ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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呉東組聞名講 3月例会

3月10日(木)

昨日から燃え続けている虹村(広多賀谷)の火災。(写真は黄幡弾薬庫前より)

今朝は風向きが変わったのか、午前中長浜にも飛んできて白く霞み、臭いがしばらく。。。

 

午後1時30分より阿賀西光寺にて呉東組聞名講例会。

3月はこの1年間にお亡くなりになられた講員の方の御遺族を迎えて追悼法要。

 

このたびは組長と聞名講担当法中にておつとめ。

法話の後の御示談では、講員同士の会話の中で出て来たと言う最近の通夜・葬式に関しての質問。

「果たして通夜・葬式の意味を理解してお参りさせてもらっているじゃろうか?」等々。

 
改めて通夜・葬式のあり方をみなさんと一緒に。

 

 

おきなぐさ

3月9日(水)

宮沢賢治の作品、『おきなぐさ』。(青空文庫『おきなぐさ』

うずのしゅげを知っていますか。
うずのしゅげは、植物学しょくぶつがくではおきなぐさとばれますが、おきなぐさという名はなんだかあのやさしいわかい花をあらわさないようにおもいます。
そんならうずのしゅげとはなんのことかとわれても私にはわかったようなまたわからないような気がします。

こんな風に始まる『おきなぐさ』。

 

昨年春に植えた翁草おきなぐさ

枯れた後、根元を残して切り取っていたところから、白いうぶ毛が生えてきた。

昨年植えた時は既に花が咲いた状態だったので、初めて見る光景。

翁の白髪というよりも、仔猫のうぶ毛といった感じ。

《うずのしゅげ》とは宮沢賢治のいた岩手県での呼び名で、「うず」とはおじいさん、「しゅげ」とはひげ。「おじいさんのひげ」という意味らしい。

今日のこの姿を見ると、「なんだかあのやさしい若い花」という表現がなんだか分かるような。

 

下の写真は昨年のもの。

 

この花を植えなかったら、宮沢賢治の『おきなぐさ』に会うこともなかったかも。

今年もこんな姿が見れますように。

 

 

2022年3月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 3月例会

3月8日(火)

3月6日に広島県のまん防(まん延防止等重点措置)が解除されたのを受け、今夜は令和4年になって初めての仏教壮年会の例会。

1月は翌日9日よりまん防が適用されることになったため、急遽中止。

来月は総会に当たるので、しばらく連続して開催する目処が立たないため、コロナ前にやっていたお釈迦さまの生涯は今しばらく休み。

 

そこで、今日は何を取り上げようかと考えていたところに、大洲順道のこと。

今年が亡くなられてちょうど100年。

先日、「専徳寺住職であった大洲順三」のことを知りたいと問い合わせメールをいただいた。

「大洲順三」?

そのメールに「仁村守三」という名が記されていたので調べてみたら、Wikipediaにも。

キリスト教の歴史の中では、いろんなところに出てくる名前みたい。。。

長崎や東京にいた頃、順道と重なる時期もあるのだけど、どう見ても生存年代に40年ほどの隔たりが。。。

仁村守三 大洲順道
寛政12年頃
(1800)
  肥前に生まれる      

 

    天保14年
(1843)
  豊田郡竹仁村に生まれる
      文久元年
(1861)
18歳 松島善譲門下に入る
      明治元年
(1868)
25歳 本山に入り、原口針水に従事
長崎でキリスト教を
明治3年
(1870)
70歳 長崎で洗礼を受ける      
      明治4年
(1871)
28歳 東京で教部省設立に関わる
明治6年
(1873)
73歳 日本基督教公会設立に関わる
東京に移る
     
明治9年
(1876)
76歳 新栄教会の長老に就任 明治9年
(1876)
33歳 教部省に出仕
      明治10年
(1877)
34歳 教部省が廃止され、本山奉職
      明治11年
(1878)
35歳 専徳寺に入寺
明治13年頃
(1880)
80歳 亡くなる      
      明治19年
(1886)
43歳 鹿児島出張所(別院)へ
      明治32年
(1899)
56歳 本願寺執行に
      大正11年
(1922)
79歳 亡くなる

仁村守三が洗礼を受けたとされる70歳の年、順道だと27歳となる。
年齢詐称するにも、この差は如何に?

資料によっては「順三」とか「順造」と記載されており、「順道」と正しいものがない。

仁村は本名を大洲順造と云って、後ち広島県賀茂郡長浜の真宗本願寺派専徳寺の住職となったと云はれてゐる。

「言われている」と、どうやら確実な資料もないみたいで。。。

 

こちらには隠すこともなく、諜者(スパイ)であったと認めようもないのだけれど、キリスト教と向き合っていたことは事実。

モヤモヤするので、当時のことを少しでも知ろうと、島地黙雷の本を取り寄せて読んでみたり、遠藤周作原作の映画「沈黙 サイレント」(マーティン・スコセッシ監督)を観てみたり。

江戸から明治。

尊王攘夷のことも宇都宮黙霖を通して何度も見てきているけれど、キリスト教に対する当時の脅威は並々ならぬものであったよう。

今では当たり前のようなことが、全然違っていた時代。

インターネット上にもいろいろ出ているみたいなので、みなさんと一緒に考えていきたいと思い、今日はこの話を。

 

いずれにしても、命がけで信仰を守ろうとした方がいた。伝えようとした方がいた。
そして、今のご縁がある。

そのことを学ぶ数日。

ようこそのお参りでした。

 

 

2022年3月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

蓮根(2)

3月7日(月)

今日は一日法事の予定もなく、朝から蓮根の株分け。

昨年の大名蓮と案頭春を鉢の中から出し、泥を落として株分けを。

大名蓮は大きな蓮根(下)。

案頭春は小さな蓮根(上)。

先日の蓮と合わせ、今年は9つの鉢に植え付けた。

大きな蓮は大きな鉢に、小さめの蓮は小さな鉢に。

昨年株分けする時に、素手でやってしまい、そのあと泥の臭いがなかなか取れず。。。

今回はちゃんとゴム手袋を用意して。

 

大賀蓮、案頭春が紅蓮華。

大名蓮、白光蓮、白雪姫が白蓮華(分陀利華)。

メダカも何とか移し替え。

 

全ての鉢で花咲きますように。

2022年3月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

蓮根

3月5日(土)

頼んでおいた蓮根が届いた。

昨年インターネットで見つけたお店で、秋に注文が開始されたと同時期に、春に向けて3種類の蓮を注文。

一つ目は、

大賀蓮。

二つ目は、

白雪姫。

そして、3つ目は、

白光蓮。

 

昨年の大名蓮、案頭春も来週には株分け予定。

今年の夏は、蓮がいろいろ楽しめそう。

 

そして、桜のまわりに植えたサギゴケに早くも花が。

初めてここで冬を越した宿根草がところどころで芽を出し、ユキヤナギの芽が膨らみ、ヤマブキも新しい枝が。

ちゃんとここで生きている。

2022年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku