、今年は彼岸の入りを待たずして、ひんやりとした朝に。
病気が原因で死んでいくのではなく、生まれたから死んでいく。
南無阿弥陀仏をとなふれば
この世の利益きはもなし
流転輪廻のつみきえて
定業中夭のぞこりぬ
(『浄土和讃』現世利益讃)
いつ亡くなるか分からない“いのち”。
そう聞かせていただきながらも、まだまだ亡くなるのは先のことと、年末までの予定がどんどん・・・。
そんな私だからこそ、願いをかけていただいているのだな。
来週からいよいよ報恩講参り。
その日、その時を大切に。
ようこそのお参りでした。
9月18日(木)
昨日に引き続き、秋季彼岸会2日目。
今日の昼席は、いつもなら『阿弥陀経』を読経するところ、13時15分より鐘を撞くため、『讃仏偈』のおつとめに。
読経が終わり、第34回千鳥ヶ淵全戦没者法要の平和の鐘の趣旨をお話しして、お参りに来られた方々と一緒に鐘を撞く。

そのあと、一打ずつみなさんに撞いていただき、最後は御講師の一打。
9月18日は、満州事変の発端となる柳条湖事件の起こった日。
二度と繰り返すことのないように。
「世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ」と鐘を撞く。
今日は彼岸をご縁に、生と死、何をよりどころとするか、親のご恩等々、お聞かせいただく。
夜席は、すっと涼しい秋風が入ってきて、外からはたくさんの虫の声。
お聴聞しながら耳に届いてくる虫の声。
よくよく聞いてみると、同じコオロギであっても、何となく鳴き方がそれぞれ違う。
それぞれに月の光を浴びながら、それぞれの声を出してるのだな。
今日の鐘の音も、みんな音が違って聞こえる。
力強い音、優しい音。
その人の人柄を表しているように。
このたびは、ちょうど法座と重なったので、みなさんと一緒に鐘を撞け、良いご縁をいただいた。
ようこそのお参りでした。
9月17日(水)
秋の虫の声を聞きながら、今夜から秋季彼岸会。
このたびの御講師は、安芸津の妙専寺 田阪法雄師。
慈光はるかにかぶらしめ
ひかりのいたるところには
法喜をうとぞのべたまふ
大安慰を帰命せよ
『浄土和讃』のご讃題をいただきながら、ありのままの自分の話をお聞かせいただく。
今夜は諸事情により、次男も一緒に隣に座ってお聴聞。
と言っても、話は分からないから、好きな絵をずっと描いていた。
すると、途中でスケッチブックに、何やら・・・。
ようやくひらがなが書けるようになった次男。
見よう見まねで初めて書いた漢字が「恩」。
若い御講師さんがやさしくご法話している姿に、この字はすばらしい字だと感じたのかな。
今日一番の「法喜」。
ようこそのお参りでした。
明日の昼席は、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、第34回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要が開かれ、13時15分より平和の鐘が鳴らされます。
それに合わせて、各寺でも平和の鐘を鳴らしましょうということなので、お参りされるみなさんにも平和の鐘を撞いていただこうと思います。