専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
12月6日(水)
今日は午前中、明神地区の通り報恩講。
お葬式が2件も出来たので、時間を気にしながら、合間を縫って。
そして、午後からは業者との打ち合わせ。
広南学園のクリーン活動もあったけれど、先日より五十肩がひどく、戦力にはなれないので、そちらは行かず。
ただ、先日から気になっていたことを。
御内陣がピカピカになると、そうでないところがどうしても気になってくる。
その一つが土香炉。
縁が煤けているのが気になって、色々とネットで調べてみたら、灰のならし方を延々と流しているYouTubeもあったり。
それらを参考に、道具を用意し、まずは灰をふるいにかける。
灰をすべてふるいにかけて、土香炉を洗う。
ひっくり返すと、何と! 土香炉の裏には「親鸞聖人七百回大遠忌記念」と「本願寺」の印。
これからも大切に。
綺麗になるとやっぱり気持ちがいい。
そこで、他の土香炉も次々と。
そして、沙羅。
本願寺派では「沙羅」、大谷派では「砂張」と表記して、いずれも「さわり」と発音するのだそう。
以前、おみがきの時にどなたかが磨いてくださったのだけど、中が白く。。。
修復前は御内陣も薄暗く、それほど気にもならなかったけど、修復後あまりにも目立ちすぎるので、
こちらも綺麗に。
2時間ほどかかって掃除終了。
土香炉は、本願寺派では青磁製で「玉香炉」と呼ばれるものを依用し、大谷派では「透かし香炉」と呼ばれるものを依用するのだと。
元々あったものをそのまま依用しているので、これまで何も気にせずにいたけれど、そういう違いを知るのもなかなか面白いかも。
12月4日(月)
午前中、胡子地区の通り報恩講。
報恩講での一コマ。
正信偈をおつとめし、『御文章』「聖人一流の御勧化のおもむきは」と拝読していると、ワンちゃんがそおっと近寄ってきて『御文章』を持っている手をクンクン。
お家の方は頭を下げているので、そんなことにまったく気づかず。。。
こちらもワンちゃんにお構いなく拝読し続けてると、今度は立ち上がって顔をクンクン。。。
それでもお構いなく「あなかしこ あなかしこ」と閉じると、すべて何事もなかったようにワンちゃんは知らん顔。
通り報恩講を終え、今日は府中市明浄寺へ。
一周忌のご縁。
昨年末、お葬式にお参りさせていただいたが、その前日が積雪。
寒いお葬式だったので、今日もお天気が気になったけれど、今日はとても良いお天気に。
天気もよく、ちょっと早く到着しそうだったので、いつも通るたびに気になっていた三郎の滝へ。
さすがに紅葉もピークを過ぎたようで、誰もいない三郎の滝で、マイナスイオンを独り占め。
一周忌。
こちらの御本尊は、身長150㎝以上もある大きな阿弥陀さま。
そのため、すべてが大きい。
こちらは御住職お手製のお供物。
自坊の御内陣修復が終わって、これまでそれほど気にもならなかったようなところにも目が行くように。
ご縁に遇う楽しみが一つも二つも増えた感じ。
故人を偲ばせていただきながら、久しぶりにお会いする方々と。
御法事って有難いご縁。
12月2日(土)
コロナ禍で中止されていた呉東組仏教婦人会連盟による児童養護施設 仁風園の報恩講訪問が4年ぶりに再開。
連盟加盟単位が東西2つのグループに分けられ、隔年で各単位より2名の参加。
このたび専徳寺仏教婦人会も担当に当たっていたので、2名の会員の方を車で送迎。
折角なので一緒に参拝。
随分前に一度だけ報恩講で訪問したことがあるけれど、今の新しい園舎になってから初めてのご縁。
仁風園に到着すると、一人の男の子が笑顔で案内してくれる。
午後2時より報恩講。
お仏壇の前で子どもたちと一緒に『らいはいのうた』をおつとめし、お楽しみゲーム。
そして、婦人会連盟の役員のみなさんによる朗読劇『金色のシカ王』。
あっという間の一時間。
そのあと控室にて園長先生より現況を聞かせていただいた。
そして、今夜は阿賀称名寺にて呉東組法中会。
鐘楼がLEDでライトアップ!
側にベンチも出来、ちょっと雰囲気が変わったかも。
《参考》o+h
組の慶讃法要まであと1週間。
11月30日(木)
今日で11月もおしまい。
今日の通り報恩講のお参り先で、古い写真を見せてくださった。
白い割烹着に「大日本国防婦人会」のタスキ。
昭和15年、婦人会の戦死者追悼法会。
そして、
昭和30年の念仏奉仕団。
当時は新幹線もなかった頃。
どのくらい京都まで時間がかかったのだろうと、Google Bird(対話型AI)で尋ねてみた。
昭和30年に呉市の広駅から京都駅までの移動方法は、主に鉄道とバスでした。
鉄道の場合
広駅から京都駅までは、山陽本線の特急「しらね」を利用するのが最速でした。広駅から岡山駅までは特急「しらね」で約2時間30分、岡山駅から京都駅までは特急「はまかぜ」で約4時間30分、合計で約7時間でした。
また、広駅から京都駅までは、山陽本線の普通列車を利用することもできました。広駅から岡山駅までは普通列車で約3時間30分、岡山駅から京都駅までは普通列車で約5時間30分、合計で約9時間でした。
バスの場合
広駅から京都駅までは、夜行バスを利用することもできました。広駅から京都駅までの夜行バスは、約10時間で到着しました。
11月28日(火)
今日は午前中、長浜東地区の通り報恩講へ。
なかなかお会いできない方にも、一年に一度の報恩講で。
みなさん、確実に年を重ねてはいるけれど、それぞれの歩みで。
ようこそのお参りでした。
午後から12月10日(日)に予定されている呉東組親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・呉東組結成50年慶讃法要の習礼(打ち合わせ)が会場となる川尻光明寺にて。
このたびは結衆、御代前2席目。(親鸞聖人の前を祖師前、蓮如上人の前を御代前と呼ぶ)
伝供衆の役目を頂戴した。
「伝供衆」とは、仏さまの前にお供えをする役目。
献灯・献華・献香
呉東組各教化団体の長がお供えしてくださる蝋燭を受け取っては仏前にお供えし、華を受け取っては仏前にお供えし、お香を仏前にお供えする。
このたびの和蝋燭が200号という大きな蝋燭なので、髪の毛が燃えなければいいけど。。。
おつとめは、これまで法中会の度に練習してきた御本典作法。
正信偈(和讃譜)は何とかなりそうだけど、そのあとの大信讃から行道と言って散華をしながら御本尊の周りを練り歩く作法が伴う。
今や組内法中の大半が特別法務員と言う法要のプロフェッショナルな資格を持っているので、とにかくそちらに合わせながら。
よい御法要となりますように。