ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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石泉文庫虫干し法座 4日目

7月17日(木)

朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。

この時期、これまで聞かせていただくばかりだったご縁を、このたびはお取り次ぎ。

いつもなら、聞かせていただきながら、セミの声が聞こえていたのに、このたびばかりは法座が終わって、あ~セミの声がいつの間にか・・・と。

良いお天気となり、法座の後、みなさんお手伝いいただいて、本を石泉文庫へと。

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今日は小学生のお手伝いもないので、何往復もしながら次々と。

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石泉文庫までの細い道を運び、そして石泉文庫では2階へ納めるため、手渡しで次々と上げていく。

どんなに時代が変わっても、200年近く変わっていない光景かな。

 

暑いなか、汗だくで終え、一安心すると同時に、こうして今年も元気に運ぶことが出来たとお念仏。

 

お疲れさまでした。また、ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月16日(水)

今日も引き続き、石泉文庫虫干し法座。

朝席に続いて、みなさんと一緒に本を干す。

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本を干し終わった後、広南中学校から見学に。

保育所がここにあった頃、保育園児も一緒に本を運ぶのを手伝っていて、その頃の卒園児が現在中学校で先生に。

その先生がその頃のことを憶えていると話してくださる。

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今日も『般舟讃』より。

「随機説法」「八万四」と出て来る御文をいただきながら、こうして干したたくさんの経典の中から私たちは「南無阿弥陀仏」のお念仏に出遇えているんだんなぁと。

 

明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月15日(火)

天気予報で一週間前からずっとこの日が気になっていたが、今朝は晴れ。

石泉文庫虫干し法座2日目。

朝席が終わると、みなさんせっせと石泉文庫から専徳寺へ本を運ぶ。

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今年も広南小学校6年生のみなさんも一緒。

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そして、本堂へ本を叩くパン!パン!という音を響かせ、干していく。

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みんな、古い古い本に興味を示しながら・・・。

 

そのあと、石泉文庫のことなどをプロジェクターを使って説明。

汗だくになりながらも、みんな一生懸命。

 

虫干しのため、昼席はおやすみ。

静かな境内に何と一匹の長い長~い

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アオダイショウ!

どこに行くかと思っていたら、何と親鸞聖人の足元に。

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さすがに好きになれない姿ではあるけれど、先日次男がトイレに入った時、ヤモリの子どもが壁をスルスルッと・・・。

小さな小さなヤモリだったが、次男にとってはヘビに見えたそうで、血相を変えて一目散に逃げ出した。

そんなこともあって、ホンモノのヘビの姿を写真に。

 

私たちの見ているものは、自分の好き嫌い、主観で見てしまうものばかり。

『般舟讃』の「或漸或頓明空有 人法二障遣双除」より、そんなことからお味わい。

 

ようこそお参りくださいました。

くれぐれもヘビには気をつけて。

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石泉文庫虫干し法座 1日目

7月14日(月)

今夜から石泉文庫虫干し法座。

それに先立って、昼から総代・仏教壮年会の協力で、虫干し用のロープが本堂に張られた。

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このロープも張り方にコツがあるようで、みなさん苦戦しながら・・・。

ただ、たるまないようにピンと張っていると、「あんまり張りすぎると、女性から高すぎて本が掛けられない!と、いわれますよ」と。

なるほど。ただ張りさえすれば良いのでなく、だらんと下がらず、ちょうどよい張り具合が求められる。

 

講師はこのたび私住職が。

父、前住職の一周忌を前に、私なりの一周忌としたい思いもあり、父の好きだった梵唄、『般舟讃』をみなさんと一緒に読誦した後、そのお味わい。

 

明日は朝席の後、石泉文庫より本を運ぶ。

広南小学校6年生のみなさんもお手伝いに来てくれるので、お天気だけが心配。

 

ようこそのお参りでした。

2014年7月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

長浜女性会総会

7月9日(水)

台風が近づいているのが嘘のように静かな静かな一日。

明日は聞名講も中止、呉市内の公立学校も早々と休校の知らせ。

 

そんななか、午後から長浜女性会の総会。

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長浜女性会の総会は2年に一度。

仏教婦人会とも会員がほとんど重なっているけれど、それぞれの活動を。

 

総会に先立って、おつとめと短い法話。

先日の婦人会法座で、御講師のお話に『でんでんむしのかなしみ』が出てきた。

新美南吉のこの作品、2年前に読み聞かせで読んだことがあるが、懐かしく思い、久々に引っぱり出して読んでみると、また新鮮な感じ。

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自分の殻いっぱいに悲しみが詰まっていることに気づいたデンデンムシ。

友達にそのことを相談するうちに、みんなそれぞれに悲しみを持って生きていることを知る。

悲しみに気づくことがなければ、そんなことも知ることはなかっただろう。

また、相談することがなかったら、ただただ「自分だけが何で・・・」「他の人には分かってもらえない・・・」と、悶々と悩み苦しむだけで終わったかも。

 

女性会のみなさんは、家庭の中、地域の中で大切な存在。

そんなみなさんに聞いていく、伝えていくことの大切さを。

2014年7月9日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku