7月13日(月)
朝から汗がしたたる夏空。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は4年生。
読んだ絵本は、
『だれのせい?』(作 ダビデ・カリ 絵 レジーナ・ルック-トゥーンペレ)
『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさん翻訳。
気高いクマの兵士は、自慢の剣で何でもかんでも、森中の木までも切り刻んでいった。
あるとき、自分の砦が水で流され、「オレさまのとりでをこわしたやつを まっぷたつに きってやる!」と意気込んで森の中に入っていったお話から。
物語の中に「バビルサ」という動物が登場する。
バビルサ?って。
読んでいて気になって調べたら、インドネシアの一部に生息するイノシシの仲間だそうで、牙が大きく湾曲して、自分の頭の方向に向かって一生伸びるため、いずれは自分の頭を牙が貫通するのでは?と言うことから、「自分の死を見つめる動物」とも呼ばれているそう。
ちょっとそんな話も紹介すると、そこに興味を持ってくれたみたい。
「こけたりぶつかったりしたら自分に突き刺さっちゃう?」
「何でイタリアの絵本作家がインドネシアのバビルサを?」と。
裏表紙に記された「すべては思っていたとおり、とはいきません」。
そして、帯に書かれた
戦争が起これば、その原因は自分たちの言うことを聞かない相手のせい。
環境破壊の問題も、それを仕組んだ誰かのせい。
なにもかもが、誰かのせい。自我や名誉という驕りを捨てる勇気を持ったクマの兵士が、
小さな小鳥を愛おしそうに抱いている姿の凜々しくも優しい姿には、つい
「私たちの世の中も
こんなだったらいいのに」
という思いがつのります。(訳者あとがきより)
何かを感じるきっかけとなれば。
