ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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広南小学校 終業式

7月20日(水)

先日の海の日。

午後から子どもたちと一緒に映画館。

『ファインディング・ドリー』

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『ファインディング・ニモ』から13年目の続編。

とっても楽しく良い映画。

ただ、決して子ども向けのアニメというだけじゃない。

 

前作のニモは、片ひれが小さく、泳ぐのが難しいカクレクマノミのニモと、そのニモのことを思う心配性の父マーリンの話。

今作は、前作に出てきたすぐに物忘れするナンヨウハギのドリーが主人公。

 

ドリーが物忘れするのは、生まれつきの記憶障害。。。

そのドリーのことを思う親の姿、友だちの姿が素敵に描かれて。

 

その日の夜、日本テレビのNEWS ZEROというニュース番組に、次男の使っているコミューンという難聴者支援のスピーカーの開発者、中石真一路氏のことが取りあげられると知って、ずっと最初から最後まで見ていたけれど、放送されず。。。

翌日、録画していた番組を再び見返しても、やっぱり。。。

でも、

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以前広島テレビで放送された次男の姿が。

どうやら、地方局の地元のニュースと天気予報が流れる時間帯に東京では放送されていたよう。

 

今日は、広南小学校も中学校も1学期の終業式。

広南小学校では、終業式に各学年(学級)代表が、「今学期がんばったこと」を全校生徒の前で発表する。

次男は、難聴学級代表なので、毎回毎回発表が当たる。

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全校児童の前で、大きな声で返事をし、大きな声で発表するって大変なことだけど、それをしっかりやりとげた姿を見てると、親としてとっても誇らしく。

 

魚の親も、人の親も、子を思う心は一緒かな。

明日から夏休み。

でも、先日の大雨による休校のため、明日はいきなり登校日。

 

2016年7月20日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月16日(土)

今日の朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。

 

朝席では、

なによりも、去年・今年、老少男女おほくのひとびとの、死にあひて候ふらんことこそ、あはれに候へ。ただし、生死無常のことわり、くはしく如来の説きおかせおはしまして候ふうへは、おどろきおぼしめすべからず候ふ。まづ善信が身には、臨終の善悪をば申さず、信心決定のひとは、疑なければ正定聚に住することにて候ふなり。さればこそ愚痴無智の人も、をはりめでたく候へ。(親鸞聖人御消息18)

 

誰もが迎える命の終わり。

今年は地震に大雨、各地で災害が続いていることと合わせ、いろんなことを思いながら聞かせていただく。

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朝席が終わり、みんなで石泉文庫へ本をお返しに。

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細い道を男性が木の箱をかつぎ、

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土曜日でお休みの子どもたちが本を運ぶ姿も。

 

1999年8月9日、呉市のお寺、専徳寺の本堂。
港を見下ろす高台にあるこのお寺で、ぼくは、「親と子」の話をした。

お早うございます。
ようこそ、おいでくださいました。
専徳寺さんは呉の海が見わたせる山の中腹ですから、坂道を登ってきてくださったんですね。
若者ならともかく、お歳をめして、町から登ってくるのは大変ですよね。
きょうは大変な方ばっかり(笑)。
ご本堂を吹き抜ける気持ちのいい風は、汗ばんだ肌には極楽です。
ようこそ極楽へ(笑)。
さァ、ぼくの背中には阿弥陀如来がいらっしゃいます。
そして、ぼくは寺の子ですから、御仏の子としてお話しします。

これは、先日お亡くなりになった永六輔さんの『親と子』(岩波新書)第5章の冒頭。

今年も「極楽」の風が吹き抜ける本堂で、お聴聞のあと、汗をかきかき。

毎年大変な作業だけど、皆さん笑顔で運んでくださる。

「今年も運ばせていただいた」と。

 

ご協力、ありがとうございました。

また、ようこそのお参りでした。

2016年7月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月15日(金)

今日も引き続いて、石泉文庫虫干し法座。

 

朝席では、私たちは相対の世界に生きているというお話。

何でもかんでも、私たちは比べながら生きている。

隣の芝生は青いなんて言われるけれど、何でも見比べて。。。

 

朝席が終わると、今日も虫干し。

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紙魚(シミ)を追い払う虫干しだけど、いろんな虫が顔を出す。

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殿様飛蝗(トノサマバッタ)に、

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竹虎天牛(タケトラカミキリ)。

まぁ、どれも漢字で書くとすごい名前だな。

 

話変わって、本日長浜にローソンがオープン。

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10持30分からオープニングセレモニーが行われ、何とテレビの取材!?

それもそのはず、広島県で初めての「ケアローソン」。

介護相談窓口や、地域のコミュニティサロンが併設され、シニア向けの商品が豊富なのだとか。

 

午後3時から本を片付け、今年の虫干しは終了。

 

夜席の前に、お隣の住蓮寺へ。

今夜は7時から呉東組仏教壮年会の総会と前期研修会が。

研修会では、『僧侶として漫画家としての今』と題して、黒瀬組徳正寺の有谿賢友師を御講師に。

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こちらの夜席と重なったので、おつとめだけで失礼を。

 

夜席では、私の姿に気づかないと、すべてまわり、人のせいにしてしまうとの話。

経教はこれを喩うるに鏡のごとし。

と、善導大師のお言葉。

 

私の姿をありのままに照らし出す鏡。

そのありのままを「そのまんま」と仏さま。

 

明日の朝席で御満座。

明日の法座が終わったら、本を石泉文庫へお返しに。

 

ようこそのお参りでした。

2016年7月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月14日(木)

昨日に引き続き、石泉文庫虫干し法座。

朝席は、昨日に続いて、

「浄土宗のひとは、愚者になりて往生す」

と、故法然聖人は仰られたと、親鸞聖人がお手紙の中で記されている話より。

愚かな私、悪人である私に気づかされることの大切さを聞かせていただく。

 

朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。

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今年も広南小学校6年生のみなさんがお手伝い。

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本を運び、今度は本堂で、干し方を教えていただきながら、ロープに干していく。

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毎年、この時期だけの風景。

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干し終わったら、6年生に石泉文庫の話を。

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例年だと石泉文庫の話と宇都宮黙霖の話をするのだが、今年は先月宇都宮黙霖の話をしたので、お経の成り立ち、本の大切さを中心に。

 

午後3時、朝ほど人手はないけれど、後片付けをみなさんと。

 

そして、夜席。

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『初夜礼讃』のおつとめ中、ツクツクボウシの鳴き声も。

 

こころ ころころ ころころで

六字のなかでこころ ころころ

これでたのしみ なむあみだぶつ (浅原才市)

 

私の心がころころどこに転がろうが、阿弥陀さまの御慈悲のなか。

 

ようこそのお参りでした。

2016年7月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 1日目

7月13日(水)

昨夜発表された大雨洪水警報。

朝になっても解除されることなく、広南小学校は休校。

広南中学校は自宅待機。

11時になっても解除されなかったので、こちらも休校。

 

午後1時から、総代、仏教壮年会の有志により、虫干しのためのロープ張り。

そして、雨も上がって、夜席から石泉文庫虫干し法座。

おつとめの間、外から聞こえてきていたセミの声も、ご法話の頃には聞こえなくなり、今度はカエルと虫の声。

 

このたびの御講師は、東広島市安芸津町妙専寺 田阪法雄師。

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昨年7月3日、広島市平和記念公園の原爆供養塔の前でのご門主さまの『戦後70年によせる平和への願い』のお言葉の中、

よりより未来を創造するためには、仏智に教え導かれ、争いの現実に向き合うことが基本でありましょう。

と、おっしゃられた。

「仏智」、仏さまの智慧に教え導かれる。

私たちの目は、確かなようで不確かな目。

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上の図のAとB、実は同じ色なのだそう。

重ねてみると確かにそうなのだけれど、頭の中は???

 

夜席が終わると、黒田投手の日米通算200勝のかかった試合は、6-0で負けてしまっていた。

今日のスタジアムは、30,000人のため息が聞かれたことだろうなぁ。昨夜は30,000人の歓喜の声だったのに。。。

と思っているのは、カープファン。

偏った見方をしてしまっていると、そんな私に気づかされるご縁。

 

ようこそのお参りでした。

 

明日朝はどうやら晴れそう。

朝席が終わると、広南小学校6年生が虫干しのお手伝いに。

こちらもよいご縁となれば。

2016年7月13日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku