ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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被爆蘇鉄

2月8日(月)

今日は午後から広島別院でサンガ部会。

今年になって初めての会議。

漢字の使い方、改めて調べてみると、これまで何となく使っていたことを痛感。

特に公用文を基準とすると、あれもこれも。。。

親鸞聖人は漢字の使い方には大変心を配っておられたので、見習わないと。

 

ひょんなことから、広島別院にも被爆樹木があることを知る!(「ひろたび」ホームページ)

鐘楼の隣に被爆ソテツ。

爆心地から1,150m。寺院内で被爆し、後にここへ移植されました。

その反対にある親鸞聖人像の側にあるソテツは、記憶にあったけど、

こちらはどうやら違うみたい。

別院には何度も足を運んでいるけど、隅々まで見てるようで見てないなぁ。。。

それに気づく大切なご縁。

 

2021年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

立春

2月3日(水)

二十四節気の始まり、立春。

予報では昨日よりも4℃低い8℃。
それなのに、昼間外はポカポカ陽気。

クロガネモチのサンキャッチャーもキラキラと。

今日、子どもの定期券の更新のため、久しぶりにJR広駅へ。

駅に入ると、??・・・みどりの窓口が閉まってる??

何か貼り紙がしてある??

みどりの窓口が1月31日で閉鎖!?

どうやら広駅だけでなく、来年末までに昨年度あったJR西日本のみどりの窓口約340駅から2022年度末までに約180駅に半減させることになっていると。。。

その代わり、「みどりの券売機プラス」と言うのが新しく設置され、それでどうにか定期券。。。駐車場も100円。。。

時代の流れとは言え、これまでお世話になっていたものが無くなってしまうと、何だか寂しいな。
空いた時間帯に行ったから良かったけど、混んでる時とか時間に余裕のない時だと、あたふたしてたかも。。。

そんなこちらの事情はともかく、これまでお世話になったことに感謝。

みどりの窓口をあてにされている方は、どうぞお気をつけて。

 

2021年2月3日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

節分

2月2日(火)

久しぶりのぶろぐ更新。
ぶろぐが止まったので、心配してお尋ねに来られたので。。。

例年御正忌が終わると、呉東組総代会の新年会、呉東組仏教婦人会連盟の新年会、呉東組聞名講、そして専徳寺総代会の新年会と立て続けにいろいろ続くけど、今年はまだまだコロナの影響ですべて中止。(今月の仏教壮年会の例会も中止。)

今日は節分。

例年2月3日だけど、今年は明治30年以来124年ぶりの2月2日の節分だとか。

節分だからと特にお寺ですることはないのだけれど、この時期になると毎年「鬼」について考える。

本来なら、今流行の映画でも観て、「鬼」について考えるのかも知れないけど、なかなか映画館に。。。

時間が出来たので、本を買い求めて読むようになった。

〈こころに響くことば〉を求めて、
久しぶりに妙好人のことを。

 『妙好人 千代尼』(西山業史 法蔵館)
 『妙好人 因幡の源左』 (柳 宗悦・衣笠一省 編 百華園)
  ※妙好人のことについては、こちらに詳しく。→山陰教区HP

浅原才市さんなど馴染みのある山陰の妙好人のお話はよく聞かせていただくのだけど、他所の妙好人についてはお東(大谷派)であったりすることもあってか、あんまりご縁がないなぁと。
そこで、まずは加賀の千代尼(千代女)について。

朝顔に つるべ取られて もらい水 (35歳の時、「朝顔や」に変更。)

この俳句はどこかで聞いたことがあるなという程度だったけど、

とんぼ釣り 今日はどこまで 行ったやら

という句を小林一茶が『おらが春』に引用。

子をうしなひて
蜻蛉釣り けふはどこ迄 行た事か (かが)千代

この句は千代女のものでないかも知れないそうだけど、一茶は千代女の句として引用。
一茶自身が我が子を亡くし、「露の世は 露の世ながら さりながら」と詠んだあと、〈やんごとなき人々の歌も、心に浮かぶままに、ふとしるし侍りぬ〉と、子を亡くしたり親を亡くしたあとに詠んだ先人の句を列ねる中に。

一茶のことを一時期調べたことがあったけど、今改めて読み返すと、以前とはちょっと違った思いを。
それは、『おらが春』が書かれた年齢と自分の年齢が近くなったこともあるし、いろんなご縁に出会ってきたからかも。

 

もう一冊の源左さんの本は、新品同様の本があったので入手。
こちらはちょっと読み馴れるまで時間がかかりそうかな。

そして、『ジャイビーム』DVD。
12月末に届いていたけど、こちらはなかなか観ることができず。。。

今日は、節分。

〈鬼は外 福は内〉でなく、

〈鬼はここ 福もここ〉

ご縁次第で、鬼も福もここに。

 

 

 

親鸞聖人御絵伝

1月17日(日)

御正忌が明けて、今日は阪神淡路大震災から26年。

あの頃の記憶は何年経っても憶えているけれど、最近の記憶は。。。

 

昨日の御正忌が終わった後、荷物が届いた。

このたびの御正忌に向けて、いろいろ調べていたら、何とお隣の備後教区の若手僧侶の方が『てんぷるらいふ』と言うのを立ち上げて御絵伝の解説書を!

昨年の御正忌に御絵伝の御法話をするのに、資料作りに手間取ったのを思い出しながら、もう一年早かったら。。。と思いながら。

若い方のエネルギーはいろいろ刺激をいただくなぁと。

てんぷるらいふ

こちらのサイトからもご購入いただけるけど、専徳寺でも置いているので、ご興味ある方はご連絡を。

1部200円、とってもお得です。

2021年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講

1月16日(土)

今日1月16日は、宗祖親鸞聖人の御命日。
雨がパラパラと降り、少し暖かさを感じる朝。

御正忌報恩講

例年1月14日夜席から16日朝席まで専徳寺では住職自勤でつとめていたけれど、今年はコロナ禍で、変則的に午前9時から時間を短縮して1席のみのご縁を。

30分ほどの法話なので、当初は他の話を準備していたのだけれど、つい先日ネット通販でたまたま「入荷しました」との連絡が届いて、ついポチっとしたことから。

今年の干支、牛にちなんで赤べこが入手困難な状態なのは知っていた。
しかも、新年の天皇ご一家の写真に赤べこが写っていたことも話題になっていたことも。
そんな時に「入荷しました」。

そうだ。限られた時間で伝えるにはちょうどいいかもと。

ただ、求めたのは本来の〈赤べこ〉とはちょっと違う〈眠べこ〉。
眠そうな目をした愛らしい赤べこ。

そして、同じく福島白河のアマビエだるま。

赤べこは、福島県会津地方の民芸品で、魔除け・厄除けとしても伝わっている。
また、今年は東日本大震災から10年を迎えることもあり、いろんなことに思いを馳せながら。

かなしきかなや道俗の
 良時吉日えらばしめ
 天神地祇をあがめつつ
 ト占祭祀つとめとす
    (親鸞聖人・正像末和讃)

ひと昔前なら魔除け厄除けなんて浄土真宗の立場では《もってのほか》だと、触れることもなかったかも知れない。
でも、今は多様性・ダイバーシティ・認め合う、そんなことが世間では。
何でもかんでも《もってのほか》と拒否してしまうのでなく、なぜ魔除けや厄除けを人は求めていくのかということを、ともに考えてみるのも大切なことかと。

親鸞聖人は「いし・かわら・つぶてのごとくなるわれらなり」(歎異抄)と、蔑むことなく自らのこととしてよくお説きになる。
この「かなしきかなや」も、「こんなことしてなさけない」と蔑んでいるのではなく、そう願わずにはおれないわれらの心を悲歎し、迷っているわれらを救わずにはおれない阿弥陀さまの願いに今遇うことの尊さを説かれたのではないのかなと味わいながら。

赤べこ・アマビエ、そこにすがる人の想いを否定するつもりはない。
願わずにはおれない心がそこにあるのだから。
ただ、その願いを持てば持つほど迷いの連続とも。。。

私も親鸞聖人のみ教えに遇うことがなければおそらくそこに。

ああ、弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。
たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。もしまたこのたび疑網に覆蔽せられば、かへってまた曠劫を経歴せん。誠なるかな、摂取不捨の真言、超世希有の正法聞思して遅慮することなかれ。(『教行信証』総序)

どうぞお念仏のご縁を大切に。


今年も京乃六條おやきもちを取り寄せて、特製シールを貼り、お下がりに。
小豆餡の入ったおやきもち、少し温めてお召し上がりを。

専徳ねっとのぶろぐを始めて今日でちょうど10年。
これからもお寺のこと、地域のことをいろいろと。

ようこそのお参りでした。

2021年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku