西光寺住職継職法要

5月6日(水)

GW最終日。

連日、忙しいほどではないけれど、この連休しか家族が揃わないからといわれるお宅の法事に。

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楽しみは、そこここで見られる藤の花。

 

今日は午後から阿賀の西光寺住職継職法要に。

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色衣・七条袈裟を着けて、稚児行列。

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お寺の側の川沿いをたくさんのお稚児さんとその御家族が続く、続く。

 

そして、法要。

このたびは、『観無量寿経作法』。

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初めてのご縁でもあり、いろいろと作法があるので、ドキドキしながらも、とても心地よくお参り。

そして、夜は祝賀会。

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住職がメンバー一員である合唱団コール・スガンティと、西光寺コーラスのみなさんのコンサート。

『ふれあるき』という、越中地方の報恩講を歌った楽しい歌は、初めて聞かせていただき、何ともすてきな祝賀会に。

 

私の住職継職法要の際、会奉行(法要の指揮してくださる方)を当初西光寺前住職にお願いをしていた。

でも、その準備にかかる直前の8月初め、前住職が訪ねてこられて、てっきり法要の打ち合わせと思っていたら、癌が見つかって、法要の頃にはどうなってるか分からないから、会奉行を川尻真光寺様にお願いしましたからとの話。

あまりにも突然で、何も言葉にならなかった・・・。

そして、9月末。

住職補任式(本願寺で住職となるための式)を受けた翌日、前住職が亡くなられたとの知らせを受けた。

補任式の後、御報告方々御見舞に伺おうと思っていたのに・・・。

 

そんなこともあり、このたびの継職法要は、私にとっても大切な御恩返し。

少しくらいは出来たかな・・・と。

 

天気にも恵まれ、たいへん良いご縁をいただいた。

2015年5月6日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

4月30日(木)

今夜は呉東組法中会が阿賀西光寺にて。

いつもは午後7時半より開かれるが、今日はそのあと来週行われる西光寺住職継職法要の最後の習礼(しゅらい/法要の予行)があるので、午後5時から法中会。

法中会は年度初めということもあり、いろいろと伝達事項の多いこと。

その後、食事をいただいて、7時より習礼。

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先日は回畳(まわりじょう/お内陣の左右に敷かれた畳)に座っておつとめをする組内8ヶ寺の結衆(けっしゅう)のみでの習礼。

今日はその他の組内寺院の法中(僧侶)方も、当日余間(よま)に列衆(れっしゅう)としておつとめするので、みんな一緒に。

 

『観無量寿経』のおつとめは、行道などの作法がいろいろと入るので、自分のことと、まわりに合わせることだけで精一杯。

間違わないように経本に書き込んでいるにもかかわらず、まわりについついつられてしまったり・・・。

 

ただ、その前にある『般舟讃』はとっても素敵な響き。

前回の習礼の倍の法中の声がお内陣に響くので、何とも荘厳。

当日は、ここに讃嘆衆(さんだんしゅう/雅楽を奏で、おつとめのスペシャリストの方々)が加わるので、もっと凄いことになりそう。

 

今のところ、週間天気予報では晴れマーク。

すばらしい法要となりますように。

2015年4月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 4月例会

4月28日(火)

日中は汗ばむほどになってきた。

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境内も華やかに。

 

今夜はお隣の住蓮寺にて我聞会の4月例会。

みなさん、一昨日の広島雅楽会40周年記念公演でお疲れのところを。

 

輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(182)(183)。

「心の中が今いわれた通りなら、それがもっとも大切なこと」との蓮如上人の仰せ。

 

心の中と、口から出て来る言葉と、時として違っていたりする。それを戒めれたとの話。

 

法話は、台風などの自然災害の時、ついつい「それてくれたら」というような気持ちを持ってしまう話より。

私たちの世界では、私を中心にものごとをみてしまう。私と比べ、他と比べて。

 

雅楽会の公演で、何とも美しい当麻曼荼羅が映し出されていた。

浄土は比べることも、比べられることもない世界。

先日、あることをご縁に『阿弥陀経』に説かれる浄土のことを法話でしたばかり。

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奈良の当麻寺。

訪れたのは20数年も前のこと。

5月の二十五菩薩練供養会式 (聖衆来迎練供養会式)。

浄土真宗は平生業成。
臨終来迎は説かないが、目の前に繰り広げられる日が暮れていく極楽堂への来迎の姿。

何ともいえない演出に、ため息をついたことを思い出す。

2015年4月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広島雅楽会 40周年記念演奏会

4月26日(日)

広島国際会議場フェニックスホールにて、広島雅楽会結成40周年記念演奏会。

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広島雅楽会は、主に安芸教区(広島県西部)の浄土真宗本願寺派特別法務員資格(各種法要を司ることができ、正式に声明や雅楽を奏することができる資格)を有する僧侶で構成され、「雅楽及び声明の研鑽と会員相互の親睦」を目的に、昭和50年に有志5名で発足しました。(演奏会パンフレットより)

それから今年で40周年だそう。

日頃はそれぞれのお寺で法務をされている僧侶が、大きな法要等がある時には、雅楽演奏とおつとめをする、みなさん法要のスペシャリスト。

その方々が今日は表舞台で演奏。

 

会場のフェニックスホールは、広島平和公園に隣接。

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と、いうことで、戦後70周年。

今年初めて、慰霊碑を訪れる。

外国から来られた人たちがたくさん。

 

今日は朝から法事が続き、市議会選挙投票を済ませて、ここに着いたのは開演30分前。

ホールへ入ると、長蛇の列。

 

このたびは、呉東組寺院から4名の雅楽会員と、舞人として3名のお子さんが参加。

今夜はお通夜があったので、時計を気にしながら、その子どもたちが出演する「迦陵頻」を見て、次の「蘭陵王」には失礼を。

 

雅楽の音色と、プロジェクターを使用しての演出。

最後まで見たかったけれど、とてもすばらしい演奏会。

 

拍手をしていいのか、お念仏を称えていいのか。
何か戸惑いながら、みなさん拍手。

 

特に、「迦陵頻」はお寺のお子さん目当てのご門徒さんのどよめきと、拍手に思わずニッコリ。

 

浄土真宗の要は「聴聞」。

こうして観る浄土、聞く浄土、嗅ぐ浄土、五官で感じる浄土もいいな。

 

今回の演奏会のタイトルは、「雅楽という極楽 ~きっと仏(あのかた)も聞きにくる~」。

 

帰宅途中の車の中で、演奏会を振り返りながらお念仏。

「あのかた」

ちゃんと私のところには。

 

耳に残った雅楽の音色。

今夜のお通夜の正信偈が心地よく。

 

素敵なご縁にお念仏。

2015年4月26日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

西光寺住職継職法要習礼

4月24日(金)

本堂の畳が日に焼けて、ずいぶんと痛んできたので、今月に入ってから本堂での法事のない日に少しずつ畳の表替え。

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来月末に前住職三回忌と前々住職五十回忌を永代経法要と併修して行うのだが、連休明けには聞名講、その次は初参式と行事が目白押し。

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そんなこともあり、この4月中に畳替え。

それも、ようやく終わって、本堂には青畳の香りが漂って・・・。

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ゴールデンウィークの最終日、5月6日に同じ呉東組内の阿賀西光寺で住職継職法要が営まれる。

その法要に結衆(けっしゅう)としてお参りさせていただくので、今夜は第1回目の習礼(しゅらい・儀式の練習)。

このたびは、前住職が住職継職法要でされたという「観無量寿経作法」の法要。

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私はこれまで一度も見たことも聞いたこともない作法・・・。

普段おつとめしている『阿弥陀経』は、呉音(ごおん)

このたびの観無量寿経作法では、漢音(かんおん)でおつとめ。

「南無阿弥陀仏」を「なもあびだふ」と発音したり、何とも不思議な感じではあるが、『般舟讃』の前序もあり、『礼讃』のようなリズムのある読経の中に、立ったり座ったり、いろんな動きが入っていて、なかなか心地よい。

きれいに揃うと、素敵な法要になりそう。

どうぞ、ゴールデンウィークの最終日、西光寺さんへお参りを。

2015年4月24日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

第8回 呉東組ご縁の会

4月19日(日)

境内のイチョウの上の電線で、イソヒヨドリが恋の歌。

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しばらくして、聞こえなくなったと思ったら、そこには、

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カラスが寄り添って・・・。どこも恋のはじまり。

 

今日はクレイトンベイホテルにて、呉東組ご縁の会。

春と秋とに開催されてきたご縁の会も、第8回目。

 

今回は男性13名、女性8名の参加。

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いつものように『讃仏偈』のおつとめの後、1対1での自己紹介を次から次へとしていき、そしてフリータイム。

最後に意中の方の名前を紙に書いて回収して解散。

結果は後日お知らせ。

今日のご縁の会が、良いご縁となりますように。

 

先日、中国新聞に、こうの史代さん原作の『この世界の片隅に』がアニメ化されるのに、制作支援のことが記事に掲載されていたので、呉が舞台となったこの作品、みんなに見てもらえるといいなと思い、支援メンバーに参加申し込み。

とはいえ、失礼ながらこれまで原作を読んだことはなかったので、このたび購入して読むことに。

主人公のすずさんの結婚式のシーン。

お寺さんが来て読経を。

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すずさんもやっぱり安芸門徒だったんだな。

 

次回ご縁の会は10月18日(日)に開催予定。

 

2015年4月19日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組組会 実践運動研修会

3月28日(土)

呉東組、年に一度の組会(そかい)

このたびも実践運動研修会と併せて行うことに。

各寺院の住職、若院。そして総代、呉東組教化団体の会長、総勢35名の方が集まって。

Page001このたびは、ネパールのカトマンズ本願寺から来日中のソナム・ワンディ・ブティア師を御講師にお招きしての研修会。

「味」のないご法義は伝わらないというお話を、自らの体験を通してお聞かせいただく。

「浄土真宗も国際化」とは聞くけれど、実際海外から見た浄土真宗の姿を聞く機会はそうないだけに、何とも興味深く。

 

今日は朝から一日忙しく、法務と法務の間にこの研修会の資料作り。

そして、懇親会では司会。

それでも、何とか何とかご縁もととのって。

 

先日行われた安芸教区のソフトボール大会では、メンバー9名とギリギリの人員にもかかわらず呉東組は優勝!との報告も。

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何とも意義深い研修会。

ようこそのお集まりでした。

2015年3月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 3月例会

3月15日(日)

今日は、朝から広横路-安芸津-安登-広三芦-寺と、次々と移動しながら仏縁のお届けに。

ようやく3時に昼食。一段落してから夕方お通夜へ参り、今夜はここ専徳寺で我聞会。

 

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『蓮如上人御一代記聞書』輪読は(180)(181)。

前回に引き続き、お念仏はいずれもいずれも仏恩報謝という話。

ある人が蜂を殺してお念仏を称えた。それを蓮如上人が、どんな思いでお念仏を称えたかという問いに、「かわいそうだなぁと、それだけを思って・・・」と。

お念仏を称えるのは、どのようなことであっても仏恩報謝の思いで称えるのだと諭されたとの話。

 

いろんな味わい方ができる御文だな。

 

法話は私が担当。

最近よくしている「こころに寄り添う」ことを、仏のこころと人のこころの違いを通してお味わい。

 

その後、平成27年度、若婦人連続仏教研修会の担当が決まる。
今年度は3回目のグループディスカッションを担当することに。

先のこととは言え、何か考えておかなければ・・・。

 

何とか今日も一日おかげさまで。明日は朝から読み聞かせ。

声が出ればいいけれど。

2015年3月15日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 3月例会

3月10日(火)

小雪がちらつく寒い一日。

午後から仁方の浄徳寺において、呉東組聞名講。

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3月はこの一年間に亡くなられた講員の方々の追悼法要。

組内各寺住職が聞名講のお揃いの色衣・五条を着けて、『阿弥陀経』のおつとめ。

 

川尻真光寺御住職の法話の後、御示談。

今日は御遺族の方もお参りに来られており、本堂がいっぱいに。

 

講長はじめ、役員が代わり、御示談がスムーズに進むようにと、始まる前にアンケートを採ってくださった。

法事はどうして行うと思われますか?

一、故人の供養のため

一、生きてる私が仏法に遇うため

一、決まってるから仕方ない

3択のうち、「故人の供養のため」と答えた方が15、「生きてる私が仏法に遇うため」が37、「決まってるから仕方ない」が0という結果。

今日のご法話、御示談を通して、1番目の答えから2番に変わったかな。

 

その後は、金封の水引と表書きの質問など。

 

最後に組の大先輩より、御示談は法義示談。

今日は仏事に関する質問ばかりだったけど、昔は安心、後生の一大事に関する御示談だったと。

 

以前は、喧嘩腰の御示談もあったと聞いている。

熱心な御同行が多く、「ありゃぁ、こういうことよ。○○先生がようゆうとった」とのご助言があったりもした。

でも、ここ最近は時代の流れもあり、おとなしく・・・。

 

仏事に関することでも、何でもいいから、そこから御安心の話に結びつくのがいいのだろうけど・・・。

 

何はともあれ、「声かけ同行」。

みんなで声かけあって、お聴聞していたら、御安心の話に花が咲くかも。

 

寒いなかをようこそのお参りでした。

2015年3月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

宝徳寺前坊守様御葬儀

3月4日(水)

呉東組内、阿賀の宝徳寺の前坊守様がお亡くなりになり、本日葬儀。

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昨日の通夜は、冷たい雨が降り、白い息を吐きながらの読経。

今日は雨も上がり、快晴。

でも、寒いお葬式。

 

最近は会館葬がほとんどで、開け放たれた本堂で白い息を吐きながら読経することが珍しくなったな・・・。

 

一昨年亡くなった前住職(父)と同い年の前坊守様。

お浄土へ往かれたとはいいながらも、やっぱり有縁の方との別れは何とも寂しい。

 

ちょっと前に、御住職から、本堂の仏華は前坊守様がされているという話を聞いた。

そんなことをお内陣を見ながら、ふと思い出す。

 

お育ていただいた本堂の阿弥陀さまの前で、こうして有縁の方と一緒に迎える最後のご縁。

最近の葬儀事情と併せて、つくづく有り難いご縁だなと。

 

合掌

 

2015年3月4日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku