専徳寺のぶろぐです。
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6月18日(土)
今日は安登浄念寺にて、呉東組親鸞聖人讃仰会の総会並びに仏教文化講演会。
この2年、コロナで中止となり、3年ぶりに開かれた仏教文化講演会。
午後2時から総会。
そして、午後2時30分から仏教文化講演会。
御講師は、行信教校講師 上野隆平先生。
講題は『釈尊の悪魔との戦い』――釈尊の成道後の生き方に学ぶ――
2016年の伝灯奉告法要、御門主さまの法話(ご親教)「念仏者の生き方」をお釈迦さまの生涯を通してわかりやすく聞かせていただいた。
お釈迦さまは成道後も、何度も何度も悪魔(マーラ)に誘惑されたけれど、
そこで悪魔は「世尊は私のことを知っておられる。善逝は私のことを知っておられる」と知り、打ちひしがれ、気を落として、その場から消え去った。
その誘惑に惑わされることはなかった。
悪魔の誘惑の話を聞きながら、昔『トムとジェリー』で見た〈悪魔のささやき〉をふと思い出す。
「魔が差す」
これも、〈悪いのは自分じゃない〉と言うことなんだなぁと。
お釈迦さまのお姿に学ぶ。
ようこそのお参りでした。
6月16日(木)
昨日の雨が上がり、一輪の露草が。
朝咲いて昼には萎んでしまうところから、朝露のように儚いからこの名前が付いたとの説も。
そして、今日の『朝日新聞』朝刊の折々のことば
つひにゆく道とはかねて聞きしかど きのふ今日とは思はざりしを
在原業平
昨日、久しぶりにお葬式があり、久々に「白骨の御文章」を。
今日、露草と折々のことばがあったので、ふと白骨の御文章のことを調べてみたら、広島県医師会速報のこの記事を↓。
http://www.hiroshima.med.or.jp/ishi/docs/0425/2225_071.pdf
「滔々と読み上げる白骨の御文章だけは何となく神妙に拝聴したものでした」
最後に都合のいい解釈をされたとしても、ちゃんとこの御文が届いてる。
そう思うと、
「それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに。。。」
これからも、何方にも届くように。
6月14日(火)
本日、中国地方が梅雨入り。
平年よりも8日遅いとか。
NHKのWEBサイト「広島 NEWS WEB」に5月31日に放送された広南小学校と里山を愛する会のサツマイモを植え付けたニュースがアップされている。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20220531/4000017833.html
見逃された方は是非こちらで。
毎年この時期を迎えると、いろいろなことを思い出す。
全く雨が降らないのも困るけれど、これからしばらく雨とともに。
6月13日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は4年生。
先日、4年生は〈里山を愛する会〉と一緒にサツマイモの苗を植えた。
そんな4年生に〈里山〉をテーマにした絵本を見つけたので、今日読んだ絵本は、
『めぐる森の物語』 (いまいあやの作)
ふと目にしたウサギのあとを おいかけて
荒れ地にやってきた ぼく。
そこで見たのは――。
繊細な絵でつむぎだす、いのちの物語。
「これが百年後の森。
ぼくらのおじいさんが過ごしたような森の姿。
いつかきみの子どもの子どもが遊ぶ、
ぼくらの孫の孫が暮らす森。
木も草も、鳥も虫も、魚も動物も、
みんなのいのちが つながって、
森は大きくなるんだよ。
いのちはめぐっているんだよ」
この絵本は、元々滋賀県近江八幡にある〈ラ コリーナ〉という藤森照信氏建築の〈たねや・クラブハリエ〉のフラッグシップ店が、森を作る理念をもとに作った作品だそう。
忙しい忙しいと時間に追われ、目先のことばかりを優先してしまいがち。
百年後のことを考えて種を植える。
さすが「売り手よし、買い手よし、世間よし」、三方よしの近江商人。
少しでも、子どもたちに伝わっていたらいいな。