専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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2月20日(木)
まだまだ寒いが、「ツピー ツピー ツピー」とシジュウカラの声が境内のイチョウの木から聞こえてくる。春もそこまで。
今日は、午前10時より午後3時まで、広の浄円寺にて呉東組若婦人連続研修会。
我聞会が中心となり、呉東組独自で行っている年3回の連続研修会。
組内婦人会20単位より、3名ずつが出席。
専徳寺からも3名参加。
今日は「法話」と「グループディスカッション」と「質問に答えて」という内容。
閉会式では、平成25年度最終回にあたるため、3回受講された方に修了証が授与される。
親の後ろ姿。
良いところも悪いところも、子どもはしっかりと見てる。
そんなことを思いながら。
そして、今夜は阿賀の法幢寺にて我聞会の2月例会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』の(158)(159)。
存覚上人の書かれたお聖教に疑問をもった息子蓮悟さまより質問を受けた蓮如上人。
「名人のお書きになったものは、そのままにしておきなさい。こちらの考えが及ばない深い思し召しのあるところが、名人の名人たるすぐれたところなのである」と答えられたという話。
「我執を捨てよ」との思し召しらしいのだが、学問と信仰の違いを表現しているのかなぁとも思ったり。
学問は問題意識を持って望む。それに対して信仰は、そのままを領解するところに。
そんな話から越後七不思議の話が出てきて、「これって知ってます?」と問われたので、うろ覚えで少し。
御遠忌の時に本願寺より出版された『図録 親鸞聖人余芳』に越後の七不思議が紹介されていたことを話したのだが、誰も見ていないと・・・。
現代から見るとナンセンスだと思えることでも、親鸞聖人を仰ぐこころがそこにあったのだろうなぁと思いながら。
法話では、『探偵ナイトスクープ』という番組での話から「気づき」をテーマに。
今日は朝から晩まで、担当の方はご苦労さま。
2月17日(月)
広の真光寺、前住職様がお亡くなりになり、昨夜が通夜、そして今日がお葬式。
呉東組全ヶ寺が出勤し、今日は全員色衣・七条袈裟の礼装を着けて行う。
昨日も今日も、前住職様が大好きだった熱燗のよく似合う大変寒いなかで。
以前、つとめあいの報恩講法要では、お斎があったので、12月の寒い時期、真光寺様の報恩講にお参りをさせていただくと、挨拶代わりの杯をいただいたのを懐かしく思い出す。
父の次に組長(そちょう)を6年間つとめられた。
そのあいだ、ちょうど私の結婚式があり、披露宴では祝辞をいただいた・・・。
昨日の通夜で、住職様より「会者定離」から「倶会一処」のお味わいを挨拶のなかで聞かせていただいた。
葬式には、それぞれの思いがあり、それぞれの姿が。
昨日・今日と、真光寺さん「らしい」葬式だったなぁと、勝手な思いながらつくづくと。
「お葬式」
大変だけど、大切なご縁。
2月17日(月)
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は3年生。
今日、読んだ絵本は、
2012年と比較的新しい絵本だが、とても絵が繊細で美しい絵本。
はずかしがりやの王さまと、あわてんぼうの6人のおともたちの物語。
はずかしがりやの王さまは、いつも小さな声で命令をするので、うまくおともたちに伝わらない。
あわてんぼうのおともたちは、それでいつも勘違いして行動してしまう。
ただ、お互いがお互いのことを思ってしていること。
思いとは違っても、何だかそれでも良いなと思わせるような勘違い。
線が細く、淡い色彩だったので、読み聞かせには難しいかな?と思ったが、みんな最後まで見入ってくれていた模様。
持っていたものを何もかも失ってしまっても、やさしいこころは残ってた。
寒いなか、今日はほっこりと感じさせてくれるお話。