専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
8月6日(土)
8月6日午前8時15分。
昭和20年、広島に原爆が落とされ、たくさんの方が亡くなり、たくさんの方がその後大きな苦しみとともに生きた。
毎年この時間に合わせ、専徳寺では梵鐘を鳴らす。
梵鐘を鳴らし、そのあと本堂でおつとめ。
私は戦争を知らない世代だが、毎年この時間、この鐘の音を聞き、おつとめしているので、8月6日が染みついている。
今年は専徳寺門徒Hさんが施主となり、煎茶会が開かれた。

原爆で当時7歳の兄を亡くしているが、戦後生まれのHさんに御両親はそのときのことを話すことがなかったそう。それだけ大きな悲しみ、大きな苦しみを抱えたまま、お浄土までもっていかれたのでしょう。
ただ、そのまま消してしまってはならないという思いが、このたびの献茶という形に。
朝9時、蝉時雨のなか追悼法要をおこない、煎茶道三癸亭賣茶流のお手前で献香・献供・献茶をご仏前に。
そのあと、煎茶会に招かれた有縁の方、地域の方に煎茶が施される。

専徳寺では初めての試み。
今年はいろんなカタチのご縁をいただく。
今夜は広島で53年ぶりのプロ野球公式戦も行われる。
これには賛否両論あるようだが、試合前にセレモニーが行われ、鳴り物を使った応援をやめるとのこと。
時代とともに伝え方、伝わり方も変わっていく。
かたちは変わっても、そこに流れるこころはひとつ。
そのこころをたいせつに。
8月5日(金)
今日は特別養護老人ホーム『成寿園』で、この一年に亡くなられた方の追悼法要。
お盆が近づき、亡くなられた方を偲ぶご縁が増えてくる。
また、盆に関する問い合わせも。
この月末に満中陰法要(四十九日法要)を迎える方が初盆の依頼もされていたが、「他の方から四十九日も迎えていないのに初盆を迎えるのはおかしいといわれたのだけれど・・・」と、問い合わせ。
浄土真宗では、亡くなったらただちにお浄土へ参らせていただく。だから、四十九日を迎えるまでのあいだ、魂がさまよっているとか、巷でいろいろいわれているようなことはありませんよ。亡くなられた方との別れを迎え、そして初めて迎えるお盆ということでおつとめさせていただきますと答える。
お盆とは、『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』にもとづく仏教の行事。
専徳寺でも「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法座を毎年勤めているが、「歓喜会(かんぎえ)」と呼ぶお寺もある。
特別なお荘厳をするわけではないが、本願寺では切子灯籠と呼ばれる灯籠が御内陣に荘厳されるそう。
専徳寺は各御門徒のお宅をまわるお盆参りを昔からしていない。
初めてのお盆(初盆)を迎えるお宅で、依頼のあったところだけをお参りさせていただく。
その代わり、最近増えてきたのがお盆期間中の法事。
「お盆に家族が揃うので」。それが一番の理由のよう。
遠方にお住まいのご家族が揃うことは、今のご時世なかなか難しくなっている。
ただ、お盆のときにふるさとへと帰ってくる。
それでこの時期に法事をされるお宅が増えてきた。
ふるさとへ帰る。それを表す「帰省」ということばをよく耳にする。
今ではただふるさとへ帰るという意味で「帰省」ということばが使われているようだが、この「省」という字には「親の安否を気づかう」という意味があるのだそう。
ただ、お盆の法話でよくするのだが、親の安否を気づかってふるさとへ帰るといいながらも、そこには親が子どもの安否を気づかって呼び戻しているケースの方が多いことに気づかされるのではないですか?と。
お盆の由来はどうであれ、今では一つのご縁。
先にお浄土へ参られた方が、私たちの安否を気づかって、お仏壇やお墓の前に導いてくださっている一つのご縁である。
8月3日(水)
午後から特別養護老人ホーム『延寿荘』を専徳寺仏教婦人会の方と一緒に訪問。
これは呉東組仏教婦人会連盟の活動で、組内各仏教婦人会が順番に延寿荘と成寿園を訪問している。
今月は専徳寺仏教婦人会が担当。
正信偈を皆さんと一緒にとなえ、そのあと法話。
このブログにも紹介した金子みすゞさんの『蓮と鶏』を紹介。
どんなに美しい花を咲かせる蓮の種も、種だけでは芽も出ない。
2000年以上前の蓮の種も、環境(縁)が整えば芽を出し花を咲かせる。
今年、庭に蓮を迎えたことで、私もいろんなことを学んだ。
それも私のせいじゃない。
それもご縁である。
法話のあと、婦人会の方が『涙そうそう』の音楽でフラダンスを披露。
7月31日(日)
今夜は仁方の浄徳寺にて法中会。
先日急遽連絡があり、こども用の浴衣や草履などがあれば、法中会に持ち寄ってくださいと。
今日、たくさんの浴衣などが集まった。
これは、呉東組仏教婦人会の会長さんが現地に赴き、そして仙台別院のボランティアセンターで依頼を受けた。
東日本大震災で被災された子どもたちに、盆踊りのための浴衣を用意したいと。
それを受けて集められた。
被災地ではお盆を迎えるにあたり、行方不明の方のお葬式が行われるようになったとニュースで聞く。
お盆。
日本各地でいろんなお盆の迎え方があるが、初盆を迎える方にとっては特別なご縁。
先日、27・28日と呉東組日曜学校連盟が、一泊研修会で750回大遠忌に参拝。
呉東組から子ども30名と保護者12名が参加。
全国から子どもたちが1600名ほど集まったのだそう。
そのなか、呉東組はみんな揃って「願」のバッジを着けて。
小さなメッセージが大きなメッセージとなりますように。