白いカエル

8月18日(金)

朝、境内に水撒きしていると、クロガネモチの木の根元、ツワブキの葉っぱの上に白い何かが。。。

白いカエル!

カメラを取りに戻り、とりあえず撮影。

岩国の白蛇と同じようなアルビノのカエルかと思ったけれど、

目が赤くなく、黒だったので、これはアルビノではなさそう。

しばらく見ていると、だんだんと色が迷彩柄に。

そして、目の前のクロガネモチの木に飛び移る。

すると、木に溶け込んで。

 

調べてみたら、ニホンアマガエルがまわりの白いものに一時的に同化して白くなったものらしい。

緑のツワブキの葉っぱの上では、あまりにも目立ったけれど、その直前まで境内の白砂の上を移動するのに白くなっていただけなのかな。

 

ネットで調べると、白いカエルは幸運をもたらすだとか、縁起が良いだとか、そんな言葉がいっぱい。

カエルが白くなったのは、たまたままわりが白かったから。

 

そこで「迷信」について調べてみたら、興味深い論文を。

『祖父母の語り聞かせの教育』――戦前期の安芸門徒家庭のばあい―― 古川和子
  (https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/24299/files/21274

近世以前の呉地方の庶民の言語生活は、お説教を「聞かせてもらう」生活が中心であったから、今日想像する以上に正確に聞き取る訓練ができていたし、わかりやすく印象的に話す力が育っていたように思う。・・・安芸門徒とは何なのか、これを問い続けたい問題であるが、家庭における宗教的なしつけとしては、「殺生をしない」「感謝の気持ちを持つ」「迷信の否定」の三つの柱があったと思う。

白いカエルにご縁をいただいた。