11月29日(金)
長浜の報恩講参りも、沼田地区が昨日で終わり、明神・胡子地区へと。
そして、今夜は郷原の浄光寺にて呉東組法中会。
冷え込んできて、東広島呉自動車道に表示された気温は、行きが4℃で帰りは2℃。
今年の冬はどうなることやら・・・。
法中会で、来年の本願寺手帳をいただく。
来年を迎える前に、今やることをコツコツと。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月24日(日)
午前中、法務をすませ、午後から子どもたちを連れて広市民センターへ。
第2回広地区合唱祭が開かれ、広南学園PTAコーラスの皆さんが出演。
次男はホールに入るや、お母さんの晴れ舞台を見ようと最前列にさっさと座ってしまって・・・。
毎週の練習の甲斐あって、先日の発表会よりも声が届いて。
次は呉市文化ホールで1月18日。
夜は阿賀の西光寺にて我聞会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(154)(155)。
(154)では、信心をいただいたら、一人でいるときも御法義をよろこぶ心がわき起こってくるのだということば。
この例会の前にお通夜へお参り。
お通夜では正信偈をおつとめするのだが、一人でおつとめするよりも、後ろに参拝されている方が一緒におつとめしてくださると、ついつい声を出してしまう。
今日は喉の疲れが出かかっているので控えめにと思っていたのに、ついつい・・・。
一人より、他の方と一緒のときの方がよろこんでしまうなぁと、何となく、そんなことを思い出しながら。
(155)は、「仏法は世間の用事を差しおいて聞きなさい」との話から、
ひまがないとは気がないことよ 参る気がありゃ ひまもある
紹介していただいた早島キクさんの言葉がこころに残る。
そして、ご法話は、「赤いロウソク」と題して聞かせていただいた。
以前、仏教壮年会の例会で、荘厳の話をするのに調べたことはあったので知っていたことだが、七回忌以降の仏事に赤いロウソク(朱蝋)を使うことは案外知られていないようだ。
赤いロウソクは、入仏・報恩講・元旦など慶びの法事で使うことが多いので、お寺によっては報恩講に赤いロウソクを配ったり、除夜会の時に配ったりしているところもあると、いろいろ聞かせていただく。
一つのことをきっかけにいろんなことを。
11月21日(木)
午前中は長浜東地区報恩講参り。
夕方から川尻真光寺で呉東組の役員会。
組長・副組長2名と事務2名の5名が集まって開催。
久しぶりに電車で行こうと、呉線で向かうことに。
最近は車での移動ばかりで、電車を利用することもなく、広駅から乗り込んだ黄色い電車。
ドアの横には見たことのない「開く」「閉じる」のボタンが付いて、何やら説明書きが。
???
アナウンスを聞いていると、前寄りのドアしか開かないとか何とか言っている・・・。
2両目に乗っていて、川尻駅に着く間際、2両目の一番前寄りのドアのそばに立つと、隣に座っていた方から、「そこは開かないよ!前の車両に行かないと・・・。」と言われて、???
恥ずかしながら、1両目の1番前のドアしか開かないのだとそこで初めて知る。
久しぶりに焦るやら恥ずかしいやら・・・。
それでも少し早く着いたので、お寺の境内をじっくりと。
真光寺は海抜14.8メートル。
本堂の木鼻と呼ばれる部分に、獏の彫り物があった。
一つ一つ見てみると、これまで知らなかった素敵なものがいっぱい。
役員会では、これから行われる研修会等についての打ち合わせ。
そんな中、ちょっとした出会いがあると何だか心地よく。
10月31日(木)
今日で10月も終わり。
呉東組の行事も親鸞聖人讃仰会、仏壮連盟、聞名講、若婦人連続研修会、ご縁の会・・・など、盛りだくさんの1ヶ月。
締めくくりの今夜は、光明寺にて我聞会の10月例会。
輪読の『蓮如上人御一代記聞書』は(152)(153)。
(151)は「難中之難」、(152)は[信じる]・[謗る]、[信じる]・[疑う]について。
法話では、アンパンマンのマーチ、金子みすゞの『花のたましい』より、葬式の際のご和讃2首のお味わいを聞かせていただく。
輪読・法話を聞かせていただきながら、今日の出来事を思い浮かべた。
今日はお参り先で3名の方の涙に出遇った。
お母さんを亡くされた息子さんの涙。
1ヶ月、兄弟で代わる代わる寝ずの看病。
思い返すと、そこにお母さんの願いを感じたと。
子どもが次々と先立って、一人残った娘も余命わずかで入院中。
自分が亡くなったら、この家は絶えてしまうから、その後のことをどうしたら良いでしょう・・・と80を過ぎたお母さんの涙。
ご主人を亡くされ、一周忌を来春に控えているけれど、それまで納骨は・・・と、寂しそうな涙。
いろんな涙に出遇いながら、ただ[はからう]ことなく、頷いて聞くばかり。
限られた時間の中でもあるが、それしか出来ないなと。
往生ほどの一大事、凡夫のはからふべきことにあらず、ひとすぢに如来にまかせたてまつるべし。すべて凡夫にかぎらず、補処の弥勒菩薩をはじめとして仏智の不思議をはからふべきにあらず、まして凡夫の浅智をや。(執持鈔)
10月30日(水)
昨日と今日、横路地区の報恩講。
お参り先で93歳の方と一緒に正信偈をおつとめ。
私の読経の声を聞いていると、前住職の声と重なって「涙が出てきそうになりました」と声をかけていただく。
み仏を呼ぶわが声は
み仏のわれを喚びます みこゑなりけり (甲斐和里子)
そのお宅のお仏壇の上に額に入ったこの写真が。
この写真、20数年前に初めて訪れたインドのアジャンター石窟寺院の涅槃像を撮った1枚。
お釈迦さまへ頭上から斜めに光が当たるよう、カメラからストロボを離して撮ってみたら、何とも穏やかなお顔に。
デジカメなんてものはなく、現像に出してみないと分からない頃の写真だったが、なかなか気に入っている1枚。でも、どうしてこのお宅へ??
不思議なご縁である。
午後から住蓮寺の報恩講法要。
浄念寺御住職を導師に、浄円寺様・住蓮寺様と一緒に賑々しく。
お天気でなによりの御満座。
そして、夜は通夜にお参りした後、広の教法寺にて呉東組法中会。
朝9時前に衣を着てバイクに乗って通った道を、夜9時過ぎに同じ姿で帰って行く。
夜のバイクはそろそろ厳しいかな。
明日から古新開地区の報恩講。
0月20日(日)
クレイトンベイホテルで春と秋に開催している呉東組寺院主催の婚活パーティー“ご縁の会”。
今回で5回目。
午後4時から始まるので、スタッフは1時間前から会場作り。
会のはじまりは『讃仏偈』のおつとめから。
そのために聖典を用意しているのだが、これが結構な荷物となる。
「A4用紙に経文のコピーをしたものを用意したら」という意見もいただいたのだが、ペラペラの1枚紙と聖典・・・。
第1回目ご縁の会の時、参加された方が「この経本をいただいて帰ってもいいですか?」と尋ねて来られた。
もちろん、喜んで。
そんなこともあったので、少々荷物になろうが、毎回この聖典は持参することに。
今回は男女合わせて25名の参加。
それぞれが自己紹介カードを用意して、それを交換しながら、すべての方とお話し。
そして、軽食をつまみながら、フリータイム。
最後に意中カードを書いて提出していただき、後日郵送にて結果発表。
今回はよいご縁が整うかな。
次回は来年4月20日開催予定。
10月11日(金)
今夜は安登の浄念寺にて、呉東組仏教壮年会連盟の研修会。
7月と10月に行われる研修会。
会員と法中(僧侶)、合わせて約100名の男性が。
このたびの研修議題は、昨年に引き続いて、『阿弥陀さまとの出遇い 若いお坊さんの話を聴いてみませんか!』。
講師は、新田龍峰 師(仁方浄徳寺若院)と、小栗洋慶 師(本願寺派布教使)のお二方。
それぞれ、出遇いについてお聞かせいただく。
人それぞれ南无阿弥陀佛との出遇いは違うが、こうしてみんなが集まって南无阿弥陀佛をお聴聞。
いま仏に値ひたてまつることを得、また無量寿仏の声を聞きたてまつりて、歓喜せざるものなし。
(仏説無量寿経)
ようこそのお参りでした。
10月10日(木)
一昔前まで、10月10日といえば「体育の日」。
青空のひろがるお天気のなか、午前中は“おみがき”。そして、午後から聞名講に。
来週いよいよ専徳寺の報恩講。その前に年に一度のおみがき。
寺報にも紹介したからか、今年は50名近くの方がお手伝い。
手序でに きせる磨くや おとり越
(てついでに きせるみがくや おとりこし)
小林一茶の『八番日記』に出て来る俳句。
おみがきのことを調べていたら、西山別院のブログに。
小林一茶もおみがきしながら、キセルを・・・。
ただ、ついでに他のものを磨いている人はいないなぁ。
この「お取り越し(報恩講)」の季語は冬なのだそう。
まだまだしばらくは汗をかきそうだけど。
おかげできれいになりました。
午後からは住蓮寺にて呉東組聞名講の10月例会。
今日は報恩講をつとめるので、聞名講で揃えていただいている色衣と五条袈裟を着用してのおつとめ。
まだまだ暑く、冬用の衣で汗だくに。
おつとめの後、住蓮寺御住職の御消息拝読、浄円寺御住職の法話、そして御示談。
今日の御示談は、門前の掲示板に貼ってあった法語。
わたしゃ
臨終すんで葬式すんで
浄土にこころ
すませてもろて
南無阿弥陀仏と
浮き世におるよ
この浅原才市さんの法語をどのように味わったらよいのでしょうとのご質問。
法中より、
超世の悲願 聞きしより
我らは生死の凡夫かは
有漏の穢身は かはらねど
こころは 浄土にあそぶなり
親鸞聖人の『帖外和讃』の一文が紹介されてのお味わいが。
帰って調べてみると、「臨終すんで葬式すんで」の言葉は、いくつか出てきた。
才市や 臨終すんで 葬式すんで
なむあみだぶつと この世にはをる云々
わしの臨終あなたにとられ
臨終済んで葬式済んで
あとのよろこび なむあみだぶつ
臨終済んで参るじゃない
臨終済まぬとき参る極楽
なむあみだぶつに済めてあること
なもあみだぶつ
臨終来ぬはず 来ぬはずよ 済んでおるもの
臨終済んで なもあみだぶつ
今が臨終 わしが臨終 あなたのもので
これがたのしみ なもあみだぶつ
そして、
このあさましが 今娑婆の世で
今親様と遊んでおりますよ
わたしや親様と弥陀の浄土に
遊びとられますよ
と。
ようこそのお参りでした。
10月5日(土)
台風の影響で、久しぶりの雨。
午後から呉東組親鸞聖人讃仰会の総会と仏教講演会が阿賀の西光寺にて。
親鸞聖人讃仰会の活動は、毎年5月21日(親鸞聖人の誕生日)に呉東組地域の各ご家庭に、朝刊折り込みチラシのなかに法語を入れていただいてお配りしていること。
それと、秋の仏教講演会。
今年の御講師は、本願寺派勧学 内藤知康和上。
講題『ご本願のこころ』。
本願を信じ、念仏して、浄土に往生するのでなく、信じさせ、念仏させて、浄土に往生させていただくご本願のお話。
「他力本願」と、「他力」の語の誤った使い方をするのは、「自力」を誤って使っているからだと。
広島カープのAクラスが決まった。
残りあと1試合となってしまったが、つい先日まで阪神の成績次第では2位?という時期があった。その時も、この「他力本願」との言葉が聞かれたのを思い出す。
正しく聞かせていただき、正しく伝えていきたいもの。
雨の降るなか、ようこそのお参りでした。