10月10日(木)
昨日から朝、少し冷え込むように。
10月14日からの報恩講法要にそなえ、今日は朝9時からおみがき。
総代さん・世話係さん・また有志の方々にお集まりいただいて、本堂お内陣の仏具を磨いていただく。

真鍮製は、研磨剤を使って、くすんだ仏具をピカピカに。

そして、黒い宣徳の仏具は、布でから拭き。

1時間ほどで終了。
今年も御一緒に報恩講法要をお迎えいたしましょう。
午後からは、呉東組聞名講(川尻真光寺にて)。
こちらも報恩講法要。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月20日(金)
暑さ寒さも彼岸まで
今朝はちょっとひんやり。
ここのところ、毎朝螺山からたくさんのヒヨドリが西の空へ飛んでいく姿を見かけるようになり、境内には小さなキツツキ“コゲラ”が飛んでくるように。
昨日、今年の報恩講参りがスタート。
そして、今朝は報恩講に出かける前、広南小学校の2年生が町探検で専徳寺へ。
境内をまわって、いろんなことを発見するのだそう。
あの中(本堂)には何があるんですか?
中には「ほとけさま」がおられます。
ほ、ほんものですか?!
・・・
木で出来た仏さまです。
この木は何ですか?
「クロガネモチ」という木です。
おもちが出来るんですか?
おもちは出来ないけど、赤い実が出来るよ。
などなど、次々とやって来る、かわいらしい2年生の質問に答えて、報恩講へ。
明日からの3連休は雨予報。
台風の心配も。
どうぞ、お気をつけて。
おりんふたつ
さがしても
さがしても
みつからない
大切なものがおりんふたつ 鳴らすと
きこえてきますきみょうむりょうじゅにょらい
なむふかしぎこう(宇野正一 『樹にきく 花にきく』)
9月8日(日)
今夜は、仏教壮年会・仏教婦人会共催行事、講演とビデオの夕べ。
ここ数年、広島カープの優勝の行方が気になりながらのご縁だったのに。。。
今年の5月、呉東組団体参拝(団参)で、三河・飛騨地方を訪ねた。
その最終日、大谷派高山別院に参拝し、中村久子さんのお話を聞き、遺品やパネルなどを拝見した。
中村久子さんのことは、ずっと昔に『知ってるつもり!?』で知り、『こころの手足』を読み、『大乗』に甲斐和里子さんとの対談が載ってると知って、龍谷大学図書館で探した想い出が。。。
懐かしく想いながら、今年のテーマは「中村久子」。
『生きる力を求めて 中村久子の生涯』(中村久子女史顕彰会)
ビデオを観ていただいた後、少しお話。
突発性脱疽という病気で、幼い頃に両手・両足を失い、父が若くして亡くなり、母は厳しく。手足を失いながらも、自分で考え、生きる術を身につけた。
そして、興業の世界に入り、「だるま娘」として全国をまわる。
慢心を抱いていた頃、『歎異抄』と出遇い、「親鸞さま」を。
知らなかった方も多かったようで、皆さん見入ってご覧に。
ようこそのお参りでした。
8月16日(金)
昨日、台風10号呉市上陸。
心配されたけれど、騒ぐほどのこともなく過ぎ去った。
ただ、この油断が大敵。
くれぐれも、ご用心、ご用心。
昨日予定されていた入江神社での戦没者追悼法要が、今日に延期されて午後7時30分より。
今年は住蓮寺御導師により、正信偈のおつとめ。
心地よい風もあり、汗をかくことなく。
年に一度、入江神社境内にある忠魂碑の前で、たくさんの白木の位牌を並べ、お名号を御本尊に、おつとめさせていただく。
お位牌を普段は見ることもないけれど、たくさんの位牌にいろんなことを思いながら。
法要が終わると、盆踊り。

昨年豪雨災害で夏の行事すべてが中止となっただけに、1日延期となったけど、こうして出来ることに感謝しながら。
8月8日(木)
毎日毎日「暑い」しか出て来ない。。。
今夜は仏教壮年会の納涼会が、いつもの例会よりも1時間早い6時30分より。
本堂でおつとめし、短い法話をして席を隣の集会所に移しての納涼会。
この時期、毎年のように聞くのがイノシシの話題。
畑をされてる方が多く(趣味で)、イノシシにみんな荒らされてるとか。
螺山には50頭くらいいるらしく、檻を設置してる方も。
「先日、誰とは言えないですが、瓜坊が一つの檻に4頭入ってるって連絡があったので、すぐに行ったんです。そしたら、近所の人が何か可哀想だからって、逃がしちゃったそうです。。。」
「えー!そんな仏さまみたいな人がいるのか!」
「ご院さんの前でそんなこと。。。」
と。
「殺生」を当たり前のことでなく、それを気にかけてくれているところがありがたいなと。
今夜は半月。

どうぞ、この夏の暑さに気をつけて。
8月6日(火)
台風8号の影響で、雨のぱらつく朝。
専徳寺下の電線に毎朝集まってきていたツバメが今朝は一羽もいない。。。
もう旅立っちゃったのかな。
今朝は登校日の子どもたちを送り出し、午前8時15分に鐘を撞いておつとめ。
74回目の原爆の日。
午後、お葬式をすませ、3時開門のMazda Zoom-Zoom スタジアム広島へ何とか。
広島別院・安芸教区教務所、安芸教区子ども・若者ご縁づくり推進プロジェクト主催の「PEACEおりがみでおりづるをおろう!」のお手伝い。
今年で4年連続4回目のお手伝い。

カープ親鸞さまのTシャツを着て。

もうすでに開門した後で、次々とお客さまがおりづるコーナーへ立ち寄って、酒樽の中におりづるを。
そのおりづるを折ってくださった方に、カープ親鸞さまのシールを手渡すのが最初の仕事。
「ありがとうございます」と、シールを手渡していく。
開門して1時間以上、「ありがとうございます」を延々と。
でも、いろんな「ありがとう」があって、それはそれで面白い。
中には、おりづるを酒樽に入れて手を合わせている方もいたり、相手チームのベイスターズのユニホームを着た方も、みんな平和を願っておりづるを。
しばらくして、他の方に替わっていただいて、次は監督・選手のおりづる展示コーナーの横に。

今年も緒方監督をはじめ、會澤選手、小園選手、大瀬良投手、島内投手がご協力くださった。



側で聞いていると、「さすが投手は手先が器用。」と。
そんなふうにおりづるを見るのか。。。






このイベントが始まった年から3連覇。
今年は前半戦が終わった時点で。。。
と、思いきや、何と今日の勝ちで首位巨人に1ゲーム差の3位に。
今年も「おりづる」を通して、平和、そして〈ありがとう〉を。
今日のおりづるは、後日きれいに千羽鶴に仕立てて平和公園に。
7月8日(月)
今夜は仏教壮年会の例会。
今日はお釈迦さまの生涯より、結婚・出家・降魔成道までの話を順番に。
その前に、今朝、NHKの「おはよう日本」の中で、「〈ペット〉飼い主と同じ墓はダメ?“仏の教え”をめぐる議論」という特集があったので、その話を。
今朝読み聞かせから帰宅して、録画でそれを観た。
そこでは、浄土宗の見解として、飼い主と同じ墓はダメという根拠が見当たらない。すなわち、ダメではないということ。
ちなみに浄土真宗本願寺派では、“宗派としての公式な見解は出していない”と。
先週、同様の件でご門徒さまよりお尋ねがあった。
家族同様に飼っていたネコが亡くなって、火葬して遺骨をお仏壇に入れていたら、近所の方からお仏壇には遺骨は入れてはいけないと言われ、どうしたらよいでしょうかとのお尋ね。
遺骨をお仏壇に入れてはならないと言うのは、それはペットだからと言うよりも、本来お仏壇の中には人の遺骨も納めないので、そのように言われたのではないでしょうか。お仏壇の中でなく、何か他の台の上にでも置いてはいかがでしょうと提案。
続いて、納骨堂に将来納めることは出来るのでしょうか?と尋ねられたので、その納骨堂はよそのお寺様の納骨堂だったため、お寺によって出来るか出来ないか、それぞれみたいですから、一度お尋ねになられたらいいかと思いますと。
今日のニュースのダメの根拠が、ペットは畜生だから、六道の迷いの世界に生まれていくもの。だから、人とは生まれるところが違うから一緒に入れてはダメとのこと。
人身受けがたし、いますでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く。この身今生において度せずんば、さらにいずれの生においてかこの身を度せん。(三帰依文)
来週、石泉文庫の虫干しがあるけれど、以前こんな話を聞かせていただいた。
昔、牛を家で飼っていて、次は人に生まれさせてもらって、仏さまのご縁に遇うようにと、牛の背中に経典を載せて運ばせたものだと。
人(自分)を中心に見ていくと、そうなのかも知れない。
でも、阿弥陀さまは、《十方衆生》と願ってくださった。
お墓に刻まれた〈倶会一処〉も、お墓の中での話でない。
手を合わせ、お念仏が出てくるのであれば、きっときっと尊いご縁の南無阿弥陀仏。
ただ、ペットに関しては、好き嫌いの問題もあるので、いろいろとまわりに配慮も必要。あっ、好き嫌いは、人間関係も。。。
そんな私たちだからこそ、何はともあれ、南無阿弥陀仏。
ようこそのお参りでした。