宗祖降誕会初参式

5月24日(日)

親鸞聖人の御誕生日(5月21日)に近い日に、毎年隣寺の住蓮寺さまと合同で宗祖降誕会初参式を開催。

住蓮寺さま、ただいま本堂改装中につき、今年も専徳寺にて。

 

当初、9名の申し込みがあったが、1名事情により欠席。計8名のほとけの子とその御家族がお参りに。


Cimg4677_r

『らいはいのうた』をおつとめ。

そのあいだ、順番に焼香。

 

おつとめに続いて「初参式についての消息」を拝読と、住蓮寺御住職によるご法話。

Img_1405_r

ご法話は先日の合掌チラシ、「一人ひとりが輝いて みんなちがって みんないい」より。

 

集合写真、家族写真では、みんな良い顔で。

20150524

今回の初参式には、4世代で来られた御家族も。

そんなこともあるけれど、みんなみんなほとけの子。

みんなちがって みんないい。

 

初参式、おめでとうございます。

2015年5月24日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

宗祖降誕会

5月21日(木)

今日は親鸞聖人の誕生日。

そんなことで、昨日、今日と久しぶりに本願寺の宗祖降誕会へ。

Cimg4619_r_2

昨日は午後2時より御影堂にて逮夜法要「無量寿会作法」。

これは、論議を用いた作法の珍しい法要。

「業義(ごうぎ)」と「副義(そえぎ)」とがあり、「副義」は行信一念・十劫久遠・特留此経・一心帰命の中から選ばれるが、「業義」は出世本懐。

お釈迦さまがこの世にお出ましになられたその理由を質疑応答を行いながらうかがう。

ただ単に「お誕生おめでとう」のご法要でなく、お釈迦さまの出世本懐をうかがうことで、親鸞聖人がこの世にお出ましになられたその理由をうかがうご縁。

 

法要が終わり、義父に誘われ、本願寺参与会の園遊会に。

会場となった本願寺の百華園。

何と、オオヨシキリがさえずり、鵜はのびのびと泳ぎ、そしてサクランボ。

Img_1316_r_2

都会の真ん中にも、いのちがいっぱい。

最初は何とも場違いなところへ・・・と思ったけれど、何とも和やか。

 

そして、今朝はお晨朝に。

Img_1324_r_2

昨夜は突然の雷雨。
一夜明けると、青空のひろがる良いお天気に。

6時からのお晨朝は、前門さま御導師で漢音『阿弥陀経』。

Cimg4634_r_2 

そして、御影堂では行譜の正信念仏偈。

Img_1338_r_2

全国各地より、たくさんのお参り。

 

9時30分から飛雲閣でお抹茶の接待をいただいて、10時からは日中勤行「正信念仏偈作法」。

Img_1363_r_2

修学旅行生も、海外からの観光客も、たくさんの方にまじって。

Img_1357_r_2
 

法要のあと、大谷本廟参拝。

Img_1368_r_2
帰る途中、何とトンボの姿を。

しかも、見たこともないトンボだったので、思わず写真を。

Img_1384_r_2

後で調べると、どうやら「サナエ」というトンボの種類らしい。

苗代を田に植え替える頃、6月の季語にあたる「早苗」が語源だとか。

 

最後に訪れたのは、新しくなって初めて訪れる京都国立博物館。

Img_1387_r_2

ふたつの親鸞聖人絵伝』と題し、真宗大谷派の重文御絵伝、康永本と弘願本が展示されていると教えていただいたので。

二つを並べて紹介されていたので、なかなか興味深く。

 

慌ただしい中にも、何とも充実した降誕会のご縁に。

2015年5月21日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

境内清掃 と 我聞会 5月例会

5月19日(火)

雨が上がり、今朝は9時から仏教壮年会のみなさんと境内清掃。

先週の火曜日に行われる予定が、台風接近とのニュースで早々に延期が決定。

今朝もどうなるかと思ったけれど、雨も上がり・・・。

Img_1291_r

水たまりに土を入れ、

Img_1292_r

石垣に生えた雑草を抜く。

おかげで、今週末の初参式、そして来週からの永代経法要を前にきれいに。

お疲れさまでした。

 

夜は、我聞会の例会が浄徳寺にて。

 

今日の輪読は、『蓮如上人御一代記聞書』(184)(185)。

「信心をいただいたからには、それほど悪いことはしないはずである」と、「仏法は簡潔に分かりやすく」との話。

信心をいただいたら、悪いことをしなくなるという話ではない。縁さえととのえば、どうにでもなってしまうのが私の心。

でも、仏さまの大きな願いを知ったら、少しでもつつしむこころが持てるかな。

つつしむ・・・慎・・・

「まことのこころ」をいただき、まことの姿に気づかされ、「いつわりのないこころ」を。

 

法話は、「鏡」の話から「聴聞」の話を聞かせていただく。

 

昨日の『中国新聞』洗心欄に先日の西光寺住職継職法要が。

20150518_2

広島雅楽会のことを紹介した記事だが、そこにも紹介された親鸞聖人の『浄土和讃』、

清風宝樹をふくときは

 いつつの音声いだしつつ

 宮商和して自然なり

 清浄薫を礼すべし

お浄土では、不協和音となるような音でも、とってもすてきなハーモニーを奏でているんですよと。

 

そんな仏さまのこころを知ると、少しくらいやさしくなれるかな。

2015年5月19日 | カテゴリー : 呉東組, 行事 | 投稿者 : sentoku

専徳寺総代会

5月17日(日)

今朝の中国新聞朝刊、呉・東広島版。

20150517

広南小学校で、給食の調理で出る野菜くずを肥料にした土作りの紹介が。

 

午後から小坪自治会主催の薬師堂祭へ。

薬師堂で祭といっても、つぶ山の山頂付近にある小さなお堂には、薬師如来の小さな絵像の前に木造の阿弥陀さま。その堂内で正信偈のおつとめ。

お堂は導師一人が入れるくらいなので、小坪から登って来られたみなさんは、青空のもと敷物を敷いて一緒におつとめ。

ウグイスの声がとっても美しく響く山の中で。

 

そして、御文章の拝読と、少し法話。

年に一度、宗祖降誕会に近い頃に開かれるこの祭。

 

「出和雅音(すいわげおん)」

小鳥のさえずりの中で法話することは滅多にないので、『阿弥陀経』に出て来る浄土の鳥たちのことをふと・・・。

 

夜は総代会。

来月開かれる門信徒世話係総会に向けて。

いろいろとお世話になります。

2015年5月17日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 5月例会

5月8日(金)

今夜は仏教壮年会の例会。

先月は総会だったので、久しぶりにレジュメを作っての話。

 

先月開かれた広島雅楽会40周年記念公演、そして一昨日の西光寺住職継職法要での観無量寿経作法。

そうすると、今日は『観無量寿経』かなと。

浄土宗の有志の方が、『やさしいブッダの樹』というサイトを運営されていて、そこに『観無量寿経』の動画を配信。

その動画をみなさんに観ていただいたあと、『観無量寿経』の話を。

 

・・・もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の分陀利華なり。観世音菩薩・大勢至菩薩、その勝友となる。まさに道場に坐し諸仏の家に生ずべし」と。仏、阿難に告げたまはく、「なんぢ、よくこの語を持て。この語を持てといふは、すなはちこれ無量寿仏の名を持てとなり」と。・・・

普段、法事で読むのは『阿弥陀経』。話をするのは『無量寿経(大経)』。
『観経』の話をするのは、お彼岸の時に少し触れるかな・・・。

 

004029_2

「善導独明仏正意」

善導大師ゆかりの中国西安の香積寺。

ここを訪れたのは1994年。

布袍を着てお参りさせていただいたら、この塔のてっぺんに案内してくださって、よじ登って田園風景を眺めたのは覚えているのだけれど、もうあれから・・・。

ようこそのお参りでした。

2015年5月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校 入校式と花まつり

4月11日(土)

久しぶりの青空。

今朝は長浜日曜学校の入校式と花まつりが、住蓮寺にて。

Img_1060_r

本堂改修中につき、お内仏で。

新1年生は2名。4年生が新しく1名。
3名のほとけの子が新しく入校。

花まつりということもあり、「天上天下唯我独尊」の話から、「自分のことを嫌いな人!」と尋ねると、手は上がらなかったが、「自分のことを好きな人!」と尋ねても、首をかしげてパラパラと手が・・・。

この世のなかに「私」は一人。
誰の代わりでもなく、誰の代わりにもなれない私。

そんな自分を好きになって欲しい。そして、他の人も大切にして欲しいと。

 

Cimg4577_r

お釈迦さまの紙芝居を見せていただき、そしてひとりひとりお釈迦さまに甘茶をかけてお祝い。

Img_1052_r
今年もチロルチョコをオリジナルチョコに出来るDECOチョコを利用して、4人の子どもたちが描いてくれた絵を一つにしてチロルチョコに。

せっかく描いてくれた包み紙を捨てないで欲しいので、マグネットキットと一緒に袋詰めしてプレゼント。

 

絵を描いてくれたほとけの子には、自分だけの花まつりチロルチョコをそれぞれにプレゼント。

Img_1067_r

一つ ほとけの子は すなおにみ教えを聞きます。

一つ ほとけの子は かならず約束を守ります。

一つ ほとけの子は にこにこ仕事をいたします。

一つ ほとけの子は やさしいこころを忘れません。

 

やさしいこころを忘れずに。

2015年4月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 4月例会

4月8日(水)

寒い寒い4月8日。

関東では雪だったとか。

 

昨日から6年生の長男と1年生の次男が一緒に登校。

Img_1032_1_r

真新しい黄色いランドセルカバーが眩しいな。

 

午後から還骨までの待ち時間、野呂山へと花見ドライブ。

Img_1036_1_r

まだ、桜の花は残っているものの、見頃は過ぎたかな。

 

夜は、仏教壮年会の例会。

平成27年度総会が開かれ、昨年度の報告と今年度の予定・予算を審議。

Img_1046_r

4月8日に何もないのは寂しいので、今年は花まつりミニのぼりを。

広島市浄土真宗寺院連絡協議会が花まつりを盛り上げようと、みうらじゅん氏のイラストをモチーフにのぼりを制作。

そののぼりも素敵なのだが、個人的にはこんな小さなのぼりがいいなぁ・・・と、ちょっと試しに。

 

天上天下唯我独尊

かけがえのない尊い「いのち」。

2015年4月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

明圓寺 住職継職法要

3月29日(日)

母(前坊守)の実家、三原市大和町の明圓寺にて住職継職奉告法要。

 

午前中は親鸞聖人七百五十回大遠忌と併せて、第十八世住職退任奉告法要。

Cimg4511_r

稚児宿勤行・稚児行列をはさんで、午後から第十九世住職継職奉告法要と山門修復完成慶讃法要。

 

稚児行列では、70名のかわいらしいお稚児さん。

Img_0945_r_2

今朝の天気予報では、午前中雨。

心配されたが、朝方少しぱらついただけで、雨雲はなくなり、穏やかななかに賑々しく。

Img_0936_r 
記念法話は、高座で光明寺 千葉善英師の節談説教。

 

前住職は、住職在任期間約60年。

平成9年に亡くなった祖母が、早くに亡くなった住職の代わりを務め、前住職が成人して住職継職するまで、寺と家庭を支えた。

そして今日は親・子・孫の三世代が衣をつけて揃って法要に。

 

いつも静かで穏やかな笑顔を見せてくれた祖母のことを想い出し、法要の後、祖母とよく歩いて行った裏山のお墓に一人でお参り。

Cimg4502_r

その帰り、満開の桜越しに見る赤瓦の本堂を記念にパチリ。

今日参加したお稚児さん、お念仏のご縁がととのいますように。

 

長い間ご苦労さまでした。

 

帰宅して、夜は郷原浄光寺にて呉東組法中会。

これで平成26年度の組内行事すべて終了。

 

いよいよ明日の夜席からは専徳寺の春季彼岸会。

お誘いあわせてお参りを。

2015年3月29日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校 修了式

3月14日(土)

よく晴れた土曜日。

ウグイスの声もようやくつぶ山から。

 

小学校の卒業式を前に、長浜日曜学校の修了式が住蓮寺にて。

4名の6年生がこのたび日曜学校を修了。

Img_0846_r

ただいま、本堂お内陣の修復中につき、お内仏で。

元気でなかよしの6年生。これからも互いに敬い助けあい、いつまでもほとけの子で。

 

1月に募集した花まつりの絵。

今日、とっても素敵な4枚の絵を預かって帰る。

2015_r来月の花まつり・入校式までに、この絵をオリジナルチロルチョコに。

どんなふうにできるか楽しみ。

 
修了、おめでとう。

仏教壮年会 3月例会

3月8日(日)

青空の広がる日曜日。

広南中学校では卒業式。

 

今夜は仏教壮年会の例会。

平成26年度最後の例会ということで、呉東組実践運動の重点テーマ『浄土真宗における儀礼の意義』を、自分なりに総括して本日のテーマに。

「葬式」のあり方がいろいろと様変わりする中で、もう一度見なおしてみようと。

 

家族葬、直葬、0葬など、いろんな言葉が次々と聞かれる。

葬儀社によっては、「直葬」と記さず、「直送」と記してあるところもあったり。

事情があって、そうされる方もおられるので、すべてを否定することはしないが、今一度その意義を・・・。

 

「葬」という漢字は、「艸」+「死」+「艸」。
これは草木で厚く死者を包んで覆ったことに由来するのだと。

それでは、「死」は?

ということで調べてみると、「歹」+「匕」。

「歹」は骨の断片(残骨)、「匕」は人を表しているそう。

そこから、大きく分けて2つの見方が出てきた。

1つは、「人」が「骨」になる。これが漢字「死」の由来。

もう一つは、「匕」とは人が拝する姿。残骨を拝する姿が漢字「死」の由来。

 

仮に後者だとすると、大きな意味がそこにくみ取れる。

独り命を終えていくのではなく、その姿を看取ってくれる人が「死」という字にはあるんだなと。

 

もうすぐ3月11日。

これに関連して、絵本を読む。

Img088_r

いもとようこ作 『かぜのでんわ』。

岩手県大槌町の風の電話ボックスという、実話をもとに作られた作品。

 

ねこさんが やってきました。

ねこさんは いのるように じゅわきを とりました。

「もしもし、かみさまですか?

 かみさま、おしえてください。

 ひとは なぜ しんでしまうのですか?

 なぜ うまれてきたのですか?

 

 いきるということ、

 しぬということは・・・・・

  どういうことですか?

 おしえてください・・・・・かみさま」

 

こんなシーンが登場する。

「かみさま」が教えてくれるかどうか分からないけれど、「ほとけさま」は教えてくれる。

 

3月11日。

亡くなられた方々を拝し、我が「いのち」をふりかえるご縁に。

2015年3月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku