仏教婦人会法座 2日目

6月18日(火)

昨日に引き続き、仏教婦人会法座2日目。

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朝席・昼席・夜席と、蒸し暑い中、天上の扇風機はフル回転。

 

“目覚め”の教えについて、いろいろとお聞かせいただいた。

昼席で聞かせていただいた『だいじょうぶ だいじょうぶ』。

昨年の仏教婦人会の総会で読ませていただいたが、何度読んでも何ともいえないホンワカした気持ちになれる本。

 

そして、夜席で聞かせていただいた『おじいちゃんのごくらくごくらく』。

この本は初めて聞かせていただいた。

寂しい別れのなかに、何だかあったかいものを感じる。

 

明日の朝席で御満座。
ちょっと天気が気になるが、お誘いあわせてお参りを。

ようこそのお参りでした。

2013年6月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 1日目

6月17日(月)

今夜から仏教婦人会法座。

御講師は安浦町信楽寺の広幡康祐師。

御講師よりいただいた仏教文化情報センター「コア」発行の『茉莉花』最新号(2013夏号)に、信楽寺の「てらかふぇ」が掲載されていた。

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“ホッと和める憩いの場”を提供している御住職より、穏やかなご法話を聞かせていただく。

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祖父の遺書に書かれていた「おかげで楽しい人生でした」との話より、宗教とは?のお話。

願われた人生を聞いてゆく。

 

聞かせていただきながら、敬うこころをこうしてお育ていただき、私もようやく「人間」とならせていただいているのだな・・・と。

 

ようこそのお参りでした。

2013年6月17日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 3日目

5月10日(金)

朝席で御満座。

明け方雨が降り、法座中は何とか止んでくれたが、皆さんが帰られてしばらくしてから再び雨。

その後、雨中の墓参りに葬式。午後からは聞名講と盛りだくさん。

 

このたびの永代経法要はプロジェクターを使って『御絵伝』の場面を見せていただきながらのお聴聞。

向かい合うと、時として対立を生むけれど、並んで同じ方向を向くと、同調していくというお話を聞かせていただいた。

それを聞いて、ふと初参式の姿を思い出した。

お母さんの膝の上に抱かれ、お母さんに後ろから手を添えられて一緒に焼香し、礼拝している小さなお子さんの姿。

また、京都の永観堂の見返り阿弥陀と呼ばれる阿弥陀さま。

 

そんなことを思い出しながら、法座の最後に皆さんと歌った『しんらんさま』の歌詞がお念仏を誘う。

そよかぜわたる あさのまど
はたらく手のひら あわせつつ
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしのとなりに いらっしゃる

きらめく夜空 星のかげ
あらしにきえても かくれても
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは ともしびを
わたしのゆくてに かざされる

この世の旅の あけくれに
さびしいいのちを なげくとき
南無阿弥陀仏となえれば
しんらんさまは よりそって
わたしの手をとり あゆまれる

かざされているともしびを次の世代にも。
永代経法要、ようこそのお参りでした。

 
2013年5月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 2日目

5月9日(木)

今日も良いお天気の中、永代経法要。

つぶ山にもホトトギスが戻ってきたようで、ずっと鳴いている。

朝席で聞かせていただいた『御絵伝』の吉水入室(法然聖人のもとへ弟子入り)の場面。

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左下に池があり、鴛鴦(おしどり)の夫婦が描かれている。

池の中にいる鴛鴦(メス)が法然聖人、そして岩の上にいる鴛鴦(オス)が親鸞聖人を表していると。

もう数十年前になるだろうか。
皇居のお堀へと道路を横断して引っ越しするカルガモ一家が大きな話題となったことがあった。

お母さんカモに先導されて、ヨチヨチとヒナが一列に並んで歩き、お堀に着くとお母さんが真っ先に池に飛び込む。そして、「ガー!(大丈夫だよ!)」と鳴く喚び声に応えるように、ヒナたちが順番に高いところからヒョイッと。上手にはいかなくても、みんな飛び込んでいく。

喚び声に身をまかせ、飛び込む姿・・・。
そんなことを思い出す。

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昼席では、名前をよぶ“こころ”。

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夜席では夢告のシーンより、浄土に生まれて仏となる味わいを。

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そのなかで、「音を観る」という話を聞かせていただいたが、今日のニュースで「植物は隣の植物の声を聞く?(ナショナルジオグラフィック)という面白い記事が。

 

植物も声を聞く。
しかも聞きっぱなしでない。

聞かせていただいたご縁を大切に。

 

ようこそのお参りでした。
明日の朝席で御満座。
お誘いあわせてお参りを。

 

2013年5月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 1日目

5月8日(水)

今夜から良いお天気の中、永代経法要。

このたびの御講師は、八本松の西福寺 根来 暁 師。

本願成就文の「その名号を聞きて」を、『御絵伝』に描かれる出家の場面よりお聞かせいただく。

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法座が終わり、当山専徳寺の御絵伝の写真を探してみる。

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どうしてご誕生からでなく、9歳の出家から物語が始まるのか?
また、描かれている人たちにどんな意味が込められているのか?

そして、何がよりどころとなるのか?

改めて絵を見ながら、ふと・・・。

 

ようこそのお参りでした。

明後日の朝席まで。
お誘いあわせてお参りを。

2013年5月8日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月26日(火)

今日の朝席で春季彼岸会も御満座。

今日は『歎異抄』の踊躍歓喜のこころが起きないという唯円房の問いの話。

そのなかで、「死に方」についてのお話を聞かせていただいた。

 

今はあんまりこんな表現を用いないかも知れないが、「畳の上で死にたい」ということばをよく聞いた。
それから、「あんな人、ろくな死に方をしない!」ということばも。

「死に方」というのがよく問われるが、浄土真宗では死に方は問わない。
臨終が大切なのではなく、今(平生)。

仙厓和尚の辞世のことばは「死にとうない」であったと。

『歎異抄』に、

なごりをしく おもへども、娑婆の縁尽きて、ちからなくしてをはるときに、かの土へはまゐるべきなり。

この“いのち”が愛おしいと思う気持ちがあるから、「名残惜しく」いそぎ浄土に参りたいという気持ちが湧いてこない。

 

ただ、浄土があるからこそ、いつ、どこで、どんなかたちで“いのち”尽きたとしても、この“いのち”を生き抜くことができるのではなかろうか。

彼岸とは遠い彼方ではなく、今を生きて向かっている方向に。
生きているいのちを大切に。

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ようこそのお参りでした。

2013年3月26日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月25日(月)

ソメイヨシノもチラホラと咲き始めた。

今日も昨日に引き続き、彼岸会2日目。

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朝席と昼席は慈悲の話を聞かせていただく。

凡夫の慈悲は小さな慈悲。

小慈小悲もなき身にて
有情利益はおもふまじ
如来の願船いまさずは
苦海をいかでかわたるべき

でも、親鸞聖人はご和讃のなかで、その小さな慈悲さえも持てない私であると。

 

 

広南小学校の送別式があったので、朝席が終わったら早速学校へ。

長男がお世話になった担任の先生が郷原小学校へ転任。
「ありがとうソング」でお別れ。

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それが終わると、山口から龍谷大学と山口県立大学の先生が石泉文庫に。

宇都宮黙霖をはじめ、同時代の勤王僧月性、大洲鉄然等を調べているとのこと。

 

また、昼席の後は、石泉文庫を教育委員会から視察。
建物の傷みがひどくなったが、県の史跡のため、どこまで補修が出来るか、総代さんを交えて見ていただく。

 

そして、夜席。

バタバタした一日だったが、夜席は丸の内で開かれた寺カフェに生け花で参加した時の話を聞かせていただいた。

そこで、評判だった法話が十牛禅図だったということで、その話。

何とも謎解きのような宿題のような、でも考えさせられる話。

 

明朝が御満座。
ようこそのお参りでした。

2013年3月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月24日(日)

今日の夜席より、春季彼岸会。

御講師は、和庄の明法寺 熊谷普門 師。

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初めてのご縁をいただいた。

今晩は「二僧巻簾」という禅僧の話から、「諸法実相」について聞かせていただく。

また、聴聞の心得は、「虚往実帰」だと。

 

私たちは先入観をもってしてしまうことが多い。
また、優劣を付けて物事を見てしまう。

そこが、凡夫の眼と仏の眼の違いという話。

 

『専徳寺報 念佛日和』を世話係の方に配っていただいて、早速その礼状が届いた。
そこに、

寺に参れぬ母も喜んで何度も見ております。

と記されているのを見て、ハッとする。

寺報を出すとき、こちらは寺に参ってご縁にあっていただきたいという思いをもって法座のご案内をしたのが、事情があって参りたくとも参れぬ方もいる。

凡夫の眼。

仏さまの眼には到底なれないだろうが、そのことに気づくことが大切なことかな。

ようこそのお参りでした。

 

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2013年3月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 3日目

1月16日(水)

晴れてはいるが、冷たい朝。

今日の朝席で、当山専徳寺の御正忌報恩講も御満座。

親鸞聖人のご命日。
何とか声も持ちこたえ、終えることが出来た。
これで、秋のお彼岸明けから1年の3分の1を費やして続いてきた報恩講が、おかげさまで一段落。

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ホッと一息つきたいところだが、そんなときに襲ったのが阪神淡路大震災(1995)。

御正忌明けの1月17日の朝を思い出す。

 

明日は石泉文庫の防災訓練。

1月26日が第59回文化財防火デー

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それに先だって、呉市では一番最初に開かれる防火訓練。

今回、初めて広南小学校の3年生が参加。

ちょうど社会科で、昭和46年(1971)4月27日に発生した呉市山林火災(大張矢山林火災)のことを勉強中。

長浜の方を含む18名の消防士が亡くなられた、戦後史上もっとも痛ましい山林火災。

 

そのことを学んでいる児童たちが、明日の訓練に参加される消防士の方々の姿をどのように感じるのだろう。

ご用心、ご用心。何ごともご用心。

2013年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 2日目

1月15日(火)

今日はおたんや。

「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」が訛ったことば。

「逮夜」とは、もともと亡くなった日(命日)の前夜を指すようだが、親鸞聖人の月命日(毎月16日)の前夜を「逮夜」、祥月命日(1月16日)の前夜を「大逮夜」と呼ぶようになったところから、「おたんや」と呼ばれるように。

 

夜席には、大晦日に使った蓮のキャンドルを親鸞聖人像の前にお供え。

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このたびのご縁で拝読している『御俗姓』に説かれている

かの御恩徳のふかきことは、迷盧八万の頂、蒼溟三千の底にこえすぎたり

「迷廬八万(めいろはちまんの頂」とは、とても高い山の山頂。「蒼溟三千(そうこうさんぜん)の底とは、とても深い海底。

それだけのご恩に報いていく「報恩」、その意味をうかがっていく。

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夜席は中休みをいただいてぜんざいを。

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そして、『御伝鈔』を拝読。

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すべてを拝読することは出来ないので、上下巻より2段ずつ。

このたびは先日の住蓮寺でのご縁、『弁円のなみだ』にあやかり、読ませていただいた。

 

その後、後席をつとめる。

今日は朝から法座・葬式・法座・還骨・通夜・法座と声を出しっぱなし。
終わる頃には喉がパンパンに。

明日の朝席で御満座。

お寒いなか、ようこそのお参りでした。

2013年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku