呉東組僧侶研修会

2月13日(金)

寒いけれども、空気の澄んだ一日。

午後から川尻真光寺で、呉東組僧侶研修会(同朋研修会)。

研修会の後、親睦会もあるので、「飲んだら乗るな」と、久しぶりにJRに乗って安芸川尻駅に。

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広島別院、教区の委員の方が来られ、今回も組内全ヶ寺出席で開催。

過去帳の取り扱いに関する問題を中心に、お寺の情報管理がテーマ。

 

時々、自分のルーツ、家のルーツを訪ねて、ご先祖のことでいろいろと問い合わせはあるけれど、寺の過去帳は一切見せることは出来ない。

その代わり、その都度、個々の応対はするのだが、基本的に限られたことしかお応えできない。

 

でも、それが何故かということを再確認し、学ぶことがこのたびの研修会。

2015年2月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟 新年会

1月27日(火)

今日は朝から春のような陽気。

呉東組仏教婦人会連盟の新年会が専徳寺にて。

 

20単位の婦人会で構成されている呉東組仏教婦人会連盟。

新年会は、各単位が持ち回りで担当というわけで、20年に一度回ってくる。

 

今年は専徳寺仏教婦人会担当。

朝8時には当山婦人会メンバーが集まって、準備。

9時をまわると、次々と各仏教婦人会の皆さまも集まって、まずは甘酒でおもてなし。

 

10時から開式。

開会式に続いて、午前中は歌唱指導。

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御講師は、声楽家 味香友子先生。

ソプラノ独唱に続いて、仏教讃歌『やさしさにであったら』『しんらんさま』など、明るく楽しく教えていただく。

 

お昼は、お弁当と婦人会メンバーが作ったうどん豆腐。

 

そのあと、“おたのしみ会”ということで、毎回担当の仏教婦人会がおもてなしをするのだが、先日の役員会で、午前中が歌ということもあり、歌や踊りのおもてなしでなく、ご法義のおもてなしをということに。

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そこで、ビデオでジャータカ物語『湖のひかり』(すねいる)を観ていただくことに。

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今日は新年会ということもあり、、お内陣に除夜会の蓮のキャンドルでお荘厳。

 

来月の呉東組若婦人連続研修会も専徳寺にて。とはいえ、新年会は20年に一度のご縁。

お天気にも恵まれ、無事終わってホッと。

 

ようこそのお参りでした。

2015年1月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 1月例会

1月22日(木)

今夜は法幢寺にて久々の我聞会。

 

輪読は、『蓮如上人御一代記聞書』(176)(177)。

(176)では方便の話が出て来る。

「嘘も方便」と言われるが、「方便は真実に導くための手だて」。

 

ただ、大切なのは「私にとって」の真実・方便。

私にとっての真実が、浄土真宗。阿弥陀さまの願い(救い)。

そこをはき違えると、対立しか生まれないなぁと・・・。

 

法話では、「願われている私」という話を聞かせていただいた。

 

ホームステイ先での話に、NHK連続テレビ小説『マッサン』のある場面をふと思い出した。

第7週に登場した幸子の話

幸子は早くに亡くなった母のことを想うばかりに、本当は大好きな継母を「由紀子さん」としか呼べず、そのことが原因で離縁の話が・・・。

いろいろ考えるばかりに、素直に「お母さん」と呼べずに苦しむ幸子。

 

はからいを超えたところにある世界。

いろんなところにあるご縁。

 

そんなことを思いながら・・・。

2015年1月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 1月例会

1月20日(火)

青空のもと、午後から呉東組聞名講が名田説教所にて。

今年初めての例会。

正信偈のおつとめの導師、御消息拝読をさせていただく。

 

そのあと、浄光寺御住職のご法話に続いて、御示談。

 

今日は2つの質問。

一つ目は、昨年6月の新御門主のことば、『法統継承に際しての御消息』より。

最後の

「自信教人信」のお言葉をいただき、現代の苦悩をともに背負い、御同朋の社会をめざして皆様と一緒に歩んでまいりたいと思います。

この「自信教人信」とは?という質問。

 

この御文は、

「自信教人信 難中転更難 大悲伝普化 真成報仏恩」

(みずから信じ人を教えて信ぜしむること、難きがなかにうたたさらに難し。大悲をもって伝へてあまねく化するは、まことに仏恩を報ずるになる)

善導大師の『往生礼讃』初夜礼讃の御文より。

法中より、安芸門徒は「声かけ同行」。

以前は声かけあってお聴聞に。これからも声かけ同行に。との話を。

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二つ目の質問は、浄土真宗の生活信条の3番目。

み仏の教えにしたがい 正しい道を聞き分けて まことのみのりをひろめます

「聞き分けて」とは、どのように?との質問。

 

例会終了後、聞名講の役員会。

今日は「聞名講の御示談が大好き」との声もいただき、世代交代で役員の皆さんもだんだん若返り、何とかしてこの聞名講を・・・との話も聞かせていただく。

 

今年も良いご縁となりますよう。 

2015年1月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組総代会 役員会

1月17日(土)

今夜は呉東組総代会の役員会。

組内各寺院の住職、ならびに総代会担当の若院。そして、各寺院の総代長が集まって新年互礼会。

御正忌が一段落ついて、組内の初行事。

 

お酒も少し入り、最後の挨拶で、総代会担当の御住職がフランスで起きている問題について語られた。

 

表現の自由。信教の自由。

本当のところ、「自由」って何だろう・・・。

 

「自由」とは、Wikipediaによると、英語で“freedom”“liverty”。

いろんな意味合いはあるそうだが、freedomは、古インドヨーロッパ語の「好む。愛」を語源とするとか。

愛の反対言葉は無関心。

高倉健さんがマザーテレサの言葉をインタビューの中で語ってたな。

 

何ごとも、感心を持つこと、相手を敬うことは大切にしていきたいものだと思いながら、家路に。

今年もよろしくお願いします。

2015年1月17日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

12月28日(日)

今年もあとわずか。

今夜は称名寺にて今年最後の法中会。

 

25日の忘年会でお会いしたばかりだが、今夜はマスクをした御住職がチラホラと。

今年もいろいろとお世話になりました。

お互い風邪には気をつけて、よいお年を。

 

 

2014年12月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

延寿荘訪問

12月3日(水)

12月に入って、寒い日が続く。

通り報恩講参りも、手はかじかむ、息は白く・・・。

 

午後から特別養護老人ホーム“延寿荘”を訪問。

20単位の仏教婦人会で構成される呉東組仏教婦人会連盟。

奇数月は成寿園、偶数月は延寿荘を訪問し、正信偈のおつとめと法話。

 

今月は専徳寺仏教婦人会が担当ということで、婦人会の方と一緒に訪問。

みなさん、大きな声で一緒に正信偈をおつとめ。

寒い時だけに、声を出すと少し暖かく。

 

そして、法話と、婦人会の方が日本舞踊を披露。

みなさん、とっても喜んで。

最高齢は、長浜の方で101歳。

まだまだ、こちらはヒヨッコだ・・・。

 

延寿荘からの眺めは、何とも寒そうな冬空。

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寒いので、くれぐれもからだに気をつけて。

2014年12月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 11月例会

11月27日(木)

長浜の通り報恩講がはじまり、東地区、胡子地区をお参り中。

今年はまだまだ暖かい。

 

それでも、みなさん気を遣ってストーブを近づけてくださり、玄関を出る頃にはぽっかぽか。

 

今夜は称名寺にて我聞会例会。

輪読の『蓮如上人御一代記聞書』は(174)(175)。

 

おどろかすかひこそなけれ村雀

   耳なれぬればなるこにぞのる

(群がる雀を驚かして追い払う鳴子の音も、今では効き目がなくなった。耳なれした雀たちは、平気で鳴子に乗っている。)

     本願寺『蓮如上人御一代記聞書(現代語訳)』より

この歌を蓮如上人がお引きになって、「人はみな耳なれ雀になっている」とおっしゃられたと。

「お引きになって」ということだから、元の歌はどこから?という話になったが、これが見当たらない。

 

気になったので、帰って調べても・・・。

「道歌(どうか/道徳的、教訓的な短歌)」というものが古くからあり、親しまれていたようなので、そこから由来するのかな。

その道歌からたどり着いた、江戸時代の『以呂波教訓鑑』など見ると、これがなかなか面白い。(古文書ナビ

 

また、

引き鳴らす 甲斐こそなけれ群雀 音聞き馴れて鳴子にぞ寄る

という歌もあるそう。

これは、古典落語『親子茶屋』に出て来るのだとか。

 

この御文は昔からよく聞いてはいたが、改めて見ると、ホント自分が「耳なれ雀」となっていたのだなと。

 

法話では、イチョウの落ち葉が自分に語りかけてくるというおばあちゃんの話より。

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専徳寺のイチョウも、先日の雨風でかなり散ってしまった。

このイチョウの葉が散っていくのも、大きなご縁かな。

2014年11月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

10月30日(木)

今夜は法幢寺にて呉東組法中会。

法中会とは、1ヶ月に一度開かれる呉東組内各寺院の住職が集まって開かれる会合。

 

今年もあと2ヶ月となり、話は来年の行事予定が主な議題に。

来年もいろいろと大きな行事が目白押し。

 

また、先日のご縁の会の報告を。

そのご縁の会でカップリングが成立した方の結婚式が、先日ホテルにて仏前結婚式として開かれたとの報告も。

台風のなか、開かれたそうで、外は大荒れ、内は御本尊を前に厳かに。

それも大きなご縁かな。

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2014年10月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 10月例会

10月24日(金)

今週まわった広白石、広両谷地区の報恩講参りが終了。

今夜は西光寺にて我聞会の例会。

 

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は(172)(173)。

(172)は、「信心さえあれば、どんなこともつらいとは思わないものである。信心をいただいた上は、すべてを仏恩報謝と心得るのであるから・・・」との話。

昨日、たまたまテレビでNHKのお昼の番組、『スタジオパークからこんにちは』をちょっとだけ。

そのなかでゲストのベッキーさんが、テレビを見ることが好きという話をしていて、好きだから見るのであって、仕事として見るのはホンの少しと。

それを聞いた司会の戸田恵子さんが、好きだから見れるのよねぇ・・・という話を。

 

好きだから見れる。

ちょっと今日の話を聞きながら、ふとそんなことを思い出す。

 

法話は生老病死の話。

「老苦」「病苦」「死苦」は伝えやすいけど、「生苦」はどのように伝えてますか?ということでそれぞれの「生苦」を。

「生きる苦しみ」「生まれる苦しみ」

 

帰って調べてみても、さまざま。

「生まれることの苦しみ」

「生命ができて、生まれるまでの苦しみ」

「思いどおりの環境に生まれてこれない苦しみ」

 

生まれることはすべての苦しみのスタートではあるけれど、何も苦しいことばかりでない。

生まれたからこそ遇える世界があり、生まれたからこそよろこびも。

 

2014年10月24日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku