仏教壮年会 7月例会

7月8日(月)

今夜は仏教壮年会の例会。

今日はお釈迦さまの生涯より、結婚・出家・降魔成道までの話を順番に。

 

その前に、今朝、NHKの「おはよう日本」の中で、「〈ペット〉飼い主と同じ墓はダメ?“仏の教え”をめぐる議論」という特集があったので、その話を。

今朝読み聞かせから帰宅して、録画でそれを観た。

そこでは、浄土宗の見解として、飼い主と同じ墓はダメという根拠が見当たらない。すなわち、ダメではないということ。
ちなみに浄土真宗本願寺派では、“宗派としての公式な見解は出していない”と。

 
先週、同様の件でご門徒さまよりお尋ねがあった。

家族同様に飼っていたネコが亡くなって、火葬して遺骨をお仏壇に入れていたら、近所の方からお仏壇には遺骨は入れてはいけないと言われ、どうしたらよいでしょうかとのお尋ね。

遺骨をお仏壇に入れてはならないと言うのは、それはペットだからと言うよりも、本来お仏壇の中には人の遺骨も納めないので、そのように言われたのではないでしょうか。お仏壇の中でなく、何か他の台の上にでも置いてはいかがでしょうと提案。

続いて、納骨堂に将来納めることは出来るのでしょうか?と尋ねられたので、その納骨堂はよそのお寺様の納骨堂だったため、お寺によって出来るか出来ないか、それぞれみたいですから、一度お尋ねになられたらいいかと思いますと。

 

今日のニュースのダメの根拠が、ペットは畜生だから、六道の迷いの世界に生まれていくもの。だから、人とは生まれるところが違うから一緒に入れてはダメとのこと。

人身受けがたし、いますでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く。この身今生において度せずんば、さらにいずれの生においてかこの身を度せん。(三帰依文)

 

来週、石泉文庫の虫干しがあるけれど、以前こんな話を聞かせていただいた。

昔、牛を家で飼っていて、次は人に生まれさせてもらって、仏さまのご縁に遇うようにと、牛の背中に経典を載せて運ばせたものだと。

人(自分)を中心に見ていくと、そうなのかも知れない。

でも、阿弥陀さまは、《十方衆生》と願ってくださった。
お墓に刻まれた〈倶会一処〉も、お墓の中での話でない。

手を合わせ、お念仏が出てくるのであれば、きっときっと尊いご縁の南無阿弥陀仏。

 

ただ、ペットに関しては、好き嫌いの問題もあるので、いろいろとまわりに配慮も必要。あっ、好き嫌いは、人間関係も。。。

そんな私たちだからこそ、何はともあれ、南無阿弥陀仏。

ようこそのお参りでした。

2019年7月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku