12月31日(土)
平成23年(2011)がもうすぐ終わる。
午後から除夜会と元旦会の準備。
そして、夕方本堂とお内仏で家族揃っておつとめ。
今年は本当にいろんなことがあった。
そして、いろんなことを感じた。
その思いをふり返りながら、新しい年を迎えたい。
今夜は除夜会。
お誘いあってお参りを。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
12月30日(金)
平成23(2011)年も残すところあと1日。
明日は大晦日。
除夜会では、昨年おこなった「安穏のともしび」をまた行う予定。
昨年は広島別院で、本願寺の常灯明をいただいて帰り、その常灯明の火をキャンドルに灯した。
5日間ほど、2つのオイルランプを交互に灯し、火を絶やさないよう努めたが、火を守るのも大変。
元旦会が済んだあとは自然と消えるのを待ち、それっきり。
絶やさないよう守り続けることの大変さを少し学んだ。
今年は常灯明の灯りではなく、普通に火をロウソクに灯していくが、昨年同様“ねがい”を書いていただくことに。
たくさんの灯りが灯されるなかに自分の灯りがある。
自分の“ねがい”がみんなの“ねがい”のなかにある。
そんなことを通して、いろんなことに気づかせていただくご縁となれば。
どうぞ、ご家族揃ってお参りを。
12月27日(火)
今日は午前中、来年の石泉文庫の防火訓練の打ち合わせ。
呉市教育委員会と呉市消防局からお越しいただき、総代長を交え、打ち合わせ。
例年、午前中に行っているが、来年1月19日14時から行うことに決まる。
そして、夜は今年最後の組内行事、法中会が阿賀の法幢寺にて。
組長会等の報告を受ける。
先日、光明寺にて開かれた「キンナラ・アルパナ 東日本大震災支援ベネフィットコンサート」には約300名、約24万円の支援金が集まったそう。
36名、はるばるアメリカから訪れた。
光明寺では精進料理をいただかれ、大変喜んでおられたと聞く。
今年最後の大きな組の行事が、こうして幕を閉じた。
それから、来年に向けて、またひとつ組内の活動が決定。
第2回 ご縁の会
門信徒の方々の出遇いを呉東組寺院がサポート。
良いご縁となりますように。
お問い合わせは、それぞれのお寺まで。
12月24日(土)
昨夜は冷え込むなか、我聞会の忘年会。
ちょうど隣のテーブルでは誕生日会。
おじいちゃんらしき方の誕生日をお祝いして、3歳の女の子が「ハッピ~バ~スディ、トゥ~ユ~」と可愛く歌う。
歌が終わると、まったく知らない方ではあるが、自然と拍手でお祝い。
これもご縁である。
そして、今夜はクリスマス・イヴ。
イエス・キリストの誕生を祝う行事であるから、仏教徒には関係ない。なんてことをよく聞くが、隣の知らない方であっても、大切なことを祝っている方々に対し、「おめでとう」と祝福の気持ちを持つのも大切なことかと。
キリスト教をはじめ、他の宗教、文化からいろいろと学ぶ点も多い。
背を向けることなく、お互いの良いところを認め合おう。
今宵はキリスト教徒の方々に敬意を表して、メリークリスマス。
12月22日(木)
午後2時より川尻の光明寺にて、「キンナラ・アルパナ 東日本大震災ベネフィットコンサート」が開かれた。
東日本大震災支援のため、アメリカからやってきた2つのグループ。
緊那羅グループは、1969年ロサンゼルスの洗心寺にて、仏教と仏教文化を学ぶグループとして結成され、雅楽・舞楽は東儀季信師(前宮内庁学部楽師・UCLA教授)のもとで指導を受けている。(1968-2009)
緊那羅太鼓は、新しい邦楽パフォーマンスアートとして設立され、この新しい太鼓のスタイルは、アメリカの浄土真宗のお寺の間に広まっていった。
アルパナ ダンスカンパニーは、カリフォルニア州アーバインを拠点として活動。
ハリシャンカー・ランヤ女史の指導の下、アメリカ・ヨーロッパ・インドで公演をし、これまで開いたチャリティー公演では75,000ドル以上を寄付しているのだそう。
このたびのコンサートは、昨日が広島別院。そして今日は光明寺(呉東組後援)で開かれた。
「ベネフィット(benefit)」とは、利益とか恩恵、また慈善事業のことを意味する英語。
ちなみに、よく耳にする「チャリティー」とはどう違うのか?
チャリティー(charity)とは、キリスト教の《愛》(ギリシャ語でアガペー)のラテン語訳が「カリタス(caritas)」。そのカリタスにあたる英語がチャリティーなのだそう。
カリタスとはイエス・キリストの十字架において啓示された人間に注がれる神の愛、また、それに応えて人間が神と隣人に示す愛を意味することばに由来する。
だから、チャリティーコンサートではなく、ベネフィットコンサート。
仏教では、喜捨とか布施にあたることば。
コンサートは入場無料であったが、この志を受けて施しを。
法務のため、残念ながら前半の雅楽は見れなかったが、アルパナのインド舞踊、緊那羅太鼓とアルパナのコラボレーションは見せていただいた。
廊下に立ち見するほど、たくさんの方がご来場。
「日本人以上に日本のこころを大切にしてるねぇ」との声を聞く。
如来よりいただいた願いをこころに。
12月20日(火)
報恩講も一段落し、今日は一日案内状づくり。
来年(平成24年)年回法要の当たっておられるお宅へご案内ハガキを。
年回法要とは、年忌法要とも呼ばれ、故人の御命日を御縁に営む法事のこと。
ただし、浄土真宗の場合は、追善供養の法事ではない。
『歎異抄』第五条に、親鸞聖人のことばとして、
親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。そのゆゑは、一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり。いづれもいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母をもたすけ候はめ。ただ自力をすてて、いそぎ浄土のさとりをひらきなば、六道・四生のあひだ、いづれの業苦にしづめりとも、神通方便をもつて、まづ有縁を度すべきなりと云々。
と、出てくる。
追善供養のための法事ではなく、亡くなられた方に導かれ、今私がお念仏に出遇う大切なご縁。
そのご縁をいただくからこそ、故人を敬い、尊ぶこころがそこに湧いてくる。
来年、年回法要が当たっているのは、
一周忌 平成23(2011)年に亡くなられた方
三回忌 平成22(2010)年に亡くなられた方
七回忌 平成18(2006)年に亡くなられた方
十三回忌 平成12(2000)年に亡くなられた方
十七回忌 平成 8(1996)年に亡くなられた方
二十五回忌 昭和63(1988)年に亡くなられた方
三十三回忌 昭和55(1980)年に亡くなられた方
五十回忌 昭和38(1963)年に亡くなられた方
百回忌 大正 2(1913)年に亡くなられた方
このうち、一周忌と三回忌は亡くなられてから2年続くので案内は送らず、七回忌から五十回忌に当たっているお宅へ案内状を送っている。
パソコンの寺院管理ソフトを使ってこれらの案内状を作るのだが、何から何まで自動でしてくれるわけではない。
この案内状を世話係の方にお手伝いいただいて、配っていただけるお宅へは配っていただき、それ以外のお宅へは郵送。
配っていただけるハガキと郵送するハガキを仕分け、配っていただけるハガキは地区ごと、世話係ごとに仕分けていく。
今日は一日、チェック作業。
世話係の方には、近いうちにお世話になります。
12月16日(金)
今日で東小坪の報恩講が終了。
9月に小坪からはじまった報恩講参りも、これで一段落。
戸別の報恩講参りがあと少し残っているものの、地区ごとに回るのを終えた。
今年は何とか体調も崩さず、喉を痛めて声が出なくなることもなく、ここまで来れた。
例年よりも暖かく、白い息を吐きながらということがなかった。
それも1つの要因かも知れない。
ただ、今朝は冷え込み、午後からはチラチラと初雪。
冷え込んだことで、島が浮かんで見える“浮島現象”が見られた。
これは、暖かい海面上に冷たい空気があるとき、そこを通る光が強く屈折してこのように見えるのだそう。
それから、頼んでおいた図録が届いた。
東京国立博物館で先日閉幕した『法然と親鸞 ゆかりの名宝』展の図録と、BE@RBRICKとのコラボで、額に白毫の付いた阿弥陀ベア。
朝日新聞社のオンラインショップで販売しているのを知って購入。
図録は、予想以上に分厚かった。
これだけ博物館で見ようと思ったら、さぞかし時間がかかったことだろう。
ついでに、夏に奈良国立博物館で開かれた『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』の図録も扱っていたので、一緒に購入。
こちらはキューピー人形とのコラボで、三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄のストラップ付き。
今どきの特別展は、こうした限定コラボ商品も。
12月15日(木)
今日は午前中に東小坪の報恩講。
午後1時30分より広島別院の報恩講に。
広島別院の報恩講は13日から16日まで勤められるが、15日と16日の法要には、安芸教区25組から各1名ずつ出勤して報恩講を勤める。
呉東組は今日(15日)。
このたび初めて組の代表として報恩講に出勤させていただいた。
12時40分集合だったが、少し早めに到着。
それでも、すでに境内は車・車・バス・・・。
到着して、新しく出来た安芸門徒会館でお斎をいただく。
お斎とは、法要・法座の参拝者にお出しをする精進料理のことです。
み仏のお慈悲の心を聴聞し、みなさんと共にみ仏の御前で、すべての恵みに感謝しながら会食いたしましょう。
本願寺広島別院
と、書かれた紙が巻かれ、箸袋に(新)食事のことば。
そのお斎をいただき、本堂裏の香房で別院の色衣と五条袈裟を着け、1時30分より法要に。
広島別院輪番導師のもと、「正信念仏偈 第二種」のおつとめ。
そのあと、副輪番が『御俗姓』を拝読。
満堂の法要の御縁に遇わせていただいた。