呉東組法中会・組会

3月4日(月)

今朝の中国新聞朝刊、呉・東広島版に広南小学校の記事。

そして、防災かるたの記事の下に昨日の火事の記事も。

昨日の朝、サイレンの音。
そして、消防署から「長浜4丁目〇番付近で火災発生」のアナウンス。

窓の外を見ると、煙が上がり、消防車のサイレンが次第に聞こえてくる。

石泉文庫、ご門徒さんのお宅、いろいろと気になるので、とりあえず離れた所から確認。

そのあと、法事、お葬式を終えて、午後から広ステーションホテルにて呉東組法中会・組会。

組長そちょう・教区会議員の改選期に当たるのと、教区会議員の浄光寺様が先日お亡くなりになり、欠員となっているため、その補充も兼ねて、前倒しの選挙に。

住職のみで法中会を先に開催し、そのあと組会議員である門徒代表の総代長を加え、組会を開催。

呉東組では、あらかじめ役員会で推薦者を立て、その信任投票を行う。

このたびの選挙で、新組長には宝徳寺ご住職、新教区会議員(僧侶)に川尻真光寺ご住職、(門徒)に光明寺総代の胡井氏が信任された。

 

そのあと、親睦会。

その席で、組内住職より先日杉岡孝紀龍谷大学教授が亡くなられたことを知る。。。
大学院のゼミの先輩で、いろんなご縁が。

ありがとうございました。

二次会は遠慮することが多かったのだけど、その頃のことを思い出しながら参加。
そして、その頃も飲んだ後はいつも酔いざましに、2キロほど歩いて帰宅していたなぁと、久しぶりに歩いて帰宅。

 

今朝は呉市から石泉文庫の工事状況の視察に。

予想以上に大変な作業。。。

石泉文庫 補修工事

2月14日(水)

今日から広島県史跡『石泉文庫』の補修工事。

今回令和5年度の補修工事では、損傷がひどく、大きく歪み傾いてしまった石泉文庫の建物を、まずレベル調整して、床を水平に、柱を垂直に治すことに。

畳を取り除き、床板を外した屋内に入ってみると、

予想以上に大きく傾いて。。。

特に痛みが激しいのは裏(山側)。

これまでの側溝が小さく、雨水が側溝から溢れてしまうことが原因の一つだったらしい。

そこで、側溝を一回り大きくすることで、雨水の水はけをよくすることに。

広島県より2分の1、呉市より4分の1、そして地元4分の1が負担して行われる事業。
なかなか維持していくことは厳しいけれど、出来るだけのことを。

今年度工期は、来月末までの予定。

先年、倒木したクロガネモチの根元には水仙が今満開。

 

2024年2月14日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

火の用心 文化財防火デー

1月26日(金)

今日は午前中、本堂Wi-Fi設置工事。

お内陣修復が一段落つくと、今度はその周りの整備も。
その一つがWi-Fi設置。

庫裏で使用中のWi-Fiは本堂まで届かないので、たまたまWi-Fiのことで相談していたついでにどうしたものかとNTTに相談。
それでこのたび庫裏から配線を延ばし、本堂に独立したWi-Fiを設置することに。

まだ完成はしていないものの、一応Wi-Fiが使えるように。

そして、本堂内にクラウドカメラを同時に設置。

 

スマホのアプリでライブ映像のみならず、過去に遡って映像が確認できるので、これは助かる。
これまで本堂まで直接行かないと確認出来なかった状況をいつでも確認出来るため、防犯・防災にも。

そして、来週完成すれば、フリーWi-Fiも利用可能に。

 

それらの工事が行われている間、今日は2件のお葬式。

続いて午後から石泉文庫の防火訓練。

 

 

 
 
 
 
 
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今日1月26日は文化財防火デー。

広島県史跡の石泉文庫を火事から守るため、呉市・呉市消防局・地元の人たち、そして今年も広南小学校3年生が参加。

今日の体験を通して火事の怖さ、そしてみんなで守っている文化財のことを学んでくれたかな。

この貴重な体験を次に活かして。

中国新聞に

10月31日(火)

10月最終日。

ただいま通り報恩講は広古新開地区。
お参り途中の踏切で列車の通過を待っていると、「がががが がむしゃら」。

来年のキャッチフレーズは何だろう。
「今年の漢字」を予想するよりも遙かに難しい。

 

本日の中国新聞朝刊、呉・東広島版に

一昨日の黙霖の胸像の記事。

それだけでなく、

明日、広南中学校で開催される講演の告知も。

広南中学校では、明日「戦争花嫁 オーストラリアと呉を結ぶ歴史と未来」の講演。

そして、明後日は「NHKアナウンサーと考える防災授業」を。

コロナ禍でストップしていた地域にも公開される講演がようやく戻ってきた。

良いご縁となりますよう。

 

 

 

宇都宮黙霖銅像除幕式

10月29日(日)

今朝、メールでお問い合わせをいただいた。

中国新聞に黙霖さんの記事が載っており、その本を購入したいと。

今日の除幕式の案内でも載っているのかなと、「中国新聞」呉・東広島版を探すけれど、どこにも見当たらない。

何と一面の天風録に。

先日も電話でお問い合わせがあったけれど、あいにく専徳寺では本の販売はしていない。
ご入り用の方は宇都宮黙霖生誕二百年(https://www.もくりん200.com/)のサイトにて販売しているそうなので、どうぞそちらへ。

朝10時より、隣の住蓮寺にて宇都宮黙霖胸像除幕式。

 

記念品として、オリジナルトートバッグに、広南中学校の企業企画HM2の商品詰め合わせを。

衆議院議員(代理)、呉市長、呉市議会議長、県会議員、呉市議会議員、呉市教育委員会教育長、広島県ろうあ連盟理事長、広地区自治会連合会会長と、たくさんの来賓を迎え、沢山の方がご来場。

広南中学校のもくりんさんも登場し、記念品の紹介も。

式典が終わり、外で除幕式。

11時の法要のため、写真を撮ったらすぐに失礼。

午後から除幕式にご来場の方々が専徳寺へ。
今日の日のため、遠方から来られた方もいらっしゃる。

本堂には黙霖さんの書を2幅と屏風を展示。

今日の式典で大崎上島に伝わる大崎歌が紹介展示された。
実は専徳寺で展示した一幅にも「大崎島」と。
そして「明治22年」、専徳寺の本堂が建てられた年も。

何だかご縁を感じながら。

その後、石泉文庫を見学したいと言うことで、ご案内。

少しずつ交代で入って見ていただく。

来年が黙霖生誕200年。
良いご縁となりますよう。

石泉文庫虫干し法座 3日目

9月29日(金)

今日の朝席で御満座。

今日は早朝にラグビーワールドカップ、日本VSサモア戦。
さすがに早起きして見ることは無理なので、録画であとからゆっくりと。

NHK朝ドラ『らんまん』も最終回。こちらも録画であとでゆっくりと。

そして、今夜は中秋の名月。

月影のいたらぬ里はなけれども 眺むる人のこころにぞすむ

朝席では法然聖人の詠まれた歌を紹介。

今夜はお月さまがきれいに見れそう。
でも、せっかくきれいに見れる月でも、外を見ない人には分からない。
そして、今日が「中秋の名月」と知らない人にはただの月かも。

おいわれを聞く。

一切経が出来るまでの話、石泉僧叡和上にここで勉強し、その教えをひろめて欲しいと、地元長浜の人たちが一切経を寄進した話、僧叡和上が亡くなったあと、ずっと虫干しをして残して欲しいという願いを永代定書に記された話、それをずっと守り続けている話、いろんな話を聞いてから本を運ぶと、ありがたさが違うとご門徒さんより。

 

朝席後、干し終わった蔵書を石泉文庫へお返し。

初日は小学校の子どもたちの手を借りたのであっという間に運べたけれど、いつも最後は少人数。

そこで、今年もこれが大活躍。

コールマンのアウトドアワゴン。

5、6人分は一度に運べるかも。

それで2往復+お茶を載せて計3往復。

皆さまのおかげにより、今年も無事虫干しを終えることが出来た。

ご協力ありがとうございました。
ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 2日目

9月28日(木)

石泉文庫虫干し法座、朝席。

先日、朝日新聞の折々のことばに目がとまったことから。

「点字聖書」を舌と唇で読んでいたという話。

「点字聖書」があるのなら「点字聖典」はあるのだろうかと調べてみたら、ちゃんと浄土真宗本願寺派では社会部が点字書籍を作成。

本願寺派社会部》障がい者福祉活動》点字書籍

他にもないかと思って調べたら、浄土宗が【点字のお経本】というサイトを。

そこに本願寺派の聖典が紹介され、「価格:無償」と。

 

それはともかく、「聖書」とどのように出会ったのか知りたかったので、本を取り寄せ。

 一週間に一日休むことになっただけで、学校が急に遠くなったような気がして、私は淋しかった。 そんな私に、母はお寺の日曜学校へ通うように勧めた。門徒宗のそのお寺は、町の中とはいえ、ちょっとした森にかこまれていて、比較的静かな場所にあった。潜り戸を入ると、土塀に囲まれた境内は、いっそう静かで、子供心に身の引き締まるのを覚えた。本堂には同じ年ごろの子供達が五、六名、お坊さんの説教を聞き、お経を習うのであった。このお経は「帰命無量如来」で始まる 正信偈であって、かつて、祖父が毎朝奥の仏間で唱えていたものであることはすぐにわかった。
 やがて母はそのお経を、先祖様に捧げるようにと私に命じた。私はいかにも神妙に仏壇の扉を開き灯明と線香をあげ、座布団に正座し、合掌して念仏を唱えた。全くの見様見真似であった。経本を開き唱え始めると、傍らに萎えた手を合わせて、母も一緒に口ずさんだ。その三十分間はまたたく間に過ぎてしまう。やがて、
  願以此功徳 平等施一切
  同発菩提心 往生安楽国
と、最後の部分をゆっくり唱え終わると、母は身を震わせて喜んだ。同じ病を持つ母と私の二人旅は、この頃から始まったと言える。

11歳で発病し、学校を休みがちになった少年が最初に出会ったのは正信偈。

そのあと、四国の霊場をまわり、お母さんが亡くなったあと、長島愛生園へ。

愛生園では治らい薬プロミンの副作用で6年間も高熱が続き、両手の麻痺状態が進み骨膜炎を併発して手の指を損ない、視力も衰え失明。そんななか、病室に友が一人尋ねてきて、本の朗読をしてくれるようになる。
そこで、『新約聖書』を読んでくれたのがご縁だそう。

その後、点字を学んだけれど、指で読むことが出来ないので、唇と舌で。

  点字

ここに僕らの言葉が秘められている
ここに僕らの世界が待っている
舌先と唇に残ったわずかな知覚
それは僕の唯一の眼だ
その眼に映しだされた陰影の何と冷たいことか

読めるだろうか
星がひとつ、それはア
星が縦にふたつ、それはイ
横に並んでそれはウ
紙面に浮かびでた星と星の微妙な組み合わせ

読めるだろうか
読まねばならない
点字書を開き唇にそっとふれる姿をいつ
予想したであろうか……

ためらいとむさぼる心が渦をまき
体の中で激しい音を立てもだえる
点と点が結びついて線となり
線と線は面となり文字を浮かびだす

唇に血がにじみでる
舌先がしびれうずいてくる
試練とはこれか――
かなしみとはこれか――
だがためらいと感傷とは今こそ許されはしない
この文字、この言葉
この中に、はてしない可能性が大きく手を広げ
新しい僕らの明日を約束しているのだ
涙は
そこでこそぬぐわれるであろう

 (「はなかみ通信」其の十一通〔二〇〇四年九月]-其の二十八通[二〇一〇年一月])

唇と舌で点字を読み続けると、コンクリートの壁をなでるような痛みで、唇が裂け、本が血で染まるのだそう。

それでも、この文字、この言葉に果てしない可能性が大きく手を広げていると。

 
 
 
 
 
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こうして毎年行っている虫干しも、経文そのものを読むことは出来なくても、先人方の御苦労、御恩を肌で感じることが出来、そしてそれを次へと伝えてゆけたら。

世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ

ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 1日目

9月27日(水)

今朝、朝席前に昨夜仕掛けておいたトレイルカメラを回収。

映っていたのは、

 
 
 
 
 
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アナグマ。

今月初めに掘り荒らされて以来、4回目。

トレイルカメラを設置し忘れた時に荒らされること2回。

先日はイタチが映っていたけれど、今日はアナグマの姿がしっかりと。
しかも大胆に掘りあげて。。。

恐らくそうかなぁと思いながら、証拠もないのに決めつけてもいけないかなと。

とりあえず、正体判明。

 

朝7時30分から朝席。

寺での朝席と石泉文庫での搬出に向けての準備が同時進行のため、参拝者はどうしても少なくなる。
しかも、内陣修復中ともあり、住職自勤で。

朝席では「お経」にまつわる話を。

 

8時40分頃、広南小学校より6年生が到着。

一緒に石泉文庫に向かい、子どもたちに運んでもらう。

「もっと持てます」とたくさん運んで行く子、走るように運んでくれる子、何度も往復してくれる子、いろいろと。

 
 
 
 
 
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元気に運んでくれたので、いつもより早く終了。

そのあとはプロジェクターを使っていつものように石泉文庫などの話を。

広南小学校のホームページにも教育活動の様子(9月27日)で紹介。

半日干して、午後3時から後片付け。

 

ようこそのお参りでした。

 

明日も朝7時30分より朝席に続いて虫干し。
お手伝いいただける方は是非。

 

石泉文庫虫干し準備

9月26日(火)

今日も午前中、通り報恩講。

そして、午後から総代、仏教壮年会有志のみなさんが集まって、明日の石泉文庫虫干し準備。

本堂の真ん中に支柱を立て、そこに入口から竹を渡す。

そして、本堂の端から端にロープを張っていく。

強く張り過ぎると、手が届かないし、緩すぎると、本の重みで垂れ下がってしまう。
ほどよい張りが求められる。

経典をロープに引っかけて干していく虫干しは、他では知らない。
思いつくとしたら、江戸末期より長浜は漁網で繁盛していたということ。

丈夫なロープがなければ、こんな虫干し方法は思いつかない。

長浜の歴史とともに歩んでいるのかも。

 

明日は朝7時30分より石泉文庫虫干し法座。

御内陣修復中につき、住職自勤で。

その後、8時40分頃より石泉文庫から専徳寺へと経典を運び、本堂内で虫干し。

今年も広南小学校6年生がお手伝い。

午後は3時頃より片付け作業。

お手伝いいただける方は、是非是非ご協力ください。

聖徳太子 御遷座

3月25日(土)

今日は午後から内陣修復工事に向けて、職人さんが来られ、4月4日にすべてを運び出すための準備。

そして、今日持って帰れるものは、ある程度持って帰っていただく。

 

しばらく大きな行事はなくても、年回の御法事はあるので、御本尊と祖師前(親鸞聖人)・御代前(蓮如上人)はギリギリまでそのままにしていただいて、今日は余間の聖徳太子を御遷座。

 
 
 
 
 
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聖徳太子の御厨子の屋根。
全く隠れて見えなかった屋根の上にこんな宝珠がついていたとは。。。

お寺へ上がるための坂にかかる松の枝。
このため境内に2トントラックが入れず、山門の階段下に止めたトラックまで何往復も。

本堂入り口に掲げられた山号額もこのたび新調されるため、取り外し。

襖絵も一枚一枚梱包されて搬出。

親鸞聖人700回大遠忌の記念に、戦後の日ソ国交回復に尽力した松本俊一氏と、同じく戦後のマツダ発展に尽力した村尾時之助氏、この両名が施主として刻まれた襖絵。

破れたり、痛みも激しいので、このたび綺麗に修復していただく。

再び綺麗に輝く日を楽しみに。

 

帰られたあと、コンビニで『くれえばん』購入。

「呉文化財」の特集。
先日取材を受けた石泉文庫も。

そこで石泉文庫まで。

こちらも土塀修復があともう少しで完了。