延寿荘訪問

12月3日(水)

12月に入って、寒い日が続く。

通り報恩講参りも、手はかじかむ、息は白く・・・。

 

午後から特別養護老人ホーム“延寿荘”を訪問。

20単位の仏教婦人会で構成される呉東組仏教婦人会連盟。

奇数月は成寿園、偶数月は延寿荘を訪問し、正信偈のおつとめと法話。

 

今月は専徳寺仏教婦人会が担当ということで、婦人会の方と一緒に訪問。

みなさん、大きな声で一緒に正信偈をおつとめ。

寒い時だけに、声を出すと少し暖かく。

 

そして、法話と、婦人会の方が日本舞踊を披露。

みなさん、とっても喜んで。

最高齢は、長浜の方で101歳。

まだまだ、こちらはヒヨッコだ・・・。

 

延寿荘からの眺めは、何とも寒そうな冬空。

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寒いので、くれぐれもからだに気をつけて。

2014年12月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 11月例会

11月27日(木)

長浜の通り報恩講がはじまり、東地区、胡子地区をお参り中。

今年はまだまだ暖かい。

 

それでも、みなさん気を遣ってストーブを近づけてくださり、玄関を出る頃にはぽっかぽか。

 

今夜は称名寺にて我聞会例会。

輪読の『蓮如上人御一代記聞書』は(174)(175)。

 

おどろかすかひこそなけれ村雀

   耳なれぬればなるこにぞのる

(群がる雀を驚かして追い払う鳴子の音も、今では効き目がなくなった。耳なれした雀たちは、平気で鳴子に乗っている。)

     本願寺『蓮如上人御一代記聞書(現代語訳)』より

この歌を蓮如上人がお引きになって、「人はみな耳なれ雀になっている」とおっしゃられたと。

「お引きになって」ということだから、元の歌はどこから?という話になったが、これが見当たらない。

 

気になったので、帰って調べても・・・。

「道歌(どうか/道徳的、教訓的な短歌)」というものが古くからあり、親しまれていたようなので、そこから由来するのかな。

その道歌からたどり着いた、江戸時代の『以呂波教訓鑑』など見ると、これがなかなか面白い。(古文書ナビ

 

また、

引き鳴らす 甲斐こそなけれ群雀 音聞き馴れて鳴子にぞ寄る

という歌もあるそう。

これは、古典落語『親子茶屋』に出て来るのだとか。

 

この御文は昔からよく聞いてはいたが、改めて見ると、ホント自分が「耳なれ雀」となっていたのだなと。

 

法話では、イチョウの落ち葉が自分に語りかけてくるというおばあちゃんの話より。

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専徳寺のイチョウも、先日の雨風でかなり散ってしまった。

このイチョウの葉が散っていくのも、大きなご縁かな。

2014年11月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

10月30日(木)

今夜は法幢寺にて呉東組法中会。

法中会とは、1ヶ月に一度開かれる呉東組内各寺院の住職が集まって開かれる会合。

 

今年もあと2ヶ月となり、話は来年の行事予定が主な議題に。

来年もいろいろと大きな行事が目白押し。

 

また、先日のご縁の会の報告を。

そのご縁の会でカップリングが成立した方の結婚式が、先日ホテルにて仏前結婚式として開かれたとの報告も。

台風のなか、開かれたそうで、外は大荒れ、内は御本尊を前に厳かに。

それも大きなご縁かな。

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2014年10月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 10月例会

10月24日(金)

今週まわった広白石、広両谷地区の報恩講参りが終了。

今夜は西光寺にて我聞会の例会。

 

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は(172)(173)。

(172)は、「信心さえあれば、どんなこともつらいとは思わないものである。信心をいただいた上は、すべてを仏恩報謝と心得るのであるから・・・」との話。

昨日、たまたまテレビでNHKのお昼の番組、『スタジオパークからこんにちは』をちょっとだけ。

そのなかでゲストのベッキーさんが、テレビを見ることが好きという話をしていて、好きだから見るのであって、仕事として見るのはホンの少しと。

それを聞いた司会の戸田恵子さんが、好きだから見れるのよねぇ・・・という話を。

 

好きだから見れる。

ちょっと今日の話を聞きながら、ふとそんなことを思い出す。

 

法話は生老病死の話。

「老苦」「病苦」「死苦」は伝えやすいけど、「生苦」はどのように伝えてますか?ということでそれぞれの「生苦」を。

「生きる苦しみ」「生まれる苦しみ」

 

帰って調べてみても、さまざま。

「生まれることの苦しみ」

「生命ができて、生まれるまでの苦しみ」

「思いどおりの環境に生まれてこれない苦しみ」

 

生まれることはすべての苦しみのスタートではあるけれど、何も苦しいことばかりでない。

生まれたからこそ遇える世界があり、生まれたからこそよろこびも。

 

2014年10月24日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

第7回 呉東組ご縁の会

10月19日(日)

午後4時からクレイトンベイホテルにて、呉東組ご縁の会。

春と秋、恒例となったお寺の婚活パーティーご縁の会も第7回。

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これまでに2組のカップリング成立者がご結婚。

また、この会に参加したことがきっかけになって、結婚が決まったという方の話もチラホラ。

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このたび、「ご縁の会」ミニのぼりを新調。

第1回目に作ったのぼりが水でにじんで使えなくなり、しばらく受付に並べなかったのだが、ご要望に応えて新しく。

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今回はカープ坊主を拝借して、「わしらみな安芸門徒じゃけぇ!」と。

残念ながら今年のカープは最後の最後で3位。クライマックスシリーズも・・・。

それでも、次は!!と。

 

今回は男性19名、女性15名の参加。

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重誓偈のおつとめと組長の挨拶にはじまって、5分ずつ1対1で自己紹介票を交換しながら全員とお話。

その後、フリータイムを経て、意中カードに意中の方がいれば書いていただいて解散。

結果は後日郵送でお知らせ。

 

閉会後、後片付けを済ませ、反省会を兼ねての打ち上げ。

終わって帰宅し、さきほどようやく集計を終える。

 

今回も数組のカップリングが成立!!

明日、もう一度確認して、参加されたみなさんに郵送で結果をお知らせすることに。

 

参加されたみなさん、ご参加ありがとうございました。

よいご縁となりますように。 

2014年10月19日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 10月例会 報恩講

10月10日(金)

青空のもと、午後から阿賀法幢寺にて、呉東組聞名講例会。

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今日は報恩講ということで、呉東組法中、揃いの聞名講衣体を着用しておつとめ。

ご法話は広真光寺御住職。

そして、そのあと御示談に。

 

いつものように、最初はなかなか質問が出なかったが、お一人の手が上がった。

法話とかで先祖の総数を数字で聞いたりするのだけれど、その数を聞いても今ひとつピンと来ない。という質問が。

すぐに思い浮かんだのが、川崎洋氏の『ペンギンの子が生まれた』。

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ぺんぎんの子が生まれた

父さんと母さんと
それぞれのおじいさんとおばあさん
さらにはひいじいさんとひいばあさん と
ほんの二五代さかのぼっただけで
この子の両親を始めとする先祖の数の総計は
六七一〇万八千八百六十二羽になる
そのうちのどの一羽が欠けても
この子はこの世に
現れなかった

ペンギンの子が生まれた

 

この詩は、『ワンダフルライフ ~地球の詩~』という飛鳥童(絵)、川崎洋(詩)という絵本の中の一節より。

好きな詩なのだが、この膨大な数字はとてつもなく大きな数字だけに、おっしゃるとおり確かにピンと来ないかも・・・。

それは、ニュースで聞く何千人、何万人の方が亡くなったと示される死者の数よりも、○○さんという方がこんなふうに亡くなられたと聞かされる方がズシンと心に響いてくるのに似てるかも。

 

経典には「恒河沙(ガンジス河の砂)の数」とよく出て来るけれど、この具体的な数を示されると、「は~」とため息。

でも、この詩は、いのちは「ありがたい(有り難い)」もの、ということをよく示している。 

 

大事なことは、

何のために生まれて、何をして生きるのか (『アンパンマンのマーチ』より)

 

本願力にあひぬれば

 むなしくすぐるひとぞなき

 功徳の宝海みちみちて

 煩悩の濁水へだてなし

 

せっかく出遇えた今のご縁を大切に。

 

ようこそのお参りでした。

2014年10月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教壮年会連盟 後期研修会

10月3日(金)

今日はいろんな一日。

広南小学校で「広島県小学校体育研究大会呉大会」が。

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春から準備が進められてきた大会。

PTAがそのお手伝い。

8時から9時まで駐車場の案内板を持って1時間。

その後は予定があったので、何のお手伝いも出来ず、すべて終えて帰宅すると、何とお弁当が届いていた。

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この日のために特別に作られた広南小学校オリジナル「風の子 塩の香 元気弁当」!。

呉の特産物がふんだんに使われたお弁当。これに長浜名物のうどん豆腐が振る舞われたとか。

1時間だけしかお手伝い出来なかったのに、恐縮。

 

前日まで天気予報は雨だったので、お天気になって何より。

 

そして、夜は午後6時より善通寺にて呉東組仏教壮年会連盟の研修会。

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研修課題は「阿弥陀さまとの出遇い ~若いお坊さんの話を聞いてみませんか!~」。

この研修課題も3年目。

このたびの御講師は、広島別院職員 平 真沙美 先生。

 

平等心をうるときを
 一子地となづけたり
 一子地は仏性なり
 安養にいたりてさとるべし (浄土和讃)

名前に込められた親の願い、誕生日の意味、「親の心子知らず」・・・。

親心を通してのお話。

 

分かってはいても、なかなか・・・。

自分が親となって何となく。

それでも、・・・。

 

そんなことお構いなし。

親の願い、仏さまの願いはとっくに届いてる。

2014年10月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

10月1日(水)

今日から10月。

昨日から3日間、小坪地区の報恩講を中休みして、ただいま白岳地区の報恩講参りに。

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田んぼがあったりして、この稲の香りとコスモスがこの時期の光景。

 

今夜は宝徳寺にて呉東組法中会。

今月は組内行事もいろいろあり、その確認事項と、組長(そちょう)会報告。

 

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来年が戦後70年。

7月4日に新しい御門主を広島別院にお迎えして、非戦平和を願っての法要が営まれる予定。

それに先立つ1ヶ月、広島別院において開かれる

“あなたの平和を表現してください。

と、平和をテーマとしたイベント募集のチラシをいただく。

 

音楽・演劇・書・創作アート・写真・映像・ワークショップ・シンポジウム・フリーマーケットなどなど、募集した内容を選考して行われるらしい。

 

あなたの“平和”・・・。

カタチで表現すると、何だろう・・・。

 

明日は予報では雨。

ひどく濡れなければいいな。

2014年10月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 9月例会

9月29日(月)

土・日は年回法要の予定が入るので、報恩講参りは休み。

今日からふたたび、小坪地区の報恩講参り。

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所々に金木犀の木があり、心地よい香が風に吹かれて。

 

今夜は光明寺にて、久しぶりの我聞会例会。

輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(170)(171)。

(170)人は上がることばかりを考えて、落ちることがあるということを知らないとの誡め。

(171)往生を他人事のように思うのは、自分自身を知らないことだと仰せに。

 

時にはこうしたことばに我が身をふりかえることって大切なことかな。

先日、報恩講のお参り先で、お参りが終わった後、「去年は入浴サービスと重なってご縁にあえなかったのに、今年はこうして報恩講さんにあえてとっても嬉しいです」と、満面の笑顔で。

こちらから見ると、一日数件分の一件、報恩講シーズン何百件分の一件かも知れないけれど、ご門徒さんにとっては一年に一度のご縁。

気を引き締めて!

と、そんなことを思い出しながら・・・。

 

法話では、「あたりまえ」をテーマに聞かせていただく。

 

この「あたりまえ」。

昨日他のことで調べごとをしているなか、「あたりまえ」の反対語は、「ありがとう」だと出てきた。

その他のこととは、次男が今反対語に興味を持って、いろいろと反対語を聞いてくる。

「おとうさん、〈たすけて〉の反対は?」

「〈たすけて〉の反対?何かなぁ・・・」

と答えると、

『だいじょうぶ』

と笑顔で答えてくれた。

「そうだねぇ」

と答えたものの、あとで調べてみると、〈大丈夫〉の反対語は〈駄目〉だそう。

 

でも、〈たすけて〉に対して〈だいじょうぶ〉と答えたことは、私のなかでは大正解。

私たちの世界は、〈たすけて〉に応えようとするけれど、仏さまの世界は〈たすけて〉より先に〈だいじょうぶ〉を築いてる。

 

明日も朝から報恩講参り。

2014年9月29日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 9月例会

9月10日(水)

今日は久しぶりの呉東組聞名講が真徳会館にて。

前回の7月例会は大型台風で特別警報が発令されたため、中止。

5月以来の例会となる。

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今日の法話の当番に当たり、「慈悲」の話を。

 

そして、御示談では、二つの質問。

一つは、なかなか日々の生活でいろんな仕事が回ってきて忙しく、報謝の生活が送れてないのではと。

もう一つは、「南無阿弥陀仏」と「南无阿弥陀仏」の違いは?

 

一つ目の答えは、忙しい時間を送りながらも、その中をどのように生きていくのかが問題ではと。

そして、2つ目は「南無」と「南无」はインドのことばの音写で、「南」「無」の文字自体に意味は無く、「無」と「无」は同じと受けたらよいと。

 

すっかり秋空にはなったけど、日中はまだまだ。

冷房のきいた堂内で心地よくお参り。

 

ようこそのお参りでした。

2014年9月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku