仏教壮年会 3月例会

3月8日(金)

急に暖かくなってきた。

花粉が飛び、黄砂が飛び、pm2.5が飛び、オスプレイが飛ぶ。
やっかいなものばかりが飛んでくるが、春の訪れも少しずつ。

螺山でウグイスの声を聞くようになった。

 

明日開かれる呉東組実践運動研修会の準備も整い、今夜は仏教壮年会の例会。

今日は、明日開かれる実践運動研修会にちなみ、「そっとつながる ホッがつたわる~結ぶ絆から、広がるご縁へ~」の「ごえん」。

本願寺のホームページに以下のことが。

「ごえん」  人と人を結びつける不思議なめぐりあわせです。
「ごえん」  わたしたちが自覚する以前から、つながっています。
「ごえん」  わたしたちが認識している以上に、遠くまで広がっています。
「ごえん」  過去から現在、現在から未来へとつながっていきます。
「ごえん」  誰もがつながっていけることです。
「ごえん」  わたしとあなたのことです。
「ごえん」  わたしと仏さまのことです。
「ごえん」  わたしのいのちを支えているものです。
「ごえん」  わたしがここに存在していることそのものです。
「ごえん」  わたしはあらゆるものにつながっています。

これらの話をしながら、これから仏壮でどんなことをしていったら良いか、少し話をしてみた。

ひとつは、念珠を作ってみる。

私も念珠の紐を編めるきっかけを持ちたいということと、みんなで何かをしてみようということを提案。

 

今日頼んでおいた本が届いた。

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もうすぐ震災から2年。

亡くなられた方の顔を復元した方が綴った絵日記。

こうして一人ひとりの顔を見てると、改めて、一人ひとりの大切ないのちを感じる。

 

その人の存在。

最近は野菜にも、生産者の写真や名前が記されたものがある。

この人が丁寧に作ったものと感じると、やっぱり受け止め方が違う気がする。

 

念珠を自分で作るのも、愛着というか、大切に思う心が変わってくるかな。

また、それを子どもや孫にプレゼントすると、既製品とは大切に思う心が違ってくるように思う。

そこから「ごえん」が始まれば。

 

そんなことをちょっと考えてみた。

2013年3月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

3月3日(日)

今夜は川尻の光明寺にて法中会。

議題の中心は、来週に迫った実践運動研修会に向けて。

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来週、初めて「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)の研修会が開かれる。

呉東組各寺院より住職・坊守・若院、総代、仏教壮年会・仏教婦人会等の教化団体の代表者が集まり、安芸教区教務所長を御講師に迎えての研修会。

この実践運動は、それぞれの組が独自のテーマを掲げて取り組むのだが、呉東組のテーマは「浄土真宗における儀礼の意義を問う」。

 

いろんな作法にしても意味がある。
また、葬式をはじめ、いろんな儀礼に意味があるのだが、本来の意味と変わってきたり、知らず知らずに行っていることもある。

それを今一度見なおしていこうと。

 

名簿の最終チェックをしていただいたので、これから1週間で当日配布する資料と名札を準備。

有意義な研修会となるよう、事務作業はできるかぎり丁寧に。

 

2013年3月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 委員会

3月1日(金)

今日から3月。

当山専徳寺にて聞名講委員会が開かれた。

11時から開式。
それでも、役員の方は8時30分に来られて準備。
開式までに、委員の方がそれぞれに担当講員より預かってきた会費を納入。

現在講員数が1,110名。79名の委員の協力で活動。

ただ、10年前は1,724名の講員がおられたそうで、減少の一途。
このたびの委員会でも、地域で声かけをしていきましょうと、委員の方が話をしやすいようにと、聞名講の歴史と例会の概要をまとめたものを資料に添付。

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そんな役員の方の思いが伝わっていきますように。

 

 

以前、本願寺の基幹運動が推進したスローガン、

念仏の声を世界に 子や孫に

これは昭和56年(1981)から掲げられていたのだそうだが、平成18年(2006)に、

ともにかがやく世界に

と変わった。

そして昨年、基幹運動から「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)に改められ、その総合テーマが、

そっとつながる ホッがつたわる
~結ぶ絆から、広がるご縁へ~

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と定められた。

こうして時代とともに、いろんなことばが出てくるが、それをいかに伝えよう。

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そんな時、先日ふとこの存在を知って、ものは試しにと注文しておいた商品が今日届いた。

チロルチョコのパッケージを自分でデザインできるDECOチョコ

 

来月が花まつり。
専徳寺ではこれといった行事はしていないが、隣の住蓮寺で日曜学校の花まつりを兼ねた入校式に毎年参加させていただく。そして、8日の夜は仏教壮年会の例会。

そこで、こうしたものを。

 

実はこの商品、食べた後の包み紙をマグネットや携帯ストラップとして使えるキットを別売。

そのキットと一緒に贈ると面白いかな。
ホッがつたわれば・・・と。

2013年3月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟 会長会議

2月28日(木)

今日は呉東組仏教婦人会連盟の会長会議が、11時から広のとあるビストロにて開かれた。

 

一番の目的は、呉東組20単位ある仏教婦人会の代表者と仏教婦人会連盟担当の僧侶が集まり、各単位から持ち寄ったダーナ募金の集計と、本願寺の刊行誌『大乗』、本願寺の新聞『本願寺新報』の申し込み集計。

その後、せっかく集まってくださった代表の方々に、それぞれの単位でされていることなどを話していただいて、それをもとにこれからの参考にさせていただこうと。

 

そして、ランチをいただく前、連盟会長がご挨拶と「食前の言葉」。

多くのいのちとみなさまのおかげにより このごちそうをめぐまれました。
深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

それを聞いたお店の方が驚いて、後で尋ねに来られていた。

 

葬式の予定があったため、食事を済ませると先に失礼させていただいたので、「食後の言葉」は唱和できなかった。

尊いおめぐみをおいしくいただき ますます御恩報謝につとめます。
おかげでごちそうさまでした。

こうした一言が、それを聞いた他の方のご縁ともなっていることを感じる。

 

それにしても、今月は葬式が続いた。
しかも、寺でも自宅でもなく、100%会館葬。

毎日のようにいろんなところの葬儀会館に足を運ぶ。

いろんな別れがあるが、大切なのは生き抜かれたその方のいのちのあり方。

それぞれのいのちを生き抜かれ、今生の最期を迎えられた姿に「ありがとう」の思い。

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長浜の最後の銭湯、胡子湯も取り壊しが始まった。

この銭湯も、しっかりとその役割を果たして、姿を消していく。

こちらも長い間「ありがとう」。

2013年2月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

エヴァンゲリヲンと日本刀展~大和ミュージアム

2月26日(火)

今日は長男の小学校が早く終わったため、大和ミュージアムで今日から開催されている『エヴァンゲリヲンと日本刀』展を一緒に観に行く。

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「エヴァンゲリヲン」自体をよく知らないので、実際のところ会場ではよく分からなかったが、図録を買い求め、帰ってゆっくり見て、へ~っと・・・。

一昔前なら、職人さんはこうしたコラボレーションの企画には手を出さなかったと思うが、今はこうしたことを通して広くいろんなことが伝えられている。

現に、若い世代の方が訪れ、大和ミュージアムにも若い人たちがたくさん。

1+1が2でなく、それ以上のものになれば、こうしたコラボ企画も大きな効果となるのだろう。

 

 

2013年2月27日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

呉東組若婦人連続研修会 第3回

2月21日(木)

今日は、川尻の光明寺にて呉東組若婦人連続研修会。

年に3回開かれる呉東組独自の連続研修会。
昨年の6月が第1回。10月が第2回。そして、今回が最終の第3回目研修会。

我聞会がそれぞれ担当し、第3回を終えた方には修了証が手渡される。
この修了証も通番号が1000号を超え、これまでにたくさんの方がご縁に。

今日も30名あまりの方が参加。

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午前中、法話、グループディスカッション。
そして昼食を挟み、そのディスカッションのまとめがあった後、最後に「質問に答えて」。

今回の研修会では、「質問に答えて」を担当させていただく。

 

質問用紙を配り、皆さんに質問を書いていただいたが、仏事作法のことから、いろんなことまで・・・。

聖典を開く前に、頭を近づける仕草?をされますが、どういう意味があるのですか?

とか、

座布団に座ったとき、お経本はどこに置いたら良いですか?

といった仏事作法に関する質問。
それとか、

「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」と、どんなときでも最後に必ずこれをあげられるのは意味がありますか?

といった質問から、

お寺の門徒を変わることが出来ますか?

といったさまざまな質問をいただき、それぞれ簡単にではあるが、お答えさせていただいた。

こうした質問をいただくことによって、こちらも気づかせていただくことも多いので、気軽にお寺へ質問されたら良いですよ、とまとめさせていただく。

 

こうした研修会に参加することによって、仏教、お寺が身近なものとなり、それをまわりに伝えていただければ。

 

帰宅すると、『本願寺新報』2月20日号が届いていた。
「読者の広場」のコーナーに

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市川総代長の投稿した昨年の報恩講前のおみがきの様子が紹介されていた。

お寺が一方的に発信するだけでなく、門信徒の方が発信する力の大切さ。

そんなことを感じさせていただくご縁をいただいた。

2013年2月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 2月例会

2月19日(火)

今日は灰ヶ峰が雪化粧するほど寒い一日。

今夜は阿賀の西光寺にて我聞会の例会。

 

『蓮如上人御一代記聞書』(138)(139)の輪読。

(138)では、仏・神に馴れてしまうと横着になり、粗雑になるということを戒めるおことば。

「馴れ」と「慣れ」

「馴れ」と「慣れ」は少し意味が異なる。

 

人間、「慣れ」がなければ生きてはいけない。

過去の経験から未来を予測して今を生きている。

ただ、今まで元気だから、明日も明後日も1ヶ月後も1年後も10年後も恐らく大丈夫。
そう思って、いろいろと予定を立てている。

「慣れ」なければ生きていけないが、生きているのに「馴れ」てしまうと、いのちをありがたく感じなくなってしまう。

生きているのが当たり前。
ではなく、当たり前のように生きている、生かされていると気づくことが大切なのかと。

そんなことを感じさせていただいた。

 

それから、法話では「泣いた赤鬼」を題材に聞かせていただく。

泣いた赤鬼

幼少の頃、昨年取り壊されてしまった呉市民会館で、藤城清治氏の影絵劇『泣いた赤鬼』を観に連れて行ってもらったのを思い出す。

赤鬼の願いを知り、赤鬼のために悪者となった青鬼。

そんな青鬼の姿に阿弥陀さまを重ねて話をされたが、それについて後ほど「青鬼=阿弥陀如来」は少し違うのでは?と指摘が。

赤鬼の願いがあって、それに対して青鬼が願いをかなえた。
でも、阿弥陀さまの願いは、凡夫の願いよりも先・・・と。

なるほど・・・とは聞かせていただくが、阿弥陀さまの願いは、不可称・不可説・不可思議といいながら、私たちのはからいの世界でしか語ることが出来ない。

それが出来ないということに気づかせていただくのも、大切なご縁なのかな。

2013年2月19日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 石泉文庫見学の感想文

2月15日(金)

今日は雨がぱらつく涅槃会。

お釈迦さまが亡くなられた日。
仏弟子として、お釈迦さまの生涯を偲ばせていただく。

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午前中、婦人会の新年会が開かれたが、急な法務のため不在。
先の日曜日がダーナの日。
その日にちなんで募金活動をしていただいた。

これらの募金は呉東組仏教婦人会連盟を通して、いろんなところへ役立てていただくことに。

 

それから、先日石泉文庫を見学に来た広南小学校の3年生から感想文をいただいた。

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3年生は、地域のことをいろいろと学んでいるようで、自分たちの住んでいる長浜・小坪の地域に大変関心を示している。

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そして、それを伝えている地域の先輩方にありがとうの気持ち。

 

それにしても、みんな字がきれいに。
黙霖さんもさらさらときれいな字。

きれいに字を書くこと。
それはある意味ダーナ。

ダーナとは、インドのことばで「布施」を意味する。

「布施」とは、慈悲の心をもって、相手にほどこすこと。

相手を敬い、思いやりの心をもって何かをすることすべてが布施。

 

読む相手を思い、読みやすい字でていねいに書くことも布施。
相手を思い、やさしいことばをかけるのも布施。
相手を思い、にこやかな笑顔で接するのも布施。

世のなかにはいろんな布施(ダーナ)がある。

 

涅槃会に、いろんなことを感じるご縁をいただいた。

みんなの心にありがとう。

2013年2月15日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku

五色百人一首広島県大会

2月9日(土)

広島県立体育館の武道場にて、五色百人一首の広島県大会が開かれ、広南小学校から6名が出場。

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残念ながら、このたびは1人も予選突破とならなかった。

長男も昨年に続き挑戦したが、昨年よりも歯が立たない状態で敗退。

また、他校から出場していた児童の親御さんの話を聞いていると、望む姿勢が全然違うと感じた。

そんな終わり方にショックを受けて、次はもう諦めるかな?と思っていたら、「強い人のを見てみたい」と、決勝トーナメントを自分から進んで見ていた。

負けても、そうした姿に親として成長を感じた。

 

そして、夜は仏教壮年会の役員会。

次年度に向けての話し合い。

仏教壮年会法座をどのようにするか。
どこのお寺もそんな話をよく聞くが、お参りがだんだんと減ってきている。
それで、次年度は法座をするか、それとも人が集まって、それをご縁にすることのできるような行事をするか。
そんな話が出たときに、役員の方から、何があっても「法座」は続けてやって欲しいとの意見が出た。

その意見を聞かせていただいて、まだまだ大丈夫と感じさせていただく。

 

肝心なのは、結果でなく、その結果を受けて次に向かってどう動くか。
そんなことを感じる一日となった。

2013年2月9日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(金)

先日の緩んだ気候で、境内のボケの花が咲き始めたが、寒さも戻り、今夜は特別寒く感じる。

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今夜は仏教壮年会の例会。

先日、広南小学校の3年生に見せた資料をもとに、宇都宮黙霖の話をする。

実は宇都宮黙霖の生誕200年が11年先。
そして、その翌年が石泉僧叡和上の200回忌。

この記念すべき年に向けて、専徳寺のみならず、長浜、広、呉、広島・・・と、大きくひろげていくことも大切かと。

大変ドラマティックな人生を歩まれ、世のなかに大きな影響を与えているのに、あまり歴史の表舞台には現れてこない。

この2人が、時代のなかで、何を求め、どう生き抜かれたか。

 

一昨年から専徳寺の仏教壮年会は、蒲刈の弘願寺仏教壮年会と交流。
弘願寺は石泉塾の名簿の最後に書かれている「円識」和上の寺。
そして、黙霖はその円識に学ぶ。

後に黙霖は、わんぱくな少年時代に勉強の基礎を教えてくれた専徳寺住職の常諦。儒学を教わった野坂由節、仏教を教わった円識。この3人を師匠として名を挙げ、それ以外は石泉文庫のたくさんの書物に教わったと述べたそう。

この2人のことをいろんな形で取り上げていければ、そこからいろんなご縁が生まれそう。

2013年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku