広南小学校読み聞かせ(149)

10月29日(月)

通り報恩講中、喉にちょっと違和感。
疲れが出て来たのかな。

こんな時に助かるのが、他のことに気が向くこと。

日本シリーズ、広島カープが1勝1分けで福岡へ向かったこと。
そして、小学校での読み聞かせ。

 

先々週は中学生が代休の日に読み聞かせボランティアを。
今日、その報告を見せていただいた。

そして、先週は小学校代休のために休み。

久しぶりの読み聞かせ、今日の担当は2年生。

読んだ絵本は、

『ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ』 (石川基子作)

秋と言えば、きのこ。

『ほしじいたけ ほしばあたけ』の絵本もシリーズ化してただいま3冊。
3冊持っていって、


この本、読んだことある人!


・・・


ほししいたけ、好きな人!


きらい!


1、2、3の中で、どの本が良い!


2番!

 

ということで、『ほしじいたけ ほしばあたけ』の第2弾、「じめじめ谷でききいっぱつ」を読むことに。

日なたぼっこの大好きなほしじいたけとほしばあたけ。

日なたぼっこをしていると、からからに乾いて風に飛ばされてしまった。

そしてたどりついたのは、温泉。

温泉につかって、若返ったほしじいたけ。でも、のぼせて倒れてしまった。

そこへ、巨大ナメクジが。。。

 

何とも絵が面白く、次々と感想を。

そして質問。


どうやったら、カチカチにかたくなるんですか?


今日みたいなお天気に干してたら、カラカラに乾いてかたくなるみたいです。
みんなも外に出てたら、乾いてカチカチになるかな。


死んじゃう!

何だか今日はみんなの笑顔を見て楽しく終わり、通り報恩講横路地区。

2018年10月29日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(148)

10月1日(月)

台風24号、このあたりはそれほど大事にならず過ぎ去り、今日は快晴。

秋は月曜日に祝日や代休があって、月曜日の読み聞かせは休みがち。

今朝の担当は4年生。

読んだ絵本は、

『あめだま』(ペク・ヒナ 作・長谷川義史 訳)

作者は韓国出身のペク・ヒナ。人形を撮影して作った絵本。

あなたの心がきこえてくる魔法のあめだま

 

いつもひとりぼっちで遊ぶドンドン。

ある日、不思議なあめだまを手に入れた。

そのあめを食べると、心の声が聞こえてくる。

リビングのソファー、飼い犬のグスリ、そしてパパ。

パパは、寝る間際まであれしろ、これしろとうるさく言う。

でも、パパから聞こえてきた心の声は、

すきや すきや すきや すきや すきや・・・

思わず、ドンドンも「ぼくも」と。

そのあと、亡くなったおばあちゃんの声が聞こえてきたり、落ち葉の声が聞こえてきて、ドンドンは。。。

 

朝から関西弁の絵本でほっこりして、今日から3日間は広白岳地区の報恩講。

2018年10月1日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(147)

9月10日(月)

大雨警報が解除され、ホッと安堵の朝。

豪雨災害以来、止まっていたことが動き出した。

 

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

豪雨災害で、7月に予定されていた中学生の読み聞かせボランティアが中止。

児童にとって、久しぶりの読み聞かせ。

担当は5年生。

久しぶりの読み聞かせに何を読もうか、いろいろと迷って、3年前に1度読んだ絵本を引っぱり出した。

『綱渡りの男』 (モーディカイ・ガースティン作・川本三郎訳)

1974年の実話に基づいた絵本。

舞台はニューヨーク、当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンター。

ツインタワーの間で綱渡りをしたい。そう思い、実行に移した大道芸人の話。

 

フィリップ・プティへ

彼の勇気と、完璧な技術と、そして、
神話の神々のような、無垢ないたずら心に感謝して。

 

作者から大道芸人プティに贈る言葉を紹介。

 

このビルにハイジャックされた旅客機が突っ込んだ、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロのことは、5年生は生まれてないから知らないみたい。。。

とてもショッキングなニュースだった頃を思い出して。

 

2018年9月10日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(146)

7月2日(月)

久しぶりに青空が広がり、朝からすでに暑い。。。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

来週月曜日は中学校が土曜参観の代休に当たるので、中学生に読み聞かせボランティアの募集をすると、何と11名も。

それで親たちの今学期の読み聞かせは今日でおしまい。

  今日の担当は6年生。 読んだ絵本は、

『おさがり』 (くすのりしげのり 作・北村裕花 絵)

久しぶりのくすのきしげのりさんの作品。  

あとがき

おねえちゃんの おさがりの ものさしを もってきた なっちゃん。

なっちゃんは おねえちゃんの おさがりを つかうことが おおいのです。

そんな なっちゃんに おさがりについて はなしてくれた せんせい。

ともくんは じぶんがたいせつにつかったものを

うまれてくる あかちゃんに つかってもらおうと おもいます。

せんせいは わたしたちの まわりには

すてきな おさがりが あることをおしえてくれましたね。

みなさんも みのまわりにある すてきな おさがりがみつけられますように。

くすのきしげのり

  「おさがり持ってる人!」 と読み終わって尋ねたら、ほとんどの子が嬉しそうに手を挙げてくれた。

「おさがり」 今の時代、「おさがり」はどちらかというと“ありがた迷惑”。

でも、「おさがり」に込められた思いを聞くと、また見方が変わるかな。

 

「おさがり」 お寺で「おさがり」と言えば、仏さまにお供えしたものをいただくこと。

昔はいただきものは仏さまにお供えしてからいただいていたけど、今は。。。        

2018年7月2日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(145)

6月25日(月)

昨夜はサッカーワールドカップ、日本-セネガル戦で久々の夜更かし。。。

そして、今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は4年生。

読んだ絵本は、

『パパはわるものチャンピオン』 (板橋雅弘 作・吉田尚令 絵)

今日は、2冊絵本を持参した。

1冊は、『パパのしごとはわるものです』。
そして、『パパはわるものチャンピオン』。

  袋から絵本を取り出すと、 「知ってる!」と。

1作目と2作目のどちらが良いか尋ねると、ほとんどの子が「2作目!」。

「ぼく、1作目知らないんだけど。。。」
「3年生の時に読んでもらったでしょ。」

なんて会話が続くので、『パパはわるものチャンピオン』に。

 

プロレスラー、ゴキブリマスクの中身はパパ。

悪役レスラーで、みんなから嫌われるけれど、そのパパがチャンピオンに。

パパに対する息子の複雑な心境が。。。

 

この秋に映画化されるそうで、読み終わった後にそのことを言うと、 「すぐに終わっちゃいそう」 とのつぶやきが。

絵本ではあっという間に終わったけど、これがどんなふうに映画化されるのかな。。。    

2018年6月25日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(144)

6月18日(月)

昨日までの快晴も、いよいよ梅雨のくもり空。

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『ルーシーといじめっこ』 (クレア・アレクサンダー作 福本友美子 訳)

いじめ撲滅月間の第3弾。

 

絵の上手なルーシーは、工作の時間にクロウタドリを作って先生に褒められた。
(先生はカラスと思っていたけれど。)
いじめっこの仔牛のトミーは、帰りにルーシーを待ち構え、そのクロウタドリを壊してしまう。
ルーシーは、お母さんに見つからないように持ち帰り、直そうとしたけれど、無理だった。
次の日から、本が破られ、絵がくちゃくちゃにされ、鉛筆がおられ、ルーシーの顔がどんどん悲しそうに。
その翌日、学校で焼いたケーキを持ち帰ると、ケーキに足跡が付いていた。
お母さんはこれ以上ルーシーの悲しそうな顔は見たくないと、学校に電話をかけるが、ルーシーはそばで「やめて!」と。
でも、お母さんは先生にすべて話したあとだった。
ルーシーはその夜、翌日どんなことが待っているかを考えると、眠れなくなった。
翌朝、嫌がるルーシーをお母さんが学校に。
すると、トミーもお母さんにつれられて。。。

 

おとなしい性格のルーシーの心の様子が丁寧に描かれ、トミーの意地悪もどこから生まれてきたものかも。

最後は仲良くなった姿に、みんなよかったと感じてくれたよう。

 

帰宅すると、大阪での地震のニュース。

被災された方々、心よりお見舞い申し上げます。

  今日の中国新聞朝刊。
2011年、専徳寺で落語をしていただいた笑福亭仁智さんが、上方落語協会会長に。

また、笑顔が戻りますよう。

2018年6月18日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(143)

6月11日(月)

今朝は雨は上がったものの、どんよりと。

広南小学校の読み聞かせ。

先週よりいじめ撲滅教化月間ということで、いじめをテーマに絵本の読み聞かせ。

今朝用意していった絵本。
昨年の「いじめ」のテーマでどなたかお母さんが読んでたような・・・でも、よその学年で読んでるということもあるし・・・と思いながら、控え室の図書室へ入り、昨年の記録を見ると、!!! 今日担当の2年生に昨年読んでることが分かった。。。
すぐに坊守に電話をして、学校に来る時に違う絵本を持ってきてもらうことに。

 

今日の担当は2年生。
読んだ絵本は、

『とげとげ』 (内田麟太郎 文・佐藤茉莉子 絵)

とげとげは女の子。
自分がどこで生まれたのか、誰の子どもか、また、名前さえも知らなかった。
「とげとげ」とは、あだ名。

トゲのある容姿から、みんなに「とげとげ」と呼ばれいじめられてばかり。
ある日、山道を歩いていると、サルが出て来て、とげとげを棒で叩いていじめる。
すると、ヤマアラシが勢いよく出て来て、サルに突進。
ヤマアラシの名前はトム。
トムは、とげとげがいじめられていても、いつも助けてあげることができない弱虫だった。
でも、勇気をふりしぼり、とげとげを助ける。
そのわけは、 「・・・ぼくにはハリがいるんだ・・・でも、すきだったひとと いると、ハリなんて いらないんだよねぇ」

  何とも不思議な絵本だけれど、2年生にはちゃんと伝わったみたいで、感想を次々と。  

2018年6月11日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(142)

6月4日(月)

今日も青空。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は1年生。

初めての1年生教室なので、まずは自己紹介。

そして、今日読んだ絵本は、

『たった さんびきだけの いけ』 (宇治勲 絵と文)

今月は学校のいじめ撲滅強化月間ということで、いじめをテーマに読み聞かせをして欲しいと。

1年生には、ストレートないじめの話よりも、こういう話が良いかな。

  森の中の小さな池に、1匹のカメと1匹の魚と1匹のおたまじゃくしが住んでいた。
小さな池にある小さな島に、カメは登ってひなたぼっこ。
島に上がれない魚とおたまじゃくしはそれがうらやましく、あるとき魚がカメに、
「カメさん おひさまにあたるって どんなかんじなの?」と尋ねた。
すると、おたまじゃくしが、

「さかなさん やめときな!そんなことをきいたって なんのとくにもなりゃしない。 ぼくたちは みずのなかだけでしか いきられないのだから カメさんなんか ほっときな」

と、カメを仲間はずれにするようになった。
しばらくして、おたまじゃくしから足が生え、手が生えてカエルになった。
カメと同じように島に登れるようになったカエルは、

「さかなさんって かわいそう!みずから いっしょう でられないなんて きみは ほんとうに あわれな いきものだね!」

と、今度は魚を仲間はずれに。
その夏、雨が一滴も降らず、水がだんだんと干上がってきた。
カエルとカメは隣の湖へ移ろうと思ったが、このままだと魚は死んでしまう。
カエルは自分の身勝手さに気がついて。。。

  1年生、みんな静かに聞き入って。

 

2018年6月4日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(141)

5月28日(月)

今朝はくもり空。

広南小学校読み聞かせ。

今日の担当は4年生。

読んだ絵本は、

『からすのおかしやさん』(かこさとし作)

前回の読み聞かせで、今月初めに亡くなられたかこさとしさんの『からすのパンやさん』『コウノトリのコウちゃん』の2冊の中から、子どもたちに選んでもらった『からすのパンやさん』を読んだ。

そして今回は、その『からすのパンやさん』(1973年)から40年を経て出来上がった続編、『からすのおかしやさん』と『コウノトリのコウちゃん』を持っていって、どっちがいいと聞くと、こちらも『からすのおかしやさん』!ということで。

 

パン屋のからすのとうさんとかあさんが3日ほど留守にすることになった。
その間、留守を任されたチョコくん、おもちくん、リンゴちゃん、レモンちゃんはお菓子作り。
しいのきばやしのミミちゃんに教わりながら、次々とケーキやお菓子を。
いろんなリクエストに応えて、たくさんのお菓子が。 あとがきに、

「おいしい」本にしたいと思ったのですが、お口に合いましたでしょうか?

と、最後まで読んでおしまい。

 
誰にでもお口に合うようにと、いろんなお菓子を。

なかなか読むところが多いので、朝から額に汗して。      

2018年5月28日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(140)

5月14日(月)

週末ごとに雨が降り、週明けの今朝は雨も上がって。

昨夜から螺山にもホトトギスが戻ってきた。

 

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は6年生。

読んだ絵本は、

『からすのパンやさん』 (かこさとし作)

「かこさとしさんが亡くなったというニュース知ってる?」 と尋ねると、さすが6年生。
「からすのパンやさんの・・・」、「だるまちゃんの・・・」と。
  そこで、『からすのパンやさん』と、昨年出版された『コウノトリのコウちゃん』の2冊を取り出し、どっちがいいか尋ねてみた。

圧倒的に『からすのパンやさん』。

「コウノトリの方も気になるけど。。。」とのつぶやきも聞こえてきたけど、『からすのパンやさん』を読むことに。

 

いずみがもり、くろもじ3ちょうめにあるからすのパンやさん。
そのパンやさんに白・黄・赤・茶の4色の赤ちゃんが生まれた。
それぞれオモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん と名づけられたパン屋一家の物語。

 

たくさんのパン、そして、たくさんのカラスが出てくる出てくる。

 
読み終わったあと、「1年生の時に読んでから、久しぶりに『からすのパンやさん』を読んでもらって、改めて素敵なお話だと思いました」と感想を。

この絵本が生まれた背景、作者かこさんの願いを知って改めて読むと、何とも。      

2018年5月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku