広南小学校3年生 石泉文庫見学

2月4日(月)

一昨日は春の陽気。昨日も少しその名残があったが、今日は雨が降り、少し肌寒い。

そんななか、傘をさして広南小学校の3年生が、石泉文庫を見学に。

先月(1月17日)の石泉文庫の消防訓練に参加して、いろんなことに興味をもったようで、内部を見てみたいと。

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文庫の2階は薄暗く、階段も急なため、怖がりながらも5人ずつ順番に上がって、文庫を見学。

上がってみると、初めて見る石泉文庫の本にみんな興味津々。

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特に宇都宮黙霖の書を手に取り、読めないけれどもきれいに書かれた字に感動。

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「聾僧 黙霖 覚了」

見学後、専徳寺に場所を移し、プロジェクターを使って宇都宮黙霖の生涯を紹介。

まだ日本史を習っていない3年生には、「尊王攘夷」はなかなか難しいかな?と思いながらも、みんな最後まで一生懸命聞いてくれた。

 

大病に冒され、耳が聞こえなくなり、大変な状況にもかかわらず、自らの大義を究めていく。

その頃から名告った「黙霖」という名前。

「霖」という字を調べてみたら、「霖雨蒼生(りんう・そうせい)」ということばが出てきた。

苦しんでいる人びとに、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。

霖雨(長い雨)が恵みの雨となり、枯れかけた草木を助けるところから出来た熟語だそう。

喋ることは出来ないけれど、黙って苦しんでいる人たちを助けたい!
恐らくそんな由来がこの名前にあるのだろうか。

 

生涯を通し、この方の人生は決して恵まれた状況にはなかったかも知れないが、石泉文庫の本には恵まれた。

歴史上、それほど大きく取りあげられることはないが、この人がいなかったら、今の日本はどうなっていただろう。

そんな人を身近に感じた3年生。

自分の好きなこと、やりたいことを最後までやり遂げられるかな。黙霖のように。

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呉東組法中会

2月1日(金)

午後から雨。
今夜は川尻の真光寺にて呉東組法中会。

1月にいろいろと組内行事があったので、ピンと来ないが、今年初めての法中会。

これからの行事などの確認があり、今夜は組長(そちょう)のご配慮で、法中会のあと、ちょっとした新年会が開かれた。

今年もいろいろと次から次へとありそうだが、組内でみのりある一年となればと思う。

 

今、改めて宇都宮黙霖に関する本を読んでいる。

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今朝も入江神社に建つ黙霖の碑を見に行く。

ひろのやま うみべにかよふ ながはまへ
なみにゆられし わがみ なりけり

吉田松陰も安政の大獄で亡くなったのが満29歳。
それを思うと、本当に若い力が歴史を変えたのだと、つくづく感じる。

 

2013年2月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 1月例会

1月31日(木)

今日で1月も終わり。

寒さも緩み、境内に小さな小さな黄色い花が咲いた。

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もうすぐ節分。春もそこまで。

 

今夜は川尻の光明寺にて、今年初めての我聞会例会。

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は、(136)(137)。

(136)には、人間には眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚(六根)があって、それらが6人の盗賊のように人間の善い心を奪ってしまうという譬えが出てくる。

私たちの持っているこれらの感覚は、「○○したい」という欲望をかき立てる。

その欲望を断ち切っていくのが、いわゆる自力聖道門の立場。

 

ただ、他力の念仏は、断ちきることの出来ない私だからこそ阿弥陀さまに願われ、そのまんまを救ってくださる。そんな私に気づくことを味わった。

 

法話では、「しゅうかつ」と「こんかつ」の話を聞かせていただいた。

「しゅうかつ」とは、「就活」。
一般的には就職活動のことを表すが、最近よく耳にするのが「終活」。

エンディングノートなるものが、いろいろと注目されている。

「こんかつ」とは、「婚活」。
結婚を目標とした活動。

でも、それを「終活」に対して、「今活」とと捉えてはという話。

今を生きる。

人生の終わりに向けての活動も大切であろうが、人生の終わりがあるからこそ、今を生きることを大切にする。

 

明日から2月。
一日一日を大切に。

2013年1月31日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 持久走大会(参観日)

1月30日(水)

今日は午後から広南小学校の参観日。

持久走大会が開かれ、1・2年生(800メートル)、3・4年生(1200メートル)、5・6年生(1500メートル)がそれぞれ校庭を走る。

昨日までの寒さに比べると、少しは暖かく感じられたが、それでも走る児童たちは顔を真っ赤にしながら、一生懸命完走。

 

5・6年生の部では、周回遅れとなった同級生に、ゴールしていた友だちが駆け寄って、みんなで一緒にゴール。

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保護者、地域の方々の応援もあり、最後まで拍手。

今年も感動をありがとう。

 

それから、3年生の教室に、先日の石泉文庫の消防訓練の模様が展示されていた。

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今回のこの行事を通して、いろんなことを学んだみたい。

来週2月4日(月)、この時がきっかけで、石泉文庫を再び訪れ見学することが決定。

宇都宮黙霖さんのことも聞きたいということで、ただいま黙霖さんの生涯をPowerPointで編集中。

こちらも一から勉強し直し。
こちらも大きなご縁をいただいた。

2013年1月30日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

雪化粧

1月28日(月)

昨日も大変寒い一日だったが、今朝は何と雪景色。

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一年のうち、雪が降ることさえ数えるほどしかないところなので、積もることなんてそうはない。

よそに比べたら、ケーキにかかったパウダーシュガーほどの雪化粧かも知れないが、それでも慣れない凍った道で、朝は呉方面に向かう車が大渋滞。

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親鸞聖人もうっすらと雪化粧だが、越後へ行かれた頃のお姿には雪景色がよく似合う。

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親鸞聖人と雪といえば、「枕石寺(ちんせきじ)」 に伝わる日野左衛門との話。

この場面を描いたものを、よくご門徒さんのお仏壇の上で見かける。

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もうすぐ節分。

暦の上では春。

2013年1月28日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

専徳寺総代会 新年会

1月26日(土)

今夜は、専徳寺総代会の新年会が寺の庫裏にて。

お内仏でおつとめをし、その後、住職が少し話を。

そして、食事をしながら、杯を交わす。
今日は特別寒いので、ビールよりは熱燗。

いろいろなお話を聞かせていただく。

 

御正忌でも話をしたが、報恩講も一段落して、これから寺報を作ろうと思い、ただいま準備を進めている。
このブログを通して、日々のいろんなことは公開しているが、見てくださる方にしか伝わらない。
これまで春の永代経法要と秋の報恩講法要の前に、世話係の方にご足労いただいてご案内を配っていただいているが、これからはそのご案内の代わりに、寺報を配っていただくことで、法座の案内だけでなく、宗門、呉東組、専徳寺のいろんなことを伝えていこうと。

「お寺ってなんだろう」と考えたとき、お寺は広報。伝えていくのが寺院の役割。
地域のこと、仏さまのこと、いろんなことを伝えていく場。

そんなことで、春と秋の年に2回作れたら良いかなと。

 

今日は呉市制110周年記念の一環として、広警察署管内交通安全大会が開かれ、俳優の舘ひろしさんが一日市長として来られたそう。

総代の方はいろんな関係で出席されたそうで、裏話も聞かせていただく。

 

その110周年記念といえば、ただいまピンバッジを発売中

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せっかくなので、先日広市民センターで6色セットを購入。

すると、それぞれの色にカラーコンセプトが。

カラーコンセプトはともかく、その色に象徴される呉の魅力・お宝には・・・。
こうしたことを通して伝えることも出来のだを実感。

 

総代の皆さまには、これからもよろしくお願いします。

2013年1月26日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟 新年会

1月24日(木)

午前10時から川尻の光明寺にて、呉東組仏教婦人会連盟の新年会。

組内20団体より3名ずつが参加。
専徳寺仏教婦人会からも3名。

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開会式に続いて、映画『幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~』を鑑賞。

呉東組仏教婦人会連盟は、婦人会役員が中心となって活動。
この映画も、観られた役員の方からの薦めにより、上映となったそう。

知的障がいというハンディーを超えてひたむきに太鼓を打つ音が、遠く離れて暮らす家族のもとに届いた。そんな姿にこれからの社会のあるべき姿、未来の可能性を見つめていただけたらと思います。(仏教婦人会連盟新年会のご案内より)

『瑞宝太鼓』のドキュメンタリー映画。

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希望し 努力し 感謝して生きよと 鼓は響く

希望(願い)、感謝、そして、こころに響く太鼓の音。

久しぶりにこころに響く映画を観させていただいた。

 

昼食後、光明寺婦人会を中心に、お楽しみ会。

『アニメ親鸞さま』の主題歌「きっとまた会えるね」(辛島美登里作詞・作曲)の歌に合わせ、フラダンスの披露も。

 

大変有意義な新年会のご縁をいただいた。

2013年1月24日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 1月例会

1月21日(月)

年が改まって初めての聞名講。

今日は小雨のぱらつくなか、午後1時30分より小坪説教所にて。

 

正信偈のおつとめに続いて、御消息の拝読。

聞名講百周年の折にいただいた、ご門主さまからの御消息を読ませていただく。

ひきつづいて、浄光寺住職の法話。

そして、御示談へと。

 

今日はお二方が事前に紙に質問を書いて出してくださった。

まずは、

「往相回向」と「還相回向」と二種の回向をご教示お願ひします。

という質問。

法中のなかから、どのようなことを聞きたいのかと尋ねられたが、恐らく全般にわたってかなと。

つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり。往相の回向について真実の教行信証あり。

親鸞聖人が『教行信証』の教の巻の冒頭に示されている大切なみ教え。
それについて、いろいろと法中の方々からご教示をいただいた。

 

もう、お一方の質問は、時間の関係で次回の宿題とさせていただいた。

浄土真宗では、おなぐさめの言葉に、「往生されましたそうで・・・」のお声をかけますが、後に続く言葉が見つかりません。
ふさわしい言葉がありましたら、お教え頂きたいと思います。

ちょうど、次の例会が3月11日。
追悼法要も兼ね、この一年間に亡くなった講員の御遺族の方も来られるご縁。

そんなこともあるので、この質問を皆さんに聞いていただき、それぞれに声をかけたり、声をかけられたりしている経験から、どんな言葉がこころに響いたか、それを聞かせていただきたいと宿題に。

 

次回、3月11日はちょうど東日本大震災から丸2年。三回忌を迎えるご縁。

お念仏に出遇わせていただいたものとして、大切な意味をもつ質問かと。

 

例会終了後、3月に行われる総会に向けて、役員のみなさんと組長(そちょう)・担当部長の私が出席。

なかなか厳しい状況のなかで、これからいかに相続していくかが問題に。

ご尽力いただいている役員の方々のお力に感謝。

2013年1月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組総代会 新年互礼会

1月19日(土)

今夜は広ステーションホテルにて、呉東組総代会。

(そ)の総代会として活動をはじめて数年が経ち、今では総代会自体が動いて、そこに住職が加えられる。

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このご時世、組でこのように活発に活動していくことを通して、地域や次世代に伝えていくことが出来てくる。

そして、会食をしながら、いろいろなお話を聞かせていただく。
切っても切れない「ご縁」の世界。

今年もいろいろと組内行事等でお世話になります。

2013年1月19日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組役員会

1月18日(金)

寒い寒い朝。

今日は久しぶりに法務のない一日。

子どもたちもそれぞれ小学校・幼稚園に行ったので、ひろしま美術館で開催中の『「ルドゥーテのバラ」展』に。

フランス革命前夜マリー・アントワネットに仕え、革命後はナポレオン后ジョセフィーヌの宮廷画家となったルドゥーテ。そのボタニカルアートの最高峰と言われる『バラ図鑑』を鑑賞。

 

好きな花の絵を描き続けたルドゥーテ。
その気の遠くなるような作品数と、細かい描写に圧倒。
また、その銅版画を作った名もなき職人さんの存在にも。
浮世絵もそうだが、作者もさることながら、それに関わる職人さんの存在は大きいと実感。

 

そして、4時から川尻真光寺にて、組長(そちょう)、副組長、事務局員が集まって、今年初めての役員会。

今年は2年に一度の団体参拝の年。
今年の組内行事と、団体参拝についての確認。

今年もいろいろとありそうだが、一つ一つ大切に。

明日は呉東組総代会の新年互礼会。
組内行事がしばらく続く。

2013年1月18日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku