久しぶりの雨

8月7日(木)

今日未明より朝方まで雷雨。

久しぶりの雨。

雨が降ると、毎度のことながら、ヒマラヤスギの落ち葉が排水口に溜まる。

いつもホウキで掃いても取れない枯れ葉が、雨で一気に。

 

午前中には雨が上がり、今度は蝉時雨。

そして、今夜はお通夜。

葬儀屋さんから葬儀のことで連絡があった際、「明日が友引に当たるのですが、浄土真宗では友引は関係ないことをご遺族に説明していただけますでしょうか?」と尋ねられたので、「お通夜の前に控室でお話したらよろしいですね」と答えたら、「お通夜の時にみなさんにお話いただけたら」と。

初めてのリクエストだったけれど、六曜の話、「共引」が「友引」になった話を交えながら。

「友を引く」

浄土真宗の立場で「友を引く」とすれば、お浄土へと一緒に参らせていただくのだから、本来喜ぶことかも。
それを喜ぶことができないのは、「まだ死にたくない」「まだ生きたい」という気持ちがあるから。

「生きたい」という気持ちは大切。
日の良し悪しに振り回されず、その命を生き抜く。

そこには阿弥陀さまの願いが届いてる。

と。

原爆の日

8月6日(水)

今日も朝からクマゼミの声。

いつもよりも早く境内に水撒きし、午前8時15分、例年通り鐘楼の鐘を撞き、本堂でおつとめ。

広島に原爆が投下されてから80回目の8月6日。

昨日のキジバトの姿はどこにも見当たらないので、無事どこか安全なところに移ったのかな。

 

先日発刊されたばかりの『1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは』(言葉:原爆を体験した子どもたち 絵 :いわさきちひろ)を読む。

少数者の利益とその思想とを貫くために、広島の人々は父母・兄弟・姉妹、さらに親類縁者を奪われ、家は焼かれて、ただ茫然として肉親の骨をかき抱き、土まみれの頬に涙を流してわが家の焼け跡に立ったのである。この姿を貴方が見られた時どんな気がしますか。戦争の結末はいつもこうしたものなのです。鋼鉄のような心を持った人でさえ、この時の広島の有様を見るならば、目をそむけずにはいられなかったでしょう。ましてその肉親を奪われた人々にとっては、百万遍の慰めの言葉も、いかなる行為も、その頬をつたわる涙を乾かすことは決してできなかったことでしょう。  (竹内健二「お父さん 水を一杯ちょうだい」より)

毎日毎日思い続けることは難しいけれど、今日一日は目を背けず。

 

本日、「おてらおやつクラブ」(https://otera-oyatsu.club/)に登録。

LINEでしか登録ができないので、ずっと躊躇していたけれど、今年の夏はおそなえが。。。

最初iPadのLINEアプリで登録しようとしたが、《画面下のメニュー》というのが見当たらず、???となって、スマホのLINEアプリを見ると、ちゃんとそこには《メニュー》が。
何とか登録完了。

老眼が進んでくると、iPhoneよりもiPadを使うケースが多いので、どちらのアプリでも使えるようになるとありがたいのに。。。と思いながら。

LINEでポチポチッと集荷の手配をして、段ボールに箱詰めすると、明日にはクロネコヤマトさんが取りに来て、贈り先へと送ってくれるそう。

思っていたよりも簡単にできるかも。

それから、登録したばかりなのに、すぐに賛同寺院に記載されてる!と、その速さに驚き。

 

そして、久しぶりに共命鳥を折り紙で。

 

五角形の作り方も覚えていた。

今年のピースナイターは8月13日阪神戦。
昨年は8月14日。

お盆期間中なので、去年同様以前のように折り鶴のお手伝いはできず。

 

ただただ平和を願う。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ。

 

 

2025年8月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

キジバトのヒナ

8月5日(火)

夕方、車で戻ってきて、境内への坂を上ると、

何か落ちてる?

すぐにその黒っぽいかたまりがキジバトのヒナと分かったので、すぐに車を止めて安全な場所に移そうと、ちりとりに入れて移動。

写真を撮って、そのあと水撒きをしている間に、姿が見えなくなった。

自分で移動できる力はあるみたい。

 
 
 
 
 
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7月にキジバトの姿を久しぶりに見るようになり、また子育てが始まるのかと思ったけれど、しばらく姿を見なかったので、いなくなったのかと思っていたら。

本堂の屋根の上にキジバトの夫婦がいたので、上から見守っているよう。

 

先日、ヘビを久しぶりに見かけたし、ネコやカラスも頻繁にやって来る。
ちょっとそれが心配だったけれど、元気に飛び立ってくれたらいいな。

 

明日は朝8時15分より鐘を撞き、おつとめ。

明日8月6日は80回目の原爆の日。

ハトは平和の象徴。

『旧約聖書:のノアの方舟に由来するそう。

何はともあれ、世のなか安穏なれ。仏法ひろまれ。

 

浄土の蝶

8月3日(日)

暑い暑い8月の土日を終えた。

昨日は安芸高田市で40℃。
広島で観測史上最高の気温だとか。

蓮如上人の『御文章』2帖目第12通に、

それ、人間の五十年をかんがへみるに、四王天といへる天の一日一夜にあひあたれり。またこの四王天の五十年をもつて、等活地獄の一日一夜とするなり。これによりて、みなひとの地獄におちて苦を受けんことをばなにともおもはず、また浄土へまゐりて無上の楽を受けんことをも分別せずして、いたづらにあかし、むなしく月日を送りて、さらにわが身の一心をも決定する分もしかしかともなく、また一巻の聖教をまなこにあててみることもなく、一句の法門をいひて門徒を勧化する義もなし。ただ朝夕は、ひまをねらひて、枕をともとして眠り臥せらんこと、まことにもつてあさましき次第にあらずや。しづかに思案をめぐらすべきものなり。このゆゑに今日今時よりして、不法懈怠にあらんひとびとは、いよいよ信心を決定して真実報土の往生をとげんとおもはんひとこそ、まことにその身の徳ともなるべし。これまた自行化他の道理にかなへりとおもふべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。
  時に文明第六、六月中の二日、あまりの炎天の暑さに、これを筆にまかせて書きしるしをはりぬ。

「あまりの炎天の暑さに」と、御文章をお書きになっている。
人間の50年は四天王の天の一日一夜。この四天王の50年が等活地獄の一日一夜だそう。

地獄に墜ちたら、今の何倍もこの炎天の暑さを味わうことになるのに、いまをむなしく過ごしていていいのかと。

 

暑くなると、これは現実だろうか?幻だろうか?と思うようなことも。

午後4時からの今日最後の御法事。
本堂の温度計は31℃超え。
お内陣は扇風機を回しても、それよりもっと暑く感じる。

汗をかきながらおつとめをしていると、お内陣の中をクロアゲハが舞っている!!

これは幻覚?

後からお内陣の映像を見返すと、確かにクロアゲハが。

 

お浄土の六鳥は『阿弥陀経』で知られるけれど、蝶はお浄土に?

そう思って調べたら、京都国立博物館のWebに『極楽浄土と蝶』という読物が。

『極楽浄土と蝶』よみものWeb(https://www.kyohaku.go.jp/jp/learn/home/yomimono_data/0125/)

舞楽の蝶鳥の舞手らは、法会において衆生を仏の浄土へと繋ぐ伝供の役割を担う。日本においては蝶も仏の世界へと導いてくれるはずなのである。

地獄・餓鬼・畜生のない世界、お浄土。

お盆をご縁に、蝶が導いてくれた。

 

昨日つぼみが膨らんでいた風蘭が一つ花咲く。

 
 
 
 
 
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ちょうどNHKの大河ドラマで『べらぼう』を放送中だが、ちょうどその時代、富貴蘭としてもてはやされた花。

ほんのりと香も。

明日あたり、他のつぼみも開けば、香ももっと感じるかな。

香に誘われ、導かれ。

呉東組法中会

7月30日(水)

今朝、カムチャツカ半島付近で発生したマグニチュード8.8という驚異的な地震によって、津波警報のニュース。

そのニュースの中で、空からの映像で浜辺に打ち上がったクジラの映像にビックリ。

 

ただ、今回の地震や津波との関連は不明らしい。

 

暑い毎日、そしてこのようなニュース。

そんな中、何かいいことないかなと、ついつい探してしまう。

昨日から履いている本麻素材の白足袋。

先日、ネットで購入し、昨日から着用。

値段はピンからキリまであるけれど、まずは安くても良さそうなものから。
履いてみると、素材がサラッとしているし、薄くて軽い。そして涼しげ。

ほんの些細なことだけど、新しい発見はいい。

 

今夜は呉東組法中会が広真光寺にて。

新しい発見はなかったけれど。

明日は7月最終日。

8月は何かいいことあるといいな。

 

 

2025年7月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

7月最後の日曜日

7月27日(日)

7月最後の日曜日。

10:00阿賀~11:00焼山~12:00寺~14:00広島市西区古江。

なかなかタイトなスケジュールだったので、頭の中で時間のシュミレーション。
その時間通り、移動時間ギリギリの予定を無事終えてホッと。
渋滞や事故もなく、スムーズに移動。
ホントにおかげさまで。

 

それにしても連日暑い、熱い。。。

 

夕方水撒きをする時、手乗りハス®の鉢の水が干上がりそうになっていてビックリ。

本堂の外陣に置いている温度計は、32℃を超えている。

これから8月はもっと暑くなるのかと思うと。。。

 

どうぞお気をつけて。

2025年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

IMAGINARIUM展

7月25日(金)

今日も猛暑。

午後から所用ついでに、ひろしま美術館で開催中のjunaida『IMAGINARIUM展』に。

ずいぶん久しぶりに訪れた絵本の原画展。

この方の絵本は知ってはいたけれど、あまりにも絵が緻密で、小学校での読み聞かせには難しいかな。

と、思っていたけれど、これはこれで、どんな反応を見せてくれるか、それは楽しいかも。

以前、NHKの朝ドラ『花子とアン』で「想像の翼をひろげる」という言葉がよく出てきたのを覚えている。

たくさんの絵を眺めながら、想像の翼をひろげて。

2025年7月25日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

手乗りハス

7月24日(木)

毎日毎日、暑い日が。。。
梅雨明けしてから間もなく1ヶ月。

クマゼミの声がジャンジャン聞こえてくる中、汗だくになりながら、フッと意識を失いそうになりながら、読経の毎日。

ただ、毎日のように手乗りハスが次々と咲いてくれているので、それが朝の楽しみ。

 

手乗りハス®というのは、村上園芸さんが改良して生産している小型の蓮。

今年の5月に手乗りハス®のことを知り、購入。

洗面器よりも少し大きめの鉢で育てた手乗りハス®。

暁天

クリスタルビューティー

マドンナ

小舞妃

朱里

毬輪

粉松球

白妙

バレリーナ

小三色蓮

全部で10種類の手乗りハス®が次々と。

みんなちがって みんないい

 

2025年7月24日 | カテゴリー : | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(227)

7月14日(月)

久しぶりの雨。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『やなせたかし物語』 (やなせスタジオ 作・絵)

7月1日は呉空襲の日、そして8月6日。
今年は戦後80年。

ちょうどNHKの朝ドラ『あんぱん』放送中にこの絵本を。

なんのために生まれて
なにをして生きるのか

本を取り出したら、「アンパンマンの!」と。

どうしてアンパンマンが生まれたのか、正義とは何か、夢をあきらめない。
子どもたちにやなせたかしさんがどう伝わっただろう。

10分少々、汗をだらだら流しながらの読み聞かせ。

 

終わってすぐに月忌参り→お葬式→法事→お葬式

と済ませ、昼食を済ませて再び広南学園。

午後から広南中学校区補導院連絡協議会 兼 長浜駐在所連絡協議会。

ゴロゴロと雷鳴轟く中、小学校と中学校の授業を参観し、協議会。

昨年は大雨で中止となり、久しぶりの協議会。

驚いたのは、駐在所からの報告。

令和6年に広島県内で294件、約11億7000万円の特殊詐欺被害。
今年は5月末の時点で、166件、約9億円の特殊詐欺被害。

今のところ長浜駐在所管内では被害がないとのことだけど、「私だけはだいじょうぶ」と過信しないようにと。

 

もうすぐ夏休み。

子どもたちが安全に、安心して過ごせますよう。

2025年7月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

防災

7月11日(金)

今朝の中国新聞、呉・東広島版に

広南学園、防災の日の記事。

 

昭和42年7月豪雨を忘れないようにと。

以前、広南中学校で災害の歴史を紹介。

広南中学校

 

天災をなくすことはできなくても、災害を減らすことはできる。

 
 
 
 
 
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2025年7月11日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku