8月10日(火)
台風9号も過ぎ、今日は青空。
今朝、今年2つ目の大名蓮が咲いた。
風で少し傾いたけど。
咲いたと言っても半開き。
全開となるのは、明朝かな。
恐らく今夏最後の蓮の花。
明後日の天気は大雨の予想なので、明日が見納めかも。
きれいに咲いてくれれば、これで今年株分けした蓮、4鉢ともすべて花をつけることに。
おのづから月やどるべきひまもなく池に蓮の花咲きにけり 西行
ちゃんと願いが届いて、南無阿弥陀仏の花開く。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
8月9日(月)
今朝5時過ぎ、台風9号が呉市付近に再上陸。
と、全国ニュースで。
専徳寺周辺は、見たところ大丈夫。
このあたりは、台風が過ぎてから、雨風がきつい時もあったけれど、昼前には晴れ間も出て来た。
ただ、この台風で一番気がかりだったのが、キジバト。
案の定、姿がなくなっていた。
そして、卵が2つ樹の下に。。。
早朝、ずっと鳴き声が聞こえてたのだけど。
オリンピックも終わり、寂しい中での長崎原爆の日。
『A級戦犯者の遺言』 (青木 馨 編)
さらばなり 有為の奥山 けふ越えて 弥陀のみもとに 行くぞうれしき
東条英機らA級戦犯者の最期に教誨師として立ち会った唯一の日本人、花山信勝氏の講演より。
何と野呂山にある真人会野呂山道場での講演録だそう。
昨日の中国新聞朝刊の1面の広告に、
平和について考える一冊の中に紹介されてるのを見て取り寄せてみた。
平和を願って。
8月6日(金)
広島原爆の日。
今朝、今年3つ目の案頭春が見事に開花。
午前8時15分、長男が鐘を撞き、家族揃って本堂でおつとめ。
午後、昨日に続いて白石説教所へ。
今日は白石地区の物故者追悼法要のご縁。
正信偈第2種の導師をつとめ、
今年もピースナイターでおりづるを折っていただくことは叶わなかったけど、PEACEおりがみで作った共命鳥の話を。
共命鳥は、みなさんに一つずつおみやげ。
また、被爆樹木の絵本『きっと きこえるよ』を読み聞かせ。
わしらは
自分のからだをつかって
みんなに
つたえとるんよ
暑い中、ようこそのお参りでした。
来週仕上がる予定だった寺報『念佛日和』を今朝お届けいただいたので、法座から帰宅して仕分け作業。
総代、世話係のみなさんにはまたお世話になります。
何だかいろいろ盛りだくさんの8月6日。
そんな中、昨日からキジバトが3度目の抱卵を開始したみたい。
今度は無事孵ることを願って、そーっと。
8月5日(木)
今日も暑い1日。
午前中、焼山で法事。
「カナカナカナカナ・・・」と、ヒグラシの声。
長浜ではクマゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシ・ニイニイゼミの熱い声。。。
ヒグラシの声は何となく涼しく感じる。
午後1時から広の白石説教所の歓喜会のお取り次ぎ。
今日が歓喜会、明日が物故者追悼法要。
昨年12月に本来なら3年に1度まわってくる報恩講のお取り次ぎをするはずだったけど、コロナで中止。
そんなこともあってか、このたび説教所でのお取り次ぎ。
「歓喜会」「お盆」って何?
と、他の人に聞かれても、なかなか答えられないかも。
そこで、
今年の盂蘭盆会にお参りなられた方に配布する予定の『念佛日和』特別号をお配りして、お盆の話。
中島みゆきさんの『帰省』も紹介。
人が人でなくなる時代。
その人が人になれるご縁。
暑い中をようこそお参りくださいました。
7月31日(土)
今日も案頭春が2つ開花。
でも、初めに咲いた方は色も薄くなり、そろそろ終わりかな。
隣の大名蓮につぼみが出て来た。
案頭春にももう一つつぼみがあるので、しばらく楽しめそう。
今朝、境内に水撒きをしていると、オレンジ色の蝶が飛んで来た。
帰って調べてみたら、
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂
であると。
「褄黒」とは、縁が黒いこと。
そして、「豹紋」はヒョウ柄。
1980年代までは近畿地方以西でしか見られなかったが、生息域が拡がって、今では関東北部でも見られるとか。
これは地球温暖化によるものだそうで、このツマグロヒョウモンは「地球温暖化の指標生物」。
ひょんな出会いから地球温暖化のことを考える。
7月30日(金)
今朝、同時に2輪の案頭春が。
写真で見ると大きく見えるけど、実際には
直径10センチほどの小振りな蓮。
緑の葉っぱに赤い蓮、そして鮮やかな黄色の花托。
蝉時雨の中、清涼と。
露の身は ここかしこにて 消えぬとも
こころは同じ 花のうてなぞ (法然聖人)
流罪で四国へ赴く法然聖人が、九条兼実公への返歌として詠まれたそう。
「うてな」とは、漢字で「台(臺)」とか「蕚」と書き、『源氏物語』にも、
はちす葉をおなじうてなと契おきて露のわかるるけふぞかなしき
と、古来よりお浄土を蓮台で表現。
そして、親鸞聖人はお名号に蓮台。
蓮はお浄土を想う花。
夏たけて堀のはちすの花みつつ仏のをしへおもふ朝かな
昭和天皇もお詠みに。
明日もきれいに咲きますように。
7月29日(木)
今朝、案頭春が全開。
写真を撮っていたら、、、
クマバチが飛んできた。
陽が当たり始めると、また違った色に見えてくる。
白い蓮も、赤い蓮も、大きな蓮も、小さな蓮も、みんなそれぞれ美しい。
また、鐘楼前に小さな花が咲いているのを見つけた。
最近は便利なもので、スマホアプリで写真を撮って送ると、AIであっという間に分かってしまう。
ランタナ
中南米原産の植物で、アジサイとは違う種類だけど、アジサイのように色が徐々に変化するので、和名は「七変化」と言うらしい。
鳥によって分散されるそうで、ここにも鳥が運んで来たのかなぁ。
また、この花、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも含まれてるそう。
種に「アレロパシー物質」という他の植物の成長を抑える成分が含まれていて、ランタナだけしか育たない環境を作ってしまうとか。
日本では「生態系被害防止外来種リスト(旧 要注意外来種生物リスト)」にも。。。
先日、アメリカザリガニがニュースで取り上げられていたけど、こんなところにも。
《参考》環境省 日本の外来種対策 https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
陸の豊かさも守ろう
SDGs(持続可能な開発目標)の一つにも、外来種の侵入防止を。
何ごともちょっとした気づきから。
7月27日(火)
今朝、女郎花の上に蟷螂を見つけた。
まだ羽根も生えてない子ども蟷螂。
二十四節気をさらに細かく分けた七十二候に、「蟷螂生」というのがあり、6月初旬の頃を表すそう。
その頃に生まれ、羽根こそ生えてないけど、一人前に身構えて。
英語ではカマキリのことを、mantis または praying mantis と言うらしい。
《praying》は、祈る。
《mantis》は、ラテン語(Wikipediaではギリシャ語)の予言者、僧侶(修道士)に由来しているとか。
西洋では、祈っている姿に見えるのかな。
この辺では聞いたことがないけれど、日本でも「オガミムシ」と呼ぶ地方もあるのだとか。
拝むと言えば、
やれ打つな 蝿が手をすり 足をする
小林一茶 梅塵八番
洋の東西を問わず、手を合わせる姿は美しい。