ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

ブログ一覧

彼岸の入り

9月20日(月)

3連休の最終日、今日は敬老の日。
そして、彼岸の入り。

日中はまだまだ30度近くまで気温は上がるけど、朝晩は秋らしく。

 

夕方、もう車の出入りもないだろうと、境内に水を撒き、清掃。

やっと終えて、後は落ち葉をかき集めて棄てるだけと思っていたところに、車が一台。。。

しかもきれいにしたところに奥まで。。。。

全部終わった後で入ってくると、それはそれで仕方ないと割り切れたかも知れないけれど、「あともう少しで」と思うと、これが複雑。

でも、せっかくここまでしたのだからもう一度。

そう思って轍を消すように箒で掃いていくのだけれど、気のせいか荒々しく。
心の中で「落ち着いて落ち着いて」と言い聞かせながら。
いつも笑って「おでかけですか?」と言えるレレレのおじさん、またそのモデルと言われるお釈迦さまのお弟子さん、周梨槃特しゅりはんどく周利槃陀伽しゅりはんだか)のようにと思いながら。

 

明日からいよいよ報恩講参りが小坪地区よりスタート。

 

懸魚

9月17日(金)

台風14号が接近中。

 

植物や昆虫の名前、その由来を調べてみると、なかなか面白い。

その延長でお寺の中にもいろいろな動植物の彫刻があるので、それを調べてみると、これもなかなか奥深い。

(さらに…)

鈴虫

9月15日(水)

雨が午前中に上がったけれど、ずっと曇り空のせいか、庭から虫たちの声がよく聞こえてくる。

草むらに近づくと、バッタがピョンと。

鮮やかな黄緑色のバッタ。

トノサマバッタ?と思ったけれど、ツチイナゴの幼虫らしい。

涙のように目から流れる黒い帯が付いているのが特徴。

イナゴといえば茶色をイメージしていたのだけれど、このツチイナゴ、成虫になると茶褐色に。

ツチイナゴは、冬を越す虫だそうで、幼虫で過ごす夏はまわりが緑。成虫になる秋から冬は、まわりが枯れた色。

季節に応じて色が変わる。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

浄土真宗本願寺派 嶺宿山 専徳寺(@sentokunet)がシェアした投稿

 

夜、聞こえてくる虫の声が、今日は昼間からよく聞こえる。

まだ、ツクツクボウシが鳴いている。

そして、姿は見えないけれど、鈴虫の声も。

 

鈴虫といえば、法然聖人・親鸞聖人が流罪となった承元の法難。

その発端となったのが、後鳥羽上皇が熊野詣の間に、法然聖人門下の住蓮・安楽が開いた六時礼讃念仏会に宮中の女官たちが密かに参加し、そのまま出家するものもいた。
そのことを後で知った上皇は激怒し、住蓮・安楽は死罪、法然聖人・親鸞聖人は流罪となった。

その時に出家した女官に鈴虫、松虫がいたという。

 

先日、ご門徒さんより、

鈴虫・松虫のお墓に行ってきました。
広島にあるんですねぇ。
今度、みなさんに鈴虫・松虫の話も聞かせてくださいね。

と言われ、??と思って調べたらすぐに出て来た。

生口島にある光明坊という真言宗泉涌寺派のお寺。

【参考】光明坊|日本伝承大鑑

ここで鈴虫・松虫は亡くなったと伝えられ、法然聖人も立ち寄られたとか。

 

コロナが落ち着いたら、しまなみ海道を通って、一度お参りしてみたい。

 

 

 

広南小学校読み聞かせ(188)

9月13日(月)

今日は久しぶりに広南小学校読み聞かせ。

担当は6年生。

久しぶりに6年生の姿を見て、みんな大きくなったなぁと。

 

読んだ絵本は、

『おおにしせんせい』 (長谷川義史)

7月、熊野の筆の里工房で開催された《長谷川義史展「ありがとう!いのちのであい」》を観に。

そこにこの『おおにしせんせい』の原画も。

一時間目のはじめ、おおにしせんせいが「きょうはいちにち図画工作」といいだした。ふでや、ふであらい、パレットの使い方も、いままでとぜんぜんちがう。そして、さっさと絵をかいて友だちと遊ぼうと思っていたぼくは、先生からの一言で心が動き出し……。
すばらしい先生との大切な出会いは、一生の宝物。著者自身の体験を基に、心を込めて描いた絵本。(講談社HP内容紹介より)

作者の長谷川義史さんが、すばらしい先生との出会いを描いた1冊。

読み終わると、

「1時間目から6時間目まで図画工作って良いなぁと思いました。」

と感想を。

また、

「先生も1時間目から6時間目まで図工にして!」

とのつぶやきも。

 

よき師、よきひととの出遇い。

よき出遇いがありますように。

2021年9月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

黄斑椿象

9月12日(日)

今日はどんよりとした曇り空。

桜の葉に何やら見たこともない虫。

今の時代、写真ですぐに名前が分かる。

キマダラカメムシ

という虫だった。

カメムシは、漢字では〈亀虫〉、漢名は〈椿象〉。

 

このキマダラカメムシは外来種だそうで、日本で最初に発見されたのは江戸時代の長崎出島。

鎖国中の日本に医師として出島にやってきたスウェーデンの植物学者カール・ツンベルク。

この人が新種のカメムシとして発見。

その後、150年にわたって姿が見られなかったのが、150年後の長崎で再び発見され、それが地球温暖化にともない、どんどん生息範囲を拡げているとか。

 

カメムシといっても臭いはないらしい。
また、サクラに産卵するらしく、それでここに?

 

そして、こちらは女郎花に

 

オンブバッタ

大きいのが♀、上に乗ってる小さいのが♂。

どうやらこちらもここで繁殖?

 

春に植えたフジバカマ4種類の内、2種類はオンブバッタに葉を全部食べられて、茎だけが残った状態。。。

それでも残りのフジバカマの先に小さな蕾らしきものが見えてきた。

旅する蝶〈アサギマダラ〉、飛んで来ればいいな。

2021年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku