花まつりに向けて

2月11日(土)

昨日から再び寒波。

また、御正忌のように雪が積もるのかと心配していたけれど、今朝は灰ヶ峰も白くなく。

境内の手水鉢は、氷が張って、寒い週末となりそう。

今朝、住蓮寺にて長浜日曜学校が開かれていたので、チラシを持参。

  花まつりの絵を募集するため。 来月はいよいよ修了式。

どんな花祭りの絵が集まるかな。

2017年2月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(水)

寒い。

また、寒波がやって来るそう。

今夜は仏教壮年会の2月例会。

テーマは、『涅槃会』。

願はくは  花のもとにて  春死なむ そのきさらぎの  望月のころ  (西行)

2月15日がお釈迦さまがお亡くなりになり、涅槃に入られた日、涅槃会。

旧暦ではあるけれど、この日をご縁としている。

絵の中に見られる数々の物語をプロジェクターで涅槃図を映しながら。

お釈迦さまがお亡くなりになっても、その法は今もなお伝わっている。

ずっと伝えてくださった、たくさんの方のおかげてもあるんだなぁと、途中ストーブで頭がボーっとしながらもふと。。。

寒い中をようこそ、お参りくださいました。  

2017年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会新年会

2月3日(金)

今日は節分。

寒いけれど、空の色は春めいて、メジロが時々飛んでくる。

午前11時より、仏教婦人会の新年会。

おつとめして、法話。 この時期、いつも小学校の読み聞かせに「鬼」にまつわる絵本を。

今年はまだ読んだことのない『ないた赤おに』はどうかなぁと思っていたところに、Facebook友達の「いいね」から、これまで読んだことのない絵本に出会った。

へ~と思いながら、ふと見ると、何と『ないた赤おに』の絵本と同じ、作者が浜田廣介さん、

そしていもとようこさんの絵。

何ともご縁をいただいたと、『ないた赤おに』の絵本と一緒に、その本と、もう1冊、そのシリーズの本を買った。

 

その本とは、

『よぶこどり』
森で卵を拾ったリスが、かえったヒナを我が子のように育て、その子をカッコウと名づけた。
カッコウはリスを本当のお母さんだと思っていたのに、ある日モグラから「落ちてた卵だった」と聞かされて、悩み苦しむ。
苦しむ自分をリスがやさしく慰めてくれると、ますます悲しくなってくる。
そして、カッコウは空へと旅立ち、残されたリスは毎日毎日カッコウの帰りを待ち続ける。
夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬が過ぎても、カッコウは帰って来ない。
やせ細ったリスは、鳥になればカッコウを探し出せるかもと思い、「鳥になりたい」と願い続ける。
リスは、とうとう鳥に姿を変え、山から「カッコウ、カッコウ」と声が響くようになり、その鳥を「呼子鳥」と呼ぶように。。。

という、何ともせつない童話。

先日、購入した『ないた赤おに』『よぶこどり』と『たぬきのちょうちん』、これらの本を見つけた次男が、どんな絵本か尋ねてきたので、『ないた赤おに』を見せた。

すると、2年生の国語の教科書に載っていると、教科書を見せてくれた。

もうすぐ、この話を習うらしい。(長男の時にはなかったけどなぁ。)

いい機会だと思って、『ないた赤おに』を読み聞かせた。

読み始めると、長い。。。

いつも読んでいる絵本の倍くらいある。

次男も途中あくびをしてたので、読み終わって、これでおしまいにしようと思ったのに、他の本はどんな本かと尋ねる。
これは明日にしよう。
でも、今日がよいと。。。

そこで、『たぬきのちょうちん』、『よぶこどり』と続けて。

とっても長かったけど、じっと聞いていた。
長いから無理だろうと思っているのは、こちらの都合だったんだな。

全部読んで、どれがよかった?と尋ねたら、 「よぶこどり」。

悲しくてなみだが出そうな話だったからと。

そして、突然、以前担任の先生が『ちいちゃんのかげおくり』を涙を流しながら読んでくれたと話し出した。

初めて聞く話にびっくり。

その時はまったくその話題には触れもしなかったけど、きっと、この話が思い出させたんだな。

絵本って、不思議。

このあたりではホトトギスの声はするけど、カッコウの声は聞こえてこない。

もし、カッコウの声が聞こえたらと思うと。。。

平等心をうるときを
 一子地となづけたり
 一子地は仏性なり
 安養にいたりてさとるべし(浄土和讃)

ようこそのお参りでした。

**************

法話の後は、集会所に場所を移して会食。

今年もよろしくお願いします。

**************

※呉東組ご縁の会、4月23日(日)に変更となりました。          

2017年2月3日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 新年互礼会

1月8日(日)

今夜は仏教壮年会の新年互礼会のため、いつもより1時間早い6時30分よりスタート。

 

今日は冷たい雨の降る中、仏教壮年会会員の奥さまのお葬式が本堂で営まれた。

互礼会の中でも、そのお話が。

最近は、お葬式が会館葬中心になってきている。

その理由の一つは、隣近所に迷惑をかけたくないから。

昨日のお通夜では、仏教壮年会会員の方が駐車場係をしてくださり、お通夜が終わった後、仏教壮年会の皆さんがお通夜のおつとめをする。

本堂でする時は、隣近所だけでなく、たくさんのご縁のある方がお参りをされる。

中には、椅子持参で来られる方も。

「お寺をどんどん使っていくことで、次の世代にもお寺に参ることを示していかなきゃ。」 と、そんな言葉がちらほらと。

壮年会で準備してくださった除夜会の竹あかりも好評で、来年はもっとたくさんとの話も。

会員数は年々少なくはなってきているけれど、お酒をいただきながら、ありがたい言葉を頂戴する。

**************

今日は、京都の花びら餅をおやつに。

裏千家の初釜にはこの花びら餅をいただくのだそう。

何ともいえないこの時期だけの味をいただいて。。。

ちょっと冷えてきてるので、風邪などひきませぬよう。

明日から本願寺ではいよいよ御正忌報恩講。

こちらは小坪説教所が10日昼・夜、11日朝席と。

そして、専徳寺では14日夜席から16日朝席まで、いずれも住職自勤。    

2017年1月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

元旦会

1月1日(日)

除夜会から明けて、朝9時より元旦会。

今朝はおだやかな朝。

正信偈をおつとめして、年の初めに『教行信証』総序の御文を拝読。

ここ数年、元旦会のリーフレットを作成。

総序の御文と、昨夜の除夜会で撮った写真、そして新年のごあいさつを載せてお配りする。

総序の御文を新年のはじめに読むと、何だか凜と。

 

総代さんからロウソクの後片付けの声を掛けていただいたけど、後片付けはこちらでゆっくりと後から。

お昼をいただいて、片付けてたら、家族が一人、また一人とやってきて、後片付けを手伝ってくれる。

願いを書いた紙をはがしながら、いろんな方の願いを聞かせていただく。

自分の願い、家族への願い、世の中への願い。

みんな、仏さまの願いの中で。

 

あっという間に後片付けが終わった。

大晦日から元旦の数時間だけ親鸞さまの足もとに咲く蓮の花。

あっという間に終わってしまったけれど、どの人の心にも、その灯火が残りますように。

ようこそのお参りでした。  

2017年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

除夜会

1月1日(日)

新年明けましておめでとうございます。

除夜会が終わり、ホッと一息。

12月31日、午後11時をまわってから、境内の竹あかりに火を灯す。

ちょうど、その頃、昨年の除夜会にお世話になった熊本のちかけんさんの竹あかりがNHK紅白歌合戦に映っていたそう。

今年の竹あかりは、昨年の竹あかりを見て、仏教壮年会で作りましょうと声を上げていただいて、11月の例会にみんなで作ったもの。

そして、今回は照明を3基設置してくださった。

そして、0時をまわったところで、重誓偈のおつとめを。 昨年は25年ぶりの広島カープの優勝。

みんなでつないで、みんながそれぞれに輝いていた。

でも、みんながそれぞれに輝いていたSMAPが昨日で解散。

ある時を境に、裏切り者、好きだ嫌いだと、そんな報道ばかり。

阿弥陀さまは、みんなが輝くお浄土でなければ、仏とはならないとの願いを建てられた。

みんなが輝く世の中でありますよう。そんなことを想いながら。

*********************

おつとめが終わった後、除夜の鐘を撞いた参拝者が次々と本堂で焼香して、今年も自分の願いを書いた紙をキャンドルグラスに巻き、紙で作った蓮の花に載せて思い思いに境内にお供え。

自分は今何を願うのか。

自分の願いを聞き、家族の願いを聞き、友人の願いを聞き、それが仏さまの願いを聞くご縁となれば。 青・黄・赤・白の蓮の花がだんだん咲くのを眺めながら、みなさん甘酒を。

おばあちゃんがお孫さんに、「本堂の中に入るときと出るときは、こうしておじぎをするのよ」と教えている姿もあったり。

みんなが帰られた後、電気を消し、ロウソクの火を消して、空を見上げると、とってもきれいな星空。

明日は9時から元旦会。

みんながそれぞれに輝く1年でありますように。  

2017年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

大晦日

12月31日(土)

今朝、最後のお参りを終えて、それからずっと年賀状印刷。。。

プリンターがちょっと疲れてきたようで、息切れをしだした。

その作業と同時進行で、今夜の除夜会、明日の元旦会に向けて本堂の準備やら何やら、次々と。

夕方、本堂とお内仏でおつとめして、今年最後のお礼を。

今年もいろいろお世話になりました。

まもなく、除夜会の準備。 暖かくしてお参りを。  

2016年12月31日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

大広 真光寺報恩講

12月19日(月)

広南小学校での読み聞かせのあと、午前中に東小坪地区の報恩講参り。

これで、今季の通り報恩講もほぼ一段落。

例年に比べると、暖かい日が多かったかな。

そして、午後から最後のつとめあい。

大広真光寺の報恩講御満座へ。

青空のもと、浄徳寺住職御導師によりおつとめ。

こちらの報恩講では、雅楽での入堂ではなく、鐃鉢(にょうはち/鐃鈸 )と呼ばれるシンバルのような鳴り物で「ジャンジャラジャンジャラ」と入堂と退堂。

これはこれで、何ともいえない風情のある報恩講。

つとめあいの報恩講出勤も今日で無事終了。

たくさんのお参りされた人の数だけ、それぞれの報恩講。

 

ようこそのお参りでした。

     

2016年12月19日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会 本堂清掃と報恩講

12月15日(木)

冷え込む朝。

今日は朝9時から仏教婦人会会員の皆さまが集まって、年末恒例の本堂清掃と報恩講。

今年の汚れをきれいに清め、そのあと一緒に正信偈のおつとめをして、法話。

このたびの法話は、今季3度目の登場、室井滋さんの『しげちゃん』。

「しげる」という男の子のような名前が嫌いだったしげちゃん。

名前に込められた親の願いを聞いてからしげちゃんは。。。

短い時間で、こころに届くのが絵本の素敵なところ。

*******************

小雨も降りだし、ますます冷え込んできた。

どうぞ、おからだに気をつけて。

ようこそのお参りでした。  

2016年12月15日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

報恩講でめぐりあい

12月14日(水)

昨日に続いて、今日も雨模様。

今日は津久茂地区の報恩講参り。

あるお宅で、玄関に入るとCDの歌が流れていた。

お参りを終えて、「住職さん、さっきの歌、ご存じですか?」と尋ねられた。

「いや~、聞いたことがないです。。」と。

すると、 「さだまさしさんの・・・」 と言うので、
〈え?、さっきの声が??〉って思ってたら、
その歌をカバーしてクリス・ハートさんが歌っているのだそう。

「とってもいい歌で、聞いてると涙が出て来るんです。」 と言って、歌詞のコピーをわざわざくださった。

その歌は、『いのちの理由』。

いのちの理由

作詞作曲:さだまさし 編曲:堀 倉彰

私が生まれてきた訳は
父と母とに出会うため
私が生まれてきた訳は
きょうだいたちに出会うため
私が生まれてきた訳は
友達みんなに出会うため
私が生まれてきた訳は
愛しいあなたに出会うため
 
春来れば 花自ずから咲くように
秋くれば 葉は自ずから散るように
しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ
悲しみの花の後から 喜びの実が実るように
 
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かを傷つけて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かに傷ついて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かに救われて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かを救うため
 
夜が来て 闇自ずから染みるよう
朝が来て 光自ずから照らすよう
しあわせになるために 誰もが生きているんだよ
悲しみの海の向こうから 喜びが満ちて来るように
 
私が生まれてきた訳は
愛しいあなたに出会うため
私が生まれてきた訳は
愛しいあなたを護るため

帰って調べたみたら、YouTubeにミュージックビデオがあった。
クリス・ハートMV さだまさしPV

ふ~んと想いながら聞いていたら、何とこの歌は2011年、法然上人800年大遠忌を記念して、浄土宗から法然上人をたたえる歌の制作を依頼されて生まれた歌だった。

さだまさしさんのコメント

制作にあたって、法然上人に関する資料を読みながら、皆さんに分かりやすいように、自分なりに解釈しました。みんな救われたいなど、どう救われたらいいのかがわからないというのが実状ではないでしょうか。この曲を聴いていただいて、それをイメージしていただければありがたいです。 もともと鎌倉仏教に興味がありました。当時、比叡山からすばらしいお坊さんが何人も輩出されましたが、その中でも法然上人は革命的な方だと思っていました。 素晴らしい方の言葉は、短くて分かりやすくて力強い。なぜ生まれてきたのかという疑問を法然上人のお考えと組み合わせて自分なりに表現したつもりです。

この曲の実際の制作時間は1ヵ月ほどですが、音楽活動をしてきた35年をかけて作ったといえるのではないでしょうか。今まで私が経験してきたことが全てこの曲に入っています。「幸せになるために誰もが生まれてきた」というフレーズは譲れません。 (浄土宗ホームページより

私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため

 めぐりあわせ=「仕合わせ」。

親鸞聖人は法然聖人にめぐりあい、阿弥陀さまの願いにめぐりあい。

今日、最後にお参りしたお宅には、床の間に親鸞聖人の熊皮のご影と恵信尼様の絵が並べて掛けてあったな。

こちらもめぐりあい。

 

2016年12月14日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku