石泉文庫虫干し法座 1日目

7月14日(月)

今夜から石泉文庫虫干し法座。

それに先立って、昼から総代・仏教壮年会の協力で、虫干し用のロープが本堂に張られた。

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このロープも張り方にコツがあるようで、みなさん苦戦しながら・・・。

ただ、たるまないようにピンと張っていると、「あんまり張りすぎると、女性から高すぎて本が掛けられない!と、いわれますよ」と。

なるほど。ただ張りさえすれば良いのでなく、だらんと下がらず、ちょうどよい張り具合が求められる。

 

講師はこのたび私住職が。

父、前住職の一周忌を前に、私なりの一周忌としたい思いもあり、父の好きだった梵唄、『般舟讃』をみなさんと一緒に読誦した後、そのお味わい。

 

明日は朝席の後、石泉文庫より本を運ぶ。

広南小学校6年生のみなさんもお手伝いに来てくれるので、お天気だけが心配。

 

ようこそのお参りでした。

2014年7月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 3日目

6月19日(木)

今日は朝から快晴。

朝席で仏教婦人会法座も御満座。

 

今朝も引き続いて正信偈のお話より。

法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所
覩見諸仏浄土因 国土人天之善悪
建立無上殊勝願 超発希有大弘誓

みんなそれぞれの悲しみをもって生きているけれど、阿弥陀さまはホントにそれぞれの悲しみをこれでもか、というほどに心をかけてくださっているのだなぁとお聞かせいただく。

 

続いてようこそのお参りでした。

 

朝席が終わると、呉東組仏教婦人会連盟の若婦人連続研修会に。

平成26年度第1回目が郷原の浄光寺で開かれるため、専徳寺から参加の3名の方を送って開会式に出席。

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我聞会の若手僧侶が中心となって開かれる年3回の連続研修会。

大きなご縁となりますよう。

2014年6月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 2日目

6月18日(水)

今朝も雨。

朝席・昼席・夜席と、正信偈のお話を聞かせていただく。

朝席の中で、「経にあう」ということを、この辺りのご門徒さんは使われるとのお話が。

よく臨終勤行(枕経、枕返しともいう)に、ご自宅へとお参りさせていただいた時、近所の方が弔問に来られていて、「せっかくだから、お経さんにおうて(あって)帰ろう」と一緒におつとめに。

これまで、それを当たり前のように聞いていたが、これが当たり前ではなかった。

経を聞く、経を読むという表現はあっても、「経にあう」というのは、御開山聖人のお味わいの上から出てきていることば。

それを、この辺りでは普通に「お経さんにあう」と伝えられてきてたのだなぁと改めて。

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夜席には雨もようやく上がり、明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

2014年6月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 1日目

6月17日(火)

今日は午前中から雨が降り出した。

今夜から仏教婦人会法座。

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御講師は、安登の浄念寺で法務員をされている小栗洋慶師。

先月、本願寺の阿弥陀堂と御影堂が重要文化財から国宝へ昇格するとのニュースが流れた。今席はその話より。

 

「国宝」、私たちのお寺が国の宝!

何だかほんとに良い響き。

 

そんな話を聞かせていただきながら、ふと思い出すことが。

 

以前、本願寺が世界文化遺産に登録された。

その際、大きな「世界遺産 本願寺」の垂れ幕が下がった。

それを眺めながらある和上が、ちょっぴり寂しそうに「遺産か・・・」とつぶやかれた。

 

受け継がれたものを守っていくことも大切だけど、受け継いでくださった方々のご恩を感謝しながら、今私に届いているものを大切に。

 

足もとの悪いなか、ようこそのお参りでした。

2014年6月17日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 3日目

5月29日(木)

今朝の席で永代経法要も御満座。

傍信・邪信・雑信と、ふと陥ってしまいそうな信心の話を引き続き聞かせていただく。

 

いろいろと理屈を付けたり、あぁだこうだとは自分のはからいを混ぜてしまうことの多いこと・・・。

「しなければならない」と「せずにはおれない」。

いろんなことを思いながらのお聴聞。

 

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この土曜日は当山にて初参式。

9名のお子さんが参加予定。

親から子、子から孫へ。

みんな、願いをいただいて。

 

ようこそのお参りでした。

 

2014年5月29日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 2日目

5月28日(水)

昨日に引き続き、朝・昼・夜と永代経法要。

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信心(まことのこころ)

他力の信とはいいながら、仏さまの心を正しくいただき、正しく伝えていかないと、せっかく出遇えたのに・・・。

夜席は親心の話を通して聞かせていただく。

 

今朝の中国新聞朝刊に、いよいよ来週にせまった法統継承式を前に新門さまのインタビュー記事。

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いずれもいずれもいかに伝えていくか。

 

永代経法要

今いただいているご縁を後へと伝えていくご縁。

明日で御満座。

お誘いあわせてお参りを。

ようこそのお参りでした。

2014年5月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 1日目

5月27日(火)

今日の夜席から永代経法要。

御講師は、西岸寺 長岡正信師。

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「なれ」の話を聞かせていただいた。

 

おどろかす かひこそなけれ 村雀 耳なれぬれば なるこにぞのる

(群がる雀を驚かして追いはらう鳴子の音も、今では効き目がなくなった。耳なれした雀たちは、平気で鳴子に乗っている。) 『蓮如上人御一代記聞書 現代語訳』(174)より

蓮如上人は、人は耳なれ雀になっているとよくおっしゃっておられたそうだが、何度聞かせていただいても、すぐになれてしまう自分がいる・・・。

 

今日、座敷の軸を掛け替えた。

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先日お亡くなりになられた梯實圓和上を偲んで。

『正信偈』の「大悲無倦常照我」のもととなった源信僧都の『往生要集』のことば。

いつも我が身を照らしてくださっているのに、それが当たり前に・・・。

 

そんなことを思いながら。

今聞かせていただいていることをありがたく。

 

ようこそのお参りでした。

 

2014年5月27日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月25日(火)

今朝、春季彼岸会が御満座。

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法座が終わると、すぐに広南小学校へ。

今日はお世話になった先生方の退任式・離任式。

いろいろとお世話になった先生方が学校を去られるというのは何とも寂しいもの。

でも、寂しいと思える先生に出会えたことに感謝。

 

『ありがとうソング』を聞きながら、今朝の法話、「ありがとう」の話を思い出す。

 

私はあなたに感謝します。「Thank you.( I thank you. )」

ではなく、

あなたが私にしてくださったことは、こんなにも有り難いこと。「ありがとう」

 

ようこそのお参りでした。

2014年3月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月24日(月)

昨日に引き続いて春季彼岸会。

善導大師の「順彼仏願故」、法然聖人の「依仏本願故」

「願」の話を聞かせていただくなか、朝席で親孝行のことを聞かせていただいた。

 

「親孝行」

ちょっと気になって調べてみたら、

「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」

ということばが出てきた。

 

このことばにはいろんな意味があるようだが、親も子どもが小さい頃は、ただただ元気に育って欲しいと願っていたのが、幼稚園・保育所に入ったら、今度はこんなふうに、あんなふうになって欲しいと、いろんな思い(欲)が出て来る。

子どもが「お父さん」「お母さん」と親をよぶ声も、だんだん成長していくにつれて・・・。

 

そう思うと、親の子をよぶ声、子の親をよぶ声、3歳頃までがお互いにまじりっけのない頃なのかなと思いながら。

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明日で御満座。

お誘いあわせてお参りを。

 

2014年3月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月23日(日)

暑さ寒さも彼岸まで

寒いお彼岸も、日中は春めいて。

ツバメにウグイス、シジュウカラの声。

 

今夜から春季彼岸会。

御講師は、広の浄円寺 桑原昭信師。

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お参り先での話から、親の願いを聞かせていただく。

 

ここ数日、日中暖かくなってきて、息子と一緒に境内でしゃぼん玉を。

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シャボン玉飛んだ

屋根まで飛んだ

屋根まで飛んで

こわれて消えた

 

シャボン玉消えた

飛ばずに消えた

産まれてすぐに

こわれて消えた

 

風、風、吹くな

シャボン玉飛ばそ

 

野口雨情の『シャボン玉』。

産まれてすぐに亡くなった娘を思い、歌ったともいわれるこの歌に込められた親の願い。

 

シャボン玉をさわって壊さないよう、また強く吹きすぎないよう、気をつけながら空まで届けと送り出す。

その思いが届いたときの嬉しいこと。

 

そんなことを思い出しながら・・・。

 

明日も朝席より。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2014年3月23日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku