10月13日(金)
朝方は小雨。
そのせいか、ひんやりとした一日。
今夜は広真光寺にて呉東組仏教壮年会連盟の後期研修会。
研修課題は、ここ数年続いている
若いお坊さんの話をきいてみませんか! 『阿弥陀様との出遇い』
御講師は、川尻真光寺若院 寺西龍珠師。
おばあちゃんに会うと口癖のように出て来た「阿弥陀さまが一緒だよ」からのお味わい。
ひんやりとした中にほんのりとあたたかくなるお聴聞。
大悲無倦常照我
いつも阿弥陀さまが一緒。
ようこそのお参りでした。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
10月10日(火)
この土曜日から始まる報恩講法要の準備、おみがき。
朝9時から金色の真鍮製仏具は磨き剤をつけて、黒い宣徳製仏具はから拭きで。
50名ほど集まって、男女に分かれてピカピカに。
今日は10時から葬式ができたので、途中からみなさんにおまかせして。
おかげできれいになりました。
午後からは安登の浄念寺にて呉東組聞名講。
今日は報恩講ということで、法中はみんなお揃いの聞名講の色衣・五条袈裟をつけてのおつとめ。
法話の後の御示談では、いつものように役員の方が作ってくださった質問の回答用紙より。
今日の質問は、
「往生」というのは、浄土に生まれることですが、「即得往生」という言葉は何時のことだと思いますか?
「亡くなった時」と答えられた方がちらほらといたが、ほとんどの方は「信心をいただいた今」と。
本願成就文を引用してお答えの方も。
その他、「回向」のこと。
今日の御法話にあった和讃の御文は、現益か当益かとの質問まで。
今年の聞名講は今日で最後。
次回は年明け。
ようこそのお参りでした。
10月4日(水)
今日は快晴。
午前中、報恩講参り。
コスモスには青空に白い雲が一番かな。
白岳地区をこの3日間で終了。
午後から法事を1件すませ、特別養護老人ホーム延寿荘へ。
呉東組仏教婦人会連盟の活動で、偶数月は延寿荘、奇数月は成寿園を各婦人会が順番に訪問。
今月の当番、名田仏教婦人会の方6名と一緒に。
正信偈を一緒におつとめし、法話。
法話は、「願」。
今日、広南小学校は社会見学。(秋の遠足とは言わないらしい)
3年生の次男は、4年生と一緒に通信司令室・管制センターと、広島市郷土資料館を見学。
昨日、次男と一緒に歩いていると、後ろから2年生の女の子が追いかけてきて、しばらく一緒に。
「明日、2年生はどこ行くの?」と尋ねたら、 「広島空港」と。
「へ~、空港かぁ。」
「雨が降っても大丈夫なんよ。」
「そうよね。でも、明日の天気は晴れだってよ。」
「私、毎日てるてる坊主作ったの。丸めたティッシュに〔天気になりますように〕って書いて。」
「そりゃ、明日は晴れるよね」
と、かわいらしい「願い」を聞いたという話から。
いろんな「願」があるけれど、いくらかわいくても、こんな小さな願いしか持つことが出来ない私たち。
「悲願の日本一!」
この言葉が近々聞けるのだろうか。
でも、「悲願」の意味がちょっと違う。
本来の悲願は、仏さまが衆生をあわれんで、どうにか救ってやりたいと願って願って成就された悲願。
でも、「悲願の日本一!」は、どうにかこうにか成し遂げたいと思う悲壮な願い。
そんな言葉の意味も味わいながら。。。
今夜は十五夜。
きれいに見れるといいな。
10月2日(月)
今日は雨。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は2年生。
読んだ本は、
『だいぶつさまのうんどうかい』 (苅田澄子 文・中川学 絵)
広南小学校の運動会は5月だけど、私の中での運動会は10月のイメージ。
体操服に着替えて座っている2年生に、ちょうどよかったかな。
読む前に、 「だいぶつさまって知ってる人!」 と尋ねたら、パラパラと手が。 意外と知名度低い。。。
気を取り直して、読み始める。
「みこえは くしらに さもにたる (み声は 倶翅羅に さも似たる)」
『らいはいのうた』に、仏さまの声はクジラのような声だと出て来るので、だいぶつさまのセリフはそのイメージで。
と思いながらも、クジラの声というと、『ファインディング・ニモ』のドリー役、室井滋さん。。。
ゆっくりと、子どもたちのだんだん大きくなる笑い声を聞きながら。 読み終わると、すぐに挙手!
「役に立たなかった大仏さまが、最後に役に立ててよかったです!」 と。
こどもの笑い声を聞いて元気をもらい、今日は雨のなか、報恩講参り!
10月1日(日)
昨日の朝、モズの高鳴きをこの秋はじめて。
朝は冷え込むけど、日中はまだまだ。
昨日、広・長浜歴史ウォークに参加のウォーキングの方々が専徳寺へ。
ちょっと前に市政だよりに募集があるのを見かけ、えっ?と気にはなっていたけど、3日ほど前に連絡が。
その時間あいていたので、15分ほど話をして欲しいと言われ、専徳寺にまつわることをかいつまんで。
初めて来られた方がほとんどで、むくり屋根に興味を持たれた方も。
そして、今日から10月。
今夜は西光寺にて法中会。
10月は組内行事がいろいろとあるけれど、11月、12月はどこも報恩講参りのため、組内行事はそれほどなくなるので、忘年会やら年明けの法中旅行のことが議案の中心に。
朝の冷え込み。 どうぞ、気をつけて。
9月27日(水)
今日の朝席で秋季彼岸会も御満座。
法座中に雨の音。
今朝の席では、共感されることから自信が生まれるとのお話より。
自信がなければ、不安になり、迷いが出る。
でも、人から認められたり、共感されると、「大丈夫なんだぁ」と安心感をもち、そこから自信が生まれてくる。
仏さまは、ともに喜び、ともに悲しんでくださり、その「大丈夫」を私に。
そういうことなんだなぁと。
「老少・善悪の人をえらばれず、ただ信心を要とすべし」(歎異抄)
本堂前の石榴の実。
どんどん大きく、赤く色づいて。
ただ、いつ収穫していいのか分からない。。。
いつが「大丈夫」なのか。。。
そんなこともふと。
ようこそのお参りでした。
9月26日(火)
昨日に続いて、秋季彼岸会。 日中はまだまだ暑い。。。
朝席では、老・病・死、自分に迫っている現実と向き合うことのお話より。
そして、昼席では、
「我(が)」を忘れることがなかなか出来ないお話より、正岡子規のことば、
「余は今まで禅宗のいはゆる悟りといふ事を誤解して居た。悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居ることであった。」(病牀六尺)
というお話を聞かせていただいた。
(ちなみに、このことばの続きは、
「因みに問ふ。狗子に仏性ありや。曰、苦。 また問ふ。祖師再来の意は奈何。曰、苦。 また問ふ。……………………………。曰、苦。
と、すべて答えは「苦」だそう。)
そんなことを聞かせていただきながら、
「向き合う」というのは、老・病・死を真正面から相対するというよりも、
老・病・死を受け容れて、ともに歩むということなんだなぁと。
今日は、朝席が終わり、午前中は広南中学校の学校関係者評価委員会に。
1時間、それぞれの教室を参観し、そのあと、いろんなお話を聞かせていただいた。
問題はなくはないそうだけど、学校の生徒と先生、地域も同じ方向にともに歩んでいる。
何だかそんなふうにも。
夕方、石泉文庫で写真を撮りたいと、広南中学校の企業企画でもくりんさんが。
薄暗い石泉文庫で写真撮影。
明日のFacebookに載るかな。
夜席も、引き続いて「苦」のお話より。
抜苦与楽とはいうものの、なかなか楽にはならないと。
「苦」とともに歩む。お浄土までの道を。
ようこそのお参りでした。
9月25日(月)
暑さ寒さも彼岸まで。
ただ、今日は天気が良くて汗ばむ陽気。
今夜から秋季彼岸会。
御講師は、呉本通 法眼寺の黒田順真師。
人間は、自分の「死」を知って生きていかなければいけないとのお話より。
今朝の読み聞かせで、『げんきでいるからね』という犬の目線で書かれた絵本を読んだ。
その犬、ポケは亡くなった老犬ルポの死が分からなかった。
そのことをふと思い出しながら。。。
それと、いつも読み聞かせの時には次男と一緒に登校するので、読み聞かせまで随分と時間がある。
それで、いつも控え室の多目的室にいるハムスターにごあいさつ。
でも、今日行くと、ゲージの横に何やら白い薬の袋。
誰かの忘れものだろうかと、ふと見ると、
「内用薬」ハムちゃん。1日3回と。。。
考えてみると、ここのハムスターもそんなお年かも。 みんな年を取り、死を迎える。
でも、その死とどう向き合うことができるか? これが仏さまの教えにしっかりと。
ようこそのお参りでした。
9月25日(月)
今朝は秋晴れ。
先週月曜日は敬老の日で祝日だったため、2週間ぶりの広南小学校読み聞かせ。
今日の担当は6年生。
高学年に読む本はいろいろと迷ってしまう。
そこで、今朝決めて読んだ本は、
『げんきでいるからね』 (鈴木まもる作)
夏休み、東広島市立美術館で開かれた『ひらけ!わたしの絵本ワールド!』。
そこで展示されていた『げんきでいるからね』。
鈴木まもるさんの作品は、これまでにも何点か読み聞かせでも読んでいるけれど、色鉛筆で描かれたやさしい絵本。
捨て犬のポケの目線で物語が進む。
いぬの ルポと ポケは だいじな ともだち どうし。
でもとしを とった ルポは いつのまにか ポケの となりからいなくなってしまった。
「ルポちゃんがいない」ことを ポケは どう うけとめて いくのでしょう?
大切な友だち、ルポが亡くなったことを理解することの出来ないポケ。
そのルポの小屋に、小鳥が巣を作り始めた。
ルポの毛を集め、そしてポケの毛と一緒に巣を作る。
そして、そこにヒナが帰り、巣立っていく。
みんな げんきでね。
ぼくのけ また つかっていいから。
また あかちゃん うみに きてね。
ルポちゃんも どこかで げんきで いてね。
ぼくも げんきで いるからね。
読み終わったあと感想を。
「犬の目線で書かれていたので、何だか違って面白い本だなと思いました。」 と。
「死」をテーマとしているけれど、そこに「生」が描かれて、いろいろと感じてもらえたかなぁ。
今夜から秋季彼岸会。
お彼岸の御法座。
私はどこへ行くの?のお答えを。
お誘いあわせてお参りを。