広南小学校読み聞かせ(60)

9月28日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は1年生。

読む前に、「昨日、お月見した人!」と尋ねたら、パラパラと手が挙がる。

 

今日読んだ本は、

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『つきのうさぎ』

月のうさぎの絵本は、金子みすゞさんを世に知らしめた矢崎節夫氏の『つきとうさぎ』(絵/岡村好文)や、谷真介氏の『月へいったうさぎ』(絵/赤坂三好)など、いろいろと出ているけれど、いもとようこさんの作品を読むことに。

 

そういえば、手塚治虫氏の『ブッダ』の冒頭がこの話だったなぁ。。。(メッセージ・フロム・ブッダ

インドのお釈迦さまの前世のお話が、『西遊記』で有名な三蔵法師、玄奘三蔵によって伝えられ、日本の『今昔物語集』に。

そして、今もなお伝わってるかと思うと、何とも壮大なお話だなぁと思いながら。。。

 

読み終わって、「昨日、月にうさぎ見えた?」と尋ねると、「見えんかった・・・」と。

「カニにも見えるんだって!」「ライオンにも見えるらしいよ!あ、あれは外国の話か・・・」と。

 

今夜はスーパームーン。

月のうさぎ。見えるといいんだけど。

2015年9月28日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(59)

9月14日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

朝出かける時は、少しひんやり。

ツバメの姿を見なくなった。でも、小学校にはまだコシアカツバメが飛び交って。

 

今日の担当は5年生。

読んだ本は、

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『蜘蛛の糸』。

「知ってる人!」と尋ねたら、誰も知らなかったけど、「芥川龍之介という人の作品です」と紹介すると、「え?あの芥川賞の?」と。

今年受賞の『火花』の影響かな。

 

地獄の絵がおどろおどろしいので、読み聞かせにはどうかと思い、ずっと眠っていた本。

 

大泥坊の犍陀多(かんだた)

一匹の蜘蛛の命を奪わなかったことで、お釈迦さまが地獄でもがく彼の頭の上に救いの糸を降ろしたけれど・・・。

という有名なお話。

 

読み終わると、シーンと。。。

「自分だったらどうします?」と尋ねると、ひとり「自分の下で切る!」と。

 

先週起こった鬼怒川の決壊。

繰り返し流されるニュース映像で一番印象に残ったのが、犬を抱いたご夫妻が屋根の上で救助を待っているシーン。

ヘリコプターでの救出は人命優先ということになるのだろうかと思っていたら、何と犬を抱いたまま自衛隊員と一緒にヘリコプターに。

 

あの悪条件下、自衛隊員の判断で、人も犬も救われた。

もし、犬は取り残され、家と共に流れていく姿を見たとしたら、命は救われても、心は。。。

 

そんなことを思いながら、ふと、この『蜘蛛の糸』を。

 

今夜から秋季彼岸会。

お誘いあわせてお参りを。

 

2015年9月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(58)

9月7日(月)

今朝は久しぶりの広南小学校読み聞かせ。

小学校も2学期が始まって1週間。

今日はプール納めもあるそうだけど、ちょっと泳ぐには寒いかも。

 

担当は4年生。

読んだ本は、

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『ぼくがラーメンたべてるとき』。(長谷川義史作)

 

ぼくがラーメンたべてるとき、となりの人はこんなことしてる。となりの国の人はあんなことしてると、繰り返し繰り返し出て来る絵本。

日本では、バイオリンをひいたり、テレビを見たりしているとき、ある国では子守をしたり、パンを売ったり、牛をひいたり、そして最後に出て来るのは、倒れている子。。。

 

みんな、1年生のときに読んだそう。

感想を尋ねると、その時も、今も、最後のシーンが「悲しいなと思いました」と答えてくれた。

 

先日、難民のこどもがトルコの海岸に打ち上げられている写真が大きな話題になった。

争いのあるところには、「悲しい」がいっぱい。

 

そんなことを思いながら。

2015年9月7日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(57)

7月6日(月)

今朝はどんよりと。

広南小学校読み聞かせ、担当は6年生。

読んだ本は、

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『リンドバーグ  空飛ぶネズミの大冒険』 (トーベン・クールマン作)

 

読む前に、

「リンドバーグって人、知ってます?」

と尋ねたら、誰も。。。

読み終わった後、担任の先生が、「リンドバーグといえば、翼よ、パリの灯だ!と・・・」といわれても。。。

リンドバーグは、世界で初めて大西洋単独無着陸飛行をしたパイロット。

 

でも、物語はリンドバーグの話ではなく、小さなネズミの物語。

どのページを開いても、とってもリアルでカッコいい。

ただ、ちょっと長いので、息切れしそう。。。

 

大西洋横断した子ネズミを見て、少年リンドバーグは・・・。

 

帰ってテレビをつけると、なでしこジャパン、4-1。。。

結果は5-2。

負けて残念だけど、準優勝おめでとう。

彼女たちの姿を見て、将来ワールドカップ決勝戦の舞台に立っている人がきっと。

2015年7月6日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(56)

6月29日(月)

久しぶりに快晴。

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今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は1年生。

違う本を用意していたけれど、朝行く前に次男に話すと、こっちの方がみんな喜ぶと思うよと、リクエスト。

先々月に6年生で読み、そのあとは坊守が各学年で順番に読んでいる作品。

 

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『ぼくのジィちゃん』 (くすのきしげのり 作・吉田尚令 絵)

 

みんなシ~ンと聞いてたけれど、感想を次々と手を挙げて。。。

 

長男は自分の知らない作品を読んでもらう方が良いタイプだったので、初めての作品を選んだ。

でも、次男は、気に入った作品だとそればっかりでも良いタイプ。

坊守は、同じ作品をそれぞれの学年で読んで、それぞれの反応を見たいと。

私はその時その時、読む学年のこと、季節的なこと、いろいろと考えながら。。。

 

みんなそれぞれ。

みんなちがって みんないい

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2015年6月29日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(55)

6月22日(月)

今朝はどんよりと曇り空。

今日からプール授業があるそうだけど。。。

 

広南小学校読み聞かせ、今日の担当は3年生。

読んだ本は、

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『うれしいやくそく』 (くすのきしげのり作、いしいつとむ絵)。

 

楽しみにしていた遠足。

足をケガして行けなくなったきつねくんは、家で一人さびしそう。

みんなは遠足を楽しんで、学校へ帰ってくると、向かう先はきつねくんの家。

それぞれにきつねくんへのおみやげを手に。

 

読み終わった後、感想を尋ねたら、口々に友だちに対するやさしさを。

 

今夜から仏教婦人会法座。

お誘いあわせてお参りを。 

 

2015年6月22日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(54)

6月15日(月)

昨日、広両谷のお参り先で、今年初めてシオカラトンボをみ~つけた。

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今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は2年生。

 

はじめる前に、

「この日曜日、何の日か知ってる?」

と尋ねたら、

「・・・。」

 

「日曜日は父の日です。」

「あ~・・・」

 

「みなさんはお父さんのこと、何て呼んでる?」

「パパ!」「おとうちゃん!」「ちちうえ~!」と。

 

今日、読んだのは、

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『おとん』(文:平田昌広 絵:平田景)。

 

いつもダラダラしている“おとん”。

“おとん”ってよんどるから あかんのやろか。

 

と、パパ、おとうさま、ちちうえ、おとっつあん・・・と次々と呼び方を変えてみるけれど、やっぱり行き着くところは「おとん」。

すると、「なんや?」

「なんでもあらへん」

 

お父さんの呼び方にもいろいろ。

でも、何でもないけど呼んでみたって、とてもほのぼのした父と子のおはなし。

 

作者のホームページには、この絵本をいろんな方言に読み替えて、「おとんって、よんどるけぇ いけんのじゃろうか」という具合に広島弁でも紹介している。

でも、広島で「おとん」って・・・。

そんなことで、原文通り関西弁で読み聞かせ。

 

呼び方はいろいろあるけれど、自分のお父さんへの呼び方はそれぞれ。

「南無阿弥陀仏」もそう。

「なもあみだぶつ」「なまんだぶ」「なんまんだぶ」・・・

いろんなよびごえを聞くけれど、自分の「南無阿弥陀仏」だから。

 

ただ、「なんや?」とはおっしゃられないでしょうが。

 

今日は午前中、総代のみなさんが集まって、明後日開かれる門信徒会総会に向けての準備。

お世話になります。

2015年6月15日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(53)

6月8日(月)

今朝は今にも降り出しそうな曇り空。

広南小学校の読み聞かせ。

担当は4年生。

 

明日がプール開きに向けてのプール清掃。

4年生以上がそれに当たっていることもあって、

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『いわしくん』(菅原たくや作)。

とってもシンプルで、あっという間に読み終わってしまう作品。

 

日本の海で生まれたいわしくん。

捕獲され、店頭に並んで、買われて、焼かれて、食べられて。。。

 

そこで終わりでなく、人のからだの一部となって、最後のシーンでは

「ぼくはおよいだ」

 

何か感想ありますか?と聞くと、

普段はあんまり挙がらない手が、挙がる挙がる。

 

「食べられたところで終わりかと思ったら・・・」とか、「ちょっと怖かった」とか、いろいろ。

 

「いわし」といえば、金子みすゞの『大漁』

朝焼け 小焼けだ

大漁だ

大羽鰮の

大漁だ

浜はまつりの

ようだけど

海のなかでは

何万の

鰮のとむらい

するだろう

 

人間の目と鰮の目。

「いわしくん」の目から見ると、食べられるために生まれてきたんじゃない。食べられて嬉しいなんて思わないだろう。。。

そんな大切ないのちを私がいただくということ。

 

金子みすゞの『大漁』とはちょっと違った見方で、「いのち」を表現。

 

おいしく、ありがたく、いただいて、そしてそのいのちを・・・。

2015年6月8日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(52)

6月1日(月)

今日から6月。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は5年生。

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アメリカの動物研究家 アラン・ラビノヴィッツの絵本、『ジャガーとのやくそく』。

アランは、吃音(きつおん)。
緊張するとことばが出ず、うまく思いを伝えることが難しい少年だった。

 

「吃音」といわれても、恐らく子どもたちには分からないと思って、始まる前に「吃音」っていうのは・・・と説明をしてから始める。

「吃音」とは、いわゆる「どもり」。
ただ、この「どもり」ということばは、差別用語に当たると、今では放送禁止用語になっているそう。

先日、NHKで市原悦子さんが差別用語を連発したと、少し話題になっていたけれど・・・、「吃る(どもる)」がダメで、「吃音(きつおん)」って読み方に変えると良いというのも、何とも不思議な。。。

 

小学校では障がいを持った子のクラスに入れられ、ダメなやつと思われているんじゃないか、ぼくはこわれているのだろうか?と思い悩む少年アラン・・・。

でも、詰まることなく、話ができることもあった。
それは、歌を歌う時と、動物に話しかける時。

 

ぼくには、わかる。動物たちには、ぼくの きもちが ちゃんと つたわっている。

でも 動物は、ことばをはなせない。ぼくのことばが でてこないのと おんなじように。

だから、人間は、動物たちのきもちがわからずに、かってに きめつけて、いじめたり、ころしたりする。

ぼくをむしして、ごかいして、きずつけるとの おんなじだ。

ぼくはペットたちと やくそくした。

「じぶんの 声を みつけられたら、ぼくが かわりに きみたちの 声を つたえるよ。そして、動物をきずつけるのを やめさせる。」

 

うまくことばが出なくても、何とかそれを誤魔化しながら成長していく術を身につけた。

そして、大学に入ると、話し方を学ぶプログラムに参加して、どもらずに話せるように。

 

アランは、動物の研究者になった。

そして、ベリーズという国で、ジャガーの保護区を作ってもらうよう、首相にたったの15分与えてもらい、自分のことばを伝え、世界で初めてのジャガー保護区が誕生することとなった・・・。

 

みんな、静かに聞き入った。

誰かのため、何かのため、そんな思いがあれば、人は世界を動かすこともできるのだということを感じてもらえたら。

また、最後のページの「ありがとう」の意味を。

 

 

 

 

2015年6月1日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(51)

5月18日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

教室に向かう階段を昇っていると、後ろから一人の男子に呼び止められ、

「今日は何年生の読み聞かせですか?」

「3年生です。」

「やった―!どんな本を読むんですか?」

「ちょっと、怖い話かな。」

「じごくのそうべえ?おにろく?」

「う~ん、おしいけど、ちがうかな。」

 

今日、読んだのは、『えんまのはいしゃ』。

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前々回、『ぼくのジィちゃん』を6年生で読んだ。

1年生の次男が「今日は何の本を読んだ?」と聞くので、家でも読み聞かせ。

すると、すっかり気に入ったみたいで、あれから何度も・・・。

 

その作者がくすのきしげのりさん。

今日はそのくすのきさんの『えんまのはいしゃ』。

 

読む前に「虫歯のある人?」と尋ねると、半分くらい手があがる。

そして、「何でそんなこと聞くの?」と。

 

今日の話は虫歯のはなし。

将棋ばかりしていい加減な治療ばかりしていた自称「てんかいちのはいしゃ」。

そのほらふき歯医者と閻魔さまや鬼たちとの痛そうな、それでいてコミカルな話。

 

最後には、鬼も閻魔さまも歯みがきを。

 

くすのきさんは、「心豊かに生きる」というテーマで、「徳育」を中心とした教育活動をされているのだとか。

 

隣の4年生教室では、坊守が『ぼくのジィちゃん』を。

隣からドッと笑いが起こったのは、ジィちゃんの「ゴッ!」のシーンだな。

 

楽しみにしてくれている子がいると分かると、次は何にしようかなと・・・。

2015年5月18日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku