専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
7月3日(金)
今日は午後から広島平和記念公園内の原爆供養塔前にて、専如ご門主をお迎えして、「平和を願う法要」が営まれた。
そして、明日は広島別院にて安芸教区全戦争死没者追悼法要 並びに 原爆忌70周年法要が営まれる。
明日の法要にはお参り出来ないため、今日の法要に出勤させていただいた。
今年が戦後70周年。そして、原爆がこの地に落とされて70年。
戦前・戦後を過ごした前住職3回忌、前々住職50回忌をつとめたこと。
そして、前住職が亡くなったあとに亡くなられたご門徒さんの戦争体験談のことなど。
いろんなことを思うと、この70年。
何か「自分も!」と、ついつい申込用紙をFAXしてしまって。。。
12時30分、広島別院集合ということで、少し前に到着。
すでに明日の法要のため、境内にはテントが張られ、椅子がギッシリと。
到着して、衣体に着替えたら、バスに乗って平和記念公園内の広島国際会議場へ。
そこで、庭儀(供養塔までの行進)に参加させるご門徒のみなさんと一緒に法要の差定説明。
平和公園をずっと広島雅楽会の奏でる雅楽の音色とともに庭儀(行進)。
そして、十二礼作法のおつとめと、ご門主さまよりお言葉をいただく。
法要が終わり、別院に戻って、安穏ホール入口で思わず足を止める。
ジェフリー・S・ブラウン(1984年~)作、『2000羽の折鶴 佐々木貞子さんを記念して』という作品。
何とこの作品、折り鶴。。。
ゆっくりする間もなく、大急ぎでお通夜に直行。
帰宅すると、インターネットのUstreamでライブ中継をしていたのを写真に撮ってくれていた。
ご門主さま越しにカメラがこちらを向いているのが分かったので、周りを見渡すことも出来ずに緊張した面持ちで。
まさか、ご門主さまの近くで、こんなに大きく映っているとは。。。
お言葉のなかにもあったけれど、戦後70年経っても、消えない痛み・苦しみが残ってる。
それでも、「正義」という名のもとに再び。。。
昨年広島を訪れた外国人観光客の数が、初めて100万人を超えたのだそう。
今日も公園のなかは、たくさんの外国人観光客の姿が。
そして、カメラや携帯電話で、こちらの写真を撮っている姿を見かけた。
こうして、たくさんの方々の目に触れ、その情報が世界中にわたっていくかと思うと、寺の中だけの法要でなく、外での法要もいいものだなぁと。
明日の法要。
専徳寺からは4名の方が参列。
よいご縁となりますように。
7月1日(水)
今日7月1日は呉空襲から70年目。
小学校の給食には、カンパンとすいとんが出たそう。
安芸教区教務所(広島別院)から教区報『見真』と一緒に折り紙が届いた。
『PEACEおりがみ』
カープ公認。
いろんな取り組みがなされるなか、キッズサンガ部会が、8月21日に「キッズサンガ みんなで楽しむ 寺遊空間×平和時間~平和だからできること~」(仮称)を開催予定。
そのなかで、千羽鶴を完成させて平和公園内の“原爆の子の像”にお供えさせていただこうと企画。
教区内全寺院にそのご案内。
そして、千羽鶴の折り方もカープ坊や。
さっそく、3種類折ってみた。
ちなみに今日から広島別院で、60枚入り200円で求められるとか。
みなさんもぜひご一緒に。
6月29日(月)
今夜は川尻光明寺にて我聞会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(186)(187)。
何と、本願寺第九代実如上人より下附された中国地方で一番古いといわれる御本尊を特別に拝見させていただいてから開始。
今日のことばは、蓮如上人の厳しさと、一人でも多く信心をとらせたいという思いをきかせていただく。
そして、法話では、前住様が、「なんまんだぶつ、なんまんだぶつ、ごめんなさいよ、ごめんなさいよ」とぶつぶついいながら庭の草抜きをされていたという話より。
その話より、「一切衆生悉有仏性」「山川草木悉皆成仏」のことばを、浄土真宗ではどう見るのかと、あとで話が。
江戸時代、石泉僧叡和上も仏性論では本具仏性肯定の立場を取ったり、いろいろと諸説があるので、一概にどうとはいえないけれど。。。
今日はそのあと、若婦人仏教婦人連続研修会のことについていろいろと議論。
そして、帰ってから、今日の法話のことで、ふと先日見た広告を思い出す。
2013年度新聞広告クリエーティブコンテストの最優秀賞を受賞した山﨑博司さんが、2014年度でも優秀賞をとられた。
その作品が、「動物図鑑」。
「食べていいものと、食べちゃいけないものの、境目ってどこだろう」
救われるものと、救われないもの。
その境目って。。。
6月29日(月)
久しぶりに快晴。
担当は1年生。
違う本を用意していたけれど、朝行く前に次男に話すと、こっちの方がみんな喜ぶと思うよと、リクエスト。
先々月に6年生で読み、そのあとは坊守が各学年で順番に読んでいる作品。
『ぼくのジィちゃん』 (くすのきしげのり 作・吉田尚令 絵)
みんなシ~ンと聞いてたけれど、感想を次々と手を挙げて。。。
長男は自分の知らない作品を読んでもらう方が良いタイプだったので、初めての作品を選んだ。
でも、次男は、気に入った作品だとそればっかりでも良いタイプ。
坊守は、同じ作品をそれぞれの学年で読んで、それぞれの反応を見たいと。
私はその時その時、読む学年のこと、季節的なこと、いろいろと考えながら。。。
みんなそれぞれ。
みんなちがって みんないい