広南小学校読み聞かせ(197)

6月13日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は4年生。

先日、4年生は〈里山を愛する会〉と一緒にサツマイモの苗を植えた。

そんな4年生に〈里山〉をテーマにした絵本を見つけたので、今日読んだ絵本は、

『めぐる森の物語』 (いまいあやの作)

ふと目にしたウサギのあとを おいかけて
荒れ地にやってきた ぼく。
そこで見たのは――。
繊細な絵でつむぎだす、いのちの物語。

 

「これが百年後の森。
ぼくらのおじいさんが過ごしたような森の姿。
いつかきみの子どもの子どもが遊ぶ、
ぼくらの孫の孫が暮らす森。
木も草も、鳥も虫も、魚も動物も、
みんなのいのちが つながって、
森は大きくなるんだよ。
いのちはめぐっているんだよ」

 

この絵本は、元々滋賀県近江八幡にある〈ラ コリーナ〉という藤森照信氏建築の〈たねや・クラブハリエ〉のフラッグシップ店が、森を作る理念をもとに作った作品だそう。

《参考》La Collina vol.10 めぐる森の物語

 

忙しい忙しいと時間に追われ、目先のことばかりを優先してしまいがち。

百年後のことを考えて種を植える。

さすが「売り手よし、買い手よし、世間よし」、三方よしの近江商人。

 

少しでも、子どもたちに伝わっていたらいいな。

2022年6月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku